和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【畳語辞典風】か行「か〜こ」くれぐれも・奇々(怪々)。など繰り返す日本語【畳語 一覧・まとめ】


 「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。

※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。

【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa

 このページにまとめてる「畳語」と「色々」「近々」「転々」などの同じ音で同じ意味の繰り返しからなる言葉です。同じ音の繰り返しでも「四肢(シシ)」のような前後が大きく異なる意味の場合は、「畳語」として扱っていません※。

※精選版 日本国語大辞典「畳語」にも「同一の単語を重ねて一語とした複合語」と書かれており、ただ同音なだけでなく「同一の単語=同じ意味の単語」である必要があると考えられる。同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものも畳語である。

【K Ka か】

かいかい;ssn mlt hns形動タリ;快快・快々;imegでは「快々」は変換候補にない。意味「愉快なさま・速いさま・すばやいさま」。愉快なさまの文献 俳諧・鶉衣(1727‐79)後、はやいさまの文献 漂荒紀事(1848‐50頃)六。例「快々と語らう」。精選版 日本国語大辞典の[補注]に「忠義水滸伝解‐一回」に書かれている「快快 ハヤクト云コト。俗語ニテハヤキコトニ用ユ」という文からの「早いさま」が俗語として用いられたと分かる。現代では「はやいさま」の意味で一般的に通じないかもしれない。
かくかく(オノマトペ);knjnasi mkn mlt omp;none;かくかく・カクカク;「カクカク」というコトバはオノマトペであり、和語として見られる。しかし、由来が漢語「角(かく)」であったなら、和語ではなく漢語であり、Onomatopéeではなく疑似オノマトペの畳語である。デジタル大辞泉小学館)では「かくかく」というようにヒラガナの見出しでつくられている。;https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%8B%E3%81%8F/#jn-38616

かくかく;mkn mltk mlti kngari ddj;赫赫;1 赤赤と照り輝くさま。「―たる日輪」。2 功名・声望などがりっぱで目立つさま。「―たる武勲」。
かくかく;mkn mltk mlti kngnasi ddj;斯く斯く;none;かくかく;[副]ある事柄を引用する際、具体的な内容を省略していうのに用いる語。類語「こうこう」。例「事情は―しかじかである」。
かくかくしかじか・かくかくしかしか;mlt dakur;「かくかく」も和語だが連濁ナシ。うしろの「しかしか」のみ連濁アリで「しかじか」となっている。「かくかくしかじか・かくかくしかしか」は使われている表現だが、辞書に見出しとして載っていない。デジタル大辞泉小学館)「かくかく【斯く斯く】」の説明内の例文として「事情は―しかじかである」のような例文がある。「かくかくしかじか」の現代の使用者の用法としては「かくかく」の意味と同じ、「しかしか」の意味と同じ。;kotobank.jp/word/斯く-459999、kotobank.jp/word/斯く斯く-460131
かさかさ
かたがた;mlt dakur;
かつかつ

かどかど(複数表現);ssn mltk mlti;角角・角々;カドカド=① あちこちのかど。すみずみ。はしばし。
かどかど(カドの強調);ssn mltk mlti;角角・角々・カドカドする;カドカド=物がかどだっていること・人の性格や態度、表現などがおだやかでなくかどだっていること。伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉五「その言葉が何だか角々(カドカド)して、相手を傷けるやうに感じられた」。
かどかどし(カドの強調や複数);ssn mltk mlti;角角し・角々し・カドカドし;カドカドし=物がかどだっている・かどが多い・かどばっている・性格が円満でなくかどだっている・とげとげしい・圭角が多い
かどかどし(精神的な面);ssn mltk mlti;角角し・角々し・カドカドし;かどかどし(精神的な面)=善悪をはっきりさせ、それに対する態度がきっぱりしている・堂々としている・威厳がある。
かどかどし(才能アリ);ssn mltk mlti atj;(一説)角々し;才才し・才々し;かどかどし=いかにも才能がある・才気に満ちている・てきぱきとして賢い。この意味は「かどかどし(カドの強調や複数)」の「物がかどだっている」の意味から転じたものだろうか。何か才能が突出しているというのと、角立っているというのを比喩として使われた結果、「角々し=いかにも才能がある」という用法で使われて、当てる字が「才々し」に変わったという説も考えられる。少なくとも、「かど」単独を「才」と表記しないので、このデータでは先の説で考えて、当て字扱いとする。「才才し・才々し」は「ざえざえし」という別語も存在する。;20221118

出典:【畳語辞典風】さ行
ざえざえし・さえさえし;ssn mltk mlti atj kngari seidaku;才才し・才々し;ざえざえし【才才】=いかにも学識が深そうだ・学才がありそうなようすである。文献 源氏(1001‐14頃)若菜下では「さえさえしく、はかばかしく」と濁音化していない。「才才し・才々し」は「かどかどし」という別語も存在する。;20221118

かねがね;mlt dakur ddj;かねがね;予予・予々・兼ね兼ね・兼兼・兼々[副]以前から。かねて。「おうわさは―承っておりました」。

【K Ki き】

きき;mlt2 knjari ofcari;奇々;奇々怪々(ききかいかい)=きわめて奇妙なこと
きき;mlt2 knjari;器々;
きぎ;mlt2 knjari ofcari;木々・木木・樹々・樹樹;
きざきざ(KZKZ);knjnasi omp mlt ssn;none;きざきざ・キザキザ;ずたずたに切るさま。細かく切りきざむさま。類語・ナマリ「ぎざぎざ。きだきだ」。辞書上では「ギザギザ」と異なり名詞としての意味は書かれていない。形動・副詞として使う。醍醐寺本遊仙窟康永三年点(1344)「愁に腸(はらわた)寸(キサキサニ)断ゆ」。女作者(1913)〈田村俊子〉「感情が妙にきざきざして」。
ぎざぎざ(GZGZ);knjnasi omp mlt ssn;none;ぎざぎざ・ギザギザ;ギザギザ=「ノコギリの歯のような とがっていりちがった刻み目・(前)そのような刻み目のついているさま・鋭い刻み目などのついているさま・荒れてとがっているさま」。類語・ナマリ「きざきざ・ぎじゃぎじゃ」。虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一九「不規則にぎざぎざを畳む鋸葉(のこぎりば)」のように名詞的につかったり、恩讐の彼方に(1919)〈菊池寛〉三「灰白色のギザギザした」のように副詞的につかったりする。
きそきそ・きそきそと;ssn hnshuku omp knjnasi;none;きそきそ・きそきそと;きそきそ=心のいさみ
きびきび・きびきびと;omp mlt knjnasi ssn;きびきび;none;きびきび・キビキビ;態度、動作などがあいまいでなくはきはきしているさま、また、だらだらせず、生き生きとひきしまっていて気持がよいさまを表わす語。人情本・処女七種(1836‐44頃か)七「左様(さう)きびきびとあて付けて呉れる事もあるめえぢゃアねえか」。
きょうきょう;ssn mlt kngari;恐々・恐恐;〘副〙 おそれかしこまるさま。類語「おそるおそる」。明衡往来(11C中か)上末「彌励二参仕之誠一。可レ令二上啓一。恐々不宣謹言」 〔韓愈‐原毀〕「戦々恐々」の四字熟語の中で使われることが多い。
きらきら;mlt2 knjari ofcari;奇々;奇々怪々(ききかいかい)=きわめて奇妙なこと

kirikiri

きりきり;mlt knjnasi dicari;キリキリ;;例「胃がキリキリする」。〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)① 物のきしってまわる音、歯をくいしばる音やさまなどを表わす語。
きりきりしゃん;ssn mlt;きりきりしゃん;none; 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 身なりなどがきちんとしていて、立居振舞に一分のむだもなく、かいがいしい ...
きりきりめく;ssn mlt knjnasi;きりきりめく;none;〘自カ四〙 (「めく」は接尾語) 激しく回る状態になる。身をもがく。※梁塵秘抄(1179頃)二。
きりきりむら;kymmap mlt;吉里吉里村・大槌町吉里吉里
きりきりまい;mlt ssn;きりきり舞い;〘名〙 片足をあげて体を勢いよくまわすこと。また、そのように、忙しくあわてふためいて立ち働いたり、困難に ...
きれきれ・きれっきれ;mlt2 knjari ofcnasi;切れ切れ;キレキレ・キレッキレ;

【K Ku く】

くすくす;クスクス;;例「クスクス」と笑う。
くだくだしい;ssn ddj mlt hns形シク knjnasi ktkn atj 1knj;くだくだしい;none;(書紀)砕(クタクタシキ);くだくだしい・クダクダしい;意味「事が繁雑でわずらわしい・こまかすぎていやだ・同じことを何度も繰り返したりして、長ったらしいさま」。類語「しつっこい・くだらし。くどくどしい」。
くちくち;kngno mlt igg ddj;口口・口々;口づけ・Kiss(キス)・接吻(せっぷん)。「口口・口々」の読みには「くちくち・くちぐち」があり、意味も異なる。
くちぐち(大勢の声出し);kngno mlt igg ddj;口口・口々;大ぜいの人がそれぞれ口に出して言うこと。「―に不平を言う」 2 あちらこちらの出入り口。「ビルの―に警備の人がいる」。「口口・口々」の読みには「くちくち・くちぐち」があり、意味も異なる。
くちぐち(複数の出入り口);kngno mlt igg ddj;口口・口々;あちらこちらにある出入り口。例「店の口々に配備された盗難物探知機」。「口口・口々」の読みには「くちくち・くちぐち」があり、意味も異なる。
くなくな・くなくなと;hnshuku ssn knjnasi mlt omp;none;くなくな・くなくなと;① ものがたわみしなうさま、また、萎(な)えてしまうさまを表わす語。② 動作がきびきびしていないで、女性的なさま、また、女性などの媚態(びたい)を表わす語。なよなよ。日本橋(1914)〈泉鏡花〉六一「獣の背の、波打つ体に、くなくなと成ると、とんと橋の上に、真俯向(うつむ)けに突伏して了ふ」。;kotobank.jp/word/くなくな-484495
くなくな;ssn knjnasi mlt omp hns形動;none;くなくな; ものがたわみしなうさま、また、萎(な)えてしまうさまを表わす語。文献「魔に憑かれて(1957)〈北原武夫〉」にて「何だか身体全体がくなくなになって疲れているのに」。;kotobank.jp/word/くなくな-484495
くやくや・くやくやと(集まりうごめく);omp mlt hnshuku knjnasi;none;くやくや・くやくやと;意味「多く集まってうごめいているさまを表わす語」。清原国賢書写本荘子抄(1530)四「窓のすきまに、木のふし穴などから朝日の影入れば、〈略〉色々の塵どもが、くやくやとする」。
くやくや・くやくやと(心晴れぬ);omp mlt hnshuku knjnasi;none;くやくや・くやくやと;思いわずらって心が晴れないさまを表わす語。類語・ナマリ「もやもや・くよくよ」。実隆公記‐明応五年(1496)九月紙背(女房奉書)「かやうの事くやくやと御心にかけ候はは」。
くやくや(呼びかけ);omp mlt srh hnskanndou knjnasi;none;くやくや;人に呼びかける声。「これこれ」「こらこら」。歌舞伎・蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)三幕「くやくや若い者」。
くらくら;クラクラ・眩々・眩眩;意識が朦朧(モウロウ)として倒れそうなさま;例「頭がクラクラする」;
くるくる・ぐるぐる(回転する・回転させ巻く);ssn knjnasi omp mlt;none;くるくる・クルクル・ぐるぐる・グルグル;意味「物が軽やかにつづいて回るさま・何回も回すさま・幾重にも巻くさま・幾重にも丸めるさま・巻いてあるものを解くさま」。辞書にない説明として「重いさま・チカラ強いさま」があるときは「ぐるぐる」と濁音化することもある。また回る音を表す擬音語のようにも使うことがある。例「余った糸をクルクル巻き付けて保管する」「このロープを柱にグルグル巻き付けてください」。例「オモチャの車のタイヤがクルクル回る」「グルグルと大きな音を立てて走る大型トラック」。
くるくる(幼児語 車全般);ssn knjnasi omp mlt;none;くるくる・クルクル;【人力車、乳母車など、車のことをいう幼児語】という説明が辞書にあるが、現代の幼児視点で見ると車のタイヤが回るさまを「クルクル」ということから、車輪がつくもの全般・車全般を指す幼児語と考えてもよいだろう。
くるくる(その他);ssn knjnasi omp mlt;none;くるくる・クルクル;「まめまめしく、身軽に立ち働くさま」。浄瑠璃源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)六「心得ましたと尻がるに、くるくるおくるが気転きき」。「なめらかに丸い感じのするさま。くりくり」。無刊記刊本碧巖鈔(1620‐40頃)六「目の黒うくるくるとして利根げなる形ち也」。「物事を滞りなく行なうさま・物事のすらすらと進行するさま」。湯島詣(1899)〈泉鏡花〉四六「上包はくるくると開いて」。
くるくるぱあ;ssn knjnasi omp mlt;none;くるくるぱあ・くるくるぱー・クルクルパア・クルクルパー; (形動) 知能程度の低いさまや、正気でないことをいう、昭和三〇年(一九五五)前後の流行語。解体の日暮れ(1966)〈杉浦明平〉三「ハタをくばったりはできるけど、クルクルパーですな」。
くるくるぶし;dicddjp knjnasi omp mlt;none;くるくる節;「くるくる」部分は漢字表記なし。クルクルブシ=岩手県の民謡。一関市周辺で歌われる。元は紙漉き唄だったが、酒宴の唄に転じた。
ぐるぐるまげ・ぐるまげ;ssn knjnasi omp mlt;none;ぐるぐる髷・グルグル髷・ぐる髷・グル髷・ぐるまげ;意味「江戸時代の髪型の一つ、髪を頭の上でむぞうさにまきつけて結った髷(まげ)」。「ぐる」と略したこともあったようだ。
くれぐれ・くれぐれも;(当て字か)呉呉;くれぐれ・くれぐれも;例「くれぐれも忘れるなよ」

【K Ke け】

げえげえ・げえげえと;mllt omp;げえげえ・げえげえと;none;none;げえげえ・ゲエゲエ・ゲヱゲヱ;ゲエゲエ=飲食物をもどすときや胃の中のガスを出すときなどに思わず発する声を表わす語。滑稽本・八笑人(1820‐49)二では「ゲヱゲヱ」表記。
げげ;mlt;下下・下々;しもじもの人(略「しもじも」)・身分の低い人たち・ひじょうに劣っていること・最下等のもの・下等の下等・下の下・下郎(シモベのこと)・下僕。ぞうり取り(武家などに仕えて、主人の草履を持って供をした下僕)」。しもじものはく履物の意から転じた意味「わらぞうり・金剛ぞうり」。下郎。下僕。ぞうり取り。例「花にくらべては下々(ゲゲ)に見える雑草」「路地で眠る人は下下(ゲゲ)の者(身分の低い人たち)」。「ゲゲをはき、挨拶に来た田舎の隣人」。・下郎(シモベのこと)・下僕。ぞうり取り(武家などに仕えて、主人の草履を持って供をした下僕)。
げさげ・げさげに;mltsp;下下げ・下下げに;完全な畳語ではない、音訓の読みになっている。意味「相手を見下げること・見くだすこと」。咄本・正直咄大鑑(1687)白「げさげ」表記。

けちけち;mlt;ケチケチ・吝々・吝吝;節約と異なり必要な場面でも金や物を出し惜しむ様。「ケチケチするな」の形で用いられやすい。1つ「ケチ」=節約と異なり必要な場面でも金や物を出し惜しむ。
げなげなばなし;ssn rare knjnasi hrknooi mlt;none;げなげな話;げな=「ようだ・らしい・そうだ」などのような伝聞。「らしいよ」と伝聞で昔から伝わってきた話を伝えることから、げなげな話=昔話。:kotobank.jp/word/げな-490840
けばけば;ケバケバ;毳々;化粧が濃い・派手で目にキツイ;ケバ・毳=;mkn
けふけふと;mlt2;今日今日と・今日ゝと;今日こそはと。今日か今日かと。関連「いまかいまか」。

けりけり;mlt2 ssn;鳧鳧;〘名〙 鳧(けり)をいう女房詞。また、鴫の異名ともいう。
げろげろ・げとげろと;omp mlt knjnasi ktknooi hrknooi;none;none;げろげろ・ゲロゲロ・げろげろと・ゲロゲロと;へどを吐くさまを表わす語。滑稽本浮世床(1813‐23)二「ゲイと云て吐逆(もどし)たが。彼背低(せいっぴく)の馬陰が頸(あたま)から。ゲロゲロゲロと両方の肩頭(かたさき)へかけたから」。名詞として「げろげろ・ゲロゲロ」は「げろ」を指す。
げんげん;ddj mlt2;言言・言々;一つ一つの言葉。一語一語。
けんけんごうごう;ddj mlt2;喧喧囂囂;大勢の人がやかましく騒ぎたてるさま。その結果「収拾がつかないさま」を指すこともある。「喧喧」「囂囂」ともに「やかましいさま・騒がしいさま」。


【K Ko こ】

こうこう(伝え);mlt2;コウコウ;キツネ・ニワトリの鳴き声を表す語、話し声のやかましいさま。【補足】ほかにも、精選版 日本国語大辞典 「こうこう」にて「たけだけしいさま。力を出すさま。さかんに腹を立てるさま。」などの意味をもつ「こうこう」があるが、いずれも漢語崇拝者しか知らなそうな環境依存文字の漢字からなる畳語である。
こうこう(うっとり);mlt2;恍恍・恍々;恍恍惚惚(こうこうこつこつ)=心を奪われてうっとりするさま
こうごうしい;神々しい;気高く、おごそかであるさま。「光々しい」を連想してか「まぶしく輝くもの」に対しても「神々しい」と言い表すことがある;神(こう)=;mkn
こかこか;ssn omp mlt knjnasi hnshuku;none;こかこか・コカコカ;カラスの鳴き声を表わす語。袖中抄(1185‐87頃)八「烏のこかこかとなくをば」。赤ん坊の泣く声を表わす語。〔名語記(1275)〕。
ここ;imegari mlt2 ssn;ここ;呱呱;中国で「乳児の泣き声を表わす語」。※徂徠集(1735‐40)一二・記義奴市兵衛事「児女則呱呱啼弗レ已」 〔書経‐益稷〕。
ごご;imegnasi mlt ssn;ごご;伍伍・伍々;伍伍=五人ずつ一かたまりになること・五人ずつのグループ・五人また五人。「五人また五人」と辞書の説明にあるが、「一人また一人と増える」などの同じ用法だろうか。歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)四幕「四十七人二手となし、表門より二十四人、裏門より二十三人、伍伍(ゴゴ)を略して三人一組、三々九人を一手となし」。
ここまい;ddj mlt;古古米;古収穫年度を2年経過した米。変な表現だが、「古古米」はイキナリ出てきたのではなく、「こまい【古米】=新米に対し、その前年にとれた米」であるので、古米・古古米が前年・二年前となっている。
ここの;ofc mlt;個々の;
ごしごし;omp ompm knjnasi;none;ゴシゴシ;磨いたり、磨くように洗ったりするさま;ごし=「ごしりと・ごしっと」のような単独用法は一般的でない、通常「ごしごしっと」「ごしりごしりと」などとする;
こずこず(かずのこ・魚の卵);ssn knjnasi atj 4knj;かずかず→こずこず;none;(親元日記)不来不来;「かずのこ・タラの卵・ブリなどの卵」これらを指す女房詞。精選版 日本国語大辞典の解説に「くるくる」と書いてあるが、「くるくる回る意味を持つ」ということか、それとも「別名がクルクル」なのだろうか不明。親元日記‐寛正六年(1465)正月一〇日「鱈の腹を不来(コズ)不来と云て正月用たつ」。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%93%E3%81%9A%E3%81%93%E3%81%9A-266835
こつこつ;惚惚;恍恍惚惚(こうこうこつこつ)=心を奪われてうっとりするさま
こつこつ;兀兀(こつこつ) 地道に努め励むさま
こつんこつん;omp mlt knjnasi hrknooi ktkn;none;none;こつんこつん・コツンコツン;比較的弾力性が低いモノを叩く擬音語。ただし、音の響きがカワイイこともあり、弾力性のある柔らかいものを叩いたりするのにも使われる可能性もあるかもしれない。辞書に「こつんこつん」自体は収録されていない。精選版 日本国語大辞典「こつん」の意味「堅い物を打ち当てた時、ぶつかって立てる音、また、そのさまを表わす語」。類語「こつり=堅い物がぶつかって立てる音を表わす語」。;20220929
こてこて(濃い・多い);ssn hnshuku omp mlt2 knjnasi hrknooi ktkn;こてこて;none;none;こてこて・コテコテ;むやみに多くの量をあつかうさまを表わす語。多すぎてごたごたするさまや、濃厚なさまなどにもいう。こってり。
こてこて(たどたどし);ssn hnshuku omp mlt2 knjnasi hrknooi ktkn;こてこて;none;none;こてこて・コテコテ;たどたどしく不器用に仕事をするさまを表わす語。老人や、手なれない者、また、悲しみなどのために、手元がたどたどしくなるさまにいう。こってこって。
こてんこてん・こてんこてんに;ssn hnshuku omp mlt knjnasi hrknooi ktkn;none;こてんこてん・コテンコテン;徹底的にやっつけられたり、またはやっつけたりするさまを表わす語。完膚なきさま。例「コテンコテンに負ける」。類語「さんざん・こてんぱん」。随筆寄席第二集(1954)〈辰野・林・徳川〉六。
こねこね;mlt2 omp;コネコネ・捏ね捏ね;
こひこふ・こいこう;mlt2;恋ひ恋ふ・恋い恋う;学研全訳古語辞典「こひこふ 【恋ひ恋ふ】」参照。「絶えず恋い慕う。恋し続ける。」の意味。万葉集 六六一にて「こひこひて逢(あ)へる時だに」。自ハ上二{ひ/ひ/ふ/ふる/ふれ/ひよ}
こまごま(こまかさ・ていねい);mlt dakur hnshuku rdss ddj;こまごま;細々・細細;1 細かくて雑多なさま。細かくてあまり重要でないさま。「―(と)した道具類」「―した要件を片付ける」。2 細かいところまで行き届くさま。「事情を―(と)話す」。3 ねんごろなさま。丁重なさま。「―と世話をやく」「―(と)礼を言う」
こまごま(せわし・いそがし);mlt dakur hnshuku rdss ddj;こまごま;細々・細細;4 せわしく働くさま。こまめに。「―と立ち働く」。5 繊細なさま。こまやかなさま。;https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B4%B0%E7%B4%B0_%28%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%94%E3%81%BE%29/#jn-81826
ごみごみ・ごみごみと;knjnasi ssn mlt dakua;(語源推測漢字)混み混み;ごみごみ・ゴミゴミ・ごみごみと・ゴミゴミと;精選版 日本国語大辞典「でのゴミゴミ=混雑しているさま、まとまりがなく、雑然としているさまなどを表わす語。デジタル大辞泉では「狭苦しく」の意味も見られる。雑俳・柳多留‐四(1769)「ごみごみの中の白かべしち屋なり」、一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉五「さうしても何かカスのやうなものが頭と胸にごみごみと不快に残った」。精選版 日本国語大辞典の[補注]には【ごみ(塵)」と「こむ(混)」との類推から成った語か】という推測が記されている。
ころころ;mlt2 omp;コロコロ
ころごろ;ssn dakur mlt imegnasi;ころごろ;頃頃・頃々;重ねて意味を強めた語。コロゴロ=このごろ・この日ごろ。※万葉(8C後)四・四八七。
ごわごわ;mlt2 omp;ゴワゴワ;
こんこん(とびら);mlt2;コンコン;扉を叩く音
こんこん(きつね);mlt2;コンコン;キツネ
こんこん(きつね);mlt2 ssn hnsm;こんこん;献献;酒を何度もくみかわすこと。酒盛。また、婚姻の時の三三九度の杯。さかずきごと。

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【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa


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【KEYWORD ZONE】dic0jougo0ka
かぎょう、かきよう、下記用、カギョウ、kagyou、家業、か行、カ行
かぎょうか、かきようか、下記用か、下記8日、カギョウカ、kagyouka、カ行下、か行か、カ行カ
かぎょうき、かきようき、下記用き、牡蠣八日、下記8日、カギョウキ、kagyouki、家業機、か行き、カ行キ
かぎょうく、かきようく、下記用く、下記幼駒、カギョウク、kagyouku、家業区、か行く、カ行ク
かぎょうけ、かきようけ、下記用け、書きようけ、カギョウケ、kagyouke、家業家、か行け、カ行ケ
かぎょうこ、かきようこ、下記用こ、書き陽子、カギョウコ、kagyouko、家業子、か行こ、カ行コ
じょうご、ジョウゴ、jougo、zyougo、じょーご、ジョーゴ、jogo、zyogo、上戸、畳語、たたみご、タタミゴ
じょうごじてん、しようこしてん、ジョウゴジテン、jougojitenn、zyougozitenn、jougojiten、zyougoziten、じょーごじてん、ジョーゴジテン、jogojiten、zyogojiten、上戸時点、畳語時点、たたみごじてん、たたみこしてん、タタミゴジテン、tatamigojitenn、畳ご時点
 私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
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