和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【漢検1級】テキストを捨てたら楽になりました。【不要論】

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 ※前提として漢検2級までは意味があると考えているということは示しておきます。

 

漢検1級=無意味⁉️

漢検一級に出てくる漢字は

 

「これ日常生活で使わないだろ…」

 「いや仕事でも使わないだろ…」

 

というものばかりです。仕事で使う・創作で使うのでない限り有効活用はできません。とはいへ何もかも意味を見出しても仕方ないので

 

「日常で使わない漢字の勉強は、『趣味の世界』だから意味とか見出しても仕方ないと思います。」

 

と答えます。

 

 

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▼趣味押し付けオジサン

先程

「趣味としては好きにしたら良い」 

と書きましたが、

 

趣味を人に強いて(しいて)はいけません。

 

人が書いた文章のなかに、難読漢字・難読熟字訓などで書かれる字があったときに、漢検1級で出るレベルの漢字に書き直そうとしたりするのは、「自己満足」と言っていいでしょう。

 

例えば、車大好きな60代 おじさん社員が、特に車好きでもない若い女性社員に対して(その女性が興味無い)昔の高級車の話をしてくることに似ています。

 

その若い女性社員が[ただ、燃費がいいクルマに乗れればいい。]みたいな考えだったら、上司の話はウザったいだけです。

 

 ▼難読漢字が読めない時の心境 

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[難読漢字・熟字訓・表外読み]
を読めなかったときに多くの人が、以下のように考えてしまうのでは?

 

😱「恥かいたかも…」

😱「勉強不足だったかな…」

 

 

しかし、

😊全く恥ずかしいことではありません。

 

 

▼難読漢字 使えると頭良くなる?

マイクロソフトの共同創業者

・アップル社の共同設立者の一人 

Facebook 創設者

         ↑

漢検1級持ってる人が、この人達相手に「ドヤれますか?」

 

「難読漢字 知ってる」と「仕事できる」は全く関係ありません。私のように言葉系の記事を書くなら、まだ難読漢字を知っていても損はありませんが。(正直 ぐぐれば すむ話)

 

・William Henry "Bill" Gates III:

マイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問

(ウィリアム・ヘンリー・"ビル"・ゲイツ3世)

 

Steve Jobs

Apple社の共同設立者の一人

(スティージョブズ

 

・Mark Elliot Zuckerberg:

Facebook 創設者

(マーク・エリオット・ザッカーバーグ)

 

※この中に もしかした「趣味レベルで」難読漢字が好きな人もいるかも知れませんが、趣味と常用は全く別物なので語るに値しません。

  

▼コミュニケーション阻害

Mail・LINE・Twitter

・難読漢字

・普段使わない言葉 

・読みにくい当て字

        ↑

これら[3点セット]を使う人を見て、あなたは 「この人はコミュニケーションを取る気がある。」と思いますか?

それに加えて「この人はコミュニケーションが上手。」と思いますか?

 

 

たぶん、先程の[3点セット]を使う人は嫌われてることでしょう。

 

・難読漢字

・普段使わない言葉 

・読みにくい当て字

 

この[3点セット]を日常で用いるのは、ただの[コミュニケーション阻害]です。

 

 

 

▼当て字はヤンキー

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元ヤンの上司がいたとして、その上司に お礼のメールを 送ったとします。

 

部下「〇〇さん(上司の名)のアドバイスのおかげで、先月の営業売上が30%上がりました。誠にありがとうございました。」

 

そこで、上司から こんな返信があったら どう思いますか?

 

上司「よかったなあ!アドバイスした甲斐があったよ。ところで お前漢字できないの?[ありがとう]じゃなくて[阿離我拓]だろ!

上司いわく❌ありがとう→⭕️阿離我拓

 

上記の元ヤン上司の話は、上司の冗談だったら 笑い話。それが、冗談じゃなく「そういうルールなんだぞ。」って言われたら笑えませんよね? 

※元ヤン:昔、ヤンキー・不良・暴走族だった人

 

 

 

▼当て字は趣味

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当て字は趣味で使うなら、

私は良いと思います。

 

<趣味で使う当て字>

例えば、先程の上司が部下にお遊びで下のようなメールを送ったとします。

 

上司「俺が お前にメールする時、[阿離我拓]使うから。別に他の人に強制はしないよ。使いたいだけ(笑)。」 

 

こんなメールを送ってきたら 「カワイイ」と思ってしまいますよね。つまり、世間的なルールとして当て字を採用するのは危険かつトラブルの元になりますが、趣味の範疇でやるには問題ないということです。

 

趣味の範囲は創作活動も入ります。

なので、

漫画の当て字はOK

 

▼おわりに

一個人で難読漢字を使うのは好きにすればいいと思います。それは趣味ですから、日記・創作物にでも使えば結構です。

 

しかし、

社会で難読漢字を使うことは、

ムシロ おろかものに見えます。

 

 

そういう人は日本の教育が生んだモンスターです。なぜかというと、

・歴史上の人物

・地名

・固有名詞

        ↑

これらは[表外読み]だらけです。

規定された読み方から外れた読み方をする[熟語・文言]ありますよね。そういったものを[常用表外読み]といいます。

 

 

それらの[表外読み] を目にした時に教育の中で、

「これは特殊な読み方」

「この人物が そうしただけ」

「ルールから外れたもの」

という教えがなされていません。そして、表外読みや当て字の[人物・地名などを答えるテスト]が出るのだから、表外読みを覚えると[頭良い・良い事ある]という思考に陥りやすくなります。

 

このように言葉に関して、ただ覚えるだけが教育ではなく、

「その言葉は何?」

「どんな構成?」

「どのように生まれた?」

なども含めて教えるのが教育ではないでしょうか?

 

そうしないと、言葉に惑わされ、疲れ、言葉が元でトラブルが生まれてしまいます。

 

onbin.hateblo.jp

 

 

▼おまけ【対策】VS 難読漢字

難読漢字を読めなくてバカにされた時

「無駄なことに脳を使ってるな。」

と考えてしまいましょう。

 

難読漢字をワザワザ使ってくる人がいたら

「あっ、この人コミュ力なし。」

と考えてしまいましょう。