和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

畳語まとめ。サ行「す」。「すくすく(育つ)・隅々」などの繰り返す日本語【畳語 一覧・辞典風】


 「色々」「近々」「転々」などの同じ音・同じ意味の繰り返しからなるコトバをまとめたものです。

※同音と言っても、「近々(ちかぢか)」のように発音上(フリガナ上)、連濁・・が起こるものも畳語です。


【S Su す】

為々・為為;すす;ssn mlt1;susu;為々・為為;none;none;〘 連語 〙 ( 動詞「す(為)」の終止形を重ねたもの ) しながら。しつつ。[初出の実例]「小菅ろの浦吹く風の何(あ)ど須酒(スス)か愛(かな)しけ児ろを思ひ過さむ」(出典:万葉集(8C後)一四・三五六四)。

スイスイ;すいすい(滞りなく進む);ssn mlt2 atj knjnasi omp;suisui;none;(当て字)空い空い;すいすい・スイスイ;[ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 気持よく軽やかに、滞りなく進んでゆくさまを表わす語。[初出の実例]「すいすい風の荻に吹くこゑ なくむしもむかばやぬけてよわるらん」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499))「小さな雑魚がスイスイ泳いで居た」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉一五)。「もっと気楽に、すいすいと生きておればよかった」(出典:白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉一一)。
スイスイ;すいすい(細枝複数);ssn mlt2 atj knjnasi omp;suisui;none;(当て字)空い空い;すいすい・スイスイ;② 細い枝などが何本ものびのびと出ているさまを表わす語。[初出の実例]「竹藪からすいすいした若竹が、雨にぬれた枝を差交してゐた」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉七七)。
スイスイ;すいすい(民謡の掛声);ssn mlt2 atj knjnasi omp;suisui;none;(当て字)空い空い;すいすい・スイスイ;[ 2 ] 〘 感動詞 〙 民謡の中で用いられる掛声。[初出の実例]「習いたきゃござれナアーエー(スイースイド)」(出典:俚謡・相馬流れ山‐福島(岩波文庫日本民謡集所収))。

精選版 日本国語大辞典 「垂垂」の意味・読み・例文・類語
すい‐すい【垂垂】
〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
① たくさんたれさがっているさま。
[初出の実例]「静者襟懐久曠夷、白頭嬾レ剃雪垂々」(出典:蕉堅藁(1403)山居十五首次禅月韻)
「枝葉蓑々(スイスイ)として地上に垂」(出典:読本・忠臣水滸伝(1799‐1801)前)
[その他の文献]〔杜甫‐和裴迪登蜀州東亭見寄詩〕
② 次第にその方に傾くさま。〔貫休‐陳情献蜀皇帝詩〕;垂垂-300785

ずいずい精選版 日本国語大辞典 「ずいずい」の意味・読み・例文・類語
ずい‐ずい
〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
① 勢いよく音をたてるさまを表わす語。
[初出の実例]「匠がおのを〈略〉ふりふりとふったればづいづいをとがしたぞ」(出典:玉塵抄(1563)二八)
「夜は名の知れぬ虫が頻(しきり)にズイズイと鳴き」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉四七)
② 目的のものに、ただひたすらに立ち向かい、ぐんぐんと進んでゆくさまを表わす語。
[初出の実例]「ずいずいと雲やゆり出す神送〈野紅〉」(出典:俳諧・三河小町(1702)上);https://kotobank.jp/word/%E3%81%9A%E3%81%84%E3%81%9A%E3%81%84-2052686

ずいずいずっころばし【ズイズイズッコロバシ】

ズイズイズッコロバシ;ずいずいずっころばし;ddj hknjooi knjnasi hnsm ompadd srh mlt2 mltadd omoro;zuizuizukkorobasi・zuizuizuttkorobasi;none;none;ズイズイズッコロバシ・ずいずいずっころばし;子供の遊びの1つ。一人が鬼となり、他の者たちに握りこぶしを出させ、「ずいずいずっころばし、ごまみそずい…」と歌いながら順々に指先でつついていき、歌の最後に当たった者を次の鬼とする。ズイズイの部分がオノマトペのズイズイなのかは不明だが、それ以外のズイズイが見つからないため、現状オノマトペ扱いとしておく。;ずいずいずつころばし-3156958

すうすう(息)【スウスウ・スウスウと】;ssn mlt2 knjnasi omp;suusuu;① 息を吸ったりはいたりする音、呼吸の細く激しくなる音、寝息、鼻息の音などを表わす語。すっすっ。初出「『べうべうとゆふ分じゃ』 すうすうといふ」※虎明本狂言・合柿(室町末‐近世初)。「ぜんごもしらずすうすうと高いびき」※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)五。デジタル大辞泉では「息を軽く吸ったり吐いたりする音を表す語」とあり、日国とは異なる。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%86-540454

すうすう(風)【スウスウ・スウスウと】;ssn mlt2 knjnasi omp;suusuu;② すき間から風が吹き通る音や風が通ってうすら寒く感じるさまを表わす語。初出「或は杉の木にすうすうと風の吹わたりなどといふを賞し給ふ」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)同門評。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%86-540454
すうすう(進み具合)【スウスウ・スウスウと】;ssn mlt2 knjnasi omp;suusuu;③ 物事が支障なく進んで行くさまを表わす語。すっすっ。初出「巣鴨の菊見の帰には、すうすう吉原へのめり込んで」(出典:滑稽本・古朽木(1780)一。形容動詞ナリ活用「
可能な、または、ゆるされる限りの、ぎりぎりの限度にどうにか達するさま」。初出「気にむいた時、蹴倒さるるがすうすうの仕合」※浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)一。由来【鼻息をたて、精いっぱいやるという意から】。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%86-540454


ズウズウ・ズーズー;ずうずう・ずうずうと(擬音語);ssn mlt2 knjnasi omp;zuuzuu;none;none;ずうずう・ずーずー・ズウズウ・ズーズー;① 鼻汁などをすいこむ音を表わす語。③ 気道に痰がひっかかったりしたときなどの、呼吸をするたびに出る音を表わす語。
ズウズウ・ズーズー;ずうずう・ずうずうと(詰まる状態);ssn mlt knjnasi omp;zuuzuu;none;none;ずうずう・ずーずー・ズウズウ・ズーズー;キセル、ストローなど、水気のものがつまっているのをすいこむ意を表わす。物を言うとき、声が鼻にかかるさまを表わす語。「ずうずうべん(━弁)」の略。このように「詰まる状態」を表す意味があるが、それとは逆の「④ 物事が支障なく進んでゆくさまを表わす語」という意味もある。吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五で「鼻で言語を使ふ様なズーズーもあるが」と「ズーズー弁」をズーズーと略している。
ズウズウ・ズーズー;ずうずう・ずうずうと(支障なく進む);ssn mlt knjnasi omp;zuuzuu;none;none;ずうずう・ずーずー・ズウズウ・ズーズー;物事が支障なく進んでゆくさまを表わす語。「詰まる状態」とは逆の意味。
ズウズウ・ズウズウと・ズーズー;ずうずう・ずうずうと(図々しい);ssn mlt2 knjnasi omp;zuuzuu;none;(洒落本)通通;ずうずう・ずーずー・ズウズウ・ズーズー;由来【辞書では「ずうずうしい」から出た語かという推測】。ずぶといさま・あつかましいさま。初出「通通(ヅウヅウ)」表記で当て字※洒落本・跖婦人伝(1753)。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%9A%E3%81%86%E3%81%9A%E3%81%86-540455
図々しい;ずうずうしい・ずずしい;mltsii mlt2 mlt1;zuuzuusii・zuzusii;図々しい;none;ずうずうしい・ずずしい;自分勝手に振る舞い、他人に迷惑をかけても気にしないこと

末々・末末;すえずえ・すゑずゑ・すえすえ・すゑすゑ;ssn mlt seidaku;suezue・suesue;末々・末末;すえずえ・すゑずゑ・すえすえ・すゑすゑ;見出しでは「すえずえ」だが、過去の文献では「すゑすゑ」のように連濁しないものが見られる。〘 名詞 〙。① 位置が末の方の部分。端。先端の方。
[初出の実例]「心もとなき花のすゑすゑたをりてもてあそびけりと見ゆ」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)蜻蛉)
② 時間的に後であること。これから先。将来。行く末。のちのち。
[初出の実例]「かかる人々のすゑすゑいかなりけむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
③ 兄弟、一族、一党などのうちで年下の者、末輩の者、末席の者。
[初出の実例]「弟のきんだちも、又すゑすゑの若きは、親とのみ頼み聞え給へるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)
④ 子孫。後裔(こうえい)。末裔(まつえい)。
[初出の実例]「歌よむといはれ侍りしすゑずゑは」(出典:枕草子(10C終)九九)
⑤ 地位や身分の低いもの。卑しい人。しもじも。下人。;https://kotobank.jp/word/%E6%9C%AB%E6%9C%AB-540642

末の末;すえのすえ;ssn mlt2 mltgiji josiari;suenosue;末の末;none;すえのすえ;一番すえ。さきのさき。はしのはし。[初出の実例]「末の末の角々迄、心を配る親の慈悲」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)三)


次い次い(常用外);すがいすがい・すがひすがひ;mlt ssn;sugaisugai・sugahisugahi;none;次い次い・次ひ次ひ;none;〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「次(つ)ぐ」の意の「すがう」の連用形を重ねたもの ) つぎつぎに行なわれるさま。また、あとからあとから現われるさま。すがみすがみ。初出「狭衣物語(1069‐77頃か)三」では「すがひすがひ」表記。;次次-541032

精選版 日本国語大辞典 「次ふ」の意味・読み・例文・類語
すが・うすがふ【次】
〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
① あとに連なる。つぎつぎに続く。連なり並ぶ。
[初出の実例]「かういふさいわい人の腹のきさきがねこそ、又おひすがひぬれ」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)乙女)
② 追いついて並ぶ。匹敵する。→うちすがう。
[初出の実例]「Sugai, au スガフ 並」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
③ くい違う。また、いきちがうようになる。
[初出の実例]「すがひてあはず かりそめにいるとや鹿の思ふらむあふひとすれば身をかくしつる」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋下)




次ひ次ひ・次い次い;すがいすがい・すがひすがひ;ddj mlt3;sugaisugai;次ひ次ひ・次い次い;none;すがひすがひ;ssnより、「次(つ)ぐ」の意の「すがう」の連用形を重ねたもの ) つぎつぎに行なわれるさま。また、あとからあとから現われるさま。すがみすがみ。初出「すがひすがひ」表記※狭衣物語(1069‐77頃か)三。以下ddjより「次から次へと行われるさま。次々に起こるさま。」。
好き好き;すきすき(非連濁・セリフ的);mlt srh;sukisuki;好き好き;none;すきすき・スキスキ・好き好き;好きな思いを声援的に伝えたり、独り言のように言う際のセリフ。例「きゃー、スキスキ!」。
好き好き(連濁);すきずき(連濁);ssn mlt dakur;〘 名詞 〙 人によって好みが違うこと。各人の好むところ。このみごのみ。すき不(ぶ)すき。すききらい。初出「数寄数寄」表記※寒川入道筆記(1613頃)愚痴文盲者口状之事。
好き好きし;すきずきし;ssn mlt dakur;sukizukisi;好き好き;none;none;〘 形容詞シク活用 〙好き好き。① 物好きだ。風流だ。粋狂らしい。② 好色めいている。色好みのようである。初出「すきずきし」※枕草子(10C終)二三、後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六八九・詞書。
次々・次次;すぎすぎ;ssn mlt2;sugisugi;次々・次次;none;すぎすぎ・すきすき;〘 副詞 〙 つぎつぎ。それからそれへ。順ぐりに。初出の表記は「すきすき」表記※順集(983頃)。

スクスク・スクスクと;すくすく(まっすぐ);mlt2 ofcari kngnasi knjnasi;sukusuku;none;直々;none;精選版 日本国語大辞典①②では「とどこおりなく速やかに進んで行くさま、また、元気に勢いよく成長するさまを表わす語。よそに心を向けないで、ただひたむきに進んで行くさま、飾らず率直に行なうさまを表わす語。」などの意味が載っており、「まっすぐ突き進む」という共通点が見られる。関連語・類義語「ずんずん。ぐんぐん。どんどん。」※古事記(712)には登場している。
すくすくと(高く);mlt2 ofcari kngnasi knjnasi;sukusuku;none;直々;none;精選版 日本国語大辞典「すくすく」③では「樹木などが、高くまっすぐにのびているさまを表わす語。」とある。※夜行巡査(1895)。もちろん、①②の意味が転じたものと見られるが、「高く」というのが強調されたのが③だろう。
スクスク・スクスクと;すくすく(悲し);ssn mlt2 kngnasi knjnasi onbb;sukusuku;none;none;すくすく;精選版 日本国語大辞典「すくすく」④では「しくしく泣くさまを表わす語。」とある。※野菊の墓(1906)〈伊藤左千夫〉。これは、①②③とは根本的に異なる可能性が高く、「シクシク」の母音交替と考えられる。
スクスクし・スグスグし;すくすくし・すぐすぐし・すくずくし;gzk mlt2 mltadd kngnasi knjnasi;学研全訳古語辞典「すくすく-・し」の意味では、「地味・非優美・素直・生真面目・非融通・無愛想・そっけない」などの意味がある。https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%99%E3%81%8F%E3%81%99%E3%81%8F%E3%81%97

透け透け;すけすけ;mlt ofcno kngno;スケスケ・透け透け;日本人は漢語崇拝なので和語「透ける」の名詞用法「すけ」からなる「すけすけ」はダサいと考えてしまう小中学生・ヤンキー的思考。例えばこれが「漉々」で「すけずけ」と読ませるのであれば「公文で使っても良いだろう」と考えてしまう。これは、「日常的に用いない漢字」かつ「連濁」が起きているためである。

ずけずけ【ズケズケ・ズケズケと】;zukezuke・dukeduke;
見出し「ずけずけ」、古くは「づけづけ」とも表記。
① 遠慮なく露骨に、または無愛想に、強くものを言うさまを表わす語。つけつけ。つかつか。
[初出の実例]「づけづけ物をぬかしたら、昔の飯焚(めしたき)お竹にぼいさげ」(出典:浄瑠璃・桂川連理柵(おはん長右衛門)(1776)下)
「こうしてずけずけした言い方のできるのは」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉二)
② 無遠慮に事を運ぶさまを表わす語。ずかずか。つけつけ。
[初出の実例]「汚ない装りをして、づけづけ奥へ入って来たりして…」(出典:見知らぬ人(1936)〈真船豊〉一)

スゴスゴ・スゴスゴと;すごすご;ssn mlt2 kngnasi knjnasi atj;sugosugo;none;悄々;すごすご;〘 副詞 〙① 気おちして元気のないさま、また、ひとりわびしく、しょんぼりとしているさまを表わす語。[初出の実例]「維行力及ばずして只一騎すごすごとぞひかへたる」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)。「其方はいつ来て見るにも、ただひとりすごすごとして、友なひあそぶ人もなし」(出典:仮名草子・可笑記(1642)二)。「両国からすごすごと乞食のやうに電車のすみに乗って」(出典:苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉五)。② 特に、移動する状態で、元気なくその場を離れるさまを表わす語。[初出の実例]「放下の姿に身をやつして、さもすごすごと立ち出づる」(出典:車屋本謡曲・放下僧(1464頃))。「追立てられ、すごすごと帰りけるが」(出典:咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)上)。

ズタズタ・寸々;ずたずた;ssn mlt2 omp seidaku;zutazuta;none;寸々;ズタズタ・ずたずた;[ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 こまかく、きれぎれのさま。つだつだ。ずだずだ。きざきざ。きだきだ。[初出の実例]「大虵忽に酔臥たる所を、尊佩き給へる剣を抜て、寸々(ズタズタ)に切給ふ」(出典:壒嚢鈔(1445‐46)五)。[ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「勿ち寸々(ズタズタ)と引分けられ」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)。ズダズダは別語で立項されているが、意味は同じなので、清濁両方で発音される語と言える。
ズダズダ;ずだずだ;ssn mlt2 omp seidaku;zudazuda;none;none;ずだずだ・ズダズダ;[ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 =ずたずた(寸寸)。[初出の実例]「くだんのむかでをばずだずだにきりすて」(出典:御伽草子・俵藤太物語(室町時代物語大成所収)(室町末)上)。[ 2 ] 〘 副詞 〙 [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「大ぶんに文をづだづだきりもぐさ」(出典:雑俳・あかゑぼし(1702))。ズタズタは別語で立項されているが、意味は同じなので、清濁両方で発音される語と言える。


精選版 日本国語大辞典 「すっすっ」の意味・読み・例文・類語
すっ‐すっ
〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる。「すっすっす」「すっすっすっ」とも )
① 物事が支障なく、なめらかに進み行くさまを表わす語。
[初出の実例]「家老とて持す鑓梅 三人并び手振鶯すっすっす」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三一)
「真白な足袋で、褄をけりながら、すっすっと賢こ気に踏み出されるのを」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉三)
② 物がなめらかに、しずかにこすれ合って出る音を表わす語。
[初出の実例]「腰のひねりに足どりに、すっすっすっ、すっすっすな地にひざをする」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)上)
③ 呼吸の激しい音を表わす語。
[初出の実例]「姉夫人は〈略〉すッすッと息が忙(せは)しく」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉後)

suttenntenn mlt・omp・omoro

スッテンテン;すってんてん(無一文);ssn mltgiji mlt2 omp knjnasi;suttenntenn;none;none;スッテンテン・すってんてん;〘 形容動詞ナリ活用 〙 所有していた金や物などがすっかりなくなるさま・無一文または無一物になるさま。初出「髪結床が剃頭店湯屋が洗湯店着物がてんつるてんで懐中がすってんてんが聞てあきれらア」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二)。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%81%A4%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%A6%E3%82%93-3212737

suttokodokkoi srh・mlt・omoro

スットコドッコイ;すっとこどっこい;ssn srhbad omp knjnasi mlt4 mltgiji;suttokodokkoi;none;none;スットコドッコイ・すっとこどっこい;〘 感動詞 〙① 馬鹿囃子(ばやし)の囃子詞。② 相手をののしる時にいう語。馬鹿野郎。「馬鹿なやつ」ほどの意で、名詞的にも用いる。表記例 初「あたらよ(1899)〈内田魯庵〉」にて、『すっとこ、すっとこ、すっとこ、どっこい』表記。随筆寄席第二集(1954)〈辰野・林・徳川〉三にて、『このスットコドッコイ、オタンチン…』。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%81%A4%E3%81%A8%E3%81%93%E3%81%A9%E3%81%A4%E3%81%93%E3%81%84-3212740

既に既に;すでにすでに;ssn mlt3;sudenisudeni;既に既に・已に已に;已に既に;none;〘 副詞 〙 ( 「すでに」を強めた語 ) まぎれもなく。全くたしかに。〔布令必用新撰字引(1869)〕。初出「僕已に既に夏季を過すの策をなせり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二一)。「已に」も「すでに」と読む。漢字意味【已】やむ・やめる・すでに・(「以」と通用)ある起点のそれより。【既】すでに・尽きる。;https://kotobank.jp/word/%E6%97%A2%E6%97%A2-2053600https://kotobank.jp/word/%E5%B7%B2-429902https://kotobank.jp/word/%E6%97%A2-471989


スナスナ・スナスナと;すなすな(すなお);ssn omp mlt2 hnshuku knjnasi;sunasuna;none;none;すなすな・スナスナ;① すなおなさま、人に逆わずに従うさまを表わす語。両足院本山谷抄(1500頃)一六「志の大な者はすなすなとは無ほどに、薦がたいぞ」。;kotobank.jp/word/すなすな-2053656
スナスナ・スナスナと;すなすな(しなやか);ssn omp mlt2 hnshuku knjnasi;sunasuna;none;none;② しなやかに身を動かすさま、特に、しずかに歩むさまを表わす語。浄瑠璃・四天王最後(1661)六「金時一子あく太郎となのっててつのぼうを持すなすなとかかるよとみへしが」otobank.jp/word/すなすな-2053656
すべすべ;mlt2 mltgiji dakuari;

すみすまし【済み済まし】

済み済まし;すみすまし;ssn mlt kngnasi dakunasi;sumisumasi;済み済まし;none;none;〘 名詞 〙 事の結末、決済。始末。しめくくり。初出「すみ済(スマ)しをした上で」※洒落本・見通三世相(1796か)。

隅々;すみずみ;mlt dakur;sumizumi;隅々;none;すみずみ・スミズミ; 全ての隅
ズバズバ・ズバズバと;ずばずば(+と);ssn mlt2 omp knjnasi hnshuku;zubazuba;none;none;ズバズバ・ズバズバと・ずばずば;〘 副詞 〙①思ったことを無遠慮にはばかりなく言うさま、核心に触れるようなことを容赦なく言うさまなどを表わす語。また、物事を思いきりよく続けて行なうさまを表わす語。ずわずわ。[初出の実例]「最う少しお行義を直してお給仕に出られるやう心がけてお呉れとずばすばといふに」(出典 にごりえ(1895)〈樋口一葉〉三)。② 特に刃物などで容赦なく切り込むさまを表わす語。[初出の実例]「剣術の極意は相手をずばずばと斬りさへすればいいのだ」(出典:正雪の二代目(1927)〈岡本綺堂〉一)。

ズバラズバラ;ずばらずばら(+と);ssn mlt omp knjnasi hnshuku;zubarazubara;none;none;ずばらずばら;ズバラズバラ=はばかることなく物を言うさまを表わす語。類語「ずばずば・ずわらずわら」。初出「ずばらずばらと、初対面から筋無き過言」※歌舞伎・貢曾我富士着綿(1793)二幕。;17179246901311787557ずばらずばら-2053725https://kotobank.jp/word/%E3%81%9A%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%9A%E3%81%B0%E3%82%89-2053725
滑々・滑滑;スベスベ・すべすべ;ssn mlt2;subesube;(見出し)滑々・滑滑;none;スベスベ・すべすべ;[ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) すべるようになめらかなさま、主として、手ざわりのなめらかなさまを表わす語。初出「幽玄なる詞は、さはさはすべすべと聞こゆる也」(出典:十問最秘抄(1383))。「すべすべした羽二重の裏が」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉停留所)。[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 手ざわりのなめらかなさま。[初出の実例]「象の鼻は生徒たちの手でみがかれて、スベスベになっている」(出典:オキナワの少年(1971)〈東峰夫〉一二)。

すやすや【スヤスヤ・スヤスヤと】

スヤスヤ;すやすや;ssn hknjooi knjnasi hnsh omp mlt2;suyasuya;none;none;スヤスヤ・すやすや;① 静かに気持よく寝入っているさまを表わす語。初出「すやすやと君も寐入ば四方の虫〈轍士〉」※俳諧・青筵(1700)下。② 肌ざわりの快く冷たいさま、静かですきとおっているようなさま、などを表わす語。初出「窓からは、すやすやした夜風が流れ込んで」※黴(1911)〈徳田秋声〉六。;


することなすこと(疑似畳語);することなすこと;mltgiji ddj hknjooi mzgk hns mltgiji mlt4;する事成す事;none;する事なす事・することなすこと;スルコトナスコト=する事のすべて・する事がみな。例「する事なす事裏目に出る」。

擦れ擦れ・スレスレ;すれすれ;mlt2 ddj ssn ompgiji;suresure;擦れ擦れ・摩れ摩れ;すれすれ・スレスレ;[名・形動]1 触れそうになるくらい近づいていることさま。2 限界をもう少しで越えそうなことさま。3 人がいがみ合うさま。坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)では「摺々(すれすれ)」表記。初出は「すれすれ」表記※浄瑠璃・猿丸太夫鹿巻毫(1736)二。俳諧・武玉川(1750‐76)八では「すれずれ」表記のように連濁の例もあるが、スレズレ単独では立項されていない。;20250126;擦れ擦れ-544109


https://www.kanjipedia.jp/kanji/0002603600
出典:漢字ペディア「擦」
音:サツ
訓:する・すれる (外こする・かすれる・さする・なする)
意味:①する。すれる。こする。さする。「擦過」「摩擦」 ②なする。ぬりつける。

https://www.kanjipedia.jp/kanji/0003438000
出典:漢字ペディア「摺」
音:ショウ・ロウ
訓:する・たたむ・ひだ・くじく
意味:①する。こする。印刷する。 ②たたむ。折りたたむ。 ③ひだ。しわ。 ④くじく。ひしぐ。


スワスワ・スハスハ・スワスワと;すわすわ・すはすは(水飲み・切る);ssn mlt2 omp;suwasuwa・suhasuha;none;none;すわすわ・すはすは;① 水などを飲むときの音を表わす語。初出「御盥にみづから水を入させ給て、たまはせければ、うちうつぶきて、よによげにすはすはとみなのみてけり」(古今著聞集(1254)一七)。② 滞りなく軽やかに物を切るさまを表わす語。初出「すっぱり、すっぱり、すはすはすはと作て生姜酢きずきずとあへ」(波形本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初))。③ 物が軽く何かに当たるさまを表わす語。初出「毛の中より松茸の大きやかなる物の、ふらふらと出で来て、腹にすはすはとうちつけたり」(宇治拾遺物語(1221頃)一)。
スワスワ・スハスハ・スワスワと;すわすわ・すはすは(感動詞);ssn mlt2 omp;suwasuwa・suhasuha;none;none;すわすわ・すはすは;〘 感動詞 〙① 相手に警告するときにいう語。そらそら。初出「すはすは只今指し殺さんとて、腹に刀をひやひやと差し当てたり」(源平盛衰記(14C前)一九)。② 驚いたときにいう語。あれあれ。初出「すはすは動くぞ、祈れただ、引けやてんでに、千手の陀羅尼(だらに)」(出典:謡曲・道成寺(1516頃))。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%99%E3%82%8F%E3%81%99%E3%82%8F-544193

ズワズワ・ズワズワと;ずわずわ・ずはずは;ssn mlt omp knjnasi hnshuku;zuwazuwa;none;none;ズワズワ・ずわずわ;ズワズワ=ズバズバで、「遠慮なく言ったり、行動したりするさまを表わす語」。類語「ずばずば」。初出「ずはずはずはずはと国自慢いひをる」※浄瑠璃・浦島年代記(1722)二);ずわずわ-2054145
ズワリズワリ(+と);ずわりずわり・づわりづわり;ssn mlt2 omp knjnasi hnshuku;zuwarizuwari・duwariduwari;none;none;;ズワリズワリ=遠慮なく言ったり、行動したりするさまを表わす語。類語「ずばずば」。初出※歌舞伎・お染久松色読販(1813)中幕「づわりづわりと番頭の、要らざる事を言やんないの」。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%9A%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%9A%E3%82%8F%E3%82%8A-2054157


寸々・寸寸;すんずん・ずんずん;ssn mlt2;sunnzunn・zunnzunn;寸々・寸寸;none;none;① ( 「ずんずん」とも ) 物を細かく切るさまをいう語。きれぎれ。ずたずた。ばらばら。[初出の実例]「悲膓寸々断、何日下生還」(出典:経国集(827)一三・多次播州高砂〈淡海福良満〉)。「御撫物上に虵寸々に切て在之」(出典:大乗院寺社雑事記‐文明一九年(1487)四月二七日)。
寸々・寸寸;すんずん;ssn mlt2;sunnzunn;寸々・寸寸;none;none;② 一寸ごとに。〔蘇軾‐稼説送張琥文〕。清濁どちらでも発音するのは意味①のみと思われる。

zunngurimukkuri mlt・omp

ズングリムックリ・ズングリムックリと;ずんぐりむっくり;ssn knjnasi omp mltgiji hnsh;zunngurimukkuri・zunngurimuttkuri;none;none;ズングリムックリ・ずんぐりむっくり;「ずんぐり」を強めた語。背が低くて肥えているさま。初出「横巾の広い筋骨の逞しい、ズングリ、ムックリとした生理学上の美人で」※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一。横巾とは、巾の字が「幅(はば)」の代用字とすることがあるので「横幅」のことだろう。初出の用法で「筋骨の逞しい」さまに使っているが、これだと、肥えているというより筋肉質なイメージなので、昔は用法が異なっていた可能性も。;https://kotobank.jp/word/%E3%81%9A%E3%82%93%E3%81%90%E3%82%8A%E3%82%80%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A-3213107


【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0aa
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ka

【サ行「さ」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0sa
【サ行「し」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0si
【サ行「す」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0su
【サ行「せ」】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0se
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【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0jougo0ta
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