和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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当て字辞典風 た行「た」【漢熟語当て字・ヤンキー当て字・歌詞の当て字などの日本語まとめ】

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【Ta た】

※「た〇〇系」の当て字はページ下にまとめた。
だいうす・でうす;atj 3knj ssn 外国語;ダイウス・Deus(デウス);提宇子・泥烏須・大臼;Deus(デウス)」を「提宇子」と当て字→「提宇子」を音読で「ダイウス」。キリシタン用語で「万物の創造主たる神」。
だいご(名字);atj 2knj dicnpn name mkn;※語源不明;醍醐;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とある。;

だいすき;atj dqny;大好き;陀異守鬼;「大好き」を表すために「レディース(女性暴走族・ヤンキー)」が使った表記だそうだ。この当て字で言われても、うれしくないと思うのだが、男性暴走族・ヤンキーはうれしかったのだろうか…
たいふう;ssn 外国語;TYPHOON・タイフーン;台風・颱風(颱);「TYPHOON→颱風→台風」という流れ。辞書の[語誌]にて、(1)メドハーストの「英華辞書」(一八四七‐四八)では、typhoon に「太風」「颶風」があてられている。(2)日本では平安時代から「野分」が用いられていたが、明治になって、片仮名でタイフーンと書いたり、「大風」と表記したりするようになった。岡田武松が明治四〇年(一九〇七)に台風を学術的に定義付けたのを受け、大正時代から「颱風」が一般化した。(3)「台風」は「颱風」の書き換え。
たかなし(名字);atj 2knj dicnpn name mkn;高梨;小鳥遊・少女遊・高梨子・高無・鳥遊・鳥楽;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とあり、【高所地形に対する当て字から姓氏へ】とある。そのことから「たか=高」であるのはわかる。便宜上「高梨」を語源漢字の欄に入れているが、異なりそうである。「小鳥遊」に関しては別項目を作っている「たかなし(名字 小鳥遊)」。;

たかなし(名字 小鳥遊);atj kymmyouji name;鷹無し;小鳥遊;「小鳥遊」表記だけを切り取って考えれば、由来の漢字というか概念としては「鷹無し」。創作関係で異常に人気な名字である。「鷹無し(タカナシ)→鷹がいない→小鳥の天敵は鷹→その鷹がいない→小鳥が遊べる」という連想が由来。これを認めると「天敵名+なし」の名字の表記を当て字をなんでも認めることになってしまう。「天敵に怯える動物+遊=天敵名+ナシ」という式。例「モグラナシ(モグラ無し)→モグラ=ミミズ(蚯蚓)の天敵→モグラナシ(蚯蚓遊)」。そして、あらゆる動物にとって「人類が天敵」なので、「ヒトナシ(人無し)=人のいない自然な森→ヒトナシ(熊遊)・ヒトナシ(鮭遊)・ヒトナシ(海豚遊)」など何でもアリだ。ほか「猫無し(ネコナシ)」→「鼠遊(ネコナシ)」という当て字もできてしまう。
たきもの;kj2j @n;焚き物;;薫物・炷物;種々の香を調合して作った練り香。また、それをたくこと@ddj。link→kotobank.jp/word/薫物-92891
たくさん @ 沢山
たくみりょう;atj 2knj rks hst;匠寮;内匠寮;728年設置の「うちのたくみのつかさ【内匠寮】」のことで、それを「たくみりょう」と呼ぶときも 同じ表記を使ってしまったために、「内匠」で「たくみ」と読む不自然な当て字になってしまっている。「寮」を「つかさ」読みを当て字と思った人もいるかも知れないが、漢字ペディア「寮」で見ると、訓読みに「つかさ」が含まれている。ただし、常用漢字表外読み。
たくらぶ;atjk stjt 2knj grpta;た比ぶ・た較ぶ;(太平記)校;意味「比べる」。太平記(14C後)八「其の一二をも校(タクラフ)べし」表記。
たこ;(語源推測漢字)竹・高・胝;胼胝;atjk;@;皮膚の部分が角質化し厚くなった「たこ」はデジタル大辞泉で【胼=胝/×胝】の見出し。胼胝=中国語でPiánzhī、日本語発音は「べんち」
だし;出し;;出汁;@g;
たじろぐ・たづろぐ;dakua ssn atjk;たじろく→たじろぐ;none;(夏目漱石)退避(タジ)ろぐ;たじろぐ;古い形が「たじろく」というのは辞書より。宇津保(970‐999頃)・堀河百首(1105‐06頃)・愚管抄(1220)では「たちろく(たちろき)」表記、明暗(1916)〈夏目漱石〉では「退避(タジ)ろぐ」表記。日葡辞書(1603‐04)で「tagiroqu(タヂロク)」表記。〘自ガ五(四)〙① ある水準から後退したり、衰えたりする。衰微してだめになる。② 衰えて傾いたりよろめいたりする。また、多く打消の形で、重い物あるいはかたい物が少し動くことをもいう。③ 前から押されたり、自ら動揺したりして、後退したり、よろめいたりする。また、困難や予期しないことにぶつかって困惑する。ひるむ。辞書の[補注]では歴史的かなづかいを「たぢろぐ」を正しいとみる説が強いようだ。文豪当て字「夏目漱石」。
たすき;ssn atjk 1knj dickogo;(語源推測音変化)たすけ→たすき;(語源推測漢字)手助・助け→たすき;(見出し)手繦・(見出し)襷;たすき・タスキ;現代ではリレー競走くらいでしか耳にしないという人も多いだろうが、補助用品としても用いられる。そのため、助ける意味の「タスケ」の音変化として「タスキ」となった可能性がある。学研全訳古語辞典での意味は「古代、神を祭るとき、袖(そで)が供物(くもつ)にかからないように束ねるために肩にかけた紐(ひも)・手の動きを自由にするために、袖をたぐり上げて留めておく紐・紐などを斜めに打ち違えに掛けた形」。語源推測漢字に「助け」も入れたが、そもそも「助け」自体も「手+助」という公正なので1漢字化の当て字という定義もある。
たすけ・たすける;ssn atjk 1knj dickogo;たすけ・たすける;手助・手助る;助け・助ける;現代では「助ける」が常用漢字表内となっているので、狭義の当て字には含まれないが、ある程度の広義までは網羅したいため当て字扱いとした。精選版 日本国語大辞典によると【「た」は手で、手をさしのべて「すく(助)」意からという】とある。最初は物理的に手を用いた助けに関して使うのが「タスケル」で、手を使わないのと区別のためだったのだろうか。現代では「タスケル」に「手」の必要性はない。
だだ;ssn atjk 2knj;じだたら→じだだ・じだんだ→だだ・ダダ;none;地蹈韛→じだだ・地団駄→駄々;言葉の変化として、「じだたら(地蹈韛)→じだだ・じだんだ→だだ」という形で変化してきたという説明が辞書にある。1703年の歌舞伎・成田山分身不動ではヒラガナ「だだ」表記。意味は「いくやしがって地を激しく踏むこと・じだんだ」「② 幼児などが、親などのしたしい人に甘えて、わがままにふるまおうとすること。むずかったり、すねたりしていうことを聞かないこと。わがまま。また、そういう子。」など。ちなみに「たたら(蹈韛)」も当て字と考えられる。
たたら;ssn atjk 2knj;鑪・たたら;踏鞴・蹈鞴;足で踏んで空気を送る大形のふいご。鋳物師が用いる。;kotobank.jp/word/踏鞴-560829
たち;ssn atjk 1knj;たち;達・等;精選版 日本国語大辞典の見出しでは、複数のものを意味する「たち」は「達・等」で見出しがつくられている。「たち」は和語と考えられる。白水社 中国語辞典「达(達)」の意味でも、「通じる、到達する、達する、達成する、枢要な地位に上る、精通している、表現する」などが意味であり、複数のものを指す意味ではない。「達」は、音読み「たち」。そのため、「達」は当て字だろう。;kotobank.jp/word/達・等-2059595
たっし・たつし;atjk 2knj imeg;達し;達示;精選版 日本国語大辞典「たっし【達】」に「達示=当て字」と書かれている。意味は、上から下の者・支配の者に対して発する命令・通知・指令。通達・訓令。時代による指示者の違いは辞書に書かれているので下に記す。;mi@2漢字化

出典:精選版 日本国語大辞典「たっし【達】」
江戸幕府で、老中または諸役の上司から下司または支配の者に対して発した命令。② 官公庁から国民へ、あるいは上位者から下位の者への通知・指令。通達。③ 明治一九年(一八八六)二月以前、行政官庁が、その官庁の内部または付属の諸官庁などに発した命令。訓令。

たっぺ(氷柱や霜柱の方言);atj knjnasi hgnkanntou hrkn;たっぺ・タッペ;(きだみのる)霜;〘名〙 氷柱、霜柱を関東地方でいう。猟師と兎と賭と(1953)〈きだみのる〉における「霜(タッペ)」は当て字。;https://kotobank.jp/word/たっぺ-2059898
だて(名字);atj 2knj dicnpn name mkn;※語源不明;城・館・伊達;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とある。岩代国伊達郡発祥。;
たていと;1knjk atj;縦糸;経・経糸;織物の縦横に通した糸のうちの縦側。「経(たていと)」「緯(よこいと)」の関係は「経度(けいど)」「緯度(いど)」の関係と同じと見られる。関連語「緯(よこいと)・横糸」;kotobank.jp/word/経・経糸・縦糸-2059928
たてまつる・たてまつって;atj;奉る・奉って;(太平記)進る・進って;太平記(14C後)一八「主上をば怪(アヤシ)げなる張輿(はりごし)に召替させ進(たてまつ)って」。

たな;atj;none;店;魚を売る店・魚屋を指す言葉を「魚店(さかなだな)」と表記したり、表通りに面して建てられている家を「表店(おもてだな)」と表記したりする。
たなが;ssn hnsmeisi atj 2knj;た長;手長;(「た」は接頭語) 時間的に長いこと。永く久しいこと。延喜式祝詞祈年祭(九条家本訓)では「手長(タナカ)」表記。
たなばた;ssn;棚機;織女・七夕;辞書の語誌によると、「たな」は水の上にかけだした棚の意とする説が有力。折口信夫は「たなばた供養」の中で「古代には、遠来のまれびと神を迎へ申すとて、海岸に棚作りして、特に択ばれた処女が、機を織り乍ら待って居るのが、祭りに先立つ儀礼だったのである。4)語源については、古来諸説あり、「田なつもの(田から生ずる物、稲など)はたつもの」の略とする説〔関秘録・草盧漫筆〕、「たな」を「たね(種)」とする説〔東牖子〕、あるいは「た(手)な」とする説〔和句解〕などが見られる。:kotobank.jp/word/棚機・織女・七夕-2060134
たまき(名字);atj 2knj dicnpn mkn;※語源不明;玉置・玉木・環・玉城・太巻;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。大百科には「当て字姓」とある。;

たね;atjk 2knj imegari;種;種子;
たばかり;atjk stjt 2knj ssn;た謀り;謀り・謀・慮;精選版 日本国語大辞典「たばかり【謀】」によれば、(「た」は接頭語)である。つまり、「た謀り」を1漢字化してしまった表記である。文献「書紀(720)神代上(兼方本訓)」での表記「慮(タハカリ)」。意味は「思いめぐらすこと・工夫・計画・はかり欺くこと・たぶらかすこと・たばかりごと・はかりごとを相談しあうこと。謀議すること」など。
たまき;1knj atj;手巻き;手纏・環・鐶;精選版 日本国語大辞典「たまき【手纏・環・鐶】」では、(手に巻くものの意)とあることから「手巻き(たまき)」が由来だろう。意味は「上代の装身具。臂(ひじ)のあたりに巻いて装飾とした。他には「弓射る便宜から手をおおう筒形の籠手(こて)の袋。手覆(たおおい)。」「(環・鐶) 輪の形をして中に丸い穴のある玉。指などにつけて飾りとしたもの。指輪。ゆびまき。」の意味がある。;kotobank.jp/word/手纏・環・鐶-2060480

ためらう;タメラウ;躊躇う;atjk okari;@g;
たやすい;atjk stjt 2knj grpta;た易い;容易い;
たよわき;;た弱き;手弱寸;万葉(8C後)三・四一九「手弱寸(たよわき)」表記。
たら;ddj atj 3knj;(国字)鱈;大口魚;「鱈」は国字であり、「鱈」表記だとしても、造字当て字とも言える。「大口魚」は、文字数の多いのがカッコいいと考えてしまう中二病精神も、使用理由に含まれてそうな当て字である。
だらしない・だらしな〜(ケジメなし);hrkn onbc atjk 2knj;しだらない→だらしない;none;(徳田秋声)乱次なく・(長塚節)節制なく・(石川啄木)検束なさ・(石川啄木)乱雑(だらしなさ)・(石川啄木)亂雜(だらしなさ)・(泉鏡花)醜体(だらしなさ)・(久生十蘭)放縦なさ;だらしない・;意味「物事のけじめがつかないで、きちんとしていない・秩序がない・しまりがない・節度がない・ぐうたらだ・しだらない・だらしがない」。体力が弱すぎる・勝負を争う物事に弱すぎるさまである。:精選版 日本国語大辞典「だらしない」の[語誌]に語源について諸説語られている。「しだらない→だらしない」※「しだら」部分が音転(有力説)。「しだら」の形容詞形としての、一般の秩序から外れた乱れた状態を意味する「しだらない」が、好ましくないことを表わす語に多く見られる、語頭に濁音が来る形として、「だらし(ない)」の形で安定したものと考えられる。「しだらがないといふ事を『だらし』がない、;kotobank.jp/word/だらしない-322655

たらずまえ;ddj atj grphu;足らず前;(見出し)不足前;タラズマエ意味「足りない分・不足分・また、不足を補充する分」。類語・ナマリ「たしまえ・たらずまい」。例「稼ぎの足らず前を補填する」。
たらふく;ssn knjnasi atj 2knj;none;鱈腹;たらふく・タラフク;辞書には (「鱈腹」は当て字)とのみ書かれている。もとの語源は不明。 「お腹が一杯になるほど」以外にも程度が大きい表現として「あき足りるほど・堪能するほど」の意味がある。
だれる;kasi 2knj atjk ofcnasi;だれる・ダレる・(語源推測漢字)弛れる・(語源推測漢字)垂れる;倦怠る;表記数の多い順は「"だれる">"ダレる">"倦怠る">"弛れる"」。「倦怠(けんたい)」という漢熟語(かんじゅくご)を当て字したよくある当て字。さすがに、辞書の見出し表記には使われていない。そもそも、「倦怠る」の表記には「うみおこたる」という言葉もある。「うみおこたる」は「飽きておろそかになる」という意味。同字かつ同じ送り仮名の言葉があるのに当て字をするというのは、危険なことである。精選版 日本国語大辞典「うみおこたる【倦怠】」の例文として「古活字本毛詩抄(17C前)一六」が載っており「倦怠る」表記である。塗装用語でも「ダレる」は使われていて、塗った部分が流れる(広がる)こと、一気に厚塗りすることなどが主な原因。金融用語でも「ダレる」は使われていて、上がってきた株価が下がりぎみになること。これは、デジタル大辞泉「だれる」の意味3にも「相場に活気がなくなり、やや安くなる」という説明がある。文献「土(1910)〈長塚節〉一三」で「倦怠(ダレ)れ」表記アリ。;dictionary.goo.ne.jp/word/だれる/#jn-139433

たわごと・たはこと・たわごと・たわこと;ssn atj 1knj 2knj;戯言;譫;たわ言;漢字ペディア「譫」の訓読みに「たわごと」があり。
たわやすし たわ易し 容易し
たわらわ;atjk stjt 2knj grpta;た童;手童児;とにかく日本人はムリヤリ 「た」に対して「手」を当て字することが多い。さらに「わらわ」に対しても「童児(どうじ)」の当て字をしている。
たんぼ;ddj;田んぼ・たのも(田面)・たおも(田面);田圃;辞書によると《音変化か。「田圃」は当て字》とある。link:koneta
だんまり(歌舞伎の演出);atjk 2knj tcn;暗闘;ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「だんまり」の解説で【「暗闘」とも書く】とある。歌舞伎の演出で、暗闇のなかで,互いに無言で探り合う動作を様式的に見せるもの。種類「時代だんまり・世話だんまり・お目見得だんまり・艶 (つや) だんまり・おかしみのだんまり」などがある。
たんもの;ssn;(語源推測漢字)反物;(見出し表記)段物・(太郎五百韻)端もの;精選版 日本国語大辞典の見出し「たんもの【反物・段物】」。意味説明【①一反に仕上げてある織物。大人物の和服一着分として売る。太物。② 主に和服用の織物の総称。呉服。①交易問答(1869)〈加藤弘之〉上「自分の織った反物壱反と、酒壱升の取かへは、不平均で出来ず」② 俳諧・太郎五百韻(1679)「きのふも三人唐人の宿〈宗因〉 端ものや其外相場書立て〈由平〉」。
だーす(個数の単位);atj ddj;だーす;DARS(ダース);打(ダース);小学館 デジタル大辞泉「だ【打】」の[補説]に【個数の単位「ダース」にあてることがある」と書かれている。例えば「2ダース」を「ニ打」と書いていた人がいるということだろうか、そこまで漢字にする必要性を感じない。

▼た〇〇系の当て字

・た童 童児(たわらわ)
・た比べ→(たくら)
・た長→手長(なが)
・た易い→容易い(たやす)
・た弱い→手弱寸手弱寸(たよわい)
・た忘る→手忘(たわす)

 当て字辞典風のデータの中ある、「た〇〇系の当て字」のデータを下に、もう一度 載せる。


たくらぶ;atjk stjt 2knj grpta;た比ぶ・た較ぶ;(太平記)校;意味「比べる」。太平記(14C後)八「其の一二をも校(タクラフ)べし」表記。
たなが;ssn hnsmeisi atj 2knj;た長;手長;(「た」は接頭語) 時間的に長いこと。永く久しいこと。延喜式祝詞祈年祭(九条家本訓)では「手長(タナカ)」表記。
たばかり;atjk stjt 2knj ssn;た謀り;謀り・謀・慮;精選版 日本国語大辞典「たばかり【謀】」によれば、(「た」は接頭語)である。つまり、「た謀り」を1漢字化してしまった表記である。文献「書紀(720)神代上(兼方本訓)」での表記「慮(タハカリ)」。意味は「思いめぐらすこと・工夫・計画・はかり欺くこと・たぶらかすこと・たばかりごと・はかりごとを相談しあうこと。謀議すること」など。

たやすい;atjk stjt 2knj grpta;た易い;容易い;
たよわい;atjk stjt 2knj grpta;た弱い;(万葉)手弱寸;発音ブレ「たゆわい」。意味は「弱い」だが、一説に「手の力が弱い」の意味とも言われている。しかし、「手の力が弱い」の意味は「手弱寸」という当て字をしたがゆえに、漢字の意味につられた可能性もある。とにかく日本人はムリヤリ 「た」に対して「手」を当て字することが多いこともあって、その可能性を疑ってしまう。
たわする;atjk stjt 2knj grpta;た忘る;手忘る;とにかく日本人はムリヤリ 「た」に対して「手」を当て字することが多い。
たわらわ;atjk stjt 2knj grpta;た童;手童児;とにかく日本人はムリヤリ 「た」に対して「手」を当て字することが多い。さらに「わらわ」に対しても「童児(どうじ)」の当て字をしている。


 辞書における、「た〇〇系の当て字」がされているコトバの辞書の引用を下にまとめる。


精選版 日本国語大辞典「たよわい【た弱】」
〘形口〙 たよわ・し 〘形ク〙 (「た」は接頭語) かよわい。弱い。一説に、手の力が弱いの意とも。たゆわい。
※万葉(8C後)三・四一九「石戸(いわと)割る手力もがも手弱寸(たよわき)女にしあれば術(すべ)の知らなく」
俳諧・犬子集(1633)九「足もたよはくなる中風やみ かひ置しうづらや籠を秋の暮」

精選版 日本国語大辞典「たわする【た忘】」
〘他ラ下二〙 (「た」は接頭語) わすれる。
※万葉(8C後)三・三九二「ぬばたまのその夜の梅を手忘(たわすれ)て折らず来にけり思ひしものを」

精選版 日本国語大辞典「たわらわ【た童】」
〘名〙 (「た」は接頭語) わらわ。幼い子ども。
※万葉(8C後)二・一二九「古りにし嫗にしてやかくばかり恋に沈まむ手童児(たわらは)のごと」

精選版 日本国語大辞典「たくらぶ【た比・た較】」
〘他バ下二〙 (「た」は接頭語) 比べる。比較する。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
太平記(14C後)八「御方を是に合せば、百にして其の一二をも校(タクラフ)べしとは見えねども」
俳諧・おらが春(1819)「外の花にたくらぶれば」

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たぎょうた、タギョウタ、たきようた、滝用た、滝陽太、tagyouta、た行た、タ行た、タ行タkw:たぎょう、たきよう、タギョウ、tagyou、た行、タ行
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「当て字辞典N」とも呼びます。※N=Nikannjika=2漢字化。
にかんじか ニカンジカ nikanjika nikannjika nikanzika nikannzika、2漢字化 に漢字化 二漢字化 2漢字か 二漢字か、
日本人当て字好きすぎ問題
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なんどくかんじ、なんとくかんし、ナンドクカンジ、nandokukanji、nandokukanzi、nanndokukannji、nanndokukannzi
kw:当て字 あてじ アテジ、ateji、atj、ひょうき、ヒョウキ、hyouki、hyoki、表記、かんじ、カンジ、漢字、kんj、kanji、kannji
kw:漢語崇拝、かんごすうはい、看護崇拝、カンゴスウハイ、kangosuuhai、kanngosuuhai、kangosuhai、kanngosuhai、
kw かんじすうはい、かんしすうはい、カンジスウハイ、漢字崇拝、kanjisuhai、kannjisuuhai
kw:どきゅんねーむ、ときゆんねーむ、ドキュンネーム、DQNネーム、dokyunnne-mu、dokyunne-mu、DQNname、ときゆんネーム
kw:きらきらねーむ、キラキラネーム、kirakirane-mu、kirakiraname、綺羅綺羅ネーム