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死語クリエイターの身勝手な死語認定【死語クリ】

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 死語クリエイターによる身勝手な死語認定 が され続けています。

 

 今回は 死語クリエイターそのものが悪いというだけでなく「身勝手な死語認定の原因は 別のところにもあるではないか」という説を語る記事なります。

 

▼言い表すコトバ(定義)がないから、死語と言い表す説

 軽はずみに「あれは死語だ」「これは死語だ」と言ってしまう人が多いワケとして、「言い表すコトバがないから、死語と言い表す説」を ここでは説きます。

 それを例を交えて説明します。

 

▽身の回りの若い世代に通じなかったものを言い表すコトバ

 よくあるのが、自分より若い世代が多いと見られる場面で、

😀「それって、AAAみたいだね。」

 と言ったときに、周りにいる その若い世代が

 🤔「AAAってなんですか?」

と 知らないような反応をしたときです。

😕「この年の子はAAAも知らないのか」

 AAAを知っている年代以上の人が こう思います。そして、そのAAAというコトバを どう言い表すかを脳は無意識に導き出します。その結果…

😕「AAAも死語かあ。」

 という「AAA=死語」という扱いをしてしまうのです。

 

 このときに、「自分より若い世代に通じないコトバ」というのを言い表すコトバが見つからず、なんとなく頭にある語彙の「死語」を使ってしまうのではないかと わたしは考えています。

 

 

▽使用頻度が落ちたものを指すコトバ

【3月のタロウさん】

😀タロウ「そろいもそろって、"BBB"、"BBB"って みんなウルサイなあ。100件中80件が"BBB"を使ったTweetだよ…」

 

【6月のタロウさん】

😀タロウ「"BBB"って、100件中20件しか見ないなあ…

 三ヶ月前と比べると少ないから死語になったんだなあ。

 よし、"BBB=死語"ってTweetしよう!」

 「100件中80件→100件中20」という件数の変化で、人々の使用頻度が落ちたと考えたタロウさん。

 しかし、落ちたと言っても「100件中20件」は 割合として十分多いです。全然 イキイキしたコトバと言って良いでしょう。

 

・使用頻度が落ちた

・見る機会が一時期より減った

 という具合に言い表すのが適切です。

※この割合で判断する場合。

 

 

▽「〜落ちた」「〜減った」などと言い表せない人

・使用頻度が落ちた

・見る機会が一時期より減った

 などと言わず、「死語」と言ってしまうワケは、「使用頻度が落ちた」「見る機会が一時期より減った」というのが 単語ではないからです。

 記憶型の言語思考である人・・・・・・・・・・・・ は「使用頻度が落ちた」「見る機会が一時期より減った」などの表現が難しいと考えられます。

  思考型の言語思考である人・・・・・・・・・・・・ のように、文として程度の差を言い表すことができないと考えられます。。

 

 文として程度の差を言い表すことができない人がいる世界で、そういった人に しっかりとした表現をさせるために、

「見る機会が一時期より減ったコトバ」に近しい状態を表現できる「名詞」をつくらなければいけません。

 

 

▽使っている人がいても聞き入れない

😀(10年前に人気の出た"コトバR"って、流行語になったよなあ。)

 そう思ったタロウさんはTwitterで、下のように投稿する。

 

😀「"コトバR"って、最近 聞かないけど…死語になったの?」

 それに反応して、

 😐「いや、ワイは今でも使ってるけど…」

 😐「たまに耳にしますね。」

 と返した人がいとします。しかし、タロウさんは無視します。

 

 他の人から別な反応がありました。

😋「そうですね、私も当時使っていましたが、今は使っていません。」

※当時使っていたが、今は使っていない人のTweetで、タロウさんの意見に同意するかのような話。

 

 タロウさんは、こういった「自分の死語認定を肯定」してくれるTweetのみに反応して、

😀「ですねよね! "コトバR"は死語ですよね。 間違いない!」

 と 断定口調でTweetしてしまいました。

 

 では、そのTweetを目にした人はどう思うかというと…

 😀「へええ、"コトバR"は死語になったんだ! 私は昨日まで使ってたけど、使うのヤメタ!」

 

 このようにウイルスのように、死語認定は広まってしまいます。

※「日本言語ウイルス協会」は、コ口ナウイルス並に「死語認定ウイルス」を警戒しています。

 

 

▽「コトバR」を整理すると

 さきほどのタロウさんのTweetから 事実確認をすると…

 

・タロウさんの世界では見なくなった※

・コトバRを使う人はいる

・たまに耳にする人がいる

・今は私は使っていないという人がいる

※その世界とは「タロウさんが目にするSNS・動画」などのこと

   ↑

 これが事実です。

 

 では、この事実を見て死語と言えますか?

 

 この状態のコトバを死語扱いするというのは、

「まだ生きたい気持ちの年老りを毒盛って殺す」

 たとえるならば、それくらい残酷なことと言えます。

 

▼身勝手な死語認定の悪影響

【身勝手な死語認定のおさらい】

・身の回りの若い世代に通じなかったら死語扱い

・使用頻度が少しだけでも落ちたら死語扱い

・一度 死語と思ったら、使っている人がいようと無視して死語扱い

   ↑

 ではこれらの「身勝手な死語認定の悪影響」は 何かを考えてみましょう。

 

「身勝手な死語認定の悪影響」

🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷

【1】身勝手な死語認定を見聞きした人がマネしてしまう

※意識的・無意識問わず

 

【2】身勝手な死語認定をされてしまったコトバを使い控える

※今まで使っていた人も使うのをためらい出す

 

▼おわりに

 一つの記事に、全部まとめると長くなるので、

「見る機会が一時期より減ったコトバ」に近しい状態を表現できる「名詞」をつくらなければいけません。

 という部分については、別記事で深く話していきます。

 

 この記事では、「身勝手な死語」の例を わかりやすく示すのが目的です。それが伝わっていることと幸いです。

 

 

 

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