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【カタカナ日本語】カタカナ・外国語などの定義【完全網羅】

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🦊 こんにちは 🦊

 

 カタカナ語」「カタカナ言葉」「横文字」などと言われ、「〝外国語〟の意味で、〝カタカナ〟と表する人」が大多数になってしまいました。

 

 

 「カタカナ」自体は文字であり、「英語」でも「フランス語」でも「朝鮮語」でも「オランダ語」でもなんでもないハズです。それなのに、「カタカナ=外国語という認識」の人が多いため、この記事で「カタカナ」と「外国語」などの区別、「類義語を厳密に使う場合の意味の違い」をまとめようと思います。

※あまりに多く書きすぎたため、日本に関わる言語表現明確化の中毒者・マニア・ジャンキー向けになってしまったかもしれません。

  

▼カタカナ・外国語などの区別【完全網羅】

▽カタカナ英語・カタカナ外国語

●一般的な「カタカナ英語・カタカナ外国語」=「外国語・外国語由来」

※この一般的な定義は一般的になってるとはいえ、「絶対に定義としておかしい」という部分は明確にしておきたいため、下のような説明をしておく。

●誤った「カタカナ英語」の認識=カタカナ表記される〝外国語〟。

●正しい「カタカナ英語」の認識=カタカナ表記される〝英語〟。

 

▽カタカナ言葉、カタカナ語

●一般的な「カタカナ言葉、カタカナ語」の用法=英語・ドイツ語・フランス語などの外国語をカタカナで使うこと。

●一般的な「カタカナ言葉、カタカナ語」の用法2=英語・ドイツ語・フランス語などの外国語の書き方は関係なく、ローマ字で書かれた文献における外国語そのものを「カタカナ言葉、カタカナ語」という人も多い。

※コレ自体が「カタカナ誤認」の原因になるので、〝一般的であるが、誤った定義・認識〟という有識者もいる。しかし、あまりに「カタカナ言葉=外国語」、「カタカナ語=外国語」という認識が浸透しているため、この2つの呼び名は仕方なく外国語として扱うのが妥当だろう。

 

 

 

 

▽ただの外国語・外来語

●一般的な「外国語」=英語・ドイツ語・フランス語などを指す。

●幅広な「外国語」=英語・ドイツ語・フランス語などに加え、中国語・漢語も。

 

●一般的な「外来語」=英語・ドイツ語・フランス語などを、ひらがな・カタカナ・漢字のどれかで表記されて浸透しているもの。

●幅広な「外来語」=上に加え中国語・漢語も。

 

 

▽特殊な呼び名

●西洋語=西洋諸国のことば。洋語。by 精選版 日本国語大辞典

●洋語=西洋諸国の言葉。西洋語。 西洋語を起源とする外来語。また、それを組み合わせるなどして日本で作った語。by 精選版 日本国語大辞典

※ちなみに「〝西洋諸国〟がどこの国を具体的に指すのか」を書いている記事などが全く見当たらない。もしかしたら、アヤフヤな定義かもしれない。

 

●広義の「欧米語」=ヨーロッパ州(欧州)とアメリカ州(米州。北アメリカ州南アメリカ州)の3大州の言語

●狭義の「欧米語」=ヨーロッパの先進国及びアメリカ合衆国とカナダの北アメリカ2か国の言語 

※〝西洋諸国〟と異なり〝欧米(おうべい)〟は具体的な説明がある。、広義にはヨーロッパ州(欧州)とアメリカ州(米州。北アメリカ州南アメリカ州)の3大州を指す。狭義では、ヨーロッパの先進国及びアメリカ合衆国とカナダの北アメリカ2か国とを合わせた集団を指す。イギリス人が建国した、オセアニアにあるオーストラリアやニュージーランドを含める場合もある。Wikipedia情報。信頼できるかどうかはおいとく。

 

●一般的な「横文字」の扱い=西洋語・西洋文字

●少し厳密な「横文字」の扱い=実際に横向きに書く文字の西洋文字・西洋語・梵字 (ぼんじ) ・梵語アラビア文字アラビア語など

●かなり厳密な「横文字」の扱い=実際に横向きに書く文字の西洋文字・梵字 (ぼんじ) ・アラビア文字などの「あくまでも文字」のみを指す。

●幅広な「横文字」の扱いかつ、誤ったとも言える「横文字」の認識=外国語全般

 

▽厳密な言論の話し合いをする上での「カタカナ言葉、カタカナ語

 一般的な「カタカナ言葉、カタカナ語」の定義を間違った定義として考える場ではこうなるという定義。

 ●「カタカナ言葉、カタカナ語」=外国語とは限らない

※同じカタカナ言葉でも

・「アルバイト=外国語由来」

・「ネタバレ=カタカナ日本語」

・「サボる=外国語由来に活用をつけたもの=扱いは外国語」

 のように分けられるので、「同じものではない。」のがわかる。

 

 

▽カタカナ日本語

●「カタカナ日本語」=「日本語」

※あくまでも日本語であり、「エモい・カメラ」は日本語由来ではなく「外国語由来」なので、「カタカナ日本語」に含めない。

 

▽「カタカナ日本語」の派閥が別れた場合

●和語の里の「カタカナ日本語」=「カタカナ日本語W」

●Aさん定義の「カタカナ日本語」=「カタカナ日本語A」

※「和語の里」以外の方が「〝カタカナ日本語〟の定義はこれじゃい!」と異なる定義がなされたら、その定義者・団体の頭文字のローマ字を後ろにつける。「和語の里-Wagonosato」なら「W」なので、「カタカナ日本語W」とする。

※その方・団体が自分流の「カタカナ日本語」を使うなら、頭文字はつける必要はない。ほかの方・団体を比較対象にする場合、定義を借りる場合はローマ字を後ろにつける。

 

 

 

▽「カタカナ日本語」の対の役割

●「カタカナ外国語」=「カタカナ日本語」の対

●「カタカナ英語」≠「カタカナ日本語」の対

※「カタカナ外国語」と「カタカナ言葉、カタカナ語」を使い分ける場面がある。それは、「カタカナ日本語」の説明の対として「カタカナ外国語」を使う場合。

 

 

 

▽転倒語・入れ替え語 

●外国語の転倒=外国語由来の言葉

●グラサン=外国語由来の言葉 

●外国語の転倒≠カタカナ日本語

●グラサン≠カタカナ日本語

※英語の「Sunglasses(サングラス)」→転倒→「グラサン」

 

●日本語の転倒=カタカナ日本語

●簡易旅館の意味の「ドヤ」=カタカナ日本語

※「宿(ヤド)」→転倒→「ドヤ」 

 

●日本語の入れ替え=カタカナ日本語

●メンゴ=カタカナ日本語

※謝りの「ゴメン」→入れ替え→「メンゴ」 

 

 

 

▽外国語のカタカナ表記

外国語のカタカナ表記=一般的に「カタカナ語・外国語・カタカナ英語」

外国語のカタカナ表記≠カタカナ日本語

 

エビデンス(Evidence:英語)=一般的に「カタカナ語・外国語・カタカナ英語」

エビデンス(Evidence:英語)≠カタカナ日本語

  

アルバイト(Arbeit:ドイツ語)=一般的に「カタカナ語・外国語・カタカナ英語」

アルバイト≠カタカナ日本語

 

▽日本語+外国語

日本語+外国語=カタカナ日本語(カタカナ日本語W)

たんプレ=カタカナ日本語(誕生日プレゼント)

たんプレ=カタカナ日本語W

クリプレ≠カタカナ日本語(クリスマス プレゼント)

クリプレ≠カタカナ日本語W

 

▽当て字

外国語に当て字=外国語・外来語

外国語に当て字≠カタカナ日本語

和語・漢語に当て字=カタカナ日本語

 

接吻キス」=外国語・外来語

接吻セップン」=漢語(基本的に日本語)

口付けキス」=外国語・外来語

口付クチヅけ」=日本語

 ※「接吻」自体は日本語ですが、""キス"とルビが振られた"接吻"は、外国語・外来語

  

▽外国語+る

外国語+る≠カタカナ日本語(カタカナ日本語W)

外国語+る=カタカナ外国語

外国語+る=一般的に「カタカナ語・カタカナ言葉・横文字」

 

サボる≠カタカナ日本語(カタカナ日本語W)

サボる=カタカナ外国語

サボる=一般的に「カタカナ語・カタカナ言葉・横文字」

サボる=語源を知らない人だと「日本語扱い」

※サボ=「サボタージュ(sabotage:フランス語)」の略

 

 

 

 

【注意書き】

 今回は和語と漢語の差の説明は極力省きました。今回の区別において、和語と漢語の差も徹底して区別すると、さらに膨大な量になるためです(笑)。他にも梵語由来で日本で使われている言葉などの説明も省いています。それらは別記事で語りたいと思います。

 

 

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多すぎて頭痛い。

 

 自分たちでまとめてる途中に思いましたが、「日本の中で使われる言葉が多すぎる!」全部読んだ人も、途中まで読んだ人も頭痛くなったのでは(笑)。

 

このまとめから見えることとして…

 日本語は「文字を見ただけ」では、「どこの言語か区別がつかない人」も多いのではないでしょうか? ローマ字やカタカナ表記されてる言葉は、「小学生でも外国語と判断可能」ですが、ひらがな・漢字で書かれた言葉は、それを外国語由来と判断できない人もたくさんいます

 人は、「自分が区別できるものを重点的に区別」します。つまり、⭐小学生⭐でもわかるレベル区別である「ローマ字 or 平漢」「カタカナ or 平漢」という〝浅い区別〟ばかり敏感になっているのです。

 

 そういった、〝浅い区別〟から抜け出す力をつけてもらいたく、この記事でまとめさせていただきました。これらが区別できるようになれば、日本語というゴチャゴチャした言語の「何を対象として論じるか」などが、頭の中で整理しやすくなるハズです

 

※中国語・漢語が日本に入ってきた場合、外国語として扱わない人が多いのは、文字の字面で判断ができないからです。中国語・漢語が日本に来た場合、「そのまま漢字表記で輸入するのが基本」です。つまり、英語などのようにカタカナ表記されないので、「〝外の国から来た言葉〟として認知されにくい」という現状があります。

 

・〝カタカナ〟という言葉自体を〝外国語〟を指すのに用いる

・〝横文字〟という言葉自体を〝外国語〟の意味で用いる

        ↑

 この2つは似ていますが、「横文字」という言葉自体は、もともと「使用頻度がかなり多いとは言えない」という状況の中、外国の文化が入ってきて、それを呼び表すために「使用頻度がかなり多くなった言葉」です。主に批判で使われるというのが悲しい限りですが。

 横文字は受け手の考え方で「横文字=カタカナ」というより「〝はじめの頃に外国語をカタカナ語などと言い表した人〟に問題アリ」と言えます。その人は地獄でカタカナ鬼にシバかれているのではないでしょうか(笑)。

 「カタカナ」は、日本語の表記で用いられていた文字である上に、条文・電報・フリガナ・言葉のアクセントなどの様々な「日本語」に使われていたのに、「カタカナ=外国語という認識」で〝上書き〟するというのは、言語の認識としてズレズレのズレであります。

 

▼オマケ:「和語の里」以外での「カタカナ日本語」

 「和語の里」以外での「カタカナ日本語」らしき定義を、ある程度 明確にしている記事・文書などは少ないのですが、それらしきモノを2つほど見つけました。

 

国立国語研究所コーパス開発センター

・「22世紀の日本語を考える」というブログ

 

国立国語研究所コーパス開発センター

   定義に関しては、「和語の里」の「カタカナ日本語」に1番近い定義です。ただし、考察・まとめについては自画自賛かもしれませんが、「和語の里」の出している「カタカナ日本語辞典」の方が上です。

 

コーパス開発センター のまとめの特徴】

・対象語数が「和語の里」と比べてかなり少ない

・「和語の里」が水増し防止としてあえて一覧には入れていない動物名なども紹介

・「和語の里」が「カタカナ日本語辞典」で考察しているカタカナ表記の考察に及ばない

・「カタカナ日本語」を指すのに用いてる名が、「非外来語のカタカナ表記」となっていて長いすぎる※定義付けの補足に使うべきで、名前付けつしては長過ぎる

  

 研究に関するPDF文書が公開Link→https://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/files/JCLWorkshop_no4_papers/JCLWorkshop_No4_35.pdf
現代日本語書き言葉における非外来語のカタカナ表記事情

▽「22世紀の日本語を考える」というブログ

  「22世紀の日本語を考える」というブログが「カタカナ日本語」という文言を使っていますが、外国語由来の「サボる」なども含めています。和語の里・コーパス開発センターの定義とは別物の定義と考えられます。

 「とりあえず〝カタカナで書かれる言葉なら何でも日本語〟としているのか?」という疑問が浮かびます。

 

 また、こちらのブログの内容が、なかなか「漢語崇拝の意思」が滲み出ており、「カタカナ表記を悪とする見方」も見受けられます。完全否定されてるワケではありませんが…ちょっとなあという感想です。

 

 

▶オマケ:小ネタ

・明治時代~1947年までは、学校ではじめに教わるのは「カタカナ」

・昔作られた条文で、今では〝ひらがな表記〟される部分=「カタカナ」

 

 

 

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