和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

【読み変 か行「け〜こ」】こしゅう(固執)→こしつ。漢字の本来の読み方ではない音変化した日本語。。私家版 読み変辞典風


 この記事は「もとの読み(音)から変わってしまった言葉」をまとめる記事です。随時更新。 

 今の収録基準として、辞書に見出しとして載っているものを収録、辞書に「〇〇とも読む」と書いてある語を収録するつもりです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ka
【け】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ke
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0wa

▼読み変辞典(読み変データ)

【K Ke け】

けいだく;daku ddjr;けいたく→けいだく;恵沢;辞書「けいたく【恵沢】」にて、《「けいだく」とも》と書かれている。
げいいん;dicnasi ;げんいん→げいいん;原因;
けな;onbs ddj;けなる→けな;異なる・殊なる→異な・殊な;もとの「けなる」同じく「連体」。由来は辞書より。意味「けなげである・殊勝である・おとなしい」。「そちは—者ぢゃ」〈浄・丹波与作〉「かはいらしく—者なり。いはば町方の腰元のやうなり」〈満散利久佐〉などのように、「けなもの」「けなひと」の形で多く用いる。
げに;onbs atj;げんに→げに;現に→げに;(音変化後の当て字)実に;none;精選版 日本国語大辞典 「げ‐に【実に】」を見ると【「現に」の変化した語かという】説がある。ゲニ=① 予告や評判どおりの事態に接したときの、思いあたった気持を表わす。なるほど。聞いていた通り。② 他人の意見・態度を肯定するときの、納得した気持を表わす。いかにも。おっしゃる通り。③ 自分の感情・判断が誇張や嘘のものでないことを示すときの、いつわらない気持を表わす。本当に。言葉通り。古い文献では 9C末‐10C初の竹取で使われる「げにただ人にはあらざりけり」。
げら(自分や我が家);onbs ssn hns代名;none;げろう(下郎)→げら;(浄瑠璃)我・(皇都午睡)外良;「下郎→げら」の変化と推測されている。自称で用いる「わたし・おれ・自分」。「わたしの家(うち)」を表す際にも使う。浄瑠璃役行者大峯桜(1751)三「我(ゲラ)が様なむさい所へ」。;kotobank.jp/word/げら-2034511
げら(ある地の男の自称);onbs ssn hns名;none;げろう(下郎)→げら;(浄瑠璃)我・(皇都午睡)外良;山城国八瀬(やせ)の男が自称代名詞に「げら」をつかうため、その地の男の異称として用いる。随筆・皇都午睡(1850)三「男を八瀬の外良(ゲラ)と唱へて」。;kotobank.jp/word/げら-2034511
けんきゅうしょ;ddj hgn 特殊;けんきゅうしょ→けんきゅうじょ、けんきゅうじょ→けんきゅうしょ;保健所;これは、どちらが正しいとか、どちらが元とかのために載せているデータではない。どちらもあるというのを載せるデータである。全国的に見れば「研究所=けんきゅうじょ」だが、「けんきゅうしょ」と読むものも見受ける。さらに自己主張している研究所・企業もある。;twitter.com/PHP_shuchi/status/1146749634913525764、twitter.com/HAL_Laboratory/status/1236924706613149696、twitter.com/Koichi_Voice51/status/1228603451724009472
けんけんがくがく;onb goyouseisikika ssn;かんかんがくがく→けんけんがくがく。けんけんごうごう→けんけんがくがく;侃侃諤諤→喧喧諤諤。喧喧囂囂→喧喧諤諤;辞書には由来として【「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」と「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」とが混同して用いられた語】とある。意味「さまざまな意見が出て、口やかましいことさま」。

精選版 日本国語大辞典「けんけんがくがく【喧喧諤諤】」
〘名〙 (形動ナリ・タリ) さまざまな意見が出て、口やかましいこと。また、そのさま。「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」と「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」とが混同して用いられた語。
※青鬼の褌を洗ふ女(1947)〈坂口安吾〉「悲憤慷慨、熱狂協力、ケンケンガクガク、力みかへって大変な騒ぎだけれども」

けんね;onbs;けんねん→けんね;懸念→懸ね;精選版 日本国語大辞典「けん‐ね【懸念】」にて、【「けんねん(懸念)」の変化した語】。「けん‐ねん【懸念】」=気がかりに思うこともの・心配することもの。
けんのん;atj 2knj ssn;けんなん→けんのん;剣難→けんのん;険難・剣呑・劍呑・險難・(石川啄木)危険;けんのん;デジタル大辞泉では【「けんなん(剣難)」の音変化という】とあり、精選版 日本国語大辞典では【「けんなん(険難)」の変化した語】とある。表記が辞書によりことなるが、おそらく「険難」が意味的にはあっているのではないあろうか。「剣呑」が当て字なのは当然として、「剣難」も当て字の可能性がある。デジタル大辞泉小学館)「けん【剣〔劍〕】[漢字項目]」においての意味も、【1 両刃の刀。つるぎ。2 剣を用いる武術。】のみである。けんのん=危険な感じがするさま・不安を覚えるさま。文献では、夏目漱石が「剣呑・険呑」どちらも使い、表記ブレを起こしている(吾輩は猫である「刃物は剣呑」、倫敦塔「険呑」)。病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)「危険(けんのん)ですぜ」。牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)「險難至極な」。恐怖 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)「剣難な」。病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)「だが女一人で此路は危險(けんのん)ですぜ」。門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)「少々劍呑に」。

【K Ko こ】

こ(〇〇こと);onbs ssn;こと→こ;事→こ;精選版 日本国語大辞典 「こずいこ」によると、【「こすいこと」の変化した語か】とある。「〇〇こと」を「〇〇こ」と略している。コズイコ=ずるいことさま・けちなことさま・こずいこう。談義本・八景聞取法問(1754)一「おれがやうなこずいこな者に目付るが因果」。
こうがい;onbi sanmu sankg;かみかき→こうがい;髪掻→(当て字1漢字化)笄;笄;辞書にて【「かみかき(髪掻)」の変化した語】とある。コウガイ=髪をかきあげるのに用いる細長い具。・後世での女性用髪飾りの一つ・刀の鞘(さや)の付属品の一つ・紋所の名・建築でつなぎとめるカセ。意味の細かな部分、他の意味は精選版 日本国語大辞典で確認願いたい。「笄髷(こうがいわげ)」の略でもある。漢字の「けい【笄】」は「かんざし」の意味。
こうて;onba ssn;かみて→こうて;上手;精選版 日本国語大辞典「こうて【上手】」にて、(「かみて」の変化した語)とある。意味は「網の左の大綱」。「袖中抄(1185‐87頃)二〇」にて、使われている言葉。
こうもり;imegari ddj kym pet atj 2knj ktknooi knjsukunai hrgnari;かわほり・かわぼり→かわぶり・かうぶり・かうもり→こうもり;none;蝙蝠;こうもり・コウモリ;精選版 日本国語大辞典 「こうもり【蝙蝠】」にて【かわほり(かわぼり)」の変化した語】とある。途中の音変化は辞書の語誌より。蝙蝠表記は「へんぷく【蝙蝠】」という漢語を安直に当て字したもの。;https://kotobank.jp/word/%E8%9D%99%E8%9D%A0-468842

こうより;ssn sanmu onbu;かみより→こうより→こより;紙縒り→こう縒り;辞書にて「かみより(紙縒)」の変化した語とある。「こより」という補足もあることから、「こうより」がさらに音変化したものと思われる。「かんぜより【観世縒り】」は別語。かみより・こうより=細長い紙を、指先でよって糸のようにしたもの。

出典:デジタル大辞泉小学館)「かんぜより【観世縒り】」
>>和紙を細く切り、指先でよって糸のようにし、それをさらに2本より合わせたもの。また、1本だけのこよりもいう。かんぜこより。かんじんより。かんぜんより。

こがね・きがね;dddj onbb ofcari;くがね→こがね・きがね。または「こがね→きがね」;辞書の「こがね【黄金/▽金】」にて、《「くがね」の音変化》とある。また、「こがね」と「きがね」がともに「大判・小判」を指すことから、「きがね」も同様の音変化からなると考えられる。辞書には「きん」という意味も書かれているが「金色」の意味なのか、「おカネ」の意味なのか明確に記されていない。「おうごん【黄金】」と「くがね・こがね・きがね」の大きな違いとして、「おうごん」で使われる用法の一つである「価値のある」「(転じて)すごい」「貴重な」「物理的に金色」「物理的に黃系統の色で金属のように輝く」「黃系統の色を褒めるためのたとえ」「光るものを褒めるためのたとえ」などの意味を持たせる用法があるかないかである。「黄金(おうごん)の日々」「黄金(おうごん)の脚」「黄金の朝を迎える」「師匠が才能を讃えて、弟子を黄金の愛弟子と称す」;kotobank.jp/word/黄金-448888。kotobank.jp/word/黄金色-192760。kotobank.jp/word/小金-63571
ここな(手元の);ssn;ここなる→ここな;此処なる→此処な;辞書にて(「ここ(此処)なる」の変化した語で、「なる」は「にある」の意)とある。① 物を表わす体言の上に付いて、それがすぐ近くにあることを示す。ここにある。手元の。俳諧・犬子集(1633)一六「ここな銭箱=ここにある・手元の銭函」。
ここな(感動詞おやおや);ssn onbs srh;ここなる→ここな;此処なる→此処な;辞書にて(「ここ(此処)なる」の変化した語で、「なる」は「にある」の意)とある。[2] 〘感動〙 意外なことに驚き発する語。これはまあ。おやおや。おやまあ。※虎明本狂言・乳切木(室町末‐近世初)「ここな、びっくりとしたが、わごりょはがてんのゆかぬ」。
ここな+人を表す語;ssn;ここなる→ここな;此処なる→此処な;精選版 日本国語大辞典「ここな」にて【「ここな人」「ここな者」などの形で相手をさす場合には、見下す意を含む。】とある。「ここな」の意味自体は【人を表わす語の上に付いて、その相手がすぐ近くにいることを示す。ここにいる。ここの】であるが、話し相手以外を指す際に使う場合は見下す扱いとは書かれていないので、話し相手ではない近くにいる人を「ここな+かた(方)」と呼ぶのは「ここにいる人」の意味で使えると見ていいかもしれない。
ここな(ののしり);ssn srh old;ここなる→ここな;此処なる→此処な;辞書にて(「ここ(此処)なる」の変化した語で、「なる」は「にある」の意)とある。③ 人や物をののしっていうとき、その人や物をさし、ののしりの意を強めていう語。「この!」。浄瑠璃・甲子祭(1684)一「行綱大きに腹を立、ここな坊主は人をなぶるか〈略〉と気色変わっていかりけり」。
ごさなれ;dicgzk;にこそあるなれ→ごさんなれ→ごさなれ;辞書にて【◆「ごさんなれ」の撥音(はつおん)「ん」が表記されない形。】とある。学研全訳古語辞典「ごさんなれ」での説明、意味「…であるようだな。…ようだな。」例「申すごさんなれ=申すようだな。」。にこそあるなれ=断定の助動詞「なり」の連用形「に」+係助詞「こそ」+補助動詞「あり」の連体形+推定伝聞の助動詞「なり」の已然形。
ごさめれ;dicgzk;にこそあるめれ→ごさんめれ→ごさめれ;「ごさなれ」と似たような音変化をたどったコトバ。「ごさんめれ=…であるようだ・…であろう」。例「これは大当たりであるごさんめれ=これは大当たりであるようだ」。にこそあるめれ=断定の助動詞「なり」の連用形「に」+係助詞「こそ」+補助動詞「あり」の連体形+推定の助動詞「めり」の已然形。
こしつ;ssn ofcari;こしゅう→こしつ;辞書の「こしつ【固執】」にて、(「しつ」は「執」の慣用音。漢音は「しゅう」)とある。「こしゅう」の見出しも辞書にあり。ごっくりおうじょう;ごっくり往生;こっくり往生→ごっくり往生;dakua;;精選版 日本国語大辞典デジタル大辞泉の【こっくり往生】によると 「ごっくりおうじょう」ともいうようだ。
こしっぽね;ssn onbt;こしぼね→こしっぽね;腰骨→腰っ骨;こしっ‐ぽね【腰骨】=「こしぼね(腰骨)」の変化した語。コシボネ=腰のあたりの骨・腰の骨。コシボネの転じた意味は「がまん強く頑張り通す気根・忍耐する気力・耐えて押し通す意気」。
ごっくりおうじょう;ごっくり往生;こっくり往生→ごっくり往生;dakua;;精選版 日本国語大辞典デジタル大辞泉の【こっくり往生】によると 「ごっくりおうじょう」ともいうようだ。
こしらえる・こしらへる;onbb sanei sanay;こしらえる→こしらいる、こしらえる→こしらゆ;拵える・慰・喩・誘;辞書の[語誌](1)室町時代以降、多く「拵」の字が用いられているが、中国では、「据える」「挿む」等の意味しかなく、なぜこの字をあてたのかは明らかではない。「こしらえる→こしらゆ」について、語誌(2)室町時代ごろからヤ行下二段活用も見られる。→こしらゆ(拵)。「こしらえる→こしらいる」について、語誌(3)未然形、連用形の「こしらえ」が、変化して、「こしらい」となっている例も見られる。;kotobank.jp/word/拵・慰・喩・誘-2038604
こしらゆ;onbs sanhy ssn atj;こしらふ→こしらゆ;(語源漢字不明);拵・慰・喩・誘;精選版 日本国語大辞典 「こしら・ゆ【拵】」にて【ハ行下二段動詞「こしらふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「こしらゆる」の形をとる】と説明。意味=こしらえる(拵)。;https://kotobank.jp/word/%E6%8B%B5%E3%83%BB%E6%85%B0%E3%83%BB%E5%96%A9%E3%83%BB%E8%AA%98-2038604
こずいこ;onbs ssn;こすいこと→こずいこ;狡い事→こずいこ;精選版 日本国語大辞典 「こずいこ」によると、【「こすいこと」の変化した語か】とある。「〇〇こと」を「〇〇こ」と略している。コズイコ=ずるいことさま・けちなことさま・こずいこう。談義本・八景聞取法問(1754)一「おれがやうなこずいこな者に目付るが因果」。

こせえる;onbs sanae ssn atj;こしらえる→こさえる→こせえる;(語源漢字不明);拵・慰・喩・誘;精選版 日本国語大辞典 「こせ・える こせへる【拵】」にて【「こしらえる」が変化した「こさえる」が更に変化した語】と説明。) =こしらえる(拵)
ごぜ(接尾語);ddj onbs;ごぜん→ごぜ;御前→御ぜ→ぜ;(見出し)前;音変化はデジタル大辞泉小学館)より。人を表す語に[接尾語]として付いて、尊敬の意を添える。例「尼ごぜ・母ごぜ」。名詞として「貴人・貴人の座前」。二人称の人代名詞として「婦人に対して用いる尊敬語」。
ごぜ(めくらごぜ);ddj onbs;めくらごぜ→ごぜ;盲御ぜ→御ぜ;(見出し)瞽女;音変化はデジタル大辞泉小学館)より《「盲御前 (めくらごぜ) 」の略》とある。鼓を打ったり三味線を弾いたりなどして、歌をうたい、門付 (かどづ) けをする盲目の女芸人。民謡・俗謡のほか説経系の語り物を弾き語りする。

ぜ(接尾語);ddj onbs;ごぜん→ごぜ→ぜ;御前→御ぜ→ぜ;(見出し)前;音変化はデジタル大辞泉小学館)より。人を表す語に[接尾語]として付いて、尊敬の意を添える。例「尼ぜ」。音変化前の「ごぜ」と異なり、「ぜ」は[接尾語]の意味しか載っておらず、「貴人・貴人の座前」「二人称の人代名詞で、婦人に対して用いる尊敬語」の意味用法が載っていない。

こっちと;onbt ssn;こちと→こっちと;此方人→此っ方人;
こっちとら;onbt ssn;こちとら→こっちとら;此方人等→此っ方人等;
こっちゃ(コトダの意味)ssn onbt onby ことだ→ことぢゃ→こっちゃ」;「ことぢゃ」の変化したもの) ことである。ことだ。※浄瑠璃・難波丸金鶏(1759)諸人一代道中記「早いこっちゃと言捨て、禿(かぶろ)はぴしゃん走行」
こっちゃ(何のことやら・コッチャヤラ)ssn onbt onbs onby ことやら→こっちゃやら→こっちゃ何のこっちゃ分からない=何のことやら(何を言っているのか・何というものか)分からない。
こっちゃ(ことでは);ssn onbt onbs onby ことでは→こっちゃ;② 「ことでは」の変化したもの。浄瑠璃・御所桜堀川夜討(1737)三「卒爾(そつじ)に斬らしゃったら聞くこっちゃござんせぬぞ」
こっちゃ(コトデハの意味)ssn onbt onby ことでは→ことぢゃ→こっちゃ彼の言い分を聞くこっちゃない=彼の言い分を聞くことてはない(聞くことはない)。そんなこっちゃ面白くない=そんなことでは面白くない。」
こっちゃ(何のことやら・コッチャヤラ)ssn onbt onbs onby ことやら→こっちゃやら→こっちゃ; (「こっちゃやら」の略) ことであるやら。ことやら。瑠璃・一谷嫩軍記(1751)三「イヤわしゃあんまり口早で何のこっちゃ訳が知れまい」
ごって;ssn onbt hrkn knj;ごと→ごって・ごっとい;毎→ごって・ごっとい;none;ごって・ごっとい;ごって=名詞に付けrて使う、「そのそれぞれについて・それを含めて全部」の意を表わす。類語「ぐるみ」。;https://kotobank.jp/word/%E6%AF%8E-502899
ごっとい;ssn onbt hrkn knj;ごと→ごって・ごっとい;毎→ごって・ごっとい;none;ごって・ごっとい;ごっとい= 名詞や動詞の連体形などに付いて、「そのそれぞれについて」の意を表わす。;https://kotobank.jp/word/%E6%AF%8E-502899

こっぱみじん;ssn onbt;(音変化前の推測)こばみじん→こっぱみじん;木端微塵→木っ端微塵;コッパミジン=こなごなに砕けること。辞書などに音変化に関しての言及がないため確証はないが、日本語の一般的な音変化としては、ありがちな音変化なので、「こばみじん→こっぱみじん」という変化と推測。デジタル大辞泉小学館)「こば【木端/木羽】」の説明を見る限り、「材木の切れはし・杉などを薄くはいだ板(杮板−コケライタ)」の意味を持ち「こっぱ」とも呼ばれていたのがわかる。粉灰微塵(こっぱいみじん)・木っ端微塵(こっぱみじん)・粉微塵(こなみじん)」は、同じ用法で使われ、意味も同じように使われている。

【木っ端微塵】こなごなに砕けること。
【粉灰微塵】〘名〙 =こっぱみじん(木端微塵)
【粉微塵】粉となり、微塵となること。固体がくだけて非常に細かくなること。また、そのさま。粉小微塵。こっぱみじん。こなみじ。
【微塵】細かいちりやほこり。(転じて、微細なものの意)

こない・っこない(できない);knjnasi ddj;none;こない・っこない;意味「…はずがない・…わけがない」。例「ワタシにはできっこない=ワタシにできるはずがない(絶対ムリと諦めたり・推測する考え)」。[接尾]《形容詞型活用》動詞の連用形に付く。デジタル大辞泉では「っこない」で見出しがあり、「こない」の見出しは「できない」の意味ではない「こんな」の意味しかない。
こねえ;ssn knjnasi onb sanae;こない→こねえ;none;音変化について辞書に触れられていないが、法則的に「こない→こねえ」と考えれられる。〘形動〙意味「こんな・こんなに」。類語・ナマリ「こねい」。「こねえな」の形で連体詞的に、「こねえに」の形で副詞的に用いられる。洒落本・寸南破良意(1775)伴頭株「どうもかふも、苦に成事ばっかり、有から、それでこねへに、むねがいたへわな」。;https://kotobank.jp/word/こねえ-2039663
こない;ssn knjnasi onb sanae;こない→こねえ;none;音変化について辞書に触れられていないが、法則的に「こない→こねえ」と考えれられる。〘形動〙 (「こないな」の形で連体詞的に、「こないに」、または単独の形で副詞的に用いられる) このよう。こんな。類語・ナマリ「こねえ」。雑俳・たからの市(1705)「こないにと絵屋に道中振てみせ」。※坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉八「腹立てた為めにこないな損をしたと悔むのが当り前ぢゃけれ」。
ごねる;ごてる→ゴネる;[ごねる]になかった意味を[ごてる]に加えてる。精選版 日本国語大辞典によると「不平を言う。文句をならべたてる。」の意味の〝ごねる〟は「ごてる」との混同によるものと思われると書かれている。つまり、別な言葉の意味で〝ごねる〟を使っているということ。
こほね;knjnasi ssn kymplt onbs sanwa sanau sanao;かわほね→こうほね→こほね;河骨→こうほね→こほね;(音変化前の漢字そのまま使う場合)河骨;こ骨;精選版 日本国語大辞典にて【植物「こうほね(河骨)」の異名】とある。〔十巻本和名抄(934頃)〕。「かわほね→こうほね→こほね」という変化と考えられる。;20221019;kohone
こめんじゃこ;ddj onbn;こめざこ→こめんじゃこ;米雑魚;メダカの別名。「こめざこ」の音変化についての出典はデジタル大辞泉より。
ごようたつ;ssn ddj ofcari;こしゅう→こしつ;ssnの見出しとしてあるのは、「ごようだち」「どようたし」のみ。デジタル大辞泉「ごようたし【御用達】」に(「ごようたつ」とも)とある。意味は「宮中・官庁などへ用品を納めること」。「ごようたし・ごようたつう」はどちらでも問題ナシの可能性アリ。ヒマなとき、それの記事を書く。
ごんす1;ssn onbs;ごあんす→ごんす、ござんす→ごんす;none;〘自サ特活〙(未然)ごんせ・(連用)ごんし・(終止)ごんす・(連体)ごんする・(命令)ごんせ。命令形は、尊敬語だけ)。[一]① 「来る」の尊敬語。いらっしゃる。来られる。② 「居る」の尊敬語。いらっしゃる。いられる。③ 「ある」の丁寧語。ございます。あります。[語誌]は「ごんす2」にて。
ごんす2;ssn onbs;ごあんす→ごんす、ござんす→ごんす;none;〘自サ特活〙(未然)ごんせ・(連用)ごんし・(終止)ごんす・(連体)ごんする・(命令)ごんせ。命令形は、尊敬語だけ)。[二] 補助動詞として用いる。「ある」の丁寧語。ございます。あります。[語誌]最初は遊女や遊里の女性語であったが、近世中期から、相撲取り・侠客などの男性も使用し、後期は町人などだけではなく国侍なども使用するようになった。
こんにちは;こんにちはごきげんいかがですか→こんにちは;今日はご機嫌いかがですか?→今日は;
こんにった;;こんにちは→こんにった;none;




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かぎょう、かきよう、下記用、カギョウ、kagyou、家業、か行、カ行
かぎょうけ、かきようけ、下記用け、書きようけ、カギョウケ、kagyouke、家業家、か行け、カ行ケ
かぎょうこ、かきようこ、下記用こ、書き陽子、カギョウコ、kagyouko、家業子、か行こ、カ行コ
ごよう ゴヨウ goyou 御用 誤用 ご用 五葉 5葉 五洋 ご陽 呉用 五陽 梧葉 牛羊 五曜 梧洋 呉葉 語用、ごどく ゴドク godoku、誤読 ご毒 五毒 ご読 御毒 御読、なまり ナマリ 鉛 訛り 鈍り namari、 りゃくご 略語 リャクゴ ryakugo、
読み編、yomihen、よみへん、ヨミヘン、読み編時点、読み変辞典、yomihennjitenn、yomihenjiten、よみへんじてん、ヨミヘンジテン
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略された言葉、りゃくされたことば、りやくされたことは、利益されたことはあ、リャクサレタコトバ、ryakusaretakotoba、略されたコトバ
略語辞典、りゃくごじてん、りやくこしてん、利益腰店、リャクゴジテン、ryakugojitenn、略語時点
おとへんか、オトヘンカ、otohennka、otohenka、音変化、おとへんかじてん、おとへんかしてん、オトヘンカジテン、otohennkajitenn、otohenkajiten、音変化時点、音変化辞典
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