和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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原稿用紙に改行を任せた結果、「1行長すぎさん」が誕生してしまう。【日本語表記問題・原稿用紙症候群】


↑この画像の拡大は、このリンクから。
テキストデータは、このリンクから

 😣「このサイトの文の1行が長すぎて、次の行移動がしにくいし、読みづらい…」
 そのようなことを思った経験がありませんか?

 前回の記事では、webサイトの1行の表示領域を広くしすぎる人がいる理由として…

・1行の表示領域が広すぎるサイトはテンプレを使っていない。
・自分が書いたものを読んだ場合、1行が長すぎても読みやすい文として認識してしまう。

 という理由をあげました。

 実は長過ぎる1行の記事を書く原因はまだあります。

▼原稿用紙症候群

▽原稿用紙の自動改行

 日本人は、1行をどれだけ長く書いても、書く用紙が「原稿用紙」であれば、20文字程度で毎回改行しなければいけません。
※改行かどうかの定義についてですが、便宜上 この記事の間は改行扱いします。

 原稿用紙の改行は実質「自動改行」であり、「意識して改行」しているわけではありません。
 学校などで原稿用紙に作文を書いたせいで、自分の意識で改行するクセがつかない人もいるかもしれません。
 
 そして、そんなクセのついた人が、
"原稿用紙ではなく1行に100文字以上表示できるPC向けのサイト"
 で記事を書いたとしたらどうなるでしょう。
 
 1行の表示領域が広すぎることに気づかないかもしれません。

 そういった原稿用紙によって染み付いたクセ…
 またの名を…
原稿用紙症候群

▼おわりに、原稿用紙症候群

 「原稿用紙症候群」というのは原稿用紙で日本語文を書くという文化により、引き起こされる症状(不都合な状態)を指します。

 今回の件以外でも「原稿用紙症候群」は、あります。
 別な記事でも、関連する記事があります。
 気になった方は下のリンクをどうぞ!
https://onbin.hateblo.jp/entry/hyk0tgk0mati00

▼画像で使った文


   ↑
 こちらの画像で用いた文をテキストデータとして載せます。

▽表示領域が長くない例

☆「一行が長い」の2種類の意味
【A】文としての1行が長い
【B】表示領域が横に長い

★【A】文としての1行が長い
・マンガ
・ポスター
・広告
 などは 改行が適度に行われています。

 しかし、小説や記事などでは「改行が少ない=格式高い」
と考えてしまう人もいるようです。
※読者数が「読みやすさ」を物語っています。

★【B】表示領域が横に長い
 「表示領域が横に長すぎる例」は、画像の下側の文です。
特徴としては…
・読みにくい
・改行時に どの行か わからなくなる
・目線の移動が多く疲れる
 などがあります。

▽表示領域が長すぎる例

 一行が長いというのは、2種類の意味があります。それは、「【A】文としての1行が長い」という意味と「【B】表示領域が横に長い」という意味です。一般的に注目されるのは【A】ですね。この文のように、改行をせずに、長々と書き続けることが、これにあたります。読みにく
い文の代表例として、よく例にあげられます。 改行をしなかったり、表示領域を長くするというのは、「読ませる工夫」をしていないことになります。この文のように読むのがシンドイことになります。
 一行の長さが、全角計算で40文字以上もあれば、「表示領域が長すぎる例」といってよいでしょう。適「1行が長い」に加えて、「文も長い」というのがセットになってくると、恐ろしく「文字がギュウギュウ詰め」で、"うっとくる"という人も多いです。なんとなく、休む暇が
ないような感覚になる人も多いのではないでしょうか? 「読むのが大変」が必ずしも「読み応えがある」とはなりません。「読むのが大変」は「読みにくい低品質なもの」にもなりえます。世の中には改行が少ないことを正義とする人がいますが、読みにくさと読み応えを履き
違えてるのでしょう。

【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=4207575160648326678

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