この記事では、「言葉の音と意味は関係アリ」というのを、[
※戸田和幸さんが[
▼「うい(初い・初ひ)」と関係ある言葉
・
初 ひ-AuHi-AH う ・
初 ひ-AuBuHi-ABH うぶ ・
産 -AuBu-AB(AH) うぶ ・ウブ-AuBu-AB(AH)
[特殊な表記]を用いています。※ワゴン式和語表記
察しの良い方は「意味と音が関係あること 」に気づいたと思います。
[
▼「(合う)合ふ」と 関わるAH音
[会ふ-AaHu-AH] は [人同士が居合わせる状況」
人に限らず「モノ同士」など幅広い対象にすると、 [合ふ-AaHu-AH] を用いて [触れ合う] などと表します。
※「ぶつかり合う」なども[触れ合う]と形質は同じです
では、「モノ同士 が 触れ合う」と 関係する言葉を並べてみます。
・浴びる-AaBiRu-ABR(AHR)
・帯びる-AoBiRu-ABR(AHR)
・和へる-AaHeRu-AHR
↑
どうでしょう?
[触れ合うとの関連性]が見えましたか?
説明すると こんな感じです。
・浴びる=水と触れ合う
・帯びる=何かが体にくっつき合わさる
・和へる=料理で混じり合わさる
同じ「AH音(AB音)同士」で 「合わさる」という 共通の意味を持っています。
▼「(初い)初ひ」と 関わるAH音
「生まれたばかり・はじめて間もない」を 表す [初ひ-AuHi-AH] という言葉もAH音の大和言葉です。
[生まれ]に関する言葉でいうと [うぶ-AuBu-AB(AH)]という言葉は、「初々しい・生まれたときのままであるさま」という意味を持ち、AH音が訛って濁音化した言葉(AB音)と考えられます。
▼AH音・AM音 も 関係する!?
日本語には、【変わりやすい音の組み合わせ(音変化しやすい組み合わせ)】があります。
・[ま行=M]
・[は行=H]
・[ば行=M]
これらは
H→B
H→M
M→H
などの音変化が起きやすい。
※和語の里では[IKO]の関係と定義しています。
つまり、「AH音(AB音)・AM音」は 関係してたり、もとは同じ音だった言葉もあるということです。
▼AH音・AM音 意味を比べてみる
・AM音:生む-AuMu-AM
・AH音:初ひ-AuHi-AH
・AB音:うぶ-AuBu-AB
AM[生む]=生む(子が生まれる)、生まれた子は初々しい
AH[初ひ]=初めての。生まれて初めてのこと
AB[うぶ]=初々しい・生まれたときのままであるさま
このように日本語は「音で分けられている言葉のグループ」が あります。意味も共通点があるので、面白いですよね♪
▼おわりに
当たり前に使っている日本語 ですが
「割とシステマチック!」
って感心した人もいるのでは?
▼辞書データなど
精選版 日本国語大辞典には「はつはつしい【初初】」
〘形口〙 はつはつし 〘形シク〙 (「はつばつしい」とも) 初めてで新しい。多く「はつはつしく」の形で、新春早々、はやばやとの意に用いる。
※洒落本・多佳余字辞(1780)「初買そうそうに、はつはつしく、壱年中の口が落らアゑ」
(学研全訳古語辞典 参考)うひ- 【初】
接頭語
〔名詞に付いて〕初めての。▽生まれて初めてのことであるの意を表す。「うひかうぶり」「うひ学び」
参考「うひ」と「はつ」の違い 「うひ」が人間に関することを言うのに対して、「はつ」は自然現象や動植物に関して、その年・季節の最初である意を表す。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
うぶ・い【▽初い/初=心い】 の解説
[形]《「うぶ(初心)」の形容詞化》生まれたままのように、世間ずれしていない。ういういしい。
「『ごく―・いの』と力を込めて云って」〈白鳥・泥人形〉
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=26006613655725897
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ういういし、ウイウイシ、uiuisi、uiuishi、初々し、初初し、初い初いし
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ういういし、ウイウイシ、uiuisi、uiuishi、初々し、初初し、初ひ初ひし
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はつばつしい、ハツバツシイ、hatubatusii、初抜歯位、初罰しい