▼よく使われる訓読みだが、表内読みに含まれていない
【未(ミ)・未だ(いまだ)】
未来・未完成の未。漢字ペディアにて、訓読みは常用漢字表外「いまだ・いまだ…ず・まだ・ひつじ」のみ。音読み表外読み：ビ。
「未だ(いまだ)」という表記は、そこそこ見るものの、ひらがな表記も多いため、次回 常用漢字表内に入るかどうかは微妙である。
【魅(ミ)・魅せる(みせる)】
魅了・魅力的の魅。漢字ペディアにて、訓読みは常用漢字表外「もののけ・すだま」のみ。音読み表外読み：ビ。
これに関しては特殊な表記として「魅せる」が見られる。訓読みの和語「見せる(みせる)」の当て字であるが、その当て字に使う読みが音読みというものである。
ネット上での使用数も多く、常用漢字表内の訓読みに「み(せる)」がはいる可能性は ある。
【猛(モウ)・猛々しい(たけだけしい)】
勇猛・猛省の猛。漢字ペディアにて、訓読みは表外読みの「たけし」のみ。音読み表外読み：無し。
「たけし」の語幹を畳語にした「猛々しい」という語は、よく目にするので、次回 常用漢字表内に「たけ」が入る可能性はある。
▼表外の訓読みが非一般的
常用漢字表内に訓読みがなく、常用漢字表外にしかないもので、さらに その読みが一般的ではないもの。
▽M Ma ま行
【漫(マン)】
擁護・抱擁の擁。漢字ペディアにて、訓読みは常用漢字表外「みだりに・そぞろに」のみ。音読み表外読み：バン。
とても多いというわけではないの一般的とは言えないが、少しは使われている。
「Yahoo!リアルタイム検索30日分@20240303」※twitter.com(X)での投稿数」では、そぞろ1,197件、漫ろ60件のポストという比率だった。
【枚(マイ)】
枚数の枚。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「ひら」のみ。音読み表外読み：バイ。
【昧(マイ)】
曖昧の昧。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「くらい」のみ。音読み表外読み：バイ。
【慢(マン)】
怠慢の慢。漢字ペディアにて、訓読みは常用漢字表外「おこたる・おごる・あなどる」のみ。音読み表外読み：バン。
【脈(ミャク)】
文脈・脈絡の脈。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「すじ」のみ。音読み表外読み：バク。
【妙(ミョウ)】
奇妙の妙。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「たえ・わかい」のみ。音読み表外読み：ビョウ。
【冥(メイ・ミョウ)】
冥界・冥利の冥。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「くらい」のみ。音読み表外読み：無し。
【盟(メイ)】
盟友・同盟の盟。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「ちかう」のみ。音読み表外読み：無し。
【麺(メン)】
素麺・拉麺の麺。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「むぎこ」のみ。音読み表外読み：ベン。
【模(モ・ボ)】
模型・規模の模。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「かた・のっとる」のみ。音読み表外読み：無し。
【妄(モウ・ボウ)】
妄想の妄。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「みだりに」のみ。音読み表外読み：無し。
【盲(モウ)】
盲目の盲。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「くらい」のみ。音読み表外読み：ボウ。
【紋(モン)】
指紋・波紋の紋。漢字ペディアにある訓読みは、表外読み「あや」のみ。
音読み表外読み：「ブン」。
▼表内外に訓読みがない
▽M Ma ま行
【魔(マ)】
悪魔・魔法の魔。漢字ペディアにて、訓読み無し。音読み表外読み：バ。
【幕(マク)】
幕張・幕引きの幕。漢字ペディアにて、訓読み無し。音読み表外読み：バク。
これに関しては、マクを訓読みと勘違いしている人も多そうだ。
【膜(マク)】
網膜・粘膜の膜。漢字ペディアにて、訓読み無し。音読み表外読み：バク。
これに関しては、マクを訓読みと勘違いしている人も多そうだ。
【蜜(ミツ)】
蜂蜜の蜜。漢字ペディアにて、訓読み無し。音読み表外読み：ビツ。
これに関しては、ミツを訓読みと勘違いしている人も多そうだ。
▼常用漢字表内に訓読みしかない漢字
以下で紹介する漢字は、常用漢字表内の音読みがない。
【姫(ひめ)】
「キ」読みは常用漢字表外
【肘(ひじ)】
「チュウ」読みは常用漢字表外
【膝(ひざ)】
「シツ」読みは常用漢字表外
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=6801883189087185748
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