「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。「どぎまぎ」のような疑似畳語もデータに入れていて、「mltgiji」というタグがついているものが、疑似畳語のデータです。
※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。
【A Ao お】
嗚々・嗚嗚;おお・をを(なげきむせぶ声);hjt mlt1;oo・wowo;嗚々・嗚嗚;none;none;おお・をを;なげきむせぶ声。宋・軾〔赤壁の賦〕客に洞簫(どうせう)を吹くり。~其の聲、嗚嗚然として、怨むが如くふが如く、泣くが如く訴ふるが如く、餘嫋嫋(でうでう)として、えざること縷の如し。;kotobank.jp/word/%E5%97%9A%E5%97%9A-2795283
烏々・烏烏;おお・をを(声を上げてよぶ);hjt mlt1;oo・wowo; 烏々・烏烏;none;おお(をを);声を上げてよぶ。〔漢書、楊伝〕(会宗に報ずる書)家は本(もと)秦なり。能く秦聲を爲す。~酒後耳熱し、天を仰いで缶(ふ)を拊(う)ち、烏烏と呼ぶ。;kotobank.jp/word/%E7%83%8F%E7%83%8F-2793514
応々・応応;おうおう;ssn mlt kngari;ouou;none;none;〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 従順ですなおなさま。また、おっとりとしているさま。ゆったりのんびりしているさま。[初出の実例]「ふたこしぬいておふおふに、渡す心は韓信や」(出典:浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)一)。「こんな気ばらしな所に居るから、おふおふとしてさぞうれしかろふ」(出典:洒落本・浮世の四時(1784))。
怏々・怏怏;おうおう;ddj mlt2;ouou;怏々・怏怏;none;none;心が満ち足りないさま。晴れ晴れしないさま。「怏怏として楽しまず」。「居常いつも―として不平を酒盃さけに漏もらしつ」〈蘆花・不如帰〉。
往事茫々・往事茫茫;おうじぼうぼう;smk4j mlt4;oujiboubou;往事茫々・往事茫茫;none;none;過去を振り返ってみても、記憶がはっきりせずとりとめのないさま。注記「往事」は、過去の出来事。「茫茫」は、はっきりしないさま。
痴々し・痴痴し;おこおこし・をこをこし;mlt ssn;okookosi・wokowokosi;痴々し・痴痴し;none;おこおこし;意味:ばかばかしい。ばかげている。初出「をこになりぬ。おこおこしくなるなり。」※花鳥余情(1472)五。;https://kotobank.jp/word/%E7%97%B4%E7%97%B4-2015826
押せ押せ;おせおせ;mlt;oseose;
怖じ怖じ;おじおじ;ssn mlt2;oziozi;怖じ怖じ;none;おじおじ;〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 恐れるようす。おずおず。おどおど。びくびく。[初出の実例]「『〈略〉もはやおとがせぬが、いな事じゃ』と云て、おぢおぢみて」(出典:虎明本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初))。「いいわけもあとやさき、をぢをぢして」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇)
怖ず怖ず;おずおず;ssn mlt2;ozuozu;怖ず怖ず;懼々・懼々;おずおず;〘 副詞 〙 ( 動詞「おず(怖)」を重ねたもの。「と」を伴って用いる場合もある ) 恐れや緊張でためらっているさま。おそるおそる。こわごわ。びくびく。おどおど。おじおじ。[初出の実例]「『参りこまほしけれど、つつましうてなん、たしかにことあらば、おづおづも』とあり」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)。
押すな押すな;おすなおすな;ssn mlt3;osunaosuna;押すな押すな;none;none;( 「な」は禁止の意の助詞 ) 人が大勢押しかけて混雑しているさまにいう。[初出の実例]「押すな押すなの人で」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉遠雷)。
恐る恐る;おそるおそる;mlt kngn ssn;恐る恐る;意味「恐ろしく思いながら。どうなるかと心配しながら。また、ひどくかしこまりながら」が辞書上の意味。恐る恐るの心情が結果的に「恐れから動きがゆっくりなさま・恐れから震えるさま」などを表すのに使う。恐る=恐れる。
おそれおそれ;mlt kngn ssn;恐れ恐れ;恐れながら。こわごわ。恐る恐る。古今著聞集(1254)一七「『あれは何者ぞ』と問はれければ、おそれおそれ申しけるは」。
おたおた(うろうろなにもできない);ssn mlt jshukusi;辞書上では「思いがけない事態に、うろうろするだけで何も出来ないさまを表わす語」とある。影の影(1960)〈大藪春彦〉六「馬鹿もん! 貴様は何をオタオタしてたんだ!」
おたおた(おたすけください);ssn mlt jskandou;オタオタ;辞書上では「お助け下さい」の最初を重ねていう語とのこと。「おた」単独もある。例「許してください、おたおた」。さらに「おた」を前に置く例も、「(病院の)先生! どうか息子を…おた、おたおた」。梁川庄八(1931)〈大河内翠山〉四人の悪武士をこらす「ヘエ、どうか命ばかりは、おた、おたおた」。
条々;おちおち・をちをち;ssn mlt dicari kngari;otioti・wotiwoti;条々・条条;none;none;「おち」を重ねた語。箇条箇条・かどかど・件件(くだりくだり)。初出「更に条(ヲチヲチ)にして勅したまふ」※日本書紀(720)神代下(水戸本訓)。;条条-532012
御茶の子さいさい;おちゃのこさいさい;ddj mlt;otyanokosaisai;御茶の子さいさい;none;御茶の子さいさい・御茶の子サイサイ;《「さいさい」は囃子詞(はやしことば)》物事がたやすくできること。
オドオド;おどおど;mlt omp knjnasi;odoodo;none;怖々;オドオド・おどおど;
大人大人しい;おとなおとなし;ddj mlt;おとなおとなし→おとなおとなしい;大人大人し→大人大人しい;none;none;[形シク]いかにも大人らしい思慮分別がある・いかにも大人びている。辞書には形容詞「おとなし」を強めていう語と説明されており、おとなし・おとなしい」と比べて、「いかにも」が加わった意味と考えると良いだろう。
おねおね;ssn mlt2
〘 副詞 〙
① 口の中で物をあちこち動かしてかむさま。
[初出の実例]「をねをねと釣柿(つるし)喰ふや尉と姥」(出典:雑俳・西国船(1702))
② 話すとき、口をもごもごさせて、何を言っているかわからないさま。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%8A%E3%81%AD%E3%81%8A%E3%81%AD-2017307
オボオボ;おぼおぼ;ddj mlt2 knjnasi;oboobo;none;none;オボオボ・おぼおぼ;[副]態度がはっきりしないさま。ぼんやり。「怪しきまで言 (こと) 少なに、—とのみ物し給ひて」〈源・蜻蛉〉。精選版 日本国語大辞典 では「おぼおぼと」は立項されているが「おぼおぼ」はなし。おぼおぼと=〘 副詞 〙 ぼんやりと。おぼろげに。はきはきとしないで。初出「源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉」。
精選版 日本国語大辞典 「おぼおぼしい」の意味・読み・例文・類語
おぼおぼ‐し・い
〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]おぼおぼし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「おぼ」は「おぼろ」の意 )
① あたりが薄暗くてはっきりと見えないさま。ぼうっとしている。
[初出の実例]「たそがれ時のおぼおぼしきに、同じ直衣どもなれば、何ともわきまへられぬに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)常夏)
② たよりなく不安なさま。たどたどしい。しっかりしていない。
[初出の実例]「もうもうに、耳もおぼおぼしかりければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
③ 他人行儀に感じられるさま。よそよそしい。隔てがましい。
[初出の実例]「おぼし隔てて、おぼおぼしくもてなさせ給ふには、何事をかきこえ侍らむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夢の浮橋)
おぼおぼしいの語誌
( 1 )「おぼろ」「おぼつかなし」「おぼめく」などの「おぼ」を重ね、形容詞化したもの。平安時代以降に見られる。
( 2 )「おぼつかなし」が不明瞭、不分明な状態に対する不安感を含んだ心情を表わすことが多いのに対し、「おぼおぼし」は客観的状態を表わし、②のように人の技術や能力、あるいは③のように対人関係の形容に用いる。
オメオメ;おめおめ;mlt;omeome;none;喀々;オメオメ・おめおめ;デジタル大辞泉かく【喀】[漢字項目]」=胸やのどに詰まったものを吐き出す。
精選版 日本国語大辞典 「おめおめ」の意味・読み・例文・類語
おめ‐おめ
〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いられる ) 恥じるべき事と感じても、勇気がないため、また、恐れなどから、恥をそそぐことをしないさまを表わす語。転じて、恥しらずのさま、恥を感じないで平然としているさまを表わす語。のめのめ。
[初出の実例]「景能おめおめとなりて〈略〉怠状をしければ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
「おめおめ太兵衛にそふ物か」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)中)
おめおめの語誌
( 1 )動詞「おむ(怖)」の連用形を重ねたもので、中古の「おづおづ(怖怖)」より遅く発生し、中世以降用いられたと考えられる語。
( 2 )早い例は軍記物に認められ、戦いの中で武士が敵、あるいは不仲な相手に屈伏することに関して用いられているが、必ずしも屈伏を恥ととらえる例ばかりではない。
( 3 )時代が下るにつれて、恥を甘受するさま、さらには、恥を知らぬさまをはっきりと指すようになり、批判的な意味合いを強めていった。
精選版 日本国語大辞典 「おめおめし」の意味・読み・例文・類語
おめおめ‐し
〘 形容詞シク活用 〙 おめおめとしている。気おくれして、ふがいない。また、恥も知らずに平然としている。
[初出の実例]「またありありしく人なるにいできこゆるに、いとおめおめしくある事なれど」(出典:富岡本栄花(1028‐92頃)玉の村菊)
おもひおもひ・おもいおもい;mlt2 igg;思ひ思ひ・思い思い;「人それぞれ・各自が思ったとおりに行う」などの意味。普通は「おもいおもい」を「思思」などと書かないので「おもうおもう」と読み間違えないが、人によりオヌカをするため、「igg」タグをつけた。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。
おもひおもふ・おもいおもう;mlt2 igg;思い思う;精選版 日本国語大辞典には「① 深く思いつめる。思いつづける。② 互いに思いあう。相思相愛である。」の意味が書かれている。「思い思い」と比べマイナー。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。
おもふおもふ・おもうおもう;mlt2 igg;思う思う; 「〜と思いつつ〜する」「〜と思いながら〜する」のように使われていたが、現代ではあまり使われていない。「思い思い」と比べマイナー。関連語「おもいおもい」「おもうおもう」「おもいおもう」。
オヤオヤ;おやおや;mlt srh;oyaoya
愚々し・愚愚し;おれおれし;ssn mlt2 mltadd;oreoresi;愚々し・愚愚し;none;none;オレオレシ=〘 形容詞シク活用 〙 ( 下二段動詞「おる(愚)」の連用形を重ねて形容詞化したもの ) おろかなさまである。ぼんやりしている。愚かしい。[初出の実例]「もとよりをれをれしく、たゆき心のおこたりに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音);https://kotobank.jp/word/%E6%84%9A%E6%84%9A-2018692
オロオロ;おろおろ;ssn mlt;orooro;none;none;おろおろ・オロオロ;精選版 日本国語大辞典 「おろおろ」にて、( 「おろか(疎)・おろそか(疎)」などの「おろ」と同源の「おろ」を重ねた語 )とある。オロオロ= 不十分なさま。いいかげんなさま。部分的で、全部にいきわたらないさま。まばらに。ところどころ。
おろおろ(落ち着きを失っているさま);ssn mlt;おろおろがお;おろおろ;none;おろおろ;精選版 日本国語大辞典 「おろおろ」にて、( 「おろか(疎)・おろそか(疎)」などの「おろ」と同源の「おろ」を重ねた語 )とある。オロオロ=① どうしてよいかわからずあわてるさま。落ち着きを失っているさま。
オロオロ;おろおろ(涙もろい状態);ssn mlt;orooro;おろおろ・オロオロ;(語源推測漢字)疎疎・疎々;none;おろおろ;精選版 日本国語大辞典 「おろおろ」にて、( 「おろか(疎)・おろそか(疎)」などの「おろ」と同源の「おろ」を重ねた語 )とある。オロオロ=涙もろい状態。声をうるませて涙声になっているさま。江談抄(1111頃)三にて「をろをろ」と表記されているが、同源の「おろか・おろそか」などは「をろか・をろそか」ではなさそうなので、オロオロがヲロヲロだったとは、今のところ断定できない※調査不足。
音吐朗々・音吐朗朗;おんとろうろう;smk4j mlt4;onntorourou;音吐朗々・音吐朗朗;none;none;音声が豊かではっきりしたさま。また、音声が豊かでさわやかなさま。▽「音吐」は発声・音声、また、声の出し方をいう。「朗朗」は声が高く澄んでとおるさま。
オンオン;おんおん;ssn mlt omp;onnonn;none;none;おんおん・オンオン;〘 副詞 〙 声をあげて泣くさまを表わす語。[初出の実例]「おれも、母ちゃんにしがみついて、おんおん泣いちゃった」(出典:トテ馬車(1929)〈千葉省三〉虎ちゃんの日記)。
【ア行「あ」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【ア行「い」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ai
【ア行「う」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0au
【ア行「え」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ae
【ア行「お」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ao
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=6802418398323379123
【KEYWORD ZONE】
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ア行「お」、ア行「オ」、あぎょうお、あきようお、飽きようお、アギョウオ、agyouo、あ行お、ア行オ。
じょうご、ジョウゴ、jougo、zyougo、じょーご、ジョーゴ、jogo、zyogo、上戸、畳語、たたみご、タタミゴ。
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