和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【読み変「た行」て】漢字の本来の読み方ではない日本語。"憧憬(どうけい)"は本来「しょうけい」。音が変わった言葉【私家版 読み変辞典風


 この記事は「もとの読み(音)から変わってしまった言葉」をまとめる記事です。随時更新。 

 今の収録基準として、辞書に見出しとして載っているものを収録、辞書に「〇〇とも読む」と書いてある語を収録するつもりです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0sa

【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ta
【て】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0te

【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0wa

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▼読み変辞典(読み変データ)

【T Te て】

です;ssn ddj onbs;でさうらふ→でさう→です※一例、ほかは説明にて;で候→です;各辞書に書かれる由来の説明をまとめると、次のものものがあげられる。「でさうらふ(でそうろう・で候)→でさう→です」。「でござります→でござんす→であんす→でえす→です」。「でそうろう(で候)→です」。「でおはす→です」。「でございます→です」。「であります→です」。
てそぼくり;ssn;てそそぶり→てそぼくり

精選版 日本国語大辞典「てそぼくり【手そぼくり】」
〘名〙 =てそそぶり(手━)
浄瑠璃日本武尊吾妻鑑(1720)一「袖口ひねり手そぼくり」

kotobank.jp/word/手そそぶり-2065088
出典:精選版 日本国語大辞典「てそそぶり【手そそぶり】」
〘名〙 手で物をいじくること。手先をいたずらにもてあそぶこと。てすさび。てなぐさみ。てそぼり。てそぼくり。てそぶり。
浄瑠璃小栗判官車街道(1738)三「誠の親の別れも知ず、手そそぶりして余念なき、太郎が風情ぞ哀れなる」

kotobank.jp/word/てそそぶり-575977
デジタル大辞泉「てそそぶり」
手で物をもてあそぶこと。
「手へ引っ付きてあがる綿を―しながら」〈滑・古今百馬鹿〉

でっち;ddj atj;でし→でっち;弟子→丁稚;辞書の「丁稚」には《「でし(弟子)」の音変化という》と書かれている。丁稚の意味=職人・商家などに年季奉公をする少年(雑用・使い走りなど)。子供を卑しめていう語※「小僧」のような意味合いか。

てんだ;ddj onbs hrkn knjnasi;ているのだ・というのだ→てんだ・ってんだ;ているのだ・と言うのだ→てんだ・ってんだ;none;てんだ;何を話しているのだ(何話しているのだ)→何を話してんだ(何話してんだ)。彼の名は田中太郎というのだ→彼の名は田中太郎ってんだ。

デジタル大辞泉「てんだ」の解説
《連語「ている」に連語「のだ」の付いた「ているのだ」の音変化。上に付く語によっては「でんだ」とも》…ているのだ。「何を話し―◦だ」「何をして遊んでんだ」
《格助詞「と」に動詞「いう」、連語「のだ」の付いた「というのだ」の音変化》多くは促音を入れて「ってんだ」の形で用いる。…というのだ。「すぐ来るっ―◦だから待ってやろう」

【T To と】

どうけい;ssn misnasi;しょうけい→どうけい;憧憬;Sehnsucht の訳語で「しょうけい(憧景)」が使われ、「目ざすものを得たい、理想とする状態に達したいと強く望むことや気持ち・あこがれ」の意味。「どうけい」=あこがれること。心が奪われ、うわのそらになることなどの意味。辞書「しょうけい【憧憬】」から、【「憧」の読みは、当初、漢音「ショウ」用い→明治末期から呉音「ドウ」も用い】という流れのようだ。とある。さらに「和製漢語」とも説明されている。最初から、読みが定まったものを輸入したのではなく、自国で意味から作られた造語なので、読みは日本人が感覚的に読みやすい「憧」の部品読み「どう」で読むのが読みの疎通がとれるだろう。
とうじ;ssn anbs atjk 2knjj;とぬし→とじ→とうじ;戸主→刀自;刀自;精選版 日本国語大辞典「とじ【刀自】」にて、(「戸主(とぬし)」の意で、「刀自」はあて字。家の内の仕事をつかさどる者をいう)とある。「とうじ【刀自】」も辞書にあり、これは、「とじ→とうじ」となったもの。
とうだい;onbs ofc9;;とうきょうだいがく→とうだい;東京大学→東大;例「新入社員の田中さんは東大をご卒業されたらしいです」。その他 多くの大学名が新聞などでも略称で表記される。例:慶大・京大・早大
とうもころし;kiz tnt tenntou;とうもろこし→とうもころし;トウモロコシ→トウモコロシ;幼い子が父とデパートにいるときに、「トウモロコシ」を「トウモコロシ」と言っていた。この手の発音の変化は、幼い子に多い。
とおり→とうり;通り;
とく・といた;onbs bnp knjnasi;ておく・ておいた→とく・といた;none;しておく=「し+ておく」なので、「しとく=しておく」の見出しもつくっている。
どくだんじょう;ddj;どくせんじょう→どくだんじょう;独擅場→独壇場;辞書「どくだんじょう【独壇場】」にて、《「擅」を「壇」と書き誤って生じた語》とある。誤読が先ではなく、「擅」→「壇」という表記ミスが先で、間違った表記をそのまま読んだがための「どくせんじょう→どくだんじょう」と考えられる。※「擅・壇」は文字潰れが起きやすいから。「擅・壇」の大きい文字サイズは別に表示する※下。
擅・壇

とじ;ssn anbs atjk 2knj;とぬし→とじ;戸主→刀自;精選版 日本国語大辞典「とじ【刀自】」にて、(「戸主(とぬし)」の意で、「刀自」はあて字。家の内の仕事をつかさどる者をいう)とある。意味は家事・雑役などを指す言葉。また、女へ尊敬・親愛こめ呼ぶ称。また、年老いた女も指す。さらに「とじ→とうじ」と変わる。「とぬし→とじ→とうじ」。
どしょっぽね;ssn anbh 特殊;どしょうこつ→推測変化→どしょうぼね→どしょっぽね;ど性骨・土性骨;精選版 日本国語大辞典「どしょっぽね【土性骨】」にて、【「ど」は接頭語) 「どしょうぼね(土性骨)」の変化】とある。もともと、「性根」と同じ意味も持つ「性骨(しょうこつ)」に、「ど」をつけたあと、訓読みに変わったのだろうか。「どしょうぼね【土性骨】」の意味は「① 強調して、また、他人をののしってその性質・精神をいう語。ど性根。ど根性。たましい。② 強調して、また、他人をののしってその背骨をいう語。」である。
とのも;とのもり→とのも;殿守・(当て字)主殿;;デジタル大辞泉小学館 [とのも]参考『「とのもり(主殿)」の略』、意味=[宮中の雑役や、蔵人 (くろうど) 拝賀のとき賜る湯づけの給仕をした女官]などの意味。
とまれ;ddj;ともあれ→とまれ;トマレ;;ともかく。参考(デジタル大辞泉)
とやかく;ssn atj ddj hnshukusi onbs;とやかくや→とやかく;(当て字)兎や角や→(当て字)兎や角;精選版 日本国語大辞典には(「とやかくや」の変化したもの)とある。デジタル大辞泉には「兎や角」が当て字と書かれている。雑多な事態を、特定しないまま列挙するのに用いる。非難したり迷惑に思う気持を込める場合が多い。何のかのと。ああだこうだと。あれやこれやと。なんのかのと。あれこれと。近年では「とやかく言われる筋合いはない」「とやかく言うな」「とやかくウルサイ」などで用いることが多い。
とゆ;ssn;とい→とゆ;樋;辞書「とゆ【樋】」にて、 「とい(樋)」の変化した語とある。「とい・とひ【樋】」とは、屋根の雨水を受けて地上に流す装置。湯・水などを送るためにかけ渡した管や溝。
どんよく;ssn dakua;とんよく→どんよく;辞書「どんよく【貪欲】」にて、(「どん」は「貪」の慣用音。古くは「とんよく」)とある。

出典:精選版 日本国語大辞典「どんよく【貪欲】」
[語誌](1)中世末のキリシタン資料のローマ字表記から、当時は清音「とんよく」であったことが確認される。「どんよく」への変化については、「貪」を持つ漢語には「ドン」の慣用音を持つ語形が少なからずあったこと、中世には広く用いられていたと思われる「慳貪」が「日葡辞書」ですでに「Qendon(ケンドン)」の音形であることなどから、その「ドン」の音への類推がはたらいた可能性もある。
(2)中近世においては「胴欲」が口頭語であったのに対して、「貪欲」は文章語であったと見られている。

出典:貪 - ウィクショナリー日本語版
音読み
呉音 : トン(トム)(表外)
漢音 : タン(タム)(表外)
慣用音 : ドン


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【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0yomihenn0sa
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