和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

Sys0ワゴン式和語表記・ローマ字表記

(私家版)2子音和語辞典風【HR音(は行+ら行)】Part1

▼HR音(は行+ら行)の和語 【HaR は+ら行】 腸-HaRaHaTa-hrht はらはた はら-腹-HaRa-HR(WR) はら-原-HaRa-HR(WR) バラ-BaRa-br(hr) バラまく ばら 払ふ-HaRaHu-hrh はらふ 針-Hari-hr はり 梁-Hari-hr 柱を支える棒 家においての腹(中身) はり ハリ-Hari-hr…

初々しい(ういういしい)。1780年時点で「はつはつしい」が使われていた!!【日本語・関連語AH音を知ろう】

この記事では、「言葉の音と意味は関係アリ」というのを、[ 初々(ういうい しい※ ] に 含まれる[ 初(うひ ]を例に説明します。 ※戸田和幸さんが[ 初々(はつはつ しい ]と読んだのがトレンドになってましたね。誤読という扱いをされていますが、精選版 日…

【連語の1漢字化って何?】日本人から語源を見失わせる表記

「"導く(みちびく)"という言葉を知っていますか?」 「当たり前だ!バカにすんな!」 「では、"導く"の 語源は!?」 「はあ!?知るか!」「"道+引く"です。」 「マジで!?」 ※参考:精選版 日本国語大辞典 「みち‐び・く【導】」URL:https://kotobank.j…

【春の語源】晴・広・発・張・墾【ハル=HR音にヒントあり】

[春(ハル) ]の意味の語源説 語源として考察されている説: ・はる(発る)=万物が発する ・はる(張る)=木の芽が張る ・はる(晴る)=天候が晴れる ・はる(墾る)=田畑を墾る 同じ音属性から推測できる語源説: はる-晴る-HaRu-HR(WR)=HR音 ・はら-原-HaRa-HR…

【春】桜の語源説17パターン【完全網羅サクラまとめ】

”桜” 語源説 17パターンまとめ[完全網羅] さ(穀霊)+くら(磐座)の意=さくら(”稲・農耕”の神様が宿る木) [くら(磐座)]とはA:磐座(イワクラ)の略、磐座(イワクラ)=古神道における岩に対する信仰・対象となる岩B:[万葉集東歌研究 by 桜井満]によれば[神の憑…

【夏の語源】出典明記:(岩波古語辞典 7刷発行) 朝鮮語nyörɐm(夏)と同源【他:あつ(暑) 】

[夏(ナツ) ]の語源説 語源の出典があるもの: ・朝鮮語の[nyörɐm]=夏の意味 語源として考察されている説: ・あつ(暑)=夏は暑い(気温が高い) ・なる(成る/生る)=夏は実がなる ・朝鮮語の[nierym]=夏の意味 ・満州語の[niyengniyer]=春の意味 ・漢語 ね…

【秋の語源】あかり(黄熱)・あきらか(清明)・あきみつる(飽き満る)・あかく(紅く)

[秋(アキ) ]の意味の語源説 語源として考察されている説: ・あかり(黄熱)=稲が成熟 ・あきらか(清明)=秋空が清らかで曇りの無い事を表す ・あきみつる(飽き満る)=飽きる程の収穫が得られる事 ・あかく(紅く)=草木の葉が赤く染まり情緒溢れる季節 同じ音…

【冬といえば、雪 語源】ゆきよし(斎潔)・かみのみゆき(神の御幸)・ゆき(斎忌)・ゆき(行き)【謂われ・考察】

雪の語源説 ・ゆきよし(斎潔)→ゆき ・ゆきよ(斎清)→ゆき ・かみのみゆき(神の御幸)→みゆき→ゆき これらは出典がある語源説である。 雪と同じ音属性にある言葉 ・ゆき(斎忌) ・ゆき(行き) 雪に関係する部分も見受けられるため、これらも考察。 他にも出典など…

【サヤカ 語源説(ルーツ) 】さやか(清か)=さや(清)+か(性質)【ザワメキのサヤ説も】

【さやか(清か)=さや(清・ザワメキ)+か(性質)】 【意味】”さやか”の意味は、[明るい・はっきり・さわやか・高く澄んだ音]などの意味を持ちます。 【漢字表記一覧】冴やか・冱やか・沍やか・清か・明か・分明(岩波古語辞典)・亮か(岩波古語辞典)・爽風(当て…

【巴 語源説】トモヱ(鞆絵)=とも(鞆)+ゑ(絵)【原点】

【トモヱ(鞆絵)=とも(鞆)+ゑ(絵)】 [ともゑ(ともえ)-ToMoWe]の意味の語源説 【語源式】とも-ToMo(鞆)+ゑ-We(絵)=トモヱ(鞆絵)-ToMoWe 【語源説1】鞆 (とも) に形が似ているところから(出典 デジタル大辞泉@小学館) 【語源説2】勾玉を図案化したもの(出…

【まどか(円)】マドカ=まと(円)+か(性質)【語源説・成り立ち】

【まどか(円)=まと(円)+か(性質)】 [円-MaDoKa]の意味の語源説 【語源】まと(意味:形が丸い)+か(性質) 【意味】まどか=形が丸いさま(形が丸い性質) ※まどかは他にも[穏やか/円満]の意味もあります、 まと(円)=形が丸いことを意味する [丸い]ことを大和…

【焔 語源説】ほむら(焰・炎)=ほ(火)+むら(群)【発祥】

【ホムラ(焔)=ほ(火)+むら(群)】 [ホムラ-HoMuRa]の意味の語源説 【語源】ほ(火)+むら(群) 【意味】ほのお・火炎・あつい感情 ※むら(群)=[群れ]の母音交替(母音調整) [火]が群がっているという大和言葉です。 印象としては[火より強く・火のメラメラが2…

【類語幹とは】真語幹や形態素とは別物【ローマ字と日本語】

こんにちワ 前書いた記事で[学校で習う語幹は”言葉の共通性を見いだしにくいもの”で 考えるべきは真語幹の部分]という記事を書きました。 今回は真語幹よりもさらに言葉の仲間を集めた類語幹について説明していきます。 【類語幹】 私が定義する言葉です。 […

【出典あり】都の語源=霊屋処(みやこ)【宮 由来】

都の語源=宮+処 (宮=霊屋・御屋) 【み(霊)】原始的な霊格、み(御)=尊敬の接頭語・神や宮の意味も 【や(屋)】建物・屋根 【こ(処)】場所の意を表す。例:ここ・そこ つまり、宮とは[神や霊の建物]を意味する。その宮がある場所を[ 宮処(ミヤコ) ]と表した…

【瘼臥 語源】をへふす(おえふす)【レア和語】終へ伏す とは

【瘼臥(をへふす) 語源 考察】 [終ふ(ここでの意味:果てる) ]+[状態"e"]+[伏す(ここでの意味:横になる) ] =力が果てた状態になり横になる つまり、[力を失い倒れる] 【瘼臥 意味】 (精選版 日本国語大辞典より)〘自サ四〙 気力を失って倒れ伏す。魔力の…

【About】真語幹とは!?【用語集】ローマ字を使った国語教育

[真語幹]の前に一般的に使われている語幹の意味を示します。※とっとと[真語幹]について知りたい方はここをクリック 【ごかん-語幹 意味】 (出典:デジタル大辞泉@小学館) 1 国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い…

About【表記ルール01】単語表記【ワゴン式和語表記】

用語:和語・表記・マウンター・2子音・音属性・IKO・母音調整・真語幹・ ”江・巛” 【表記ルール01】単語の表記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 例: A:あひ(あい)-会ひ(会い)-AaHi-AH B:かぶ-株-KaBu-KB(KH/KM) C:いかにか(いかが)-如何にか(如何…