みなさんがよく耳にする「効果テキメン」というコトバ。
テキメンの部分は「覿面」と書きます。
その中に含まれる
[
という字を書けるのは「200人に1人」いれば いいレベルだと思います。
意味は「みる・あう・まみえる・示す・見せる」。
※参照:日本漢字能力検定協会 漢字ペディア
▼覿
「覿」は漢字検定1級レベルの漢字です。
日常で使う漢字としては定められていません。
そのため、「効果覿面」と表記する人よりも、「効果てきめん・効果テキメン」などと表記する人のほうが多いです。※参照:表記ブレの調査 か行「こ」。
▽単独であれば読めない
多くの人は「覿」単独で出されたら読めません。
では、「効果覿面」と四字熟語として並んでいたとしたらどうですか?
なんとなく読めますよね。
これは「覿」の漢字そのものを読めるわけではなく、「効果○面」だけで覚えているという人が多いということです。
※○にそれっぽい漢字や、あまり知られていない漢字が入ってれいれば、なんとなく「コウカテキメン」と読んでしまう。
▼「覿」のような境遇の漢字
コウカテキメンの「覿」と同じ境遇の漢字を紹介します。
・「惨憺たる」の「憺(タン)」
・「僭越」の「僭(セン)」
・「薨去」の「薨(コウ)」
↑
これらは、耳にする機会が多かったり、人生においてそれなりに耳にするコトバです。
にもかかわらず、「憺(タン)」「僭(セン)」「薨(コウ)」などは、義務教育をしっかり習ったからといって書けるものではありません。
▽漢字1字としての意味は知られていない
熟語として
・「惨憺たる」
・「僭越」
・「薨去」
などの意味は理解している人は、それなりにいるでしょう。
しかし、「憺(タン)」「僭(セン)」「薨(コウ)」などの漢字そのものの意味は理解していない人も多いです。
※理解していないのは悪いことではない。
※「俺は知っている、私は知っている」とかそういう話ではなく、「世間一般として書ける人が少ない漢字」であるということ。
▼「憺・僭・薨」などの漢字群
「憺(タン)」「僭(セン)」「薨(コウ)」などの漢字の意味を理解していない人は多くない。
そして、それは一例に過ぎません。
日本語には、「熟語の構成漢字として使われているのに、漢字の意味が理解されていないもの」というのは多々あります。
そういったものの呼び名として、
ジュクノミジ
という呼び名を(現時点で)使おうと思います。
※呼びやすさが大事なので、もっと呼びやすい名があれば変えるかもしれません。
▼「ジュクノミジ」ってなによ?
なにの略かというと「熟語 のみ (で使うのがほとんどである)漢字」の略です。
各文節から、「じゅく のみ じ」という音を抜き出したものが「ジュクノミジ」です。※「で使うのがほとんどの」はカッコ内なので省略。
【熟語】じゅく
【のみ】のみ
【漢字(字)】じ
↓
ジュクノミジ
▼「ジュクノミジ」ってなによ?
ジュクノミジという定義は、漢字の分類において非常に役立つ定義なので、定義用の記事として公開しました。
▼辞書データなど
学研 四字熟語辞典「こうかてきめん【効果覿面】」
効き目がすぐに現れること。また、そのさま。
注記「覿」は、見せる・示す。「覿面」は、目まの当たり。また、目の当たりに見ること。表記「覿面」を「的面」「適面」などと書きちがえない。
出典:デジタル大辞泉「てきめん【×覿面】」
[名・形動]《「覿」は見る意》
1 面と向かうこと。まのあたりに見ること。また、そのさま。転じて、まのあたり。目前。「―に死と相見ているものは、姑息に安んずることを好まない」〈鴎外・青年〉
2 効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま。「覿面な薬の効果」「天罰覿面」
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=13574176438044762286
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