和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

当て字辞典風 や行「や」【漢熟語当て字・ヤンキー当て字・歌詞の当て字などの日本語まとめ】

【Y Ya や】

やいと;atj 1knj onbi ddj;やきと→やいと;焼き処→灸;辞書の「やいと(灸)」にて、《「や(焼)きと(処)」の音変化》とある。灸 (きゅう) 。灸治 (きゅうじ) 。
やえす;atjk 3knj 外国語 onbs kymmap;やんよーすてん(ヤンヨーステン・Jan Joosten)→やようす→やえす;ヤンヨーステン→耶楊子→八重洲;(見出し)八重洲八重洲(やえす)=東京都中央区の地名。デジタル大辞泉[やえす]の解説にて[ヤン=ヨーステンの名前がなまったもの。]と記されている。ヤン=ヨーステンの日本名「耶楊子(やようす)」。Jan Joostenの別ルビ「やんやうすてん・やんようすてん」。

特記:「ヤン・ヨーステン」をまとめると
【本人の母国表記】Jan Joosten van Loodensteijn
【読み方(カタカナ)】ヤンヨーステン
【日本での表記】耶楊子(やようす)

やくさむ;iggi atj ddj ssn;やくさむ;(見出し)悩む・(書紀 兼方本訓)不平;意味は「病む(やむ)」。デジタル大辞泉「やくさむ」の見出し漢字は【▽悩む】だが、精選版 日本国語大辞典「やくさむ」の見出しは漢字がない。書紀(720)神代上(兼方本訓)においては「不平(ヤクサミ)」表記がされていた。;kotobank.jp/word/やくさむ-2088825
やけ(ヤケになる);ヤケ・焼け;自棄;@;当て字
やじうま;atj 2knj imegari ssn;ヤジ馬;野次馬・弥次馬・彌次馬・家次馬;例:ヤジ馬根性・ヤジが鳴り止まない・ヤジを飛ばす・ヤジる連中。[ヤジウマ=興味本位で見に集まったり騒ぐ人]の侮蔑。[ヤジ=ヤジウマの略だが、別の意味が加わる。何かの不満文句を(主に遠くから)言い放つこと、特に論理立てたものではなく声を張ったものを指す。ムリなことやれという主張も多い]。残念ながらimegでは第一変換候補に当て字「野次馬」が来てしまう。「家次馬」以外はimegの変換候補。表記「俳諧・両吟一日千句(1679)第一=やち馬」「雑俳・女郎蜘(18C前)=家次馬」。辞書には【「やじ」は「おやじ」の変化した語とも、また「やんちゃ」の変化した語ともいう。もし、そうなら、歴史的かなづかいは「やぢうま」】とある。
やけど;ヤケド・焼けど;火傷;@;当て字
やざわ;atj 2knj dicnpn;八沢・屋沢・谷沢;矢沢;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。
やしき;atj 1knj;やしき;屋敷;邸;ヤシキ=家屋を建てるべき地所。屋敷が由来で、常用漢字表外読みの「邸(やしき)」表記は当て字である。
やしゃぶし;ddj plt kym atj;やしゃぶし・ヤシャブシ;夜叉五倍子;カバノキ科の落葉小高木。

デジタル大辞泉「ふし【五=倍=子/付子/附子】」
ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭ちゅうえい(虫こぶ)。紡錘形で、タンニンを多く含み、インク・染料の製造に用いる。昔はお歯黒に用いられた。ごばいし。《季 秋》「山の日は—の蓆むしろに慌し/青畝」
やたけ(こころはやたけ);ssn;いやたけ-彌猛(心は彌猛);矢竹(心は矢竹);意味は「気持がいよいよ勇み立つこと。心の中ではやってあせること」

やど;atj 1knj ddj imeg;(語源推測漢字)屋処・(語源推測漢字)屋戸・(語源推測漢字)屋外;宿;デジタル大辞泉「やど【宿/屋戸】」には、《「屋の処と」の意か。または「屋の戸」「屋の外と」の意か》とある。辞書には 《「やどり」との混同から》という理由で「宿屋」の意味も含むようになったかのように読み取れる。そのため、「やどり【宿り】」の語源は「やどり【屋取り】」だからといって、「やど【宿/屋戸】」の語源が「やどり【屋取】」というワケではないようだ。;kotobank.jp/word/宿-528099。dictionary.goo.ne.jp/word/宿木/。kotobank.jp/word/宿-528099
やどりぎ;ddj atjk 2knj imeg;(オヌカ)宿木・宿り木;(当て字)寄生木;1 他の木に寄生する草木。2 ヤドリギ科の常緑小低木。;dictionary.goo.ne.jp/word/宿木/
やどりき(地名);非確定 atjk 2knj imeg;(オヌカ)宿木・宿り木;(当て字・1漢字化)寄;なぜ、「やどりき(宿り木)」に「寄」を当てたかは確定情報はないが、「やどりぎ」の当て字「寄生木」の「寄る」を取ったのだろうかと推測しておく。調査中。この字の当て方は、仮の世界線でたとえると気持ち悪い感じがするのでたとえてみると、「焼けになる(自棄になる)」の「焼け(自棄)」を由来にした「ヤケ」という地名をつくったひとがいたとして、その「ヤケ」という名前に「自」を当てて「ヤケ」と読ませているような感じだ。Wikipedia「寄 (松田町)」にて「寄(やどりき)は、神奈川県足柄上郡松田町にある集落の地名。郵便番号は258-0001[1] 。地名の由来は、諸説有るが、寄り合い(部落の集まり)が木の下で行われていた事から寄木=やどりぎになったと言われている」とある。;dictionary.goo.ne.jp/word/宿木/
やどろく;atj 2knj grprokude;宿陸;宿六;宿ろく;妻が自分の夫を卑しめたり、親愛の意を込めたりしていう語・宿の主人・亭主。由来が「宿のろくでなし(宿の陸でなし)」であるため、「宿六」は当て字である。

https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0ra
出典:【ひらがな表記語辞典風】ら行
ろくでなし;atj ktknooi hrkn grprokude;(語源推測漢字)陸でなし・(当て字)碌でなし;ロクでなし・ロクデナシ・ろくでなし;「碌」は当て字。「役に立たない・のらくらもの・まともではない人」の意味だが、今は「未熟者・ハミダシ者・親不孝・ニート」などのイメージで使われることが多い。侮蔑表現なので注意。例:あいつ(息子)は仕事もせずにロクでなしだ・失敗ばかりのロクデナシだ。

出典:漢字ペディア「碌」
音:ロク
訓:(無し)
意味:①小石がごろごろと多いさま。 ②役に立たないさま。「碌碌」
下つき:耄碌(モウロク)


やなぎだる;atjk 2knj kym;柳樽;柳多留;川柳集として、江戸中期~後期に「柳多留(やなぎだる)」がつくられた。「柳樽」を意識せずに「柳+多留」ならば、連濁せず※に「やなぎたる」と読むのが自然なことを考えると、「柳樽」の音からの当て字だろう。婚礼などの祝儀に用いる酒樽の当て字としては「柳多留」よりも「家内喜多留(ヤナギダル)」の当て字が使われる傾向にある。※「連濁せず」について、「柳多留」のように、「〇+多」は連濁しないことがほとんど、例「過多(カタ)・最多(サイタ)・幾多(イクタ)」など。3文字以上の場合も「おくたま【奥多摩】・はくりたばい【薄利多売】」など、これも連濁しない。例外は「ほんだ【本多】」という「姓氏」であるが、もとは「本田」を「本多」とした可能性も考えられるため参考記録
やなぐい;atj ssn; やのくい→やなぐい;矢の杙→胡簶・胡籙・櫜;辞書に(「矢の杙(くい)」の意という)と由来が説明されている。「やなぐい」とは、① 矢と矢を盛る箙(えびら)とを合わせて完備した物の具の呼称。箙にさす矢羽や矢篦(やの)の名称から、石打胡簶・鷹羽(たかのは)胡簶・中黒胡簶・鵠羽(くぐいば)胡簶、あるいは節黒胡簶などがある。② 儀仗の矢を盛る容器。木製で細長い方立に背板(せいた)をつけ、矢を末広形に盛る平胡簶や靫(ゆぎ)の遺制を示す筒形の壺胡簶がある。ともに、蒔絵、螺鈿、木地螺鈿、木地蒔絵などの製がある。また、簡素なものに狩胡簶がある。精選版 日本国語大辞典の見出し「胡簶・胡籙」。書紀(720)雄略二三年八月(前田本訓)での表記「櫜(ヤナクヒ)」。
やにわに・やにはに;ssn atj hrknooi knjsukunai;やにわに・やにはに;矢庭に・箭庭に;唐突に;やにわに=その場で、時間もかけないで一気に事を行なうさま・直ちに・たちどころに・いきなり・突然・だしぬけに・前後の見境もなく直ちに、または、しゃにむに事を行なうさま。桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)での当て字「唐突(やにわ)に座り直して〜」。「やにわ(矢庭)(一)」から転じてた意味。煤煙(1909)〈森田草平〉五では「矢庭」表記「矢庭に合の襖を開けて飛び込んだ」。「やにわに」で有名だが、文字通りの「矢庭」の意味もあり、「矢を射ているその場」を意味する。箭も矢と同じく、「や(矢)」の意味があるが、「矢竹(やだけ)・しのだけ」の意味もある。;20230623
やはり・やっぱり;ssn;やはり・やっぱり;矢張り・矢っ張り;参照「やっぱり」。
やっぱり・やはり・やわり;ssn;やっぱり・やはり・やわり;矢っ張り・矢張り;「やはり」の促音便「やっぱり」、IKO「やわり」。この当て字が広まってしまった背景に、1887年に出た『尋常小学校読本』という大昔の教科書と言うべき本での「やはり」の表記が「矢張り」だったことが影響が多いのではないだろうか。夏目漱石(1867年生まれ)も「矢張」の当て字を使っていたのが、民衆に影響を及ぼしたのは教科書だろう。『尋常小学校読本』が出た1887年時の夏目漱石は20歳程度であるため。辞書「矢張」にて【「やわら」「やおら」などと同源の語か】【「矢張」は後世のあて字】【「やわり」の時代も】とある。文豪当て字。;kotobank.jp/word/矢張-2089265

【やはり表記 時代】
※百丈清規抄(1462)五「やはり」
※箚録(1706)「やはり」
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉四「矢張り」
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉七「矢張り」
史記抄(1477)一四「やっぱり」
※洒落本・深川手習草紙(1785)下「やっはし」

参考LINKS
【戦前・戦中の教科書での『桃太郎』】 - デジタル岡山大百科 | レファレンスデータベース

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2021031716371411876
①『尋常小学校読本 一』
日本教科書大系 近代編 第5巻 国語(二)』所収。原本は明治20(1887)年発行。挿絵あり。
ふるさと横須賀 第69章 国定教科書 �@ 『5時期に分け変遷』

http://s2s.jp/furusato/furusato_p69.html
国定教科書は国定を、「こくてい」と読まず「くにさだ」と読み、「くにさだ教科書」とも呼ばれた。

国立国会図書館デジタルコレクション - 検索結果
https://dl.ndl.go.jp/api/openurl?rft.title=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E5%A4%A7%E7%B3%BB

やまあらし;kym pet atjk 2knj ktknooi knjsukunai hrgnari ssn;ヤマアラシ・山荒し・山荒;豪猪;精選版 日本国語大辞典「ごうちょ【豪猪・豪豬】」によると、「ヤマアラシ」の漢名が「ごうちょ【豪猪・豪豬】」。ヤマアラシ= 齧歯目ヤマアラシ科に属する哺乳類の総称。昼は穴の中にこもり、夜出て草の実や根を食べる。
やまと;2knj;やまと;大和・倭・大倭・日本・大養徳国;大和政権とは - コトバンク邪馬台国とは - コトバンク

出典:日本大百科全書(ニッポニカ)「大和国家 やまとこっか」
日本古代史上で、律令制(りつりょうせい)国家成立以前の時期の国家。政権所在地は、おもに大和(奈良県)の地域および河内(かわち)(大阪府)など。大和政権または大和朝廷ともいう。最近では、古代国家の成立を7世紀に求める考えが増えたので、大和政権ということが多い。なお、「大和」の表記は8世紀なかば以降に使用され、それまでは「倭」「大倭」であるので、倭政権、大倭政権とも書く。また、ヤマト政権と表記することもある。[吉村武彦]~

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「大和国 やまとのくに」
現在の奈良県畿内の一国。大国。「やまと」は『日本書紀』では「倭」「大倭」「日本」の文字も用いられ,『続日本紀』によると天平9 (737) 年から 10年間「大養徳国」と書かれた。~

やまね;ddj atjk 2knj kym pet onbs;山ね・山鼠;冬眠鼠; 齧歯目ヤマネ科の哺乳類。「とうみんねずみ」という別名もあり、それが当て字「冬眠鼠」の由来だろう。「やまねずみ」という別名がある。「ネズミ」自体が古くから「ねず・ね」などと呼ばれることがある。そのため「山鼠」は「当て字というよりは、読みが変わった部類」「読みが変わった"ネ"を用いた造語」と考えられる。見つかった出典として、「ね」よりも「ねずみ(ねすみ)」のほうが古い。古事記(712)上(兼永本訓)「鼠(ネスミ)来て云はく」。(830頃)一「鼠(ネ)い此の梯に縁りて上りて〜」。
やまもも;plt kym ddj atjk 2knj;山桃;楊梅; ヤマモモ科の常緑高木。「ようばい【楊梅】」は、ヤマモモの漢名。漢語崇拝による当て字だろう。
やもり;ddj knbn imeg;家守;守宮; 有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。「守宮」を訓読みしたら「もりみや・まもりみや・まもみや」としか読めず、音読みしたら「しゅきゅう」としか読めない。そのため「やもり」が当て字というのは小学生でもわかる。
やる;atj;斬る/襲る/討る/殺る/闘る
やに;atj 重複 atjm;脂;(尾崎紅葉)眵・(平出鏗二郎)烟脂;「多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前」での表記「丙眥(めがしら)に眵(ヤニ)が着いて」。「眵」自体が「目やに」の意味である。つまり「めがしら+めやに」という文になる。重複を避けたければ、「めがしらにやに(眵)」とする。ただし、重複自体が間違いではない。「まより」という見出しに載っている言葉がある。精選版 日本国語大辞典「まより【眵】」=目やに。「東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中」にて【『メション』、『さびた』の両種は、烟脂(やに)によりて次第に堆黒(つぐろ)に色づき】。※メション=ミアシャム=白色軽石状の鉱物。また、これで作ったパイプ。
ややこ;2knj atj ddj;none;(当て字)稚児;やや;ややこ=あかご・赤ん坊。「やや」とも。多聞院日記‐文祿三年(1594)正月二〇日では「ややさま」表記。;kotobank.jp/word/稚児-96059、kotobank.jp/word/児・稚-2089731
やらい;ssn;矢来;やらい(遣);意味は「竹や丸太を縦横に粗く組んだ、仮の囲い。」

【Yu ゆ】

ゆうき;atj 2knj dicnpn;遊木・柚木・湧木;結城;【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説参考。

 【遊木・柚木・湧木・吉成等に通用。当て字姓。】のような説明が【日本大百科全書(ニッポニカ)「姓名/日本のおもな姓氏」】の解説にあれば、「当て字姓」の前にある通用として書かれている名字を語源漢字・もとの形と定める。

ゆうまぐれ・ゆふまぐれ;ddj atj 2knj;夕目暗(ゆうまぐれ);夕間暮れ;辞書によると《「目(ま)暗(ぐれ)」の意。「間暮」は当て字》。意味は「夕方の薄暗いこと。また、その時分。ゆうぐれ。」
ゆうべ(キノウの夜);ddj;(一説)よべ→ゆうべ;夜べ→夕べ・昨夜;通常の「ゆうべ」、つまり「夕方」の意味での「ゆうべ」については「夕べ」は当て字ではないが、辞書の意味3における「きのう夜」の意味の場合は「夕べ」は当て字の可能性が高い。「昨夜」は、確定の当て字。

デジタル大辞泉「ゆうべ【夕べ】」
《「夕ゆう方へ」の意。古くは「ゆうへ」》
1 日の暮れるころ。夕方。「秋の夕べ」⇔朝あした。
2 何かの催し物が行われる夜。「音楽の夕べ」
3 《一説に、「よ(夜)べ」の転じた「ようべ」の音変化とも。「昨夜」とも書く》きのうの夜。さくや。昨晩。「夕べは飲み明かした」「夕べ地震があった」

ゆかしい;atj;ゆかしい;行かしい;床しい・懐しい;デジタル大辞泉小学館)の「ゆかしい【床しい/▽懐しい】」には、《動詞「行く」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」は当て字》とある。オクユカシイも同要に「奥床しい」は当て字であり、語源は「奥行かしい」である。1 気品・情趣などがあり、どことなく心がひかれるようである。2 なつかしく感じられる。昔がしのばれるようすである。、3 好奇心がそそられる。見たい、聞きたい、知りたい、欲しいなどの気持ちを表す。
ゆきかえり・いきかえり;atj 2knj;行き帰り;(夏目漱石)往復;文豪当て字。ただ漢語の熟語を当てただけ。
ゆくすえ;atjk 2knj imegnasi;行く末;(二葉亭四迷)将来;「眠られぬままに過去(こしかた)将来(ゆくすえ)を思い回らせば」浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)。;20220812
ゆだや;kymkuni 外国語 atj saitei;Judaea(ユダヤ);none;猶太;ユダヤ;ユを猶(ユウ)、ダを太(タ)にするのは、100歩譲って分かるとして、逆にそこまでやっといて、なぜヤを無視した当て字にしたのか。長音「猶(ユウ)」をユに縮音してるが、ユの音は守っていてタも連濁だから、一応 音に対して近い音で当て字してたのに、途中で力尽きたのだろうか。こういう中途半端なことをするなら、最初から当て字するべきではない。国名。
ゆみ;atj 2knj;(これは当て字)射法・(本来は当て字でないかも)射;「うまゆみ(騎射・馬射)」という言葉の「ゆみ(弓)」部分に「射」が当てられている。ただし、「射る(iRu)」の本来は「射る(YiRu)」で、さらに連用形・名詞形は「射る(i)」だが、これも本来は「射(Yi)」である。ゆみの語源が「射(Yi)」+「Mi」からなる「射み-巛み-YiMi)」だとしたら、その「Yi」部分が「Yu」に転じたとしたら、「射み-YiMi→YuMi」という音変化として、当て字に名はならない。ただし、「射法」は当て字である。「射法」は「矢を射るわざ・腕前」「弓術・射術」に使われたことのある当て字。放つ「弓」そのものには当ててたかどうかは調査中だが、普通ならば当てないだろう。;kotobank.jp/word/騎射・馬射-2011932。/kotobank.jp/word/弓-145366

出典:正倉院文書‐天平六年(734)一二月二四日・尾張国正税帳
「弓肆拾張料稲陸束」

出典:大智度論天安二年点(858)
「健き人諸射法(ユミ)を学ぶが如し」

ゆめ(夢);dqny kasi 2knj atjk;夢;未来・将来・希望
ゆめ(副詞);ssn 2knj 1knj atj imegari;(当て字)努・(当て字)努力・(当て字)謹・(当て字)慎・(当て字)夢;辞書に(「努」「努力」「勤」「慎」「夢」などと当てる)とある。意味「斎(い)みつつしんで。気をつけて。つとめて※これらの意味は「強く注意をうながす意から」という。禁止の語句と共に用いる意味「決して(…するな)。必ず(…するな)」。文献「大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)一〇」にて「努力(ユメ)、人びと、懃懇を加へて労苦を辞すること勿れ」。気をつけての「ゆめ」と「夢」を混同しての用法かと推測されている意味「打消の語を伴って用いる。夢にも(…しない)。すこしも(…しない)」例「夢知らず」「ゆめ知らで」。由来は諸説あるようだ。

【由来に関して】精選版 日本国語大辞典「ゆめ」の[語誌]によると
古く、潔斎する意の動詞「斎(ゆ)む」の命令形とされてきたが、疑問が残る。また、「ゆゆし」などの「ゆ」と、「め(目)」とから成るもので、物事を忌み謹んだ目をもって注視せよという、いわば誓詞、忠告の働きから出たものとする説もある。平安時代以降は「夢」と混同されたとみられる。

ゆめゆめ;ssn 2knj 4knj atj imegari;(当て字)努努・努々・(当て字)努力努力・(当て字)夢夢・夢々;辞書に(副詞「ゆめ」を重ねて強めた語。「努努」「努力努力」「夢夢」などと当てる)とある。辞書の[補注]にて、「夢」との混同があったという話があり、文献「明衡往来‐中末」でも、「夢夢莫レ漏々々」などと「夢」の字を用いている。※書紀(720)皇極四年六月(岩崎本平安中期訓)では「努力努力(ユメユメ)」表記。

【Yo よ】

よし;ddj 1knj onk atj;よし;寄し;由・因;辞書の「よし【由・因】」に、《動詞「寄す」の名詞化で、物事と関係づけていくことの意》とある。「よし【由・因】」=物事が起こった理由・手段・物事の内容・伝え聞いた事情・それらしく見せかけること・体裁・風情・教養などの意味。「よす【寄す】」=近づける・近よらせる。
よし;dicgzk imegari atj grpyosi;良し・好し;縦し・可し;学研全訳古語辞典の見出し表記は「よし 【縦し】」。「仕方がない・まあよい・どうでも(どうであろうと)」と仮に許可するの意なので、「良いだろう」という気持ちから語源推測漢字は「良し・好し」だろうか。現代ではあまり見ないが、多く下に逆接の仮定条件を伴って「たとえ・もし仮に・万が一」の意味も持つ。例「万葉集 一四九」「人はよし思ひ止(や)むとも」。「可し(よし)」自体が「良し」由来と考えて「可し」も当て字扱いとした。これは定義により異なる。
よしや;atj knjnasi ssn grpyosi;none;縦や;よしや;よしや=副詞「よし」+助詞「や」。よしや=① 不満足ではあるが、やむをえないと考えて、放任・許容するさま。まあいい。ままよ。仕方がない。② 逆接の仮定条件を表わす語。もし。かりに。たとい。万一。よしんば。https://kotobank.jp/word/%E7%B8%A6%E3%82%84-654287
よしんば;atj knjnasi ddj grpyosi;none;縦しんば;よしんば;よしんば=[副]たとえそうであったとしても・かりに。例「よしんば間違ったとしても心配はない」。
よっぽど;onbt ddj 2knj;よきほど→よっぽど;良き程→余っ程;辞書にて《「よきほど」の音変化。「余」は、江戸時代以降の当て字》とある。馴染みのある意味である「程度の大きいさま」のほかに、「ちょうどよいさま」「あやうく」「だいたい」などの意味もある。
よばい・よばひ;2knj atjk ddj imeg;呼ばい・呼ばひ;夜這い・婚い・(万葉)夜延・(見出し)喚ばう;呼び続けるが原義。呼ぶというのは「呼んで来させる(呼びつける)」ではなく、相手方の家に行き来たことを知らせる「呼ぶ」だろう(おそらく)。辞書の「よばい【夜×這い/▽婚い】」によると《「呼ばう」の連用形から》とある。「喚ばう」表記はデジタル大辞泉【呼ばう/▽喚ばう】より。「よぶ」の未然形「よば」+接尾語「ふ」=「よばう」からなる。動詞形「よばう」・名詞形「よばい」をまとめた意味「何回も呼ぶ・言い寄る・夜、恋人のもとへ忍んで通うこと。特に、男が女の寝所に忍び入って情を通じること。女の所へ忍んで通う。」など。動詞形「よばう」の意味では「女の所へ忍んで通う」と、「女の所」と限定されている。;dictionary.goo.ne.jp/word/夜這い/。dictionary.goo.ne.jp/word/呼ばう/
よみ;atjk 2knj knjnasi dicsdh;none;やみ・やま→よみ;闇・山→よみ;(見出し)黄泉;よみ・ヨミ;株式会社平凡社世界大百科事典 第2版「よみのくに【黄泉国】」には【〈ヨミ〉は〈ヤミ(闇)〉や〈ヤマ(山)〉と類義の語】とある。ちなみに「よもつくに【黄泉つ国】」とは「黄泉(よみ)」と同じ意味。当て字で使われる「こうせん【黄泉】」は「地下の泉・死者が行くといわれる所(地面の下)」のこと。「こうせん【黄泉】」は、本来は地獄(仏教において罪業のある者だけが行くとされる場所)とは別のものであるが、特に日本では混同されるようになったため、「あの世・よみじ・冥土(めいど)」の意味も持つ。黄泉の字で「地下」などの意味を持つ理由は【中国で、「黄」は地の色にあてるところから】と辞書にあるので、それが由来だろう。https://kotobank.jp/word/%E9%BB%84%E6%B3%89%E5%9B%BD-146491

よめつき;atj onbb sanie;よみつき→よめつき;読み突き→嫁突き;デジタル大辞泉「嫁突き」にて《「よ(読)みつ(突)き」の音変化》とある。羽根突き遊びで、「ひとこ、ふたご、みわたし、よめご」などと数えながらすること。;kotobank.jp/word/嫁突き-655030
よもすがら・よすがら;hnshuku ddj ssn atjk 2knj imegnasi;none;夜もすがら・夜すがら;(ddj)終夜・(図書寮本訓・ssn)通夜・(ssn)竟夜・(夏目漱石)終宵・(大岡政談)夜終・(亀井勝一郎)通旦;学研全訳古語辞典「よもすがら 【夜もすがら】」では、【「すがら」はその間ずっとの意の接尾語】とある。意味「夜通し・一晩じゅう」。デジタル大辞泉では見出し漢字表記が「終夜」という当て字で、精選版 日本国語大辞典では見出し漢字表記が「通夜・竟夜」という当て字。「しゅうや【終夜】」の当て字については、「終夜〇〇が続く」「終夜運転」「終夜営業」などで使われ、意味「一晩中・よどおし・よもすがら」。書紀(720)履中即位前(図書寮本訓)「通夜(ヨモスカラ)、火滅ず」。十六夜日記(1279‐82頃)「夜もすがら」。「すがら」は "ひらがな表記語"。;kotobank.jp/word/終夜-527751、kotobank.jp/word/通夜・竟夜-2091841、kotobank.jp/word/すがら-540863;20220710
よもつへぐい;ssn onb sanio atj knjnasi;よみつへぐい→よもつへぐい;よもつ竈食い;黄泉つ竈食い;(古事記)黄泉戸喫;よも=よみ(黄泉)のことだが、そもそも「黄泉」が当て字である。そして、「よみ」は語源推測漢字が見当たらない。黄泉つ竈食い=よみの国のかまどで煮炊きしたものを食うこと、黄泉の国の者となることを意味し現世にはもどれなくなると信じられていた。古事記(712)上「悔しきかも、速(と)く来ずて、吾は黄泉戸喫(よもつへぐひ)為つ」。
よろける;2knj atjk;よろける;蹌踉ける;imegで変換候補に出なかったのは偉い。こういう、ただ単に漢熟語(かんじゅくご)で当て字するという芸のない当て字は、IMEに搭載するのはやめてほしいからだ。
よろしく;2knj atjk dqny;よろしく・宜しく・ヨロシク;夜露死苦・四露死苦・夜露四苦・夜路死苦・世炉思食;imegの変換候補に「夜露死苦・四露死苦・夜露四苦・夜路死苦・世炉思食」はすべて含まれていた※20211114。
よろん;2knj atjk imegari;(語源漢字)輿論(音音);(内訓音)世論;もとは「輿論(よろん)」だった※【輿】の音読み=ヨ。別語として「世論(せいろん、せろん)」があった。1946年公布の当用漢字表に「輿」が含まれず、1946年ごろにほぼ同義で使用されていた「世論(せろん)」で代替されるようになるが、「よろん」に対する代替なので「世論」は「せろん」だったが「よろん」読みもなされるようになる。もともと違いの少ない言葉だったため、意味上の混乱は少ないが、「世論」の読みが「せろん・よろん」でブレることが多発している。もともとの「輿論」の「よ【輿】」には、「大勢の」という意味がある。

精選版 日本国語大辞典「よろん【輿論・世論】」
〘名〙 世上一般に唱えられる議論。世間一般の人の意見。せいろん。せろん。公論。(後略)~[補注]昭和二一年(一九四六)に告示された当用漢字表に「輿」の字が含まれなかったため、「世論」を「よろん」と読ませて用いるようになった。

精選版 日本国語大辞典「せいろん【世論】」
〘名〙 世間一般の議論、風説。よろん。せろん。
※文徳実録‐仁寿二年(852)一二月癸未「世論嗷々、為三善愷成二私曲一」

精選版 日本国語大辞典「せろん【世論】」
〘名〙 =せいろん(世論)
[補注]「世論」は、当用漢字表の公布後、「輿論」の書きかえとして用いられ、「よろん」とも読まれるようになった。

出典:精選版 日本国語大辞典「よ【輿】」
〘名〙 二本の長い棒の上に屋形を置き、人を乗せて運ぶ乗物。こし。

出典:デジタル大辞泉「こし【×輿】」
1 人を乗せる、屋形の下に2本の轅ながえをつけた乗り物。轅を肩に担ぐ輦れんと、腰の辺りにささげ持つ手輿たごしに大別され、身分の上下によって、鳳輦ほうれん・葱花輦そうかれん・四方輿・網代輿あじろごし・板輿などの種類がある。
2 みこし。神輿しんよ。
3 2本の轅に棺桶を載せて担ぐ葬具。

出典:デジタル大辞泉「よ【輿】[漢字項目]」
人名用漢字] [音]ヨ(呉)(漢) [訓]こし
1 何人かで担いで運ぶ乗り物。こし。かご。「肩輿・車輿・乗輿・神輿しんよ・鸞輿らんよ・輦輿れんよ」
2 万物をのせる台。大地。「輿地/坤輿こんよ」
3 大ぜいの。「輿望・輿論

よろん;輿論(世論)-YoRoNn-YRN、(語源漢字)輿論(音音)・(内訓音)世論・與(これとは別字)・yoron・seron 非和語由来、「輿」は、1946年公布の当用漢字表に含まれず、その時期にほぼ同義で使用されていた「世論」(せいろん、せろん)で代替されるようになる、(漢検漢字豆知識より)もともと[多数の人々の議論に基づいた意見]という意味の輿論-seronという熟語があったが、戦後[輿]が当用漢字表にのらなかったため[世論-seron]の字を[輿論]の代わりに使うようになった、[世=せ・よ]だったので本来の意味である[よろん]の読みと混同されて広まる i mkn wkg @ @ @

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