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【巴 語源説】トモヱ(鞆絵)=とも(鞆)+ゑ(絵)【原点】

【トモヱ(鞆絵)=とも(鞆)+ゑ(絵)】

巴、鞆絵、ともえ、ともゑ、巴マミ、語源


 


[ともゑ(ともえ)-ToMoWe]の意味の語源説

【語源式】とも-ToMo(鞆)+ゑ-We(絵)=トモヱ(鞆絵)-ToMoWe

【語源説1】鞆 (とも) に形が似ているところから(出典 デジタル大辞泉@小学館)

【語源説2】勾玉を図案化したもの(出典:wiki)

【意味】水の流れを渦巻き形に模様化したもの、紋所の一つ、謡曲

【漢字表記一覧】(語源漢字)鞆絵・(1漢字化)巴

 

古い仮名遣いでは[ともえ]の[え]はわ行えである[ゑ]です。語源のも本来は表記です。

語源補足:鞆 (とも)というは[弓を射るとき、左手の手首に結び付ける革製の用具。弓弦が手を打つのを防ぐ・手首の釧に弓弦が当たって切れるのを防ぐためのもの]

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とも-鞆-ToMo-TM(TH) 意味 出典明記

(学研全訳古語辞典 参考)名詞:武具の一種。弓を射るとき、左手の手首に結び付ける、中に藁(わら)や獣毛を詰めた丸い革製の用具。弓弦(ゆづる)が手を打つのを防ぐためとも、手首の「釧(くしろ)」に弓弦が当たって切れるのを防ぐためともいう、

(精選版 日本国語大辞典 参考)1手首の内側を高く盛り上げる弦受けの付けもの。革の袋で、中に稲藁(いなわら)を満たし、外を黒漆塗りとし、革緒で結ぶもの。手首の釧(くしろ)などに触れて弦の切れるのを防ぐためとする、2広島県福山市の地名

 

 

【ともえ(巴) 意味(出典明記)】

基本的に模様が基礎となっています。

(学研全訳古語辞典 参考)

名詞:

①水の流れを渦巻き形に模様化したもの。右巻き・左巻きのもの、二つまたは三つ組み合わせたものなど。かわらや太鼓の模様に多く使われる。

②紋所の一つ。①を図案化したもの。

(出典:デジタル大辞泉小学館 参考)

物が円形を描くように回るようす。謡曲。二番目物。平家物語などに取材。武者姿で現れた木曽義仲の愛妾巴御前の霊が、義仲とともに討ち死にできなかった無念を語る。

 

 本来の漢字のの意味と[ともえ]の意味の関係は不明。

【 (中国語の) 意味】

(出典:白水社中国語辞典)

ピンインbā ⇒ [異読音] ・ba

1動詞 (ぴたりと)へばりつく,こびりつく,くっつく.
2(方言) 動詞 近づく,近寄る.
3付属形態素 切望する,待ち望む.
4(方言) 動詞 開く,開ける.
5(音訳語)用例:巴尔干 Bā’ěrgān=バルカン/巴黎 Bālí=パリ.
6(略語) ‘巴’の音で始まる外国の国名を示す.

 

 

Tomoe(ともえ) 使用例

 ともえ(巴) 関連語 参照

 

 

 

ともえ(巴) 関連語・同じ音属性

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・ともゑなみ(ともえなみ)-巴波巴浪

=波が渦巻く形を取り合わせて描いた巴の紋の名。 

 

・ともゑなげ(ともえなげ)-巴投げ

柔道の捨て身技の一。相手を前方へ崩して、自分はからだを後方へ捨て、片足を相手の下腹に当てて、相手と巴の形になりながら頭越しに回転させて投げる技。

 

・まんじともゑ(まんじともえ・まんじどもえ)-卍巴

=卍や巴の模様のように、互いに追い合って入り乱れること。「敵味方が卍巴と切り結ぶ」

 

・みつともゑ(みつどもえ)-三つ巴

=1 三つのものが互いに対立して入り乱れること。「三つ巴になって争う」、2 三人が向かい合って座ること。三つ鼎 (がなえ) 。3 紋所・文様の名。巴を三つ組み合わせて円形にしたもの

 

・まがたま-曲玉・勾玉

上代、装身具として用いた巴(ともえ)状の玉。

 

 

 

【 ”ともえ”関係のキャラと作品:[[巴マミ]](ともえ まみ) CV:水橋かおり。@魔法少女まどか☆マギカ

  

  

鞆という地名の由来:http://sun-malt.com/2090

 

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