和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【畳語辞典風】ら行「ら〜ろ」楽々(ラクラク)・朧朧。など繰り返す日本語【畳語 一覧・まとめ】


 「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。

※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa


 このページにまとめてる「畳語」と「色々」「近々」「転々」などの同じ音で同じ意味の繰り返しからなる言葉です。同じ音の繰り返しでも「四肢(シシ)」のような前後が大きく異なる意味の場合は、「畳語」として扱っていません※。

※精選版 日本国語大辞典「畳語」にも「同一の単語を重ねて一語とした複合語」と書かれており、ただ同音なだけでなく「同一の単語=同じ意味の単語」である必要があると考えられる。同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものも畳語である。

【R Ra ら】

らくらく;mlt hnskeidoutari ddj;楽々・楽楽;らくらく・ラクラク;度量が大きくてこだわらないさま。「幸に胆勇―たるアゼシラウス王の在る有て」〈竜渓・経国美談
らくらく;mlt hnskeidoutari ddj;落落;度量が大きくてこだわらないさま。「幸に胆勇―たるアゼシラウス王の在る有て」〈竜渓・経国美談
らくらく;mlt hnskeidoutari ddj;落落;物が落ちたり倒れたりしているさま例「無数の岩が落落としている」
らくらく;mlt hnskeidoutari ddj;落落;マバラでもの寂しいさま。「落落たる戸庭、人見えず」〈本朝文粋・一〉
らんらん;ランラン


【R Ri り】

りりしい;sii;凜々しい;きりっとして勇ましいさま
りんりん;リンリン
りんりん();凛々;勇気凜々(ゆうきりんりん)=失敗や危険を恐れず気力にあふれていて、勇敢

【R Ru る】

るんるん;srh mlt omp;ルンルン;例「彼はルンルンだ」「彼女はルンルン気分で買い物にでかけた」。「ルンルン」と放つ鼻歌で使われ、気分がいいときに出る鼻歌。

【R Re れ】

れんれん;mlt ddj hnsmeisi hnstari;恋恋;【名詞】思いきれずに執着すること。例「徒に永く政柄を握るに恋恋し」〈東海散士佳人之奇遇〉。【たり】恋い慕って思いきれないさま・執着して未練がましいさま。例「恋々たる気持ちを抑える」「役職に恋恋とする」
れんれん;mlt ddj hnstari;連連;[ト・タル][文][形動タリ]続いていて絶えることのないさま。「家並みが―と続く」[形動ナリ]に同じ。「常に酒を送り茶を進めて、―にむつび近づきて後」〈太平記・一八〉[副]しだいしだいに。「―悪き所除 (の) きて、よき劫 (こう) ばかりになれば」〈花鏡〉
れんれん;mlt ddj hnstari;漣漣;涙などがとめどなく流れ落ちるさま。「―たる涙を止めもあえず」〈露伴・連環記〉

【R Ro ろ】

ろうろう;mlt ddj hnsmeisi hnstari;浪浪;[名]さまよい歩くこと。また、仕える主人のないこと。浪人であること。「―の身」 [形動タリ]水や涙の流れるさま。「青海―として白雲沈々たり」〈海道記〉
ろうろう;mlt ddj hnstari;老老・老々;[形動タリ]非常に年老いたさま。よぼよぼ。[初出の実例]「往往に老老大大なりとおもふも、渾身大なり、渾眼小なりと解会せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)眼睛)。「景家が母、老々(ラウラウ)として庭に杖つき走出て」(出典:源平盛衰記(14C前)三一)。

出典:精選版 日本国語大辞典「おいおいし【老老】」
〘 形容詞シク活用 〙 年寄りめいている。古めかしい。古風である。
[初出の実例]「御まへなる人『おひおひしきまねし給ふ、なにする物』をくちひそむもしらず」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

ろうろう;mlt ddj hnstari;朗朗・朗々;[ト・タル][文][形動タリ]音声が澄んでよく通るさま。「―と答辞を読み上げる」「音吐―」
ろうろう;mlt ddj hnstari;琅琅・琅々;[ト・タル][文][形動タリ]玉や金属が触れ合って鳴るさま。また、音の美しいさま。琅然。「―たる風鈴の音」。
ろうろう;mlt ddj hnstari;朧朧・朧々;[ト・タル][文][形動タリ]おぼろにかすんださま。うすあかるいさま。「―たる月」。
ろうろうじ;mlt ddj sdousi;労労じ;[形シク]《「ろうろうし」とも》 1 物慣れている。物事に巧みである。「何事にも―・じくおはせし御心ばへなりしかば」〈源・幻〉 2 才たけて情感が豊かである。「心の―・しきこと世に聞こえ高くて」...
ろくろく;mlt2 ddj mhok;陸々/(当て字)碌々・陸陸/(当て字)碌碌;あとに打消しの語を伴って、物事を満足になしとげていないさまを表す。ろくに。ろくすっぽう。「ろくろく聞きもしない」「忙しくて陸々寝ていない」。;わざ=;
ろくろく;mlt2 ddj;轆々・轆轆;1 車が走って音を立てるさま。2 馬のいななくさま。
ろくろくりん;mlt2 ddj;六六鱗;辞書には「《一条にうろこが36枚並んでいるところから》鯉 (こい) の別名。六六魚。」とある。;わざ=;

【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=4207112889899369315


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 私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
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