和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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当て字辞典風 さ行「し」【漢熟語当て字・ヤンキー当て字・歌詞の当て字などの日本語まとめ】

【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0sa
【し】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0si
【す】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0su
【せ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0se
【そ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0so

【S Si し】

しあい;saitei 2knj atj ddj onk;し合い・為合い;試合・仕合い;由来はddjより、「し」はサ変動詞「す」の連用形。スポーツ・武術などの技を比べ合い勝敗を競うこと。ただし、格闘技のような戦いでも試合というコトバは用いられる。日本語でも中国語でも「試(し)」は「(適否・大小・腕前・性能などを)試す」「調べる」「試験・テスト」などの意味であり、競う・戦うを直接的に意味として持たない。
しいしい;onbi ddj atj mlt hrknooi;しし→しいしい;none;為い為い;《動詞「する」の連用形「し」を重ねた「しし」の音変化》その動作を繰り返す意を表す。また、その動作を続けながら、他の動作を行う意を表す。…をして。…しながら。「遠慮しいしい話しはじめる」「用心しいしい歩く」。
しが(名字);atj 2knj 3knj dicnpn name mkn;※語源不明;志賀・信賀・四賀・磁賀;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とある。「シガ」とは氷、霜などの方言という。〔1〕古姓に志賀村主(すぐり)、志賀史(ふひと)、志賀忌寸(いみき)などがあり、〔2〕近江の氏は佐々木氏流、〔3〕豊後(ぶんご)国大野郡志賀荘発祥の大友氏族、ほか名族が多い。;
しけ(湿気を帯びる・空が曇る);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・陰;湿け(ケ=ひらがな表記);しけ・シケ;空が曇る。書紀(720)神武即位前(北野本室町時代訓)「天陰(ひシケ)て雨氷(ひさめふ)る」。湿気を帯びる。しめってくる。しめる。しっける。ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉祭の夜がたり「古い古い石造りの家から湿(シ)けた壁の匂の湧出る闇の中」。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471
しけ(風雨がひどくて、海が荒れる);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・林雨・無仕事;しけ・シケ;風雨がひどくて、海が荒れる。幾日も降り続く雨。人情本・春色恵の花(1836)初「林雨(シケ)」。談義本・銭湯新話(1754)四「荒波(シケ)」。
しけ(収穫が少ない);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・荒波・匱乏;しけ・シケ;海が荒れて収穫が少ない。談義本・銭湯新話(1754)四「荒波(シケ)」。内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「種の匱乏(シケ)」。あの道この道(1928)〈十一谷義三郎〉三「無仕事(シケ)」。普賢(1936)〈石川淳〉一「シケてた」。カタカナ表記も目にする。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471
しけ(生気や活気ナシ);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化;しけ・シケ;意味「生気や活気がなくなる・しょげる・ふさぎこむ」。名語記(1275)六「人の気色のしけたる、しく、如何」。夢を植える(1975‐76)〈清岡卓行〉いやな犬「なんともしけた店だ」。ひらがな表記をよく見る。
しけ(失敗する);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化;しけ・シケ;失敗する・こける。彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉インチキ・レビュー、万歳、安来節、其の他「どっとばかしに笑った。〈略〉観客はシケル(失敗)のを待ってゐたのだ」。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471

じぐ;外国語 2knj atjk dakua npk ssn mnd;jig・ジグ;治具;加工や組立ての際に固定する補助具。英語「jig」の当て字が「治具」。「治」は、政治的なおさめであって、工具おさめ(固定)ということではない。そのため意味としても、外れてる当て字に思える。加工の修繕のみに使うのであれば「治療の意味での治」として「治具」でもいいが、おそらく修繕以外にも使うものだろう。また、「ちぐ【治具】」・「じぐ【治具】」は、別の言葉である。それを、わざわざ当て字をして、誤解させる確率をあげるのは、アホである。ちぐ【治具】の意味は「準備をすること。接待などの仕度をすること。国を治めるための道具、手段。法令。」の意味。
しずか;atjk 2knj;静か;(夏目漱石)閑静;文豪当て字※夏目漱石
しごと;dqny bsn;仕事;志事;元ヤンキーが社会人になって使うだけでなく、近年では怪しいセミナーで使われるようだ。「最幸」を使うセミナーは「自己啓発・企業・マルチ商法」などのものが多いと聞く。
しごと;dqny bsn;仕事;私事;現代人が用いる「しごと【私事】」という言葉は「わたくしごと【私事】」「しじ【私事】」と、異なる言葉である。そもそも既存の2つの言葉を意識せずに、「しごと(仕事)」の当て字として使われているものだ。その証拠に、意味も「しごと(仕事)」に、引っ張られた意味で、「シゴト(仕事)を、個人的な利益のために行ったり、同僚や客を大切にしない心得でのシゴト(仕事)」という形で使われている。そして、残念なことに「しごと【志事】」の対比で使う以外の用途がほとんどない。「しごと【志事】」を引き立たせるために、「しごと【私事】」というマイナスイメージの言葉を用いるにすぎない。陰湿系の当て字である。「わたくしごと【私事】」「しじ【私事】」ともに、辞書に収録されているが、「しごと【私事】」は、一般的な辞書は収録していない。「わたくしごと【私事】」は、辞書にある言葉。公的でない事情・公にしてない事情・身内の事情・家族の事情。「しじ【私事】」にも「わたくしごと」の意味はある。私事の転じた意味で「人に知られたくない秘密」というマイナス面を感じさせる意味も収録している。古い文献 玉葉‐嘉応二年(1170)二月八日「以私事申二延厳重之神事一之条~」。;kotobank.jp/word/私事-518998
しちめんどう・しちめんどうくさい;atj ddj;しち面倒・しち面倒臭い;七面倒・七面倒臭い;しちめんどう=ひどくめんどうなさま。精選版 日本国語大辞典デジタル大辞泉ともに、見出しの表記は「しち面倒」であり、「"七面倒"とも書かれる」という説明すら辞書にない。意味は「非常に面倒くさいさま」で、「しち」は接頭語である。同じ意味の言葉として「ひちめんどう」がある。「しち」を「七」という当て字をしてしまったのは、1691年「俳諧・若みどり」・1739年「浄瑠璃・平仮名盛衰記」で見られる。口が悪いかもしれないが、わからないならムリして漢字で書くなということだ。;kotobank.jp/word/しち面倒-520935、kotobank.jp/word/ひち面倒-366289

じっと;atj bnp omp knjnasi;じっと・ジッと;熟と;1924眉かくしの霊 二 腕組して、熟(じっ)と水を瞻(みまも)るのが見えた」
して;ddj atj 2knj;為手・して・シテ・し手;仕手;辞書で《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》とある。デジタル大辞泉「して【仕手/▽為手】」の意味2であり、能・狂言の主人公の役。 (ふつう「シテ」と書く)とある。ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「シテ」の解説では「ツレの役がシテと並ぶほどに重要なとき,便宜上両ジテという場合がある」とのこと。「為手」も当て字扱いするか迷ったが、「為」の字は「する」の読みがあり、「する」の活用で「し」があることを考えると「為手」は当て字ではない扱いだろうと考えられる。
しなしな(デコボコ);ssn mlt omp hns形動 knjnasi atj 1knj;none;しなしな・シナシナ;(当て字)土戚※;階段状になっているさま。でこぼこなさま。猿投本文選正安四年点(1302)「右は平に左は"土戚※"(シナシナニ)して」※"土戚"で1字。;kotobank.jp/word/しなしな-522308
しはらひ・しはらい;2knj atjk ddj 日常 atjmz;支払ひ・支払い;し払ひ・し払い;デジタル大辞泉「しはらう【支払う】」《「し」は動詞「す」の連用形。「支」は当て字》とある。
しめ;2knj atjk ssn;占め;注連/標;辞書の「しめ【標・注連】」には(動詞「しめる(占)」の連用形の名詞化)とある。「しめなわ」と同じ意味以外にも、恋の相手を独占する気持や、恋の相手が手のとどかないところにいることなどを、比喩的に表現するのにも用いる。「しめなわ(注連縄)」「ゆうしめ(木綿注連)」の略としても用いる。 link→kotobank.jp/word/標・注連-2047751
しめなわ;2knj atjk ddj ssn;占め縄?・占め縄?;注連縄/標縄/七五三縄;しめなわ【注連縄/標縄/七五三縄】より、《端を編んだまま、切らないでおく縄の意》神を祭る所と他の所を区別するために張る縄。新年祝いなどのとき悪気が家内に入らないようにしたもの。しめ。しりくめなわ。しりくべなわ。→kotobank.jp/word/注連縄・尻久米縄・端出縄-2051405
じゃ;ssn;者;じゃ・では・である;精選版 日本国語大辞典「ははじゃひと【母者ジャ人】」によると (母である人の意。「者」はあて字。「はわじゃひと」の時代も)。精選版 日本国語大辞典「あにじゃひと【兄者ジャ人】」によると (兄である人の意。「者」は当て字)
しゃが;atjk 3knj ssn kymplt;しゃが;射干;(見出し)者我・(見出し)著莪・胡蝶花;しゃが・シャガ;シャガ=アヤメ科の多年草。各地の山野の林中の斜面などに群生し、庭にも植えられる。出典:精選版 日本国語大辞典にて、【和名は、ヒオウギの漢名「射干」による】とある。そのため由来表記は「射干」。;
しゃくなげ;atjno ssn kymplt;しゃくなげ;石楠花;none;しゃくなげ・シャクナゲ;当て字に見えて、「石(しゃく)+楠(なん)+花(け)=しゃくなんけ(げ)」という構成が、「しゃくなんげ→しゃくなげ」と音変化したものと思われる。

精選版 日本国語大辞典 「しゃく‐なげ【石南花・石楠花】」
〘名〙
ツツジシャクナゲ亜属の植物の総称。ツツジ属のうち常緑で厚い葉をつけ、子房や葉に腺状鱗片のないものがこれにはいる。ヒマラヤなどには高木となるものもあるが、日本産のものはいずれも低木で、高さ四メートル以内がふつう。ツクシシャクナゲハクサンシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、キバナシャクナゲが日本に自生し、ツクシシャクナゲにはいくつかの変種がある。石南花・石南は中国産の別種の漢名を誤って用いたもの。しゃくなぎ。しゃくなんげ。しゃくなん。《季・夏》 〔俳諧・誹諧初学抄(1641)〕
② ツクシシャクナゲの変種ホンシャクナゲまたは、同種の別変種アズマシャクナゲの異名。
③ 動物「しゃこ(蝦蛄)」の異名。《季・夏》 〔本朝食鑑(1697)〕

じゃけら;ssn;じゃけら・ジャケラ;邪気乱;辞書に(「邪気乱」は当て字)と書かれている。意味は「取るに足りないつまらないこと」「ハデで目立つ面白みのあること」なのだが、後者の意味で「邪気乱」の当て字だと真逆の意味になってしまう。似た言葉として「くだらない」が合うだろうか。くだらないものは面白いとも感じるし、情報・知識としては物足りず、つまらないものである。
しゃべる;atj 2knj saitei;しゃべる;喋る;饒舌る;山本周五郎の「花も刀も」で「活溌に饒舌(しゃべ)りだした」とあるが、饒舌のみでよくしゃべることを表すので、活発によくしゃべるという重複になる※重複だからミスという指摘ではない。精選版 日本国語大辞典 「饒舌」=よくしゃべることさま・多弁なことさま。
しゃむ;ssn onbb kymkuni;シャム;暹;精選版 日本国語大辞典「暹」にて(シャムの当て字「暹羅」の略)とある。「タイ」の旧国名「シャム/ Siam」。1939年6月24日、「タイ」に変更。
しゃも;ssn onbs;シャムロ→シャモ;暹羅→軍鶏;精選版 日本国語大辞典「軍鶏」にて(「シャムロ(暹羅)」から)とある。「シャムロ」の「シャム」とは、「タイ」の旧国名「シャム/ Siam」。「シャモ」は、昔から闘鶏に用いられたための「軍鶏」の当て字だろう。「ぐんけい【軍鶏】」で辞書にも載っている。意味は「シャモ」。現在は主として愛玩用・肉用。別名「シャム。シャムロけい。シャムロどり。ぐんけい」。「ロ」の由来まで見つからなかったので、「ロ」に当て字で使われている「羅」をデジタル大辞泉「ら【羅】[漢字項目]」で見ると、「1 鳥を捕らえる網。網にかけて捕らえる。」の意味があることがわかる。
じゃり;atj 2knj;ジャリ;砂利;「専修大学文学部林ゼミ写真帳」というサイトに由来が書かれている。;https://hyszem.exblog.jp/1942252/
しゃにむに;ssn dicyjs;しゃり無理(音も"しゃりむり"だった);(当て字)遮二無二;精選版 日本国語大辞典「しゃにむに【遮二無二】」には、(「しゃりむり」の変化した語か)とある。江戸前期から「しゃりむり」ということばがあった。意味は「ひたすら・ガムシャラ・むやみに・やたらめったらに取り組むさま」。あまり耳慣れない人もいるはずだが、現代でも東北方言に残っているとのこと。四字熟語を知る辞典「遮二無二」の[解説]には、「しゃり無理」で「しゃり」は調子を整えるためつけたと推測している。「無理くり(意味=無理やり)」も調子を整えるために「無理」に「くり」がつけられたと考えられる。
じゅうぶん;2knj atjk;十分;(当て字)充分;903年頃に「十分」の使用が見られる。菅家後集(903頃)詠楽天北窓三友詩「不レ須一曲煩用レ手、何必十分便開レ眉」。多い意味での「いっぱい」。たっぷりである。;kotobank.jp/word/十分-527600、https://twitter.com/IIMA_Hiroaki/status/1253240182779723779


じゅごん;imegari kym pet atj 2knj ktknooi knjsukunai hrgnari;ジュゴン;儒艮;
しよう;ssn;し様;仕様;動詞「する」の連用形「し」に「仕」を当て字したもの。方法・手段・しようがき(し様書き・仕様書)の略。例「滑稽本浮世風呂(1809‐13)三」の「あのまあ化粧の仕様(シヤウ)を御らんか。目のふちへ紅を付て置て」
じょうご;ssn atj 2knj;上戸・承壺;漏斗;じょうご(漏斗)=酒や水をうまく別容器にそそぎ入れるための道具※「漏斗 じょうご」などと画像検索などすれば出てくる。「上戸」の意味「酒を好む人・酒をよく飲む人」。「承壺(しょうこ)」の音からという説もあるが、「承壺」という熟語は不明。1字1字考えれば「承=うける・うけたまわる」+「壺=つぼ・口がすぼんだ容器」なので、「水や酒を受けるための容器」と考えれば「承壺(しょうこ)」もありうる。
しょうじ(名字);atj 2knj 3knj dicnpn name mkn;※語源不明;東海林・荘司・庄司・庄子・荘子;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とある。
しょうとうだいしゃ;ddj atj onnsha;Caturdiśa(チャトゥルディシャ)→しょうとうだいしゃ;ちゃとぅるでぃしゃ→招闘提奢;辞書上(精選版 日本国語大辞典デジタル大辞泉)の「しょうだい【招提】」の解説部分に見られるコトバで見出しはつくられていない。招提=〈梵〉caturdiśaの音写「招闘提奢」の略と説明がある。
しょうねんば;ssn;性根場;性念場・正念場;辞書の「正念場・性念場」[語誌]にて、【近世の演劇用語に「物事の肝心かなめの所」の意の「性根」を見せる場の意で、「性根場(しょうねば)」「性根所(しょうねどころ)」という語がある。その「一番大切な所」を演じ切るには「正常で乱れのないしっかりした心」が必要であるところから、「正念」との類推で「性根場」から「正念場」へと語形が変化することになったものかと思われる】と書かれている。
じょーく・じょうく;ssn;JOKE(じょーく);冗句;ギャグの意味での「JOKE」への「冗句」は当て字、ムダな文句の意味の「冗句」は当て字ではなく、「冗句」という言葉がある。「ムダな文句の冗句」の文献は「随筆・蘐園雑話(1751‐72頃)」で「五字にて意味のあるを二十字四十字に云のばせば自ら冗句ありて詩情に背くことなり」。ギャグのJOKEの日本での用例は「ニッポン日記(1951)〈井本威夫訳〉一九四六年九月二九日」にて「みんな吹きだした。愉快なジョークだった」がある。
しらす;ssn atj;知らす;領す;しらす=「統治・支配」などの意味※詳しくは辞書へのLinkにて。精選版 日本国語大辞典「しら‐・す【知す・領す】」にて、【動詞「しる(知)」に上代の尊敬の助動詞「す」の付いたもの】が由来とされている。 「しる(知)」の尊敬語と説明されているが、この「しる」自体も「わかる・記憶にある」などの意味ではなく、精選版 日本国語大辞典「し・る【知・領】」の意味[二]①などの「ある範囲の土地などを治める」の意味だろう。今昔(1120頃か)三の「財宝を得、万事を知らす」のように支配する・自由にするなどの意味でも語源「知」の字を使っている例もある。;しらすhttps://kotobank.jp/word/%E7%9F%A5%E3%81%99%E3%83%BB%E9%A0%98%E3%81%99-2051288、しる→https://kotobank.jp/word/%E7%9F%A5%E3%83%BB%E9%A0%98-2051287
しらせ;atjk 2knj;しらせ;知らせ;報知;例「報知(しらせ)に来る」。
しりくめなわ;2knj atjk ssn;しり籠縄・しり籠縄;注連縄・尻久米縄・端出縄;「しりくめなわ【注連縄・尻久米縄・端出縄】」にて、(「くめ」は「籠(こめ)」で、わらのしりを切り捨てないでそのままこめ置いたなわの意)とある。上代、縄を引き渡して、内側にはいることを禁じ、清浄な地を区画する標としたもの。後、神前に引き、また、新年の時などの飾りとする。しめなわ。しりくべなわ。しりくめ。
しりごみ;ddj atj;(辞書)尻込み;(辞書)後込み;「尻込み・後込み」ともに辞書の見出し漢字表記。おじけて、あとじさりすること。気後れしてためらうこと。ぐずぐずすること。
しる;kasi 2knj atjk;予知る;知る;東野圭吾作『予知夢』第五章の『予知る』は「しる」の当て字。この当て字の問題点として、「予知」の「る動詞」である「予知る(よちる)」と紛らわしくなること。東野圭吾が悪いのでなく、勘違いした上で日常生活で「予知る(しる)」と書いてしまう人が問題である。
しるし;2knj atjk mkn;印し(印)・標;証拠・印可・象徴;夏目漱石などが「証拠・印可・象徴」などの表記をしたという話がある。調査後に追加。
しるし(取られた首);ddj atj 2knj;印;(見出し)首・(見出し)首級;《「印」と同語源》と辞書にある。しるし=討ち取った首。類語「首級(しゅきゅう)」。;https://kotobank.jp/word/%E9%A6%96-41051
しるべ;ssn;知る方;標・(辞書見出し)導・後方・(書紀寛文版訓)導者・(書紀寛文版訓)師;「しるべ」を「標」と当て字することは かなり 一般化されている。そもそも、「しるべ」の第一変換候補が「標」である※20220113にimegで変換時。精選版 日本国語大辞典「しるべ【導・知辺】」には、(「知る方(へ)」の意)とある。意味は多く、「道案内するひともの・みちしるべ・うまくいくようにみちびくことひと・知る方法・みちびき・結論の根拠・手がかり・証拠・ゆかり・知り合い」などの意味。「後方(しるへ)」の当て字は「万葉(8C後)二〇・四三八五」に見られる。【補足】「みちしるべ」の表記件数の多い順は「道標>道しるべ>みちしるべ>ミチシルベ>道シルベ」である。;kotobank.jp/word/導・知辺-2051544
しわざ;atjk 2knj imenasi;仕業・し業・し技・仕わざ・しわざ・シワザ;作用;文献「言語四種論(1824)」にて、「一つは作用(しわざ)の〜」とある。;20220414
じんざい(企業);2knj atjk 最低 saitei dqny ofcnasi;人材;人財;企業が社員を大事にしてますよという建前に使ったり、就活生がアピールするときに用いることがある。「財」は「宝物」のたとえという捉え方が基本らしい(財宝に引かれてか)。はっきり言って、「人材」の「材」は「財」より安い字というワケではない。「人財」を多用する企業は「人材」をないがしろにしているだけではないか? 私の記憶では、使われてたのがもっと前だとしても、使用数が増えたのは2010年あたりからな気がするが、記憶が曖昧なのでなんとも言えない。

出典:デジタル大辞泉「ざい【材】[漢字項目]」
1 原料となる木。「材木/角材・製材」
2 原料となるもの。「材料/器材・教材・鋼材・資材・取材・素材・題材」
3 役に立つ素質・能力。「逸材・人材・適材」

https://www.tokyo-np.co.jp/article/142661
「人材」の表現に違和感 高校生の投稿きっかけに考える 人は「材」か「財」か 来月、国語辞典に「人財」初収録:東京新聞 TOKYO Web

こちらの記事に「材」だと「モノ扱いされるような冷たさ」を感じるような「若者の声」があると書かれている。三省堂国語辞典(第7版)同辞典編集委員飯間浩明さんは「逸材」「適材」を例に挙げ、「『材』は才能の意味。悪い意味はない」と解説している。また、この記事によると、「人材」の項に「『財産である人』の意味で『人財』とも」と加筆してしまったようだ。

じんざい(ダメ社員);2knj atjk 最低 saitei dqny ofcnasi;人材;人罪・人在;ちなみに、IMEGでちゃっかり変換候補に出てくる。人罪=悪意問わず、無能なため企業利益をそこねて企業に害を与えるからだそう。人在=そこに人が在るだけということで、「人罪」のように不利益は起こさないものの、一定の仕事・平均レベル・受け身姿勢でこなすのみの社員のことを言うらしい。「人在」ありきの会社だと思うが、それを悪く言うためにあるような言葉なので「人在」という言葉をつくった人こそ「害」である。浅はかな就活生・企業を、煽るための言葉なのだろう。煽りの根源は、リクルートサイト・コンサルあたりだろう。
じんじぶ;dqny bsn;人事部;人自部;これを使ってるのは一社くらいしか見つけられなかったが、その一社が有名企業(ZOZO)で、知れ渡ってるので書いておく。さすがのIMEGでも「じんじぶ」で「人自部」という当て字を変換候補に出さなかった。「人自部」を使う企業の主張としては、「自分以外のスタッフを"自分の事」「働く事が生活の一部であり"自然な事"」「ひとりひとりが"自由な発想"で成長」というような社内風土をつくるためだそうだ。あまりに漢字脳すぎて、こんなので洗脳されるスタッフがいるのかどうか、匿名でZOZOスタッフにアンケートを取りたいくらいだ。そもそも、「人自(じんじ)」だろうが、やっている業務は「人事(じんじ)」なので、どうあがいても「人事(じんじ)」である。;

「人自部」とか「人財」とかもっともらしい造語を使うと却ってうさんくさくなる。
経営者から見れば従業員はコストでしかなく、投資判断するとき「で、何人要員減らせるの」って話をすぐするんだから、聞き心地の良さそうな言葉使うんじゃなくて、堂々と普通の言葉でやればいい。 https://t.co/rAjKme8I3P
— ぽんT (@JR61360573) 2021年10月11日
出典:https://twitter.com/JR61360573/status/1447353383178813442

しんぼう;2knj atjk 日常 ssn;心法;辛抱・辛棒;精選版 日本国語大辞典「しんぼう【辛抱・辛棒】」にて (「辛棒」は当て字。「辛抱」も当て字か)とある。さらに、[補注]では、「心のはたらき」の意の「心法」が、仏教の広まりにともなって一般化し、「たえしのぶ」意に変化したものかと書かれている。
しんゆう;dqny ssn;親友;心友;20c以降のヤンキーが使うイメージがあるが、1650年の「翁問答(おきなもんどう)」という作品ですでに使われている。さらに辞書にも「心友」は載っていて、意味は「同心の親友。心を許しあっている友人。」と記される。だからと言って、一般的な言葉として適切かどうかは別の話である。そもそも「親友」は900年頃の「菅家文草」にて使われていて、「心友」は1650年の翁問答 上で使われているので、親友というコトバの響きありきの心友という当て字と見てもいいだろう。


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【か行】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0ka

【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0atj0sa
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【記事編集用Link】
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【KEYWORD ZONE】
kw:さぎょう、さきよう、サギョウ、sagyou、作業、さ行、サ行
kw:さぎょうさ、さきようさ、先用差、サギョウサ、sagyousa、作業差、さ行さ、サ行サ
kw:さぎょうし、さきようし、先用紙、サギョウシ、sagyousi、作業し、さ行し、サ行シ
kw:さぎょうす、さきようす、先様子、サギョウス、sagyousu、作業す、さ行す、サ行ス
kw:さぎょうせ、さきようせ、先用背、サギョウセ、sagyouse、作業せ、さ行せ、サ行セ
kw:さぎょうそ、さきようそ、先要素、サギョウソ、sagyouso、作業そ、さ行そ、サ行ソ
【KeyWord】あてし、かんしゆくこ、あてじ、かんじゅくご、
当て字辞典、あてじじてん、あてししてん、アテジジテン、atejijitenn、atejijiten、atezizitenn、ateziziten、当て字時点
「当て字辞典N」とも呼びます。※N=Nikannjika=2漢字化。
にかんじか ニカンジカ nikanjika nikannjika nikanzika nikannzika、2漢字化 に漢字化 二漢字化 2漢字か 二漢字か、
日本人当て字好きすぎ問題
"センスある当て字"97
"センスのある当て字"150
"かっこいい当て字"約 83,300 件
"センスいい当て字"
"センス良い当て字"約 3 件
"かっこいい当て字"約 83,300 件
"当て字ダサ"
"ダサい当て字"
"ダサ当て字"6
"ださい当て字"5
"ださ当て字"0
"痛い当て字"
"当て字恥ずかしい"21
"恥ずかしい当て字"148
"センスない当て字"444 11
"センスない当て字"695 11
"センスの無い当て字"66

"かっこ悪い当て字"1
"カッコ悪い当て字"1
"かっこわるい当て字"0
"気持ち悪い当て字"
"当て字気持ち悪い"
"当て字きもい"
"当て字キモい"

"おもしろい当て字"
"面白い当て字"
"オモシロイ当て字"
"すてきな当て字"
"ステキな当て字"
なんどくかんじ、なんとくかんし、ナンドクカンジ、nandokukanji、nandokukanzi、nanndokukannji、nanndokukannzi
kw:当て字 あてじ アテジ、ateji、atj、ひょうき、ヒョウキ、hyouki、hyoki、表記、かんじ、カンジ、漢字、kんj、kanji、kannji
kw:漢語崇拝、かんごすうはい、看護崇拝、カンゴスウハイ、kangosuuhai、kanngosuuhai、kangosuhai、kanngosuhai、
kw かんじすうはい、かんしすうはい、カンジスウハイ、漢字崇拝、kanjisuhai、kannjisuuhai
kw:どきゅんねーむ、ときゆんねーむ、ドキュンネーム、DQNネーム、dokyunnne-mu、dokyunne-mu、DQNname、ときゆんネーム
kw:きらきらねーむ、キラキラネーム、kirakirane-mu、kirakiraname、綺羅綺羅ネーム