🦊 こんにちは!🦊
この記事は・・・
「もしもし=ビジネスマナー違反」とする論調に対して、「もしもし=挨拶言葉」という自論をぶつける記事です。
▼なんとなく失礼にしてないか?
下の記事で書きましたが「("もしもし"の原型) おいおい」とかけてきた相手への応答は「ハイ、ヨゴザンス」に決定されていました。
↓
現代に移る過程で、「ハイ、ヨゴザンス」は使われなくなりました。
では、だからといって、何かルールは生まれましたか?
・規則として
・法律上
・公的機関が発令したルールに
「この文言・この情報を言わなければいけない」というのが、あったのでしょうか?
たとえば、下のサイトに「もしもし」の説明がされていますが、
電話の敬語・話し方のマナー|バイト先ですぐに使えるサンプル20パターン|#タウンワークマガジン
かかってきた電話に出て名乗る
×もしもし、居酒屋タウンですが。
○お電話ありがとうございます。居酒屋タウンの山田でございます。
電話を受けているのに「もしもし」と呼びかけの言葉を第一声で使うのは不適切です。電話をいただいたお礼の後に、勤務先と自分の名前を名乗るのがビジネスマナー。
↑
こういったマナーの説明に、
「国のルールとして」というのは語られていません。
当たり前ですね、マナーなんですから。
そこで思考停止せずに、
「本当にマナー違反とすべきなのか?」
というのを考えるべきです。
▼もしもし=挨拶言葉では?
【お疲れ様・おはよう】
ちょっと、考えてほしいのが…
例えば、Aさんは朝から出勤していて、連休明けで昼出勤のBさんが出勤してきても「お疲れ様です。」や「お早うございます。」などの言葉をAさんも投げかけます。
普通に考えれば、Aさんの方が早く出勤してるから、今疲れているのはAさんです。
むしろ、Aさんのほうが疲れてるんだから「AさんがBさんを労うというのは変」ですよね。
しかし、これは挨拶言葉なので定型句となっています。
【電話の挨拶言葉】
それでは、電話に置き換えてみましょう。
電話をかけてきた相手の挨拶言葉はなにかと考えたら「もしもし」だったのでは?と考えています。
「もしもし=電話での挨拶言葉」という印象で一般の生活では溶け込んでいたのではないでしょうか?
【意味2だけで判断した?】
「もしもし」は、辞書で以下のように説明されています。
もし‐もし の解説
[感]《「もうしもうし」の音変化》
1 相手に呼びかけるときに言う語。「もしもし、ちょっとうかがいますが」2 電話で話し始めるときに用いる語。
もしかしたら「失礼クリエイター(マナー講師)」あたりが、
2 電話で話し始めるときに用いる語。
を読んで、
「話し始めで使う言葉なら、〝話しかけられた側〟が使うのはオカシイ!」
とでも思って、何かしらの理由をつけてマナー違反としたのか?
〝話しかけられた側〟が使うのはオカシイという考えは
1 相手に呼びかけるときに言う語。
「受け手も相手に聞こえてるか確認のために呼びかける」ということを考えていません。
受け手自身も
「こちらの声が聞こえてるかな?」
という確認があるため、
意味1の「相手に呼びかけるときに言う語。 」としての「もしもし」を使っても何も不思議ではありません。
▼そもそも、実際どうなの?
掲示板サービスサイト内にある「なんでも実況J」という掲示板でマナー関係のスレッドに以下のような書き込みがあった。※文脈調整しています。
「電話取ってからの〝もしもし〟は、うちの会社(自分の会社)のみんな言ってるよ。」
おそらく、こういう会社もあるはずです。
または、
もともと「もしもし」と電話に出ていたのに「ビジネスマナーを参考にしてから〝もしもし〟と言わなくなった。」
▼失礼クリエイターの他の言い分
おそらく、先程の説明で「もしもし」が挨拶言葉として機能していたという考えを持ってくださった方が9割くらいはいるはずです。
しかし、「失礼クリエイター・日本語マウンター」の主張は続くでしょう。
失礼クリエイター「 [もしもし]は[申し申し]の略語だから、ビジネスシーンでは失礼!」
健全な脳細胞を持つ人々「"略語=失礼"という解釈だったら、
以下の言葉すべて失礼ですけど大丈夫ですか?」
・先日、お送りしました資料はいかがでしたか?
[いかが]=[いかにか]の略
・こんにちは
Eの[こんにちは]=[こんにちはご機嫌いかがですか]の略
・さようなら
[さようなら]=[さようならば お別れですね]の略
ビジネスシーンで使われる略語は他にもあります。オマケPartに入れています。
いかがでしたか?
私はビジネスマナーに関わる言葉は「日本語とみなしていません。」
多くのビジネスマナーは"金稼ぎで作られるマナー"です。
要はマナー講師の稼ぎ口です。
そんな、汚い過程で生まれた不自然な言葉であるマナーの言葉によって、日本語をゴチャゴチャにされたくありません。
この記事は、新しい論を見つけてから、過去の記事を修正したものです。
※もと筆者:おにっちゃん(故)の記事を20201222に他メンバーで文を修正。
▼オマケ
【ビジネスシーンで使われる略語】
G:先方からのメールを確認してください。
H:食堂のテレビの調子が悪いのでご確認いただけますか?
I:新入社員の田中さんは東大をご卒業されたらしいです。
J:弊社のブログをご確認いただければ最新情報が見れます。
K:予定していた商談ですが、先方の都合でリスケとなりました。
Gの[メール]=[E-Mial(イーメール) ]の略
Hの[テレビ]=[テレビジョン・テレビ受像機・Television set]の略
Iの[東大]=[東京大学]の略
Jの[ブログ]=[ウェブログ-Web log ]の略
Kの[リスケ]=[reschedule-リスケジュール]の略
[もしもし]の由来
引用:【もしもし】マナー違反ではない【日本語の歴史で見たらわかる】
<電話創成期>
呼びかけ=おいおい
※「聞こえますか?」の意味
↓
呼びかけ=申す申す
変更理由=電話交換手(主に女性)にとって乱暴な感じの呼びかけだったので丁寧にするため
※申す=感嘆詞の意味も持ち
[敬意をこめて呼びかける]時に使う
↓
呼びかけ=もしもし(意識としては”もうしもうし”で発音)
変更理由=人間の本能での縮音
↓
呼びかけ=もしもし(意識的に”もしもし”で発音)
変更理由=世間の中で[もしもし]発音を許容