「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。「どぎまぎ」のような疑似畳語もデータに入れていて、「mltgiji」というタグがついているものが、疑似畳語のデータです。
※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁・・が起こるものも畳語です。
【S Si し】
為々・為為;しし;onbi ddj atj mlt hrknooi;sisi;none;為々・為為;「為い為い」は「しし」の音変化だが、もとの「為為(しし)」は未立項。意味は「為い為い」の内容を転記。シシ=「その動作を繰り返す意を表す。また、その動作を続けながら、他の動作を行う意を表す。…をして。…しながら。」。「遠慮しいしい」の「しいしい」にあたる。「己が為々(おのがじし)」では、連濁してるものの、長音化の音変化がされる前の「為為(しし)」が使われている。「おのがじし」=〘 副詞 〙人それぞれ・めいめい・各自思い思いに。
事々;じじ;ssn mlt kngari;jiji;事々・事事;none;none;〘 名詞 〙① いろいろなこと。あれこれの事。ことごと。初出「事々含レ情不レ可レ陳」※新撰万葉集(893‐913)上。「Iiji(ジジ)。ヨロヅノ コト〈訳〉すべての事。例、Iijini(ジジニ) カクノゴトクニ アル」※日葡辞書(1603‐04)。② ( 事を事とするの意 ) 仕事を処理すること。〔韓非子‐内儲説・上〕;https://kotobank.jp/word/%E4%BA%8B%E4%BA%8B-503043
時々刻々・時時刻刻;じじこくこく・じじこっこく;smk4j mlt4 4jjg kngari;jijikokukoku・jijikokkoku;時々刻々・時時刻刻;none;none;その時その時。物事が引き続いて起こることにいう。また、時を追って。次第次第に。▽「刻刻」は「こっこく」とも読む。句例情勢が時々刻々と変わる用例人間の存在は時々刻々に変転し又消失して行く、その現実そのものが詩歌でなければならない。<野口米次郎・想像の洗礼>。
子々孫々・子子孫孫;ししそんそん・ししそんぞん;smk4j mlt4 4jjg kngari;sisisonnsonn・sisisonnzonn;子々孫々・子子孫孫;none;none;末代まで。孫子まごこの代まで。代々。子孫の続く限りの意。▽「子孫」を重ねて強めた語。「孫孫」は「そんぞん」とも読む。出典『書経しょきょう』梓材しざい句例子々孫々に至るまで語り継ぐ、子々孫々に伝えられる用例いや日本にゃあ、もっと徹底したものがありますよ。武士道により死んだものは、子々孫々末代に及んで、その家栄ゆるの制がある。<子母沢寛・勝海舟>。
事々物々;じじぶつぶつ・じじもつもつ;ssn mlt4 4jjg kngari;jijibutubutu・jijimotumotu;事々物々・事事物物;none;none;〘 名詞 〙 あらゆる物事。それぞれの物事。辞書のジジブツブツの説明に「じじもつもつ」とある。初出「吾心、事々物々の上にをいて好悪する」※集義和書(1676頃)一三。「事々物々(ジジブツブツ)」※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一。;kotobank.jp/word/%E4%BA%8B%E4%BA%8B%E7%89%A9%E7%89%A9-519140
死屍累々・死屍累累;ししるいるい;smk4j mlt4 4jjg kngari;sisiruirui;死屍累々・死屍累累;死体が多く重なり合って、むごたらしいさま。▽「死屍」はしかばね・なきがら。「累累」は重なり合うさま。句例死屍累々として、見るに堪えない、死屍累々たるありさま用例わたしは、あの死屍累々血戦真に迫ったセバストポル戦争の印刷図が一番上出来のものと思ったが、<子母沢寛・勝海舟>
為い為い;しいしい;onbi ddj atj mlt hrknooi;しし→しいしい;none;為い為い;《動詞「する」の連用形「し」を重ねた「しし」の音変化》その動作を繰り返す意を表す。また、その動作を続けながら、他の動作を行う意を表す。…をして。…しながら。「遠慮しいしい話しはじめる」「用心しいしい歩く」。
尿々;しいしい;ddj mlt;siisii;尿々・尿尿;none;しいしい;小便をいう幼児語。しい。
ジイジイ・ジージー;じいじい・じーじー;ddj mlt;jiijii;none;none;じいじい・じーじー・ジイジイ・ジージー;[副]1 脂などの焼ける音を表す語。2 アブラゼミなどの鳴き声を表す語。3 機械などが作動しているときに出る音を表す語。
シオシオ;しおしお;ddj mlt;siosio;none;none;しおしお・シオシオ;[副]涙・雨などにぬれるさま。〈源・行幸〉。
萎々・悄々;しおしお;ddj mlt;siosio;萎萎・萎々・悄悄・悄々;none;しおしお・シオシオ;[副]気落ちして元気がないさま。悄然(しょうぜん)。しょんぼり。「試合に負けて—(と)退場する」。
シオシオ・シホシホ;しおしお・しほしほ;ssn mlt2 omp knjnasi;siosio・sihosiho;none;none;シホシホ・シオシオ・しほしほ・しおしお;③ 布などの張りがなく、やわらかなさまを表わす語。初出「氷の如なる練貫の小袖の、しほしほとあるをかい取て」(出典:太平記(14C後)二一)。④ 態度や様子がいかにもしとやかなさまを表わす語。初出「しおしおとしたるありさま」御伽草子・横笛の草紙(室町物語集成所収)(室町末)。[ 2 ] ( [ 一 ]①から ) 涙をいう女房詞。〔女中言葉(1712)〕。ここにない意味は「シオシオ」にて。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%97%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%8A-516865
確々;しかしか;mlt dakun;確確・確々;none;none;[副](多く下に打消しの語を伴う)物事が確実に行われるさま。たしかに。しっかり。「終に—とねむることなければ」〈中華若木詩抄・上〉 「返事も—し給はず」〈仮・竹斎・下〉。
然々(省略);しかしか・しかじか;mlt dakur;然然・然々・云云・云々;現代では連濁された「しかじか」が一般的※連濁しない「しかしか」の発音は古いものと辞書では書かれている。デジタル大辞泉「然然」には(「云云」とも書く)とあり、意味をまとめると「わかりきったこと・必要のないことなので省略するときなどの代わりに用いる」である。関連語・類義語「かようかよう。かくかく。うんぬん。」
然々(あいづち);しかしか・しかじか;mlt dakur;然然・然々・云云・云々;デジタル大辞泉「然然」には、感動詞として「あいづちを打つときに用いる語。そのとおり。そうそう。」とある。例「しかじか、いと興あることなり」〈大鏡・序〉。「しかしか・しかじか(省略)」とは意味が大きく離れているが辞書では同じ見出しに書かれていることもある。
式々;しきしき;mlt dakun;式式・式々;none;none;儀式などが、正式に執り行われること。〈浮・文反古・二〉。
直々;じきじき・ぢきぢき;mlt dakur2;jikijiki;直々・直直・(島崎藤村)直き直き;浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四「ぢきぢき例「直々にお願いする」。畳語と非畳語では文の意味が変わる、「直(じき)にお願いする=そのうち・近い内に お願いする」「直々にお願いする=介入者などがない状態でお願いする」。すぐにの意味で「直(じき)に」は「時期に」と表記されることもあるが意味が異なるので誤表記の類とする。精選版 日本国語大辞典「じき ヂキ【直】」の[語誌](1)には【漢語「直」の呉音に由来する。現在は、和語の「すぐ(直)」が即刻を表わすのに対して、「じき」はいくらか時間があるという差異がある】と説明あり。畳語の場合は「人を介さず、直接本人がするようす」になる。表記 浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四「ぢきぢき」、夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「直き直き」。;https://kotobank.jp/word/%E7%9B%B4-25740
シクシク;しくしく;ddj mlt omp;sikusiku;none;none;しくしく・シクシク;[副](スル) 1 声をひそめて弱々しく泣くさま。「子供が—(と)泣く」 2 それほど激しくはないが、絶えず痛むさま。「腹が—する」
頻く頻く;しくしく;ddj mlt;sikusiku;頻く頻く;none;しくしく;[副]《動詞「し(頻)く」を重ねたものから》絶え間なく。しきりに。「奥山のしきみが花の名のごとや―君に恋ひ渡りなむ」〈万・四四七六〉。
弥頻く頻くに;いやしくしくに;ddj mlt;iyasikusikuni;弥頻く頻くに;none;いや頻く頻くに・いやしくしくに;[副]いよいよしきりに。「しぶたにの崎の荒磯(ありそ)に寄する波—古(いにしへ)思ほゆ」〈万・三九八六〉。
ジクジク;じくじく;mlt dakun;none;none;じくじく・ジクジク;[副](スル)水分を多く含み湿っているさま。水がにじみ出ているさま。「年じゅう—(と)している土地」「傷口が—(と)して治らない」
精選版 日本国語大辞典 「しくほく」の意味・読み・例文・類語
しく‐ほく
〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
① 病気などで痛むさま、弱って元気のないさまを表わす語。しくしく。
[初出の実例]「なぜに是程しくほくとは話るぞ。なれば、機々━あれもこちも機縁相契た程に、惜レ別で語ぞ」(出典:襟帯集(1569))
② 元気なくあわれげに泣くさまを表わす語。しくしく。
[初出の実例]「しくほくと啼(なか)しめて悲しましめうすらう」(出典:四河入海(17C前)九)
③ 雨が静かに降るさまを表わす語。しとしと。〔俚言集覧(1797頃)〕
しげしげ・しけしけ・しけじけ(重なり・頻繁);ssn mlt seidaku omp knjnasi hrknooi;しげしげ↔しけしけ↔しけじけ;繁繁;none;しげしげ・しけしけ・しけじけ;シゲシゲ=① 草や木が茂って、枝や葉がすきまなく重なりあうさまを表わす語。② たびたび行なうさまを表わす語。類語「しきりに・頻繁に」。シゲシゲにて、【「しけしけ」「しけじけ」とも】とある。辞書の意味1・2。
しげしげ・しけしけ・しけじけ(見つめる);ssn mlt seidaku omp atj knjnasi hrknooi;しげしげ↔しけしけ↔しけじけ;none;(見出し)繁繁;しげしげ・しけしけ・しけじけ;シゲシゲ=視線をそらさず、よく見つめるさまを表わす語。類語「じっと」。シゲシゲにて、【「しけしけ」「しけじけ」とも】とある。辞書の見出しでは「繁繁」の漢字が当てられているが、泣く意味とは無関係な可能性もあるため当て字とした。辞書の意味3。
シゲシゲ;しげしげ↔しけしけ↔しけじけ(泣き);ssn mlt seidaku omp atj knjnasi hrknooi;sigesige;none;繁々・繁繁・熟々;しげしげ・しけしけ・しけじけ;シゲシゲ=低い声で泣くさまを表わす語。類語・ナマリ「しくしく」。シゲシゲにて、【「しけしけ」「しけじけ」とも】とある。辞書の見出しでは「繁繁」の漢字が当てられているが、泣く意味とは無関係な可能性もあるため当て字とした。辞書の意味4。
シコシコ;しこしこ;ddj mlt omp;sikosiko;none;none;しこしこ・シコシコ;[副](スル)1 食べ物をかんだときの、弾力に富んで、歯ごたえがあるさま。「—(と)した歯触り」2 持続的に地味な活動をするさま。「今でも小人数で読書会を—(と)続けている」
静々;しずしず;ddj mlt;sizusizu;静々・静静;none;none;[副]動作などが、静かにゆっくりと行われるさま。「—と祭壇の前に進み出る」
シタシタ;したした;ddj mlt omp;sitasita;none;none;したした・シタシタ;[副]足音を立てないように歩くときのわずかな音を表す。ひたひた。〈鏡花・日本橋〉。
ジタジタ;じたじた;ddj mlt omp;jitajita;none;none;ジタジタ;じたじたジタジタ;じたじた;[副]1 相手の気勢に押されてしりごみをするさま。たじたじ。〈鏡花・日本橋〉2 感情が高ぶって細かく身を震わせるさま。〈露伴・五重塔〉
ジダモダ;じだもだ;ddj mlt omp;jidamoda;none;none;ジダモダ・じだもだ;〘 副詞 〙 ぐずぐず言うさまを表わす語。[初出の実例]「じだもだいはずとほふり出しゃ、但しはおれが引づり出そか」(出典:浄瑠璃・物ぐさ太郎(1749)三)。
下々・下下;したじた;ssn mlt dakur;sitajita;下下・下々;意味「身分の卑しい人たち・下層階級の人々・官に属する身分の高い人々に対して、一般の人々・庶民」。類義語・同義語「しもじも・したかた」。玉塵抄(1563)四「下情はいやしい者したしたの者の心と云ことぞ」。思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「尤も是迄勉強せい、下賤(シタジタ)の小供と一所に遊ぶな、などと折々叱られたことがあったので」。意味2「部下の人々・召使い・奉公人・下人」。天草版金句集(1593)「Xitajitaua(シタジタワ) シュジンノ スキコノム コトヲ マナブ モノ ヂャ」。意味3「(形動) 劣っていること・下位であることさま」。
下に下に;したにしたに;ssn mlt3 mltex;sitanisitani;下に下に;none;none;( 下におれの意 ) 江戸時代、将軍、大名の行列が通行するとき、先払いが庶民に土下座をうながした掛け声。[初出の実例]「戻(もどり)には下(しタ)に下(しタ)にで源左衛門」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)松二)。
じつ‐じつ【実実】
〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることもある ) まことに。疑いなく。実に。
[初出の実例]「此法行せん人の身に 実々仏恩報ずべし」(出典:空也和讚(12C後か))
出典 精選版 日本国語大辞典
シッシッ;しっしっ;ssn mlt omp;sissitt;叱々・叱叱;none;none;〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 濡れた布でふいたり、みがいたりするさまを表わす語。初出「雑巾がけしっしっと始めれば」(出典:われから(1896)〈樋口一葉〉一一);しつしつ-2826361
叱々・叱叱;しっしっ;ssn mlt omp;sissitt;叱々・叱叱;none;none;〘 感動詞 〙「しっ」を重ねた語 。① 馬を進め、牛を追う時、また、動物を追い払う時などのかけ声として発する語。初出「叱々」※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)王貢両龔鮑第四二)② 騒がしいのをしずめる時に発する語。
瑟々座;しつしつざ;ddj mlt;situsituza;瑟々座・瑟瑟座;none;none;仏像の台座の一。角形の材を井桁(いげた)状に積み重ね、立面中央がしぼられた形にしたもの。磐石(ばんじゃく)を象徴し、不動明王に用いられる。
精選版 日本国語大辞典「しっ」
〘 感動詞 〙
① 相手のことばを制する時、また、騒ぎを静める時などに発する語。
[初出の実例]「かきのきわにてしっとこそいふ 小ねずみをとまりの猫やつかむらん」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇)
② 人や動物などを追い払う時にいう語。
[初出の実例]「項羽も軍中で声をだいてしっなどと云えば人も馬もきもをつぶいてしりじさりに数里したと云たぞ」(出典:玉塵抄(1563)四八)
③ 舌打ちの音。ちょっ。
[初出の実例]「婆急に影を射て塩を撒ず。曰く、叱っ矣半日閑を費せり」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
してして(そうして);してして;ddj mlt;sitesite;none;none;してして;[接]接続詞「して」を重ねて意味を強めた語。そうして。「—竹生島の様体(やうだい)語って聞かせい」〈虎明狂・ぬらぬら〉
シトシト(静か);しとしと;ddj mlt omp;sitosito;none;none;しとしと・シトシト;[副]1 雨が静かに降るさま。「春雨が—(と)降る」2 物事をもの静かにするさま。しとやかなさま。しずしず。
シトシト(濡れ湿り);しとしと;ddj mlt omp;sitosito;none;none;しとしと・シトシト;[形動]湿っているさま。また、濡れているさま。「露に—に濡れて」〈左千夫・野菊の墓〉
ジトジト(不快な湿り);じとじと;ddj mlt omp;jitojito;none;none;じとじと・ジトジト;[副・形動](スル)不快なほどひどく湿気を含んでいるさま。じっとり。「長雨で畳が—(と)している」。
しっちゃかめっちゃか;mltgiji hrknooi knjnasi omp ssn ddj;しっちゃかめっちゃか;none;none;しっちゃかめっちゃか;例「しっちゃかめっちゃかな騒ぎ」。〘形動〙 物事が入り乱れているさま・物事の混乱したさま。類語「めちゃくちゃ」。純粋な畳語ではない。
シドロモドロ;しどろもどろ;mltgiji knjnasi omp;sidoromodoro;none;none;シドロモドロ・しどろもどろ;
しなしな(デコボコ);ssn mlt omp hns形動 knjnasi atj 1knj;none;しなしな・シナシナ;(当て字)土戚※;階段状になっているさま。でこぼこなさま。猿投本文選正安四年点(1302)「右は平に左は"土戚※"(シナシナニ)して」※"土戚"で1字。;kotobank.jp/word/しなしな-522308
しなしな・しなしなと(柔らかさ);hnshuku ssn mlt omp knjnasi;none;しなしな・しなしなと・シナシナ・シナシナと;意味「しないたわむさま・姿態や動きがなよなよとしているさま」を表わす語。類語「くなくな・しなくな」。元気のないさまでの「しなしな」と異なり、良い意味でも使われるのが「柔らかさ」を表す「しなしな」。出典文献「花鏡(1424)先能其物成去能其態似」の文で「心に力を持たずして、しなしなと身をあつかふべし」とあるが、ここを見る限り「しなしな」が必ずしも悪い意味で使われワケではないように見える。
シナシナ;しなしな(元気のないさま);hnshuku ssn mlt omp knjnasi;sinasina;none;none;しなしな・シナシナ;「張りのないさま・元気のないさま」の意味での「しなしな」。人情本・氷縁奇遇都の花(1831)上「其様にしなしなして居ちゃァならねへヨ」。
ジナジナ;じなじな;ssn mlt2 omp knjnasi;jinajina;none;none;ジナジナ・じなじな;〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 少しずつ次第に力などが加えられるさまを表わす語。[初出の実例]「俺は此の手足も、胴も、じなじなと巻緊められると」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉五八)。
シネシネ;しねしね;ssn mlt omp;sinesine;none;none;しねしね・シネシネ;〘 副詞 〙 弾力があって柔らかなさまを表わす語。しなしな。[初出の実例]「しねしねくにゃくにゃと麻痺した子供の執拗な握力で兵がしがみついてきた」(出典:輝ける闇(1968)〈開高健〉)
四の五の;しのごの;ssn mltgiji;sinogono;四の五の;none;none;あれやこれや。なんのかの。また、あれこれぐずぐずと言うこと。[初出の実例]「四の五のの場ではないかと存するよ」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))。
精選版 日本国語大辞典 「忍忍」の意味・読み・例文・類語
しのび‐しのび【忍忍】
〘 副詞 〙 人目を忍んでこっそりと。隠れてひそかに。
[初出の実例]「陸奥(みちのく)の 梓の真弓 我が引かば やうやう寄り来(こ) 志乃比志乃比(シノビシノビ)に」(出典:神楽歌(9C後)採物)
シバシバ;しばしば;mlt2;sibasiba;屡・屡々・屡屡;数々;しばしば;ある程度の期間において、何度も同じ状態が繰り返されるさま
しぶしぶ;渋々;気が進まないまま、しかたなく行うさま
シホシホ・シオシオ;しほしほ・しおしお;ssn mlt2 omp knjnasi;sihosiho・siosio;none;none;シホシホ・シオシオ・しほしほ・しおしお;
精選版 日本国語大辞典 「しおしお」の意味・読み・例文・類語
しお‐しおしほしほ
[ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
① 雨・露・涙などに濡れうるおうさまを表わす語。多くは涙を流して泣くさまをいう。しぼしぼ。しぽしぽ。
[初出の実例]「あかず悲しくてとどめがたく、しほしほと泣き給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)
② 気落ちして力が抜けたさま、元気なくしおれたさまを表わす語。
[初出の実例]「此事を聞せ給て、しほしほと痩衰へて、物思姿にならせ給ふ」(出典:梵舜本沙石集(1283)一)
③ 布などの張りがなく、やわらかなさまを表わす語。
[初出の実例]「紅梅の色ことなるに、氷の如なる練貫の小袖の、しほしほとあるをかい取て」(出典:太平記(14C後)二一)
④ 態度や様子がいかにもしとやかなさまを表わす語。
[初出の実例]「しばのあみ戸にたちそいて、しおしおとしたるありさま、いにしへのおもかげにも、なおまさりてぞおぼゆる」(出典:御伽草子・横笛の草紙(室町物語集成所収)(室町末))
[ 2 ] ( [ 一 ]①から ) 涙をいう女房詞。〔女中言葉(1712)〕
しおしおの補助注記
[ 一 ]②③④については、歴史的かなづかいを「しをしを」とする説もある。
シボシボ;しぼしぼ;ssn mlt2 omp knjnasi;sibosibo;none;none;シボシボ・しぼしぼ;〘 副詞 〙① =「しおしお[ 一 ]」。初出「Xiboxiboto(シボシボト) ヌルル」(出典:日葡辞書(1603‐04))。② 涙にうるんで、まばたきするさまを表わす語。しょぼしょぼ。初出「『お前が来たなら、さぞ驚くことだらうと思って━』と眼をしぼしぼさせた」(出典:三十三の死(1914)〈素木しづ子〉。意味的に「シボシボ↔ショボショボ」と関連が見られる。;https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0si3#shoboshobo
しみじみ;mlt dakuari;染々(しみじみ) 心の底から深く感じるさま
しましま(柄);mlt hrknooi ktknooi;シマシマ・縞々・縞縞
島々(土地);しまじま・しましま;ssn mlt seidaku;simajima・simasima;島々・島島;none;none;〘 名詞 〙 ( 「しましま」とも ) 多くの島。たくさんの島。初出「日本書紀(720)応神二二年四月・歌謡」。
染み染み(深く感じる);しみじみ ・しみしみ;ssn mlt seidaku;simijimi・simisimi;染み染み・沁み沁み;染々・染染・沁々・沁沁;しみじみ ・シミジミ・しみしみ・シミシミ;【「しみしみ」とも。「染み染み」の意。】とある。〘 副詞 〙① 心に深く感じいるさまを表わす語。しんみり。[初出の実例]「いづかたにか経のこゑほのかにきこえたるもいたく世の中、しみしみと物がなしくおぼえて」(出典:建礼門院右京大夫集(13C前))③ 心からそのように思うさまを表わす語。つくづく。よくよく。本当に。初出では「しみしみ」表記※建礼門院右京大夫集(13C前);しみじみ-2047710、https://kotobank.jp/word/%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%98%E3%81%BF-2047710
染み染み(打ち解け);しみじみ ・しみしみ;ssn mlt seidaku;simijimi・simisimi;染み染み・沁み沁み;染々・染染・沁々・沁沁;しみじみ ・シミジミ・しみしみ・シミシミ;【「しみしみ」とも。「染み染み」の意。】とある。〘 副詞 〙辞書の意味② お互いの心にしみ入り、打ちとけて物静かなさまを表わす語。しんみり。;しみじみ-2047710
染み染み(身にしみる);しみじみ ・しみしみ;ssn mlt seidaku;simijimi・simisimi;染み染み・沁み沁み;染々・染染・沁々・沁沁;しみじみ ・シミジミ・しみしみ・シミシミ;【「しみしみ」とも。「染み染み」の意。】とある。〘 副詞 〙辞書の意味④ 寒さなどが身に深くしみとおるさまを表わす語。;しみじみ-2047710
染み染み(見つめる);しみじみ ・しみしみ;ssn mlt seidaku;simijimi・simisimi;染み染み・沁み沁み;染々・染染・沁々・沁沁;しみじみ ・シミジミ・しみしみ・シミシミ;【「しみしみ」とも。「染み染み」の意。】とある。〘 副詞 〙除書の意味⑤ じっと相手をみつめるさまを表わす語。歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)三で「染々(シミジミ)」表記。;しみじみ-2047710
白水社 中国語辞典「沁 ピンインqìn」
1動詞 (香り・液体などが)しみ込む,しみとおる,しみ出る,にじみ出る.
用例
额上沁出了汗珠。〔主(場所)+沁+方補+目(動作主)〕=額に玉の汗がにじみ出る.
2*1 動詞 (頭を)垂れる.
用例
枕头掉了,沁着头睡。=枕が外れて,頭を垂れて寝る.
3*2 動詞 (水に)漬ける,浸す.
4付属形態素 川の名に用いる.
用例
沁水=山西省に発し河南省に入り黄河に合流する川の名.
しめしめ;mlt dakunasi srh hrknooi ktknooi;シメシメ・占め占め;みんなのものを一人で得られるときに言う・みんなのものを人目のないところで軽く口にする(味見・つまみ感覚)ときに言う・泥棒がうまい具合に盗めたときに言う・警備や人目から逃れる道を見つけたときに言う。例「シメシメ、この宝石はいただき!」。
シメジメ・シメシメ(雨降り);しめじめ・しめしめ;ssn mlt dakur seidaku knjnasi omp;simejime;none;none;しめじめ・しめしめ・シメジメ・シメシメ;〘 副詞 〙辞書の意味① しめり、うるおうさま、また、雨がしずかに絶え間なく降るさまを表わす語。初出「しめしめ」表記※順集(983頃)。見出しは非漢字表記。
シメジメ・シメシメ(心沈む);しめじめ・しめしめ;ssn mlt dakur seidaku knjnasi omp;simejime;none;none;しめじめ・しめしめ・シメジメ・シメシメ;〘 副詞 〙辞書の意味② 人の心が静かにうち沈んでいるさまを表わす語。しんみり。しめやかに。初出「しめしめ」※源氏物語(1001‐14頃)若菜上。
シメジメ・シメシメ(心に深く);しめじめ・しめしめ;ssn mlt dakur seidaku knjnasi omp;simejime;none;none;しめじめ・しめしめ・シメジメ・シメシメ;〘 副詞 〙辞書の意味③ 深く心をうちこんでいるさまを表わす語。つくづく。初出「しめしめ物を思ひ出つる」※国基集(1102頃)。
下下・下々;しもじも;ssn mlt2 dakur;simojimo;下下・下々;none;none;意味「地位や身分などの低い人々・下層の人々・一般庶民やその社会」。類語・同義「しもざま・すえずえ・したじた」。玉塵抄(1563)一二「下(しモ)々わざわいがでくるぞ」。例「下々の者ども」。
下が下;しもがしも;ssn mltex mltadd dakun;simojimo;下が下;none;none;下の、そのまた下。身分のもっとも卑しい者。最下級。初出「しもがしもの中には、なでう事か、聞し召し所侍らむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
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私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
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