和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【畳語辞典風】た行「たーち」淡々と・近々などの繰り返す日本語【畳語 一覧・まとめ】


 「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。

※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa

 このページにまとめてる「畳語」と「色々」「近々」「転々」などの同じ音で同じ意味の繰り返しからなる言葉です。同じ音の繰り返しでも「四肢(シシ)」のような前後が大きく異なる意味の場合は、「畳語」として扱っていません※。

※精選版 日本国語大辞典「畳語」にも「同一の単語を重ねて一語とした複合語」と書かれており、ただ同音なだけでなく「同一の単語=同じ意味の単語」である必要があると考えられる。同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものも畳語である。

【T Ta た】

たあたあ;ssn knjnasi atjk 2knj mlt yoji;(浮世風呂・当て字)足袋;たあたあ; 足袋(たび)のことをいう幼児語。たあた。滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「お杉坊も紋(もんも)の足袋(タアタア)を脱いで」。
たいたい;mlt ssn dakunasi;たいたい;太太・太々;中国語で、「奥様・夫人」。城外(1936)〈小田嶽夫〉「老爺老爺太々(タイタイ)(=おくさまの意)太々(タイタイ)御慈悲を御慈悲を」。
だいだい;mlt ssn dakunasi dakua;だいだい;太太・太々;「だいだいかぐら(太太神楽)」「だいだいこう(太太講)」の略。
たおたお・たをたを;mlt kngnasi;none;タオタオ;「たをたを・たおたお」参照
たがたが;ssn mlt omp hrkn hnshuku knjnasi;none;たがたが;① 幼児の歩くさま、足もとのたしかでないさまを表わす語。② 落ち着かず忙しそうなさまを表わす語。
たぎたぎしssn omp mlt hrkn hns形シクデコボコのたぎたぎしは精選版 日本国語大辞典たぎたぎ‐し意味①にあたる。常陸風土記(717‐724頃)には、「悪しき路の義を取りて、当麻(たぎま)と謂ふ。〈俗、多支多支斯(タギタギシ)と云ふ〉」とあることから、当時はたぎたぎしよりもたぎたな方が一般的だったと思われる。道路などに、でこぼこや高低のあるさま。
たぎたぎしssn omp mlt hrkn 精選版 日本国語大辞典たぎたぎ‐しにおける意味②の 足がよくきかず、たどたどしい。の意味。この意味は現代のたどたどしいに通ずることから、ナマリの類いだろうと思われる。また、デコボコを意味するたぎたぎしとも通ずる。どちらも滑らかに進むことできないという点でだ。
たけだけしい;mlt ;猛々しい;例「盗人猛々しい」。
たじたじ・たぢたぢ;mlt ktk nok;タジタジ・タヂタヂ;たじたじ
ただただ;mlt hrg kkn;正々・正正・只々・只只・唯々・唯唯;ただただ;気持ち・動きを述べるのに用いられやすい言葉で、後に続く言葉を強調。例「ただただつまらない」「ただただ悔しい」「ただただ感動した」など。後に続く言葉しか思い浮かばないくらい後に続く言葉の気持ちになっている。または、それだけを考えてしまうほど集中して行っている。;ただ=まっすぐ・曲り無し・(もとの形から曲がりナシの意味で)そのまま
たちたつ;mlt ssn;たちたつ;立ち立つ;(万葉)立龍・(万葉)立多都;タチタツ=〘自タ四〙 次から次へと飛び立つ・あちこちで一面に立つ。「立ち立ち(たちたち)」は辞書の見出しになかったが、「立ち立つ」の連用形・名詞形は「立ち立ち」である。万葉(8C後)一・二では、「立龍(たちたつ)」「立多都(たちタツ)」などと当て字されているが、タの後ろをツと読ませるためだろうか。
たどたどしい;mlt hrg;辿々しい;言葉・動き・作業などがおぼつかない・遅い・整っていない・なめらかでないさま。多く不慣れ・技術不足が原因
たぷたぷ・たぶたぶomp mlt hrkn hnshuku① 液体が容器に豊富にあって、揺れ動くさまを表わす語。たぶたぶ。② やわらかくふくらんで揺れ動くさまを表わす語。青べか物語(1960)〈山本周五郎〉白い人たち「たぷたぷと揺れる乳房」。

だべ・だべだべ(その通りだろう);ktknooi hrgnooi 強調 hgn srh hnskanndou mlt;none;だべ・だべだべ;相手の意見に対して、「私の言ったとおりだろう」「世間でこう言われてるとおりだろう」という気持ちのこもった「だべ」「だべだべ」はアイヅチのように使える。茨城の方言で見られる語尾「だべ」を頭に持ってきたもの。「そうだべ」などの略と思われる。。

たまたま;mlt hrgnooi ktknari knjari;偶々;たまたま;「偶々」表記だと、「隅々(すみずみ)」と見間違う恐れがある。「たまたま」という言葉は「偶然」「思いがけず」という場面で幼いころから耳にし使う言葉であるのに対して「偶」の字は小学生のときに習わない漢字である。それもあって、ひらがな表記がされやすいと考えられる。
たゆたゆ・たゆんたゆん;nok mlt hrg;タユンタユン
たるたる・たるんたるん;mlt hrkt;たるたる・たるんたるん・垂る垂る・垂るん垂るん;お腹のタルタルのみカタカナ「タルタル」が多い。「たるんたるん・タルンタルン」は僅差。
だろ・だろう・だろだろ;ktknnasi hrgnooi knjnasi 強調 hgn srh hnskanndou mlt;none;だろ・だろう・だろだろ;相手の意見に対して、「私の言ったとおりだろう」「世間でこう言われてるとおりだろう」という気持ちのこもった「だろう(だろ)」「だろだろ」はアイヅチのように使える。「そうだろう」などの略と思われる。
たをたを・たおたお;mlt kngnasi wiwe dickgj hnshuku;タヲタヲ・タオタオ;辞書には「しなやかに。ものやわらかに。なよなよ(と)。」の意味が書かれている。例「たをたをした枝=しなやかな枝」。使われていた源氏物語 夕顔では、「細やかにたをたをとして」という用法がある。
たんたん;mlt kngnasi;淡々・坦々;


20211230
"坦々と"約 223,000 件
"淡々と"約 7,050,000 件
特記:
 すべて「 -使い方 -用例 -意味 -辞書 -読み方」でマイナス検索。

参考記録
"たんたんと"約 897,000 件
"タンタンと"約 353,000 件
※作品名などの固有名詞などが多くヒット。

Yahoo!リアルタイム検索 30日分@20211230
淡々と58,033件
たんたんと2,602件のツイート
坦々と561件のツイート
参考記録】タンタンと799件のツイート※音を鳴らすときに使われる。


だんだん;ssn mlt;断断・断々;Google IMEでは「だんだん」の変換候補に「断断・断々」がないくらいにマイナーな語。断断(ダンダン)=〘形動タリ〙① 一つのことに専心するさま・一つのことを守って変えないさま。② 態度が非常につよく、きっぱりとしているさま・断乎・断然。③ きれぎれであるさま。〔音訓新聞字引(1876)〕

ち【Ta Ti】

ちかぢか・ちかじか;mlt2 hrg;近々・近近;近いうちに
ちがりちがり・ちがりちがりと・ちかりちかり・ちかりちかりと;mlt omp knjnasi ssn seidaku hnshuku;none;精選版 日本国語大辞典「ちがりちがり」にて【「ちかりちかり」とも】とある。一方の足をひきずって歩くさまを表わす語。虎明本狂言・飛越(室町末‐近世初)「ちかりちかり」。
ちぐはぐ;mlt omp hrkt knjnasi;none;チグハグ
ちゃちゃいれる;mlt ktkn knjoome;茶々入れる・茶々淹れる・茶茶入れる・茶茶淹れる
ちゅうちゅう・ちゅーちゅー・ちゅっちゅ;hrkt;チュウチュウ・チューチュー・チュッチュ

ちゅるちゅる;hrkt;チュルチュル
ちょいちょい;nok mlt hrg;チョイチョイ;
ちょうちょう;mlt onby kymmusi;てふてふ→てうてう→ちょうちょう→ちょうちょ;蝶々→ちょうちょ;
ちょうちょうはっし;mlt atj ssn onby hnshuku;てうてうはっし→ちょうちょうはっし;丁丁発矢・打打発止;(もしかしたら)丁丁発矢(が当て字かも);(人情本)てうてうはっし;例「てうてうはっしと切結ぶ」のように、「と」を伴って用いることが多い。意味「激しい音をたてて、互いに打ち合うさまを表わす語・激しく議論をたたかわしあうさまを表わす語」。辞書上の品詞は副詞。

ちょきちょき;nok mlt ktk;チョキチョキ;
ちょくちょく;nok mlt hrg;チョクチョク;
ちょこちょこ;nok mlt hrg;チョコチョコ;
ちょちょい;nok mlt hrkt;チョチョイ;
ちょちょいのちょい;nok mlt ktk;チョチョイのチョイ;
ちょっかい;hrk nok;チョッカイ;ちょっかい
ちょびちょび;hrk mlt nok;チョビチョビ
ちょびっと;hrk mlt nok; チョビっと・チョビッと
ちりちり;omp mlt knjnasi;none;ちりちり・チリチリ;例「髪の毛がチリチリになる」=髪の毛がパーマがかかったようにクネクネになる
・傷んだ髪のように整っていない髪になる。
ちりぢり・ちりじり・ちりちり;mlt hrkn knj;散り散り;ちりぢり・ちりじり・ちりちり;散ってばらばらになること。はなればなれになること。わかれわかれになること。また、そのさま。葉や花が散ること、また、そのように落ちぶれたり乱れたりしていくことにもいう。辞書上の見出しでは「ちりぢり」と連濁しか載っていないが、出典文の1つ徒然草(1331頃)三〇では「ちりちり」表記。ひらがな表記もあり、古今(905‐914)雑体・一〇〇六も浮世草子・好色盛衰記(1688)三も「ちりぢり」表記。関連語「おのがちりぢり【己が散散】=各人が思い思いの方向に散るさま・てんでんばらばら※ssn」。;kotobank.jp/word/散散-513494
ぢりぢりまい・じりじりまい;ssn mlt knjnasi omp;ヂリヂリマイ・ジリジリマイ=時間がなかったり、物事が急であったりしてあわてて物事をすること。類語「きりきりまい・てんてこまい」。見出しは「じりじり舞」のみだが、出典文献の表記は「ぢりぢりまい」である。浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)一「先には和田が仁王立ち左(ひだり)義盛右巴。一(ひとつ)巴にくるくるとぢりぢりまいする井上次郎」。


【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa


【記事編集用Link】
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