※カ行「かきく」のデータを間違えて上書きしてしまいましたので、データ量が減ってしまいました。
「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。
※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁が起こるものは同音ではありませんが、構成語が同じなので「畳語」扱いです。
【K Ki き】
奇々;きき;mlt2 knjari ofcari;kiki;奇々;none;none;「奇々怪々(ききかいかい)=きわめて奇妙なこと」などで使われる。
器々;きき;mlt2 knjari;kiki;器々;
嬉々・嬉嬉・喜々・喜喜・嘻々・嘻嘻;きき;ssn mlt2 knjari;kiki;嬉々・嬉嬉・喜々・喜喜・嘻々・嘻嘻;none;none;① 笑い楽しむさま。喜びうれしがるさま。[初出の実例]「一人嘻嘻として笑って曰く」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)。
嘻々・嘻嘻;きき;ssn mlt2 knjari;kiki;嘻々・嘻嘻;none;none;キキの意味② ( 嘻嘻 ) 満足するさま。〔揚雄‐河東賦〕。
嬉々として・喜々として・嘻々として;ききとして;ssn mlt2 knjari;kiki;嬉々として・嬉嬉として・喜々として・喜喜として・嘻々として・嘻嘻として;none;none;笑い楽しむさま・喜びうれしがるさま・満足するさま。初出「一人嘻嘻として笑って曰く」※江戸繁昌記(1832‐36)三)。
木々・樹々;きぎ;mlt2 kngnasi;kiki;木々・木木・樹々・樹樹;
気々・気気;きぎ;ssn mlt2;kigi;none;none;気々・気気; 人々のそれぞれの気質。その人その人の気持。心々。〔羅葡日辞書(1595)〕。
疑々・疑疑;ぎぎ;mlt kngari;gigi;疑々・疑疑;none;none;〘 名詞 〙 ひどく疑い危ぶむこと。初出「疑疑(ギギ)之心」※源平盛衰記(14C前)三。;https://kotobank.jp/word/%E7%96%91%E7%96%91-2026938#w-1929229
奇々怪々;ききかいかい;mlt ddj;奇々怪々・奇奇怪怪;none;none;[名・形動]《「奇怪」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇怪なことさま。「奇々怪々な事件」。
奇々妙々;ききかいかい;mlt ddj;奇々妙々・奇奇妙妙;none;none;
煕々攘々・煕煕攘攘;ききじょうじょう;gk4j mlt4 knjari;kikijoujou;煕々攘々・煕煕攘攘;none;none;大勢の人がにぎやかに行き交うさま。注記「煕煕」は、なごやかに喜び合い、楽しむさま。「攘攘」は、入り乱れるさま、多いさま。表記「攘攘」は、「壌壌」とも書く。出典『史記しき』貨殖かしょく
消え消え;きえぎえ・きえきえ;ddj mlt seidaku;kiegie・kiekie;消え消え;none;none;[副]《古くは「きえきえ」とも》1 今にも消えそうなさま。「音楽が消え消えに聞こえてくる」2 気を失いそうなさま。
非漢字表記がち
精選版 日本国語大辞典 「聞聞」の意味・読み・例文・類語
きく‐きく【聞聞】
〘 副詞 〙 ( 動詞「きく(聞)」の終止形を重ねた語 ) 聞きながら。聞きつつ。
[初出の実例]「死ぬ死ぬときくきくだにもあひ見ねば命をいつの世にか残さむ〈源信明〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七〇八)
きざきざ(KZKZ);knjnasi omp mlt ssn;none;きざきざ・キザキザ;ずたずたに切るさま。細かく切りきざむさま。類語・ナマリ「ぎざぎざ。きだきだ」。辞書上では「ギザギザ」と異なり名詞としての意味は書かれていない。形動・副詞として使う。醍醐寺本遊仙窟康永三年点(1344)「愁に腸(はらわた)寸(キサキサニ)断ゆ」。女作者(1913)〈田村俊子〉「感情が妙にきざきざして」。
ぎざぎざ(GZGZ);knjnasi omp mlt ssn;none;ぎざぎざ・ギザギザ;ギザギザ=「ノコギリの歯のような とがっていりちがった刻み目・(前)そのような刻み目のついているさま・鋭い刻み目などのついているさま・荒れてとがっているさま」。類語・ナマリ「きざきざ・ぎじゃぎじゃ」。虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一九「不規則にぎざぎざを畳む鋸葉(のこぎりば)」のように名詞的につかったり、恩讐の彼方に(1919)〈菊池寛〉三「灰白色のギザギザした」のように副詞的につかったりする。
キソキソ・キソキソと;きそきそ・きそきそと;ssn hnshuku omp knjnasi;kisokiso;none;none;きそきそ・きそきそと;キソキソ=心のいさみ立つさま、または、動作が敏速に行なわれるさまを表わす語。類語「いそいそ・はきはき」。初出「緩は遅緩を云ぞ。くゎんたいげにして、きそきそともなうて」(出典:四河入海(17C前)一五)。「何時じゃと思召す、ちときそきそとなされませ」(出典:浄瑠璃・弱法師(1694)二)。
奄々・奄奄;えんえん;ssn mlt;ennenn;奄々・奄奄;none;none;〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 息がふさがって絶えそうなさま。生気のないさま。気息奄奄(きそくえんえん)。[初出の実例]「尫羸病夫。奄々気息」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)下)② 暗いさま。晻晻(あんあん)。;奄奄-447313#w-1894240
気息奄奄;きそくえんえん;ssn mlt;kisokuennenn;気息奄々・気息奄奄;none;none;〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 息も絶え絶えなさま。いかにも苦しそうで、今にも死にそうなさま。[初出の実例]「母余二八旬一、気息奄奄」(出典:艸山集(1674)二・復南紀澄公書)② ( 比喩的に用いて ) 国家や家、また思想などが苦しい状態にあるさま。今にも滅びそうなさま。;気息奄奄-474198
奄奄;none;none;〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 息がふさがって絶えそうなさま。生気のないさま。気息奄奄(きそくえんえん)。[初出の実例]「尫羸病夫。奄々気息」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)下)② 暗いさま。晻晻(あんあん)。;奄奄-447313#w-1894240
キチンキチン;きちんきちん;ssn mlt3 knjnasi;kitinnkitinn;none;none;きちんきちん・(初出表記)キチンキチン;〘 副詞 〙ssnでは「物事が規則正しく整っているさま・几帳面なさまを表わす語」。ddjでは「正確に規則正しく物事をするさま」。初出「お前一人はキチンキチンと店賃も納めて呉れ」(出典 落語・角兵衛の婚礼(1891)〈三代目三遊亭円遊〉)。
吃々・吃吃;きつきつ;ssn mlt2;kitukitu;吃々・吃吃;none;none;① 声を出して笑うさま。② 言葉がなめらかに出ないさま。また、のどの奥の方でくり返し声を発するさま。③ 勤めて怠らないさま。③の意味では「屹屹(きつきつ)・吃吃(きつきつ)・矻矻(こつこつ)」でも同様の意味がある。初出※金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉続。漢文体での初出※篁園全集(1844)三・歳暮書懐。;https://kotobank.jp/word/%E5%90%83%E5%90%83-474667
屹々・屹屹;きつきつ;ssn mlt2;kitukitu;屹々・屹屹;none;none;① 山などが高くそびえているさま。転じて、物事のいかめしいさま。② 絶えずつとめはたらくさま。②の意味では「屹屹(きつきつ)・吃吃(きつきつ)・矻矻(こつこつ)」でも同様の意味がある。初出「終身屹屹として」※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二。「彼岸桜の返り咲きが、屹々(キツキツ)として」※山吹(1944)〈室生犀星〉三。
精選版 日本国語大辞典 「兀々」の意味・読み・例文・類語
こつ‐こつ【兀兀・矻矻】
[ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 物事に専心するさま。絶えずつとめるさま。また、じっと動かないさま。ごつごつ。
[初出の実例]「たれか兀兀なりと検挙(けんこ)するあらん」(出典:正法眼蔵(1231‐53)一顆明珠)
「面白くもない仕事に追はれて、〈略〉兀々(コツコツ)として月日を送らねばならぬかと思に」(出典:ゆく雲(1895)〈樋口一葉〉中)
[その他の文献]〔漢書‐王褒伝〕
[ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) たゆまず着実に物事をするさまを表わす語。地味ではあるが確実に一つ一つしていくさま。
[初出の実例]「字書と首引でコツコツ訳して見ては楽んで居た」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
きびきび・きびきびと;omp mlt knjnasi ssn;きびきび;none;きびきび・キビキビ;態度、動作などがあいまいでなくはきはきしているさま、また、だらだらせず、生き生きとひきしまっていて気持がよいさまを表わす語。人情本・処女七種(1836‐44頃か)七「左様(さう)きびきびとあて付けて呉れる事もあるめえぢゃアねえか」。
キヤキヤ(肝を冷やす);きやきや;ssn mlt2 omp knjnasi;kiyakiya;none;none;キヤキヤ・きやきや;〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)。① 心配して肝を冷やすさま、心が鎮まらないさまを表わす語。はらはら。ひやひや。※玉塵抄(1563)一一「天のふっつはれつきやきやとかわることを天公もれうの手と云ぞ」。
キヤキヤ(痛むさま);きやきや;ssn mlt2 omp knjnasi;kiyakiya;none;none;キヤキヤ・きやきや;〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)。② からだの一部がさしこんで引きつるように痛むさまを表わす語。※人情本・由佳里の梅(1830)二「キヤキヤ胸に張(はる)癪も、みなあいつめがさせるのじゃ」。
キヤキヤ(どきどき・性にも);きやきや;ssn mlt2 omp knjnasi;kiyakiya;none;none;キヤキヤ・きやきや;〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)。③ 興奮して胸がどきどきするさま、また、射精など性的に最高潮に達するさまを表わす語。転じて交接をいう。※評判記・けしずみ(1677)「みじかき物〈略〉よはきおとこのきやきや、かどくちにておれい申はいとわびし」。
キヤキヤ(人気が急に出る);きやきや;ssn mlt2 omp knjnasi;kiyakiya;none;none;キヤキヤ・きやきや;〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)。④ 芸人などの人気が急に出るさまにいう。「きやきやと来る」。
キャッキャッ;きゃっきゃっ;ssn mlt2 omp nakigoe knjnasi;kyakkya;none;none;キャッキャッ・きゃっきゃっ;〘 副詞 〙① 猿などの鳴く声を表わす語。きゃっきゃ。初出「是りゃ鳴かずは成まいきゃあきゃあきゃっきゃっ」波形本狂言・柿山伏(室町末‐近世初)。② 女性、子どもなどが戯れさわいでたてるにぎやかな声を表わす語。きゃっきゃ。初出「キャッキャッと掛声しくさるがナ」滑稽本・浮世床(1813‐23)初。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%8D%E3%82%84%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%82%84%E3%81%A4-3209735
ぎゅうぎゅう詰め;ぎゅうぎゅうづめ;ssn mlt2 mltadd;gyuuyuudume;ぎゅうぎゅう詰め;none;none;〘 名詞 〙 ( 形動 ) 容量いっぱいにぎゅうぎゅう物を詰め込むこと。また、そのような状態。ぎゅうづめ。初出「ぎゅうぎゅう詰めになって、坐ってゐるらしい」(出典:続百鬼園随筆(1934)〈内田百〉掏児);https://kotobank.jp/word/%E3%81%8E%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%8E%E3%82%86%E3%81%86%E8%A9%B0%E3%82%81-3209839
急々・急急;きゅうきゅう;ssn ddj mlt2;kyuukyuu;急々・急急;none;none;物事が非常に急であるさま(ssn)・非常に急ぐさま(ddj)。初出は漢文体※菅家文草(900頃)二・夢阿満。助詞のかかり方例「急々なる」「急々にして」。;kotobank.jp/word/%E6%80%A5%E7%84%BC-475411#w-1933118
虚々実々;きょきょじつじつ;ddj ssd mlt kngari;kyokyojitujitu;虚々実々・虚虚実実;none;none;(ddj)相手の備えの堅いところを避け、すきをねらい、互いに計略や秘術の限りを尽くして戦うこと・虚実。(ssd)うそとまことを取り混ぜて、相手の腹を読み合うことにもいう。ssd=三省堂 新明解四字熟語辞典。「虚」=(ddj)備えにすきがある。(ssd)守りの弱いところ。「実」=(ddj)備えが堅い意。(ssd)守りの堅いところ。
軽々・軽軽;きょうきょう;ssn mlt2 kngari;kyoukyou;軽々・軽軽;言動がかるがるしいさま。軽薄。→けいけい(軽々)。[初出の実例]「さるは、いと、きゃうきゃうなりや。この、事のさまよ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)。「いときゃうきゃうなればなん、こまかなる事どもをば、え掟て仕うまつらずや」(出典:栄花物語(1028‐92頃)楚王の夢)。
軽々し・軽軽し;きょうきょうし;ssn mlt2 mltadd kngari;kyoukyou;軽々し・軽軽し;〘 形容詞シク活用 〙 かるがるしい。かるはずみである。軽率である。
恐々・恐恐;きょうきょう;ssn mlt kngari;kyoukyou;恐々・恐恐;〘副〙 おそれかしこまるさま。類語「おそるおそる」。明衡往来(11C中か)上末「彌励二参仕之誠一。可レ令二上啓一。恐々不宣謹言」 〔韓愈‐原毀〕「戦々恐々」の四字熟語の中で使われることが多い。
恐々謹言・恐恐謹言;きょうきょうきんげん;ddj mlt4 kngari;kyoukyoukinngenn;恐々謹言・恐恐謹言;おそれながらつつしんで申し上げる、の意。手紙文の結びに記して敬意を表す。
業々・業業;ぎょうぎょう;ssn mlt2 kngari;gyougyou;業々・業業;none;none;① あやぶみ恐れるさま。[初出の実例]「唐虞の廷、君臣、警戒兢々業々、一日に万機あり」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))。[その他の文献]〔書経‐皐陶謨〕。② さかんなさま。りっぱなさま。
仰々・行々子;ぎょうぎょうし;ssn mlt2 mltadd kngari;gyougyousi;仰々子・仰仰子・行々子・行行子;none;行行し;〘 名詞 〙 ( 初夏、河畔などの葦原に巣をつくり、やかましく鳴くところから ) 鳥「よしきり(葦切)」の異名。《 季語・夏 》[初出の実例]「能なしの寝(ねむ)たし我をぎゃうぎゃうし」(出典:俳諧・嵯峨日記(1691))「行行しどこが葛西(かさい)の行留(ゆきどま)り」(出典:俳諧・文化句帖‐元年(1804)四月)。
仰々しい;ぎょうぎょうしい;ssn mlt2 mltadd kngari;gyougyousii;仰々しい・仰仰しい;none;ぎゃうぎゃうしい・きょうきょうしゐ;おおげさである。ぎょうさんである。たいそうである。初出「指過ぎたる事をきょうきょうしゐと云ふは何れの字を用ふべきぞ。業々と書くべき歟。文選に反宇(それるのき)業々(キョウキョウ)とたかしとよめり。李善が注に高く峻㒵と云へり、其心叶へるにや」(出典 壒嚢鈔(1445‐46)二)。「ぎゃうぎゃうしい白むく着たは」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)中)。
今日今日と;きょうきょうと・けふけふと;ssn mlt2 mltadd;kyoukyouto・kehukehuto;今日今日と・今日々々と;none;none;[ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 人や物が来たり、事が起こったりするのを待ち望んでいう ) きょうかきょうかと。きょうはきょうはと。初出「出でて行きし日を数へつつ家布家布等(ケフケフト)吾を待たすらむ父母らはも」万葉集(8C後)五・八九〇。[ 2 ] 枕 きょうかきょうかと思っているうちに、あすになる意から「あす(明日)」と同音の地名「飛鳥(あすか)」にかかる。初出「かもかくも 命(みこと)受けむと 今日今日(けふけふ)と 飛鳥に到り」万葉集(8C後)一六・三八八六。他にも袋草紙(1157‐59頃)上「けふけふとわが待つ君はいはしろにまじりて有といはざらめやは」などで見られる。
興味津々・興味津津;きょうみしんしん;mlt4 kngari;kyoumisinnsinn;興味津々・興味津津;
曲々・曲曲;きょくきょく;ssn mlt2 kngari;kyokukyoku;曲々・曲曲;none;none;① ( 形動タリ ) まがりくねっていること。こまごまとしていること。また、そのさま。② いくつかの曲。また、それぞれの曲。初出「拾玉得花(1428)」。
キョトキョト;きょときょと; mlt2 omp knjnasi;kyotokyoto;none;none;キョトキョト・きょときょと;
キラキラ;きらきら;mlt2 omp;kirakira;煌々・煌煌;晃々;きらきら・キラキラ;
精選版 日本国語大辞典 「きらきら」の意味・読み・例文・類語
きら‐きら
[ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
① 光り輝くさまを表わす語。
[初出の実例]「御あかしの〈略〉おそろしきまで燃えたるに、仏のきらきらと見え給へるは」(出典:枕草子(10C終)一二〇)
「見あげ給へれば、人もなく、月の顔のみきらきらとして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
② きわだって立派なさまを表わす語。
[初出の実例]「節会の内弁きらきらとつとめて、御堂のむかしこのもしくてありける」(出典:愚管抄(1220)四)
[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 光り輝くさま。
[初出の実例]「対岸の紅楼(ちゃや)の燈火がキラキラに小波に映って」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)きら‐きら
〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 笑う声を表わす語。けらけら。きゃあきゃあ。
[初出の実例]「或は、衣の裾を引き留むるに、倒れぬる音するに、きらきらと、殊更び笑ひ入りつつ、しはぶき入ぬるもあり」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)
精選版 日本国語大辞典 「煌めく」の意味・読み・例文・類語
きら‐め・く【煌めく】
〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「きら」は擬態語。「めく」は接尾語 )
① きらきらと輝いている。美しく光り輝く。きらきらする。
[初出の実例]「眼を見れば、かなまりのごとくきらめきて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
② はでなふるまいをする。きらびやかでりっぱなさまが外に現われる。
[初出の実例]「源宰相は〈略〉ふししづみ、やまひになり、ある時は遊びきらめきつつ、旅住みをし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
「公卿も殿上人も、けふを晴ときらめいてこそありしか」(出典:平家物語(13C前)一一)
③ 盛んにもてなしてはなやかさが現われる。大いに歓待してはなやかにふるまう。
[初出の実例]「刑部房、懸物わきまへ、風炉たきなどして、きらめきたりけり」(出典:古今著聞集(1254)一二)出典:精選版 日本国語大辞典「こう‐こうクヮウクヮウ【煌煌】
〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 光り輝くさま。きらきら光るさま。
[初出の実例]「翠箔に燈籠りて秋耿々たり 碧雲に星透いて暁煌々たり〈一条院〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
[その他の文献]〔詩経‐陳風・東門之楊〕
ギラギラ;ぎらぎら;ssn mlt2 omp;giragira;none;none;ギラギラ・ぎらぎら;〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 強く光り輝くさまを表わす語。「きらきら」にくらべてどぎついさまにいう場合が多い。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「両側の屋根の霜は的皪(ギラギラ)と輝いて」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)。
キリキリ;きりきり;mlt knjnasi dicari;kirikiri;none;none;きりきり;キリキリ;例「胃がキリキリする」。〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)① 物のきしってまわる音、歯をくいしばる音やさまなどを表わす語。
ギリギリ;ぎりぎり;mlt2 knjnasi atj;girigiri;none;限々;ギリギリ・ぎりぎり;
キリキリシャン・キリキリシャンと;きりきりしゃん;ssn mltadd;kirikirishann;none;none;きりきりしゃん・キリキリシャン・キリキリシャンと;〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 身なりなどがきちんとしていて、立居振舞に一分のむだもなく、かいがいしいさまを表わす語。きりりしゃん。きりりちゃん。初出「きりきりしゃんと、鉢巻・小褄引しめて」(出典:浄瑠璃・日本武尊吾妻鑑(1720)五)。
きりきりめく;ssn mlt knjnasi;きりきりめく;none;〘自カ四〙 (「めく」は接尾語) 激しく回る状態になる。身をもがく。※梁塵秘抄(1179頃)二。
きりきりむら;kymmap mlt;吉里吉里村・大槌町吉里吉里;
きりきりまい;mlt ssn;きりきり舞い;〘名〙 片足をあげて体を勢いよくまわすこと。また、そのように、忙しくあわてふためいて立ち働いたり、困難に ...
きれきれ・きれっきれ;mlt2 knjari ofcnasi;切れ切れ;キレキレ・キレッキレ;
【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【カ行「か」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka
【カ行「き」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ki
【カ行「く」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ku
【カ行「け」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ke
【カ行「こ」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ko
【サ行】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0na
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ha
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ma
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ya
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ra
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0wa
【記事編集用Link】
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【KEYWORD ZONE】
かぎょう、かきよう、下記用、カギョウ、kagyou、家業、か行、カ行。
カ行「き」。カ行キ。かぎょうき、かきようき、下記用き、牡蠣八日、下記8日、カギョウキ、kagyouki、家業機、か行き、カ行キ。
じょうご、ジョウゴ、jougo、zyougo、じょーご、ジョーゴ、jogo、zyogo、上戸、畳語、たたみご、タタミゴ。
じょうごじてん、しようこしてん、ジョウゴジテン、jougojitenn、zyougozitenn、jougojiten、zyougoziten、じょーごじてん、ジョーゴジテン、jogojiten、zyogojiten、上戸時点、畳語時点、たたみごじてん、たたみこしてん、タタミゴジテン、tatamigojitenn、畳ご時点。
私家版【畳語辞典(ジョウゴジテン)】
畳語 一覧、畳語一覧、じょうごいちらん、しようこいちらん、使用粉一覧、ジョウゴイチラン、jougoitirann、jougoitiran、
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