[真語幹]の前に一般的に使われている語幹の意味を示します。※とっとと[真語幹]について知りたい方はここをクリック
【ごかん-語幹 意味】
1 国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の「はや」の類。⇔語尾。
2 インド‐ヨーロッパ語で、人称語尾・格語尾・活用語尾を除いた語の基となる部分で、接尾辞をも含む。母音交替によって文法的機能の差が指示される。
※”2”は無視 (2はインド‐ヨーロッパ語での話)
つまり、[変化しない部分]が語幹ということです。では日本国が定める[変化しない部分]とはどんなところか?ここでいう[日本国が定める]とは教科書・辞書・文部科学省などと定義しておきます。(公的 or 信頼 のあるもの)
<日本国が定める教え>
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[国定1] 文部科学省
送り仮名の付け方 内閣告示第二号
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19730618001/k19730618001.html
昭和四十八年六月十八日 昭和五六年一〇月一日内閣告示第三号 改正
(2) 形容詞・形容動詞の語幹を含むもの。
重んずる〔重い〕 若やぐ〔若い〕
怪しむ〔怪しい〕 悲しむ〔悲しい〕 苦しがる〔苦しい〕
確かめる〔確かだ〕
重たい〔重い〕 憎らしい〔憎い〕 古めかしい〔古い〕
細かい〔細かだ〕 柔らかい〔柔らかだ〕
清らかだ〔清い〕 高らかだ〔高い〕 寂しげだ〔寂しい〕
例外 (1) 語幹が「し」で終わる形容詞は,「し」から送る。
〔例〕 著しい 惜しい 悔しい 恋しい 珍しい
(注意) 語幹と活用語尾との区別がつかない動詞は,例えば,「着る」,「寝る」,「来る」などのように送る。
軽く調べた限りでは文部科学省が語幹に語っているのはこれのみ、語幹そのものが[どういうものか]の説明はないですが例を見る限り辞書と同様と定義されているようです。
[国定2] 辞書
1 国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の「はや」の類。⇔語尾。
2 インド‐ヨーロッパ語で、人称語尾・格語尾・活用語尾を除いた語の基となる部分で、接尾辞をも含む。母音交替によって文法的機能の差が指示される。
[国定3] 教科書
すみません、国語の教科書はとっくの昔に廃棄しましたので確認できません。
以上のことから日本国が定める教えによると
[書く]の語幹=書
[書く]の活用語尾=く
ということになります。
語幹の存在意義
語幹という概念があると言葉の意味をまとめる上で[変化しない部分]に注目して語ることができるから、各言葉の共通の意味をまとめるのには役立ちますね。まあ実際に役立つかどうか活用表を示して確認しましょう。
[かく-書く]の活用を示す
語幹・活用語尾 (接続先)
未: か ・か (ない)
用: か ・き (ます)
終: か ・く (。)
体: か ・く (時)
仮: か ・け (ば)
命: か ・け (よ)
語幹、つまり共通は[か-書]ですね、
「うーん・・・だから?」
っていう感想です。
[か]を語幹とすると数多くありすぎて
関係性を広く捉えすぎになります。
※”か”を語幹とする言葉の例:
狩る・噛む・買ふ・貸す・交ふ・駆るなど
例えば、[狩る・貸す]の語幹がどちらも
[か]ですが、大きな共通性はありません。
語幹の意義である共通性を導くためにはどうすればいいでしょう・・・
百聞は一見にしかず
下の表を見給え!!
[書く]の活用をローマ字で示す
語幹・活用語尾 (接続先)
未:Ka・Ka (ない)
用:Ka・Ki (ます)
終:Ka・Ku (。)
体:Ka・Ku (時)
仮:Ka・Ke (ば)
命:Ka・Ke (よ)
気づきましたか?
KaKまでが共通しています。
■実際の共通部分まで広げる
真語幹・真活用語尾 (接続先)
未:KaK・a (ない)
用:KaK・i (ます)
終:KaK・u (。)
体:KaK・u (時)
仮:KaK・e (ば)
命:KaK・e (よ)
きれいに活用語尾のみが変化している表ができました!!もはや、説明不要な気もしますが、次に[真語幹]を説明します。
★真語幹★
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[書く-KaKu]の真語幹は[KaK]になります。
語の幹が共通部分・変化しない部分、
ならそうあるべきなるのです。
下の表どおり共通部分の[KaK]の部分が真語幹
真語幹・真活用語尾 (接続先)
未:KaK・a (ない)
用:KaK・i (ます)
終:KaK・u (。)
体:KaK・u (時)
仮:KaK・e (ば)
命:KaK・e (よ)
ただし、
「語幹の定義を変えろ」ということを
主張はしません。なぜなら、修正すると
[過去の文献の内容が替わってしまう]
からです。
でも共通性を語る上で必要な定義です。
だから、修正を望まない代わりに私が
新しい用語を作ったというわけです。
その名も[真語幹]!
※そのまんまw
【あとがき】
================
・[書く]の語幹を[KaK]と定めない
・[真語幹]のような新定義を作らない
↑
国語教育がそうしない理由は・・・
・戦争中に英語禁止してたように、[日本語教育にローマ字を使うと国語らしくない]という くだらない思い込み
・一度 作った用語の補足となる用語をつくるのは欠陥を指摘されるようで「やだやだ!」という しょうもない感情
・国語教育にローマ字が必要なことを認めたくないと見えを張っている。
[くだらなく・しょうもなく・見えっ張り]な理由です。
こんなところじゃないでしょうか。
【KEYWORD ZONE】
しんごかん、しんこかん、真古館、シンゴカン、singokann、singoan、新五感、真語幹
和語 語源、日本語 小ネタ、日本語 語源、日本語 語彙、和語 語彙、日本語 語彙力、和語 語彙力、語源・gogen
<語源以外の言い方>
由来、ゆらい、yurai、歴史、れきし、rekisi、げんてん、原点、genten、こんげん、根源、kongen、はっしょう、発祥、hasshou、きげん、起源、起原、kigen、るーつ、ルーツ、roots、ru-tu
なりたち、成り立ち、naritati、いわれ、謂われ、謂れ、iware、ihare、はじまり、始まり、ハジマリ、hajimari、hazimari、おこり、オコリ、起こり、okori、でどころ、デドコロ、出処・出どころ・出所、・dedokoro
和語事典、和語字典、和語辞典、わごじてん、ワゴジテン、wagojitenn、wagozitenn、wagojiten、wagoziten、2子音和語辞典、2子音和語辞典
<表記ブレ対策用>
しんごげん、シンゴゲン、しんごげn、シンゴゲn、親語源、新語源、singogen、singogenn、慎吾元、しんごみき、シンゴミキ、singomiki