和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

ちょっと part1。実は「呼びかけ・指摘」など合わせて10種類以上の用法アリ❗ [少し]との違いも【実は複雑な日本語】



<<「ちょっと」の用法・例文 簡易まとめ>>

【「少し」に置き換えできる「ちょっと」】
[ソノママ]そのケーキちょっとほしい
[コマリ]ちょっと困ってさあ。
[スギル]ちょっと〇〇すぎる
[感動詞:悩み]ちょっとなんか
[大小の指摘]もうちょっとこう
[フクミ]ふふ、ちょっとね。
※含み持たせた言い方


【「少し」に置き換えできない「ちょっと」】
[ヨビカケ]ねえ、ちょっと!
[ヨビカケ2]ちょっとちょっと!
※「ちょっとの時間だけでいいからコチラの話を聞いてください」の意味
[チュウイ]ちょっと、聞いてる?
[アオリ]ちょっと。ジャマなんだけど!
[イカリ]ちょっと。しつこいんだけど!
[ホウコク]ちょっと。スゴイんだけど!
[シテキ]ちょっと。何やってるの!
[リャク]ちょっとー…
[スウチ]3000円ちょっと



【状況】
Johnさんからの日本語の質問に答えてあげるユウジさんの状況。

😕日本語学習中の外国人「John(ジョン)」さん
 😀日本育ちの日本人「ユウジ(ゆうじ)」さん


【この2人の会話から"ちょっと"の難しさが見える】

John😕「"ちょっと"って どういう意味?」
 ユウジ😀「"少し"って意味だよ。」


John😕「そうなの? 商店街を歩いてたら、困ったよ。」
 ユウジ😀「どんなふうに困ったの?」


John😕「店の人が僕に向かって、変なこと言うんだよ。」
 ユウジ😀「ええ? なんて?」

John😕「"ちょっとそこの人"とか、"ちょっとちょっと"とかさ。」
 ユウジ😀「ああ、そうか。その"ちょっと"は、単純に"少し"と訳せないね。
John😕「日本語ムズカシイネ…」


 このように、実は複雑な日本語である「ちょっと」について、いくつかの記事でまとめていこうと思います。
※未完成の記事へのLINKも混ざっています。

※「少し」に置き換えできる「ちょっと」→part2にて。
※「少し」に置き換えできない「ちょっと」→part3にて。

▼余談

 par1から いくつか続く記事になります。

 おそらく、「ちょっと」の用法の種類を10種類以上も分けて紹介しているのは、和語の里が世界初かもしれません。

 また、「ちょっと」「少し」を比べた際に、「ちょっと」でしか表現できない・使えない場面などを区別もしています。
 そういった区別を紹介している記事も 少ないことでしょう。

 日本人にとって身近な日本語でも、「実は かなり複雑な日本語だった」ということも しばしばあります。
 
 そして、外国人で日本語学習者のかたには、知らなかった表現もあったと思います。


kw:ちょっと 少し 違い
kw:ちょっと すこし 違い
kw:ちょっと 少し 僅か 違い
kw:ちょっと すこし わずか 違い
kw:ちょっと、ちよつと、千代苞、チョット、tyotto、一寸
kw:にほんごがくしゅうしゃ、にほんこかくしゆうしや、ニホンゴガクシュウシャ、nihonngogakushuusha、nihongogakushuusha、nihonngogakushusha、nihongogakushusha、nihongogakusyusya、日本語学習者
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