【歌を歌う・好きな曲を歌う】
ほんとに誰でもいいし些細なことでもいいので歌を歌う上で意識してること教えてください!お願いします!
— ゆーり (@yuri_minion) 2023年1月1日
https://twitter.com/yuri_minion/status/1609551606684712962
自分の好きな曲を歌う
— のあぴょん (@_2Noa) 2023年1月2日
https://twitter.com/_2Noa/status/1609815452649422848
上で引用したTweetで、「歌を歌う」「好きな曲を歌う」という表現があります。
これらは 一般的な日本人にとって、「よく見聞きする表現」ですよね。
「"歌を歌う"なんて間違った日本語だ!」なんて言う人は かなり特殊な人でしょうし、その主張こそが間違った主張と言えます。
▼使われない「曲を歌う」
さきほど、「よく見聞きする表現」で「好きな曲を歌う」という表現を例にしました。
その表現の「好きな」という修飾語を抜いて「曲を歌う」としたら どう感じますか?
😅「え?、"好きな料理をつくる"が、"料理をつくる"になる感じで、別に後者がおかしいなんてことなくないかな?」
👴「ほんとうにそうでしょうかねえ。確かめてみましょう」
▽実際に「好きな曲を歌う→曲を歌う」と置き換えてみる
「みんなの前で、好きな曲を歌う予定です」という文の置き換えをしてみます。
※好きな曲を歌う→曲を歌う。
みんなの前で、好きな曲を歌う予定です
↓
みんなの前で、曲を歌う予定です
😅「あれ? 置き換え後の文は、なんか変な気がするぞ???」
👴「そうなんです、"曲を歌う"という表現は、一般的に使われない表現なのです。」
😅「ですよね… 聞いたことないですし… これだったら"歌を歌う"のほうが自然です。」
👴「聞いたことがないからといって、間違いではありませんけどね。あまり見聞きしない表現を片っ端から軽はずみに間違いと断定すると、日本語表現の幅が狭まってしまうので気をつけたいところです。」
何もない状況で「曲」のみを名詞として、「を歌う」につなぐという表現は一般的ではありません。
※ただし、文法として間違っているというワケではないので、コトバの流行りによっては、数十年のうちに一般化する可能性もゼロではありません。
▼修飾された「曲を歌う」の例
「曲」単独の「曲を歌う」ではなく、修飾された表現で「〇〇曲を歌う」とした例文を並べてみます。
・ポケモンの曲を歌う
・合計5曲を歌う
・今年流行った曲を歌う
・(例の)あの曲を歌う
のように、「曲」の前にコトバがついて、「連語の名詞」として「〇〇曲を歌う」という表現なら、よく見聞きする表現なハズです。
▽「ポケモンの曲」で1つのマトマリ
「ポケモンの曲」「今年流行った曲」のように、「曲」を修飾した結果、「ポケモンの曲」「今年流行った曲」で1つの名詞となります。
20230102時に「Yahoo!リアルタイム検索」をしたところ、「曲」のみを名詞として、「を歌う」につなぐという表現を使っている人は、下の1件しか見つけられませんでした。
千恋万花でKOTOKOさんが曲を歌うのを予知している...? pic.twitter.com/c6fWCnoZPX
— 下町千歳 (@HarmonyOS_2) 2022年12月31日
https://twitter.com/HarmonyOS_2/status/1609323399482085378
▼余談
例に出した「歌を歌う」の重複については、間違った日本語ではありません。
「歌を歌う」と誰かが言った際に、「😡それ重複だから間違いだよ❗」と 怒り狂う人がいたら、その怒った人こそが「間違った変な人」であると思いますよね。
怒った人の正当性は「重複である」という部分であり、「重複だから間違い」という主張は正当性がありません。
※「歌を歌う」の表現が間違ってはいないというのは、いつか個別に記事にするかもしれません。
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=26006613651327474
【Keyword ZONE】tng0kyokuwoutau、tng0utawoutau
ちょうふく、チョウフク、tyouhuku、重複、じゅうふく、ジュウフク、juuhuku、調布区
きょくをうたう、きよくをうたう、キヨクを歌う、キョクヲウタウ、kyokuwoutau、曲を歌う、うたをうたう、ウタヲウタウ、utawoutau、歌を歌う、