「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。
※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。
【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa
このページにまとめてる「畳語」と「色々」「近々」「転々」などの同じ音で同じ意味の繰り返しからなる言葉です。同じ音の繰り返しでも「四肢(シシ)」のような前後が大きく異なる意味の場合は、「畳語」として扱っていません※。
※精選版 日本国語大辞典「畳語」にも「同一の単語を重ねて一語とした複合語」と書かれており、ただ同音なだけでなく「同一の単語=同じ意味の単語」である必要があると考えられる。同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものも畳語である。
【N Na な】
なおなお;mlt dakun ssn;なおなお;直々・直直;none;〘形動〙 「なお(直)」を強めた言い方。まっすぐなさま。すなおなさま。従順なさま。※万葉(8C後)五・八〇一「ひさかたの天路は遠し奈保奈保爾(ナホナホニ)家に帰りて業(なり)をしまさに」。;20230726
なおなおがき;mlt dakur ssn;なおなおがき;尚尚書き・尚々書き;〘名〙① 手紙などで、本文に書き落とした事柄を後から書き加えること。また、その文章。宛名の後ろに、一字半ぶんだけ下げて書き、また、行間や本文の前に書くこともある。候文の手紙で、「尚々(なおなお)」と最初に書いたところからいう。追書(おってがき)。追伸。二伸。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕、② (①がつけたしに書かれるところから) つけたし。つけたり。物事のついで。※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一四上「角町(すみちゃう)はなをなを書に見物し」。
なおなおし;mlt dakun ssn;なおなおし;直々し・直直し・(蜻蛉)なほなほし・(源氏)なをなをし;すべてが平均的であって、よくも悪くもない時にいう。いかにも平常であるさま。平凡なさま。※蜻蛉(974頃)下「かへりごと、なほなほし」。転じて「平凡でよくない」という評価を込めて用いられる。つまらない、劣っている、賤しいなど。※源氏(1001‐14頃)若菜上「なをなをしく下れるきはのすき物どもに」。
なになに(どういうことかな);ddj srh mlt hrkn knj;何何・何々;なになに;書かれた文字・話されていることに関して、「どういうコトなのかな」という意識のもと発する語※情報・イキサツ・状況など。「何何、いったい何の用かな」。現代の時点で、目下のものが目上に使うことはないが、目上のものから渡された書類を見る際に、ヒトリ言のように小さめの声で発することはある。目上が目下の持ってきた書類を見るときなどに使う場合は、大きな声で「なになに」と発することも許容されている。;https://kotobank.jp/word/%E4%BD%95%E4%BD%95-589295
なになに(再び聞き出す);ddj srh mlt hrkn knj;何何・何々;なになに;「何何、もう1回言ってもらえるか?」のように、相手の言ったことを受け、もう一度聞き出す際に発する。「なになに」を頭につけ、次に質問を続ける。それを確認、反問しようとするときに発する語。
なになに(前を否定);ddj srh hrkn knj;何何・何々;前の事柄を否定して、自分の考えなどを述べようとするときに発する語。「何何、一晩くらい寝なくとも大丈夫だ」。このときの状況や心情を限定化したものが「なになに(前を否定し強がり)」の用法。
なになに(前を否定し強がり);ddj srh mlt hrkn knj;何何・何々;なになに;明日に試験を控えているのに勉強をしてない人のセリフの場合、「何何、勉強をしてないけど、得意な科目だから大丈夫。」のような強がりとして用いる。強がりなので「大丈夫」と言いつつも不安である背景がある上で言うセリフ。
なふさなふさ・のうさのうさ・なうさなうさ;ssn knjnasi hns形動 atjk 2knj mlt;none;のうさのうさ・なうさなうさ・なふさなふさ;(和漢朗詠)随分;① 身のほどに従ってするさま。時に応じてするさま。和漢朗詠(1018頃)下「随分(なふさなふさ)の管絃は還って自ら足んぬ 等閑(なほざり)がてらの篇詠は人に知られたり〈白居易〉」② 身に負えるだけするさま。それぞれに応じて精一杯にするさま。南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二「若し随分(ナフサナフサニ)経求せずは、命を活すること路(ところ)無けむ」
なかなか;atj 2knj;中々;却却・(志賀直哉)却々;なかなか成功しない;中(なか)=モノの中身・複数のモノや位置の中間や中間付近(場合により端以外すべて)。予想を上回るさま・簡単にはいかないさま。文豪当て字「志賀直哉」。;kotobank.jp/word/中中-587944
ながなが;;長々(ながなが) きわめて長いさまなくなく;泣く泣く;泣きたいほど辛い気持ちで・泣きながら
などなど;ofcn mlt kng;等々;日本人は漢語崇拝なので「等々」は「とうとう」と読まないとダサいみたいな風潮にあり、それが法令文にも影響が出ている。
なびなび・なびなびと;ssn omp mlt hnshuku knjnasi;none;なびなび・なびなびと;① のびのびとして、感じのやわらかなさま、流麗なさまを表わす語。〔名語記(1275)〕。花鏡(1424)幽玄之入事「又、音曲において、節かかり美しく下りて、なひなひと聞こえたらんは」。② こまごましていないさま、曲折を尽くしていないさま、鷹揚(おうよう)なさまなどを表わす語。のびのび。正徹物語(1448‐50頃)下「初心にては、二字題などのなひなひとしたるにて読みつきたるがよき也」。
【N Ni に】
にたにた;ニタニタ;
にひにひ;ニヒニヒ
にまにま;ニマニマ
にやにや;ニヤニヤ
にんにん;忍々・忍忍;忍者の掛け声。実際にそういう掛け声なのかは不明だが、創作物や模倣ではよく使われる掛け声
【N Nu ぬ】
温々(ぬくぬく) あたたかいこと・満ち足りているさま
滑々(ぬめぬめ) やわらかく、滑らかで感触のよくないさま
【N Ne ね】
ねじねじ(ねぢねぢ);mlt;ねじねじ;捻々;ネジネジ・ねじねじ;辞書に「ネジネジ」の音は収録されていない。
ねちねち;mlt omp knjnasi ssn;ねちねち;none;ネチネチ・ねちねち;粘液状のものなどがついて、不快にねばつくさまを表わす語。動作、話し方、また、性格などがくどくてあっさりしないさまを表わす語。
ねんねん;mlt kngari;ねんねん;年々;年々(ネンネン)=物事が年が進むごとに次第に強まったり弱まったり、増えたり減ったりする際に用いる。
【N No の】
のうさのうさ・なうさなうさ・なふさなふさ;ssn knjnasi hns形動 atjk 2knj mlt;none;のうさのうさ・なうさなうさ・なふさなふさ;(和漢朗詠)随分;① 身のほどに従ってするさま。時に応じてするさま。和漢朗詠(1018頃)下「随分(なふさなふさ)の管絃は還って自ら足んぬ 等閑(なほざり)がてらの篇詠は人に知られたり〈白居易〉」② 身に負えるだけするさま。それぞれに応じて精一杯にするさま。南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二「若し随分(ナフサナフサニ)経求せずは、命を活すること路(ところ)無けむ」。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%95-596283
のこのこ;ノコノコ;このこのやってきた
のこのこさいさい;mlt ssn omp knjnasi hrkn;ノコノコ=何のこだわりもなく、のんびり歩くさまを表わす語で、特に「ひとりだけ周囲の情況には無頓着に、姿を現わすさま」などにいう。ノコノコサイサイ=ノコノコとやってくるような軽薄さを非難する気持をこめたいい方。注意点として、サイサイがつかなくとも、「Aがノコノコやってきた」と表現したら、Aを軽薄と思ってるし、非難するようなマイナスな感情を持っていることがほとんど。
のそのそ;ノソノソ;ノソノソ歩いてる
のたのた;ノタノタ;のたのた歩く
のちのち;後々・後後;のちのち真実が明らかになる
のびのび;伸び伸び
のりのり;ノリノリ・乗り乗り
のろのろ;ノロノロ
のんしのんし;ssn mlt knjnasi hns感動 srh knjnasi;のんしのんし;none;none;のんしのんし;人に強引に同意を求めたり、念を押したりする語。長唄・乗掛情の夏木立(1764)「恋の上風船で押せ押せようかよかよかのんしのんし」。
【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=4207112889898992024
【KEYWORD ZONE】
なぎょう、なきよう、ナギョウ、な行、ナ行、ナギョウ、nagyou
なぎょうな、なきような、ナギョウナ、な行な、ナ行ナ、ナギョウナ、nagyouna
なぎょうに、なきように、ナギョウニ、な行に、ナ行ニ、ナギョウニ、nagyouni
なぎょうぬ、なきようぬ、ナギョウヌ、な行ぬ、ナ行ヌ、ナギョウヌ、nagyounu
なぎょうね、なきようね、ナギョウネ、な行ね、ナ行ネ、ナギョウネ、nagyoune
なぎょうの、なきようの、ナギョウノ、な行の、ナ行ノ、ナギョウノ、nagyouno
じょうご、ジョウゴ、jougo、zyougo、じょーご、ジョーゴ、jogo、zyogo、上戸、畳語、たたみご、タタミゴ
じょうごじてん、しようこしてん、ジョウゴジテン、jougojitenn、zyougozitenn、jougojiten、zyougoziten、じょーごじてん、ジョーゴジテン、jogojiten、zyogojiten、上戸時点、畳語時点、たたみごじてん、たたみこしてん、タタミゴジテン、tatamigojitenn、畳ご時点
私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
畳語 一覧、畳語一覧、じょうごいちらん、しようこいちらん、使用粉一覧、ジョウゴイチラン、jougoitirann、jougoitiran、
じょうごまとめ、しようこまとめ、使用粉まとめ、ジョウゴマトメ、jougomatome、畳語 まとめ、畳語まとめ