タイデモ国民生活に〜
これは2020年10/22の読売新聞の紙面上の見出しです。2020年10/22の読売新聞オンラインでも「タイデモ 国民生活に〜」という見出しになっています。
Link:https://www.yomiuri.co.jp/world/20201022-OYT1T50081/
もちろん、これは「タイ」という国で「デモ」が起こり、それによって「国民生活」に影響などが起きたという記事です。
しかし、「タイデモ」とつながっているせいで、一瞬 よくわからない「ナゾの言葉」にも見えます。
▽「タイデモ」の気持ち悪さ
【感じる生理的な気持ち悪さ】
・「タイデモ」という言葉があるのか?
・「タイでも」の誤表記か?
・「タイでデモ」のように助詞を入れるべきでは?
前の記事でも、「のまん延」「がまん延」などの「区切りが分かりにくい表記」について語っています。
▽解決策「タイでデモ」「タイ、デモ」
【区切るタイプ】
「タイ、デモ」
「タイ デモ」※半角スペース
「タイ デモ」※全角スペース
【助詞を入れるタイプ】
「タイでデモ」
「タイがデモ」
↑
このように、「今、変と思ったから解決しよう。」という策はカンタンに見えてきます。しかし、本当の問題は、風習・法令表記・原稿用紙・国語・出版物においての解決法です。※別記事で語る予定。
▼読売新聞も変だと気づいて修正
「
・区切りナシの「タイデモ」の記事
・区切りアリの「タイ デモ」の記事
【読売新聞オンラインの見出し比べ】
10/22【タイデモ】「タイデモ 国民生活に〜」
11/04【タイ デモ】「タイ デモ主導者釈放〜」
※10日ちょっと経って、新しく書く記事の見出し表記を変えてきました。全文はコチラ
同じ「タイ」の「デモ」に関する記事でも、日によって区切りアリ・区切りナシと異なる表記になっています。
▽なぜ表記を変えた?
【おそらく理由は】
A:担当者が違う
B:社内の誰かが指摘した
C:読者から指摘を受けた
これらが考えられます。Aの理由ならば、個人の感性の話ですみますが、わたしの推測では、B・Cの他からの指摘によるものと考えています。つまり、一般的感性で「タイデモ」表記は変ということです。
▼「読売新聞」以外はどう表記した?
他の会社の見出しが下のとおりです。
タイ デモ隊と警官隊が衝突しけが人も 混乱収束の見通し立たず | NHKニュース
・NHKニュース=区切りアリ
・共同通信=区切りアリ
・日テレNEWS=特殊
※「反政府」が間に挟まってる「タイ反政府デモ」という言葉を持ち出してきました。
▽その言葉、使いたくて使ってる?
「タイ反政府デモ」という言葉を、😀「デモの目的を明確にしたい!」などの意図があって、「使いたくて使ってる」なら問題ありません。
しかし、以下のような考えで「タイ反政府デモ」という言葉を使ったのであれば、それは文字、および公用文の指針に支配された考えです。
😀「タイ」と「デモ」を区切りたい
😫でも「読点」「空白」 を入れたくない
😎間に「反政府」を入れよう!
↑
このような文章入力は、「脳内の考え」を文字にできていません。
文字列の並びの都合で、「言葉を変える or 区切りをつける」という枝分かれで、公用文の指針や原稿用紙文化などにこだわるあまり、言葉そのものを変えるというのは「人が文字に支配された文章」と私は考えています。
いかがでしたか? 日本語区切り問題は、言いたいことが山ほどありますので次回をお楽しみに!
kw:にほんごくぎりもんだい、ニホンゴクギリモンダイ、日本語区切り問題、nihonngokugirimonndai、nihongokugirimondai、にほんこくきりもんたい、日本国桐紋体
手合わせ亡き人思う 茨城新聞、たいでも、タイデモ、taidemo、タイでも、
もまん、揉まん、もまない、揉まない、momann、moman、モマン
▼midasizennbunn
実際のweb上の見出しは下の通り。
2020年10/22【タイデモ】「タイデモ 国民生活に影…道路封鎖・鉄道運休 経済回復に水」
2020年11/04【タイ デモ】「タイ デモ主導者釈放…当局「国王による打開」視野か : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン」
※読売新聞オンライン上でも「…」と省略されています。
他の記事にて「脳内での考えや話し言葉ではなく、文字として目で見てたときの形を気にしすぎると漢語崇拝になりかねない」という話をするつもりです。