M音の語源の記事で
[酷ひ-mugohi] の由来は
[モンゴル-monngoru]
という説明をしたと思います。
由来が外国の言葉なので、いつもは
[和語は関係のない]
と断言して終わりにするのですが、
和語が少し関係してるのです。
[む-Mu音]の記事でも書いていますが、
語頭[む-Mu音]は「攻撃的・怒り」の
意味を含みます。
だから、残忍な意味の言葉の由来として
M音の[モンゴル]が取り込まれたのです。
もし、
[モンゴル]が[ピンヨル]という国名
だったら
↓
残忍性を表す言葉なのに
[ぴよひ(ぴよい)-piyohi]
という可愛い音になってしまうので
別な言葉を由来にするはずです。
古代の日本列島に住んでた人は
漢字で判断せず、音の響きで、
言葉の印象を決めてたのだから。
▼音を無視して名前付けをする日本人
お~、ついに。
— まっきー@一時的に通知切ってます (@hyuga_kabocha) 2021年4月18日
今年度の中学3年の教科書、遺伝の法則の
「優性」「劣性」
が
「顕性」「潜性」
になってる。 pic.twitter.com/ywk6ve548T
https://twitter.com/hyuga_kabocha/status/1383780115641888777
【このように変わっているらしい】
・優性の形質(ゆうせいのけいしつ)
・劣性の形質(れっせいのけいしつ)
↓
・顕性の形質(けんせいのけいしつ)
・潜性の形質(せんせいのけいしつ)
※助詞「の」はつかないことがある。
もとの「優性」「劣性」という表現が良くないというのは同意です。そこで、別な言葉に置き換えるという対策を立てるのもすばらしいですね。
しかし、新たな置き換えた言葉が「音を無視した置き換え」「音を無視した造語」である場合、対策の「仕方が」間違いであると断言できます。
※何度も言いますが、「なにかに置き換えようという対策を立てること自体」は、すばらしいことです。
遺伝カウンセリングで困るので反対したんですけどねえ。「けんせい」と「せんせい」では聞き取りづらいんです。もうひと工夫してほしかった。
— 室月淳Jun Murotsuki@「出生前診断と選択的中絶のケア」発売 (@junmurot) 2021年4月20日
https://twitter.com/junmurot/status/1384496650945634311
<語頭別 和語辞典>
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語頭別和語辞典【ま-Ma音】根源は[真・間]【ふしぎ日本語】
http://onbin.hateblo.jp/entry/ggn1ma
<2子音和語辞典>
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YH音 酔う・夢 語源の関わり【ふしぎ日本語】
http://onbin.hateblo.jp/entry/ggn0yh
<日本語の基礎>
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和語とは
http://onbin.hateblo.jp/entry/wago1
硬い文体・漢語・難読武装
http://onbin.hateblo.jp/entry/kango000
【わ行う(Wu)】とは[L于]←みたいな感じ
http://onbin.hateblo.jp/entry/wago10
漢字崇拝【”漢語アゲアゲ思想”の起こり】
http://onbin.hateblo.jp/entry/kango001
和語の敬語に曖昧な漢語を当てる違和感
http://onbin.hateblo.jp/entry/kango101
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