和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【畳語辞典風】あ行「生き生き・恐る恐る」などの繰り返す日本語【畳語 一覧・まとめ】


 「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。

※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa


 このページにまとめてる「畳語」と「色々」「近々」「転々」などの同じ音で同じ意味の繰り返しからなる言葉です。同じ音の繰り返しでも「四肢(シシ)」のような前後が大きく異なる意味の場合は、「畳語」として扱っていません※。

※精選版 日本国語大辞典「畳語」にも「同一の単語を重ねて一語とした複合語」と書かれており、ただ同音なだけでなく「同一の単語=同じ意味の単語」である必要があると考えられる。同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものも畳語である。

【A Aa あ】

ああああ(あーあー);嗚呼嗚呼・唖々唖々・アーアー;
あたあた;ssn mlt srh hrkn knjnasi;熱々あたあた (「あつあつ」の変化したものかと推測されている。熱さにたえかねて発することば。あついあつい。
あたた;ssn onbs sanua mlt knjnasi;あつあつ→あたあた→あたた;熱々→あたああた→あたた;〘名〙 (「あつあつ(熱熱)」の変化した「あたあた」から出た語か) 灸(きゅう)の小児語。俳諧・二息(1693)「破るなと障子に灸(あたた)する乳母」。
あとあと;kngno mlt ;後々;
ありあり;ddj mlt hnshuku;ありあり;有り有り・在り在り;1 はっきりと外に現れるさま。明らかに。「顔に不満の色が―(と)見えた」。2 まるで現実であるかのようにはっきりと見えるさま。鮮やかに。「なき友の姿が―(と)目に浮かぶ」。;https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9C%89%E3%82%8A%E6%9C%89%E3%82%8A/#jn-7432

【A Ai い】

いきいき;生き生き・活き活き;気があり勢いの良いさま;生き・息=生きていること・生きるという概念・呼吸
いくいく・いくいくと;dicgzk mlt hns副詞;いくいく・いくいくと;いくつもいくつも。あれこれと。いくいくと置き。
いまいま;mlt2;今今・今々;精選版 日本国語大辞典「いまいま【今今】」にて「今」を重ねて強めた語という説明がある。また、意味はその強めのほかにも「ついさっき・このまま・いまかいまか」などの用法もある。関連「いまかいまか」
いたいたしい;;痛々しい(いたいたしい) 気の毒で見ていられないほど可哀想なこと
いでいで;イデイデ;さあさあ・どれどれ・いやもう;例「いでいで、かなりおいしくて満足です。」;いで=感動詞
いまいましい;忌ま忌ましい・忌々しい・忌忌しい;汚れた感じである・嫌な感じだ・しゃくだ※他にも意味があるが現代主要な意味のみ載せた。;忌ま=「忌み」未然
いやいや(気持ち);嫌々・嫌嫌;イヤと思いながら~。例「嫌々作業に取り組んだ」;嫌=嫌い
いやいや(感動詞);イヤイヤ・嫌々・嫌嫌;やりたくないことなどを拒否するための言葉、子供がよく使う。例「部屋片付けなさい!」「いやいやー!」「イヤイヤ言ってないで、やりなさい。ママも手伝うから。」;イヤ=嫌い・拒否
いやいや(ツッコミ);イヤイヤ・否否・厭々;やりたくないことなどを拒否するための言葉、子供がよく使う。例「部屋片付けなさい!」「いやいやー!」「イヤイヤ言ってないで、やりなさい。ママも手伝うから。」;イヤ=嫌い・拒否
いらいら;イライラ・苛々・苛苛; 心が苛立たしく思うこと
有漏有漏(うろうろ) (どうしてよいか分からず)歩き回るさま
いまかいまか;mlt2;今か今か;多く「今か今かと〜」の形で使われて、続く言葉に待ち遠しい気持ちを置き、その言葉を強める使い方が主流。関連「いまいま」

【A Au う】

うな;onbs ssn;うぬは→うな;汝は→汝;「うぬは→うな」の音変化は精選版 日本国語大辞典「うなうな」より。「うな」のみの見出しは見つからない。精選版 日本国語大辞典「うなうな」の説明で、【「うな」といってにらむところから) おどし叱ることをいう幼児語】とあり、「うな」と感動詞的に使うようだ。うぬ【汝・己】=ののしったり軽んじたりして相手を指す・侮蔑的に自分自身のこと。「うぬ」は感動詞としても用いられ、「相手に対する、激しいののしりのことば」「おのれ(と声を投げ掛ける)」としての意味がある。;kotobank.jp/word/汝・己-211305

うなうな;ssn mlt omp;none;うなうな;「うな」は「うぬは(汝は)」の変化したもの。「うな」といってにらむところから) おどし叱ることをいう幼児語。;20220702;kotobank.jp/word/うなうな-441057
うなうな・うなうなと(なよなよ);ssn mlt omp hnshuku;none;うなうな;力なく、なよなよとしている様子。うならうなら。土井本周易抄(1477)二「うなうなとしてそなへなうて居れども、人がをつるぞ」;20220702;kotobank.jp/word/うなうな-441057
うならうなら;ssn omp mlt;none;うならうなら;接尾語「ら」がついた形。意味は副詞の「うなうな」と同じで「力なく、なよなよとしている様子」。※参照「うなうな・うなうなと(なよなよ)」。洒落本・北川蜆殻(1826)下「『気にかからんではなけれど、〈略〉』と、うならうならといふ」。;kotobank.jp/word/うならうなら-2011589
うならすなら;ssn omp mlt;none;うならすなら;〘形動〙 (「うなら」は力のないさま。「すなら」は息苦しいさま。類義語を重ね脚韻をそろえた強調語)① ふらふらしてしっかりしないさま。たよりないさま。② 無抵抗なさま。すなおなさま。浄瑠璃・小夜中山鐘由来(1766)五「どしゃうぼねの太いげんさいめ。うならすならに渡しゃよし」。;kotobank.jp/word/うならすなら-2011590
うはうは;ddj hnshuku omp mlt knjnasi;none;うはうは・ウハウハ;[副詞]喜ばしい出来事があり、思わず笑ってしまうさま。笑いたくなるほど満足しているさま。「株価が急激に上がってうはうはする」。[形動]非常に喜んで高揚しているさま。十分に満足するさま。「オークションで高値で落札されうはうはだ」。;kotobank.jp/word/うはうは-441183
うはうは・うわうわ;kngno mlt igg ssn;上上・上々;心がうわついて落ち着かないさまを表わす語。評判記・役者口三味線(1699)京「武道もおちつかぬとしるせり。いかさま諸げいうはうはとしてしっぽりとせず」。類義語「うかうか・うきうき」。「上上・上々」の読みには「うはうは・うわうわ」「うへうへ・うえうえ」「じょうじょう」があり、意味も異なる。;kotobank.jp/word/上上-438500
うへうへ・うえうえ;kngno mlt igg ddj;上上・上々;高貴な身分の人々。「上上・上々」の読みには「うはうは・うわうわ」「うへうへ・うえうえ」「じょうじょう」があり、意味も異なる。
うひうひしい・ういういしい;初々しい(ういういしい) 物慣れしてなく、幼い感じがするさま;mkn
うほうほ(鳴き声・マネ);mlt omp srh knjnasi;none;うほうほ・ウホウホ;ゴリラの鳴き声のOnomatopée。それだけでなく、ゴリラのマネをする際に「ウホウホ」と言っていたことからか、ゴリラの要素を感じられる人のさまを表す。ゴリラのよりも知能は劣るが力が強いと感じられる人をイジる、または親しみを込めて使う※使い方を誤れば誹謗中傷になる。ゴリラの習性の1つのマウント取りを人のさまで、行われること。参照「ウホウホする」。
うほうほ(高まり);mlt omp srh knjnasi;none;うほうほ・ウホウホ;エサをもらったりするなどで、うれしくて高まっているゴリラのようなさまになっている人を表す。不確定要素で運良く手に入った際にも使われる。また、喜び満足しているさま・喜びうわついているさまである「ウハウハ」の要素もある。例「宝くじが当選してウホウホする」「贅沢できてウホウホだ」。
うほうほする;mlt omp knjnasi;none;ウホウホする;ゴリラの習性の1つのマウント取りから、人間社会に当てはめたもの。地位・物理的チカラ・立場が強いものが、威圧したりチカラで押さえつけたりして自分が上位であることを示すこと、または相手を下げて自分を上位に見せること。例「あの先輩は、細かいことで注意してウホウホしている」。地位・実績・資産などで、自分が上だとジマンしたり、さり気なく におわせたりすること。例「あの人と話しても、ウホウホするばかりで面白くない」。
うまうま;mlt2;旨旨;精選版 日本国語大辞典「うまうま【旨旨】」での多くの意味を簡潔に並べると「乳・おいしいもの・食べ物・たくみに・たくみに騙す・心地よく感じる・おいしく感じる」などの意味。関連「うまうま(感動詞)」。
うまうま(感動詞);mlt2 ofcno;旨旨・うまうま・ウマウマ;食べてるときに発する・味を噛み締めて飲み込んだときに発する「うまうま」という言葉。関連「うまうま」。
うむうむ
うようよ
うるうる
うろうろ
うん;ウン;うなずき
うんうん;ウンウン;うなずき

【A Ae え】

えごえご(肩ゆすり);ssn mlt hnshukusi omp;辞書上では「肩を前後、上下などにゆするさま」とある。例「寒いのか、肩をエゴエゴさせている」。
えごえご・ゑごゑご(鈍い);ssn mlt hnshukusi wiwe omp;辞書上では「 肥え太っていたりして動作が鈍いさま・のそのそ・よちよち」とある。例「えごえごして歩く」。1764年の文献「雑俳・川柳評万句合‐明和元 鶴三」では「ゑごゑご」表記。
ゑたゑた・えたえた;ssn mlt wiwe hnshukusi;辞書上では「よたよた歩くさまを表わす語」とあるように、「よたよた-YoTaYoTa」の転じたものか、または逆か。。室町末~近世初の文書の表記では「ゑたゑた」表記がなされていた。関連語・関連音「よたよた-YoTaYoTa」「江た江た-YeTaYeTa」「ゑたゑた-WeTaWeTa」「ゑたゑた-WeTaWeTa」「えたえた-AeTaAeTa」「おたおた-AoTaAoTa」など。「あたあた-AaTaAaTa」もあるが、「あたあた」は意味として大きく異なる。波形本狂言・縄綯(室町末‐近世初)「あひるのありくやうにゑたゑたゑたと」。

えちえち・えっち(エッチ);ssn mlt srh knjnasi;H(エッチ)→えちえち・えちち;none;えちえち・えちち・エチエチ・エチチ;性的興奮を覚えるもの。
えちえち・ゑちゑち;ssn mlt wiwe hnshukusi omp;辞書上では「思うように歩けないさまを表わす語。えちおち。よちよち。えちらえちら。えっちらおっちら。」とある。1809年の文献「歌舞伎・霊験曾我籬 四幕」では「ゑちゑち」表記。
えっさらおっさら;ssn mlt hnshukusi omp;意味「つらそうに歩くさま、やっとのことで歩いているさまを表わす語」。「えっさらおっさら」と同じ。
えっちらおっちら;ssn mlt hnshukusi omp;意味「つらそうに歩くさま、やっとのことで歩いているさまを表わす語。えっさらおっさら」。

【A Ao お】

おそるおそる;mlt kngn ssn;恐る恐る;意味「恐ろしく思いながら。どうなるかと心配しながら。また、ひどくかしこまりながら」が辞書上の意味。恐る恐るの心情が結果的に「恐れから動きがゆっくりなさま・恐れから震えるさま」などを表すのに使う。恐る=恐れる。
おそれおそれ;mlt kngn ssn;恐れ恐れ;恐れながら。こわごわ。恐る恐る。古今著聞集(1254)一七「『あれは何者ぞ』と問はれければ、おそれおそれ申しけるは」。
おたおた(うろうろなにもできない);ssn mlt jshukusi;辞書上では「思いがけない事態に、うろうろするだけで何も出来ないさまを表わす語」とある。影の影(1960)〈大藪春彦〉六「馬鹿もん! 貴様は何をオタオタしてたんだ!」
おたおた(おたすけください);ssn mlt jskandou;オタオタ;辞書上では「お助け下さい」の最初を重ねていう語とのこと。「おた」単独もある。例「許してください、おたおた」。さらに「おた」を前に置く例も、「(病院の)先生! どうか息子を…おた、おたおた」。梁川庄八(1931)〈大河内翠山〉四人の悪武士をこらす「ヘエ、どうか命ばかりは、おた、おたおた」。
おとなおとなし;ddj mlt;おとなおとなし→おとなおとなしい;大人大人し→大人大人しい;none;none;[形シク]いかにも大人らしい思慮分別がある・いかにも大人びている。辞書には形容詞「おとなし」を強めていう語と説明されており、おとなし・おとなしい」と比べて、「いかにも」が加わった意味と考えると良いだろう。
「御ぐし掻きくだし給へと、―・しうつくろへど」〈落窪・一〉おもひおもひ・おもいおもい;mlt2 igg;思ひ思ひ・思い思い;「人それぞれ・各自が思ったとおりに行う」などの意味。普通は「おもいおもい」を「思思」などと書かないので「おもうおもう」と読み間違えないが、人によりオヌカをするため、「igg」タグをつけた。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。
おもひおもふ・おもいおもう;mlt2 igg;思い思う;精選版 日本国語大辞典には「① 深く思いつめる。思いつづける。② 互いに思いあう。相思相愛である。」の意味が書かれている。「思い思い」と比べマイナー。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。
おもふおもふ・おもうおもう;mlt2 igg;思う思う; 「〜と思いつつ〜する」「〜と思いながら〜する」のように使われていたが、現代ではあまり使われていない。「思い思い」と比べマイナー。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa

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【KEYWORD ZONE】
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あぎょうあ、あきようあ、飽きようあ、アギョウア、agyoua、あ行あ、ア行ア
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 私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
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