こんにちは♪
[都]と[宮子]さんって、アクセントが違う気がするヤマコです。(どうでもいい?)
[ 都 ]=み→や↑こ→
[宮子]=み↑や↑こ→
それだけ…本題に行きましょう。
▼似てるので注意 [住まば都・住めば都]
【似た言葉の違い】
「
「
【言葉としてもタイプが異なる】
【小ネタ】
なぜか辞書の表記 が [住ば都]となっています。(精選版 日本国語大辞典 参考) 、例文は[住まば都]なのになぜ?
住ば都(読み)すまばみやこ
住むなら都がよいということ。
※歌謡・隆達節歌謡(1593‐1611)「住まば都よ、捨てば都、あぢきなの身や」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版
▼「住めば都」を細かく見る
【住めば都】
・住み慣れれば居心地よくなる
・住み慣れて苦がなくなる
・住み慣れて気楽になる
↑
これらの意味があります。
▼「住めば都」使う場面
【パターンA:実際に住んだ人】
引っ越しなどで、住む場所を変える
↓
住みはじめは不都合・不満がある
↓
そこから住み続けていき、慣れる
↓
居心地が良くなって褒めるのに使う
【パターンB:これから住む人】
引っ越し予定
↓
住む予定先に不都合・不満がある
↓
・本人以外が「きっと、住み慣れて良くなるよ」と励ますときに使う。
・本人が自分に言い聞かすように「きっと、住み慣れて良くなる」と考えるために使う。
▼【慣用句】都に引っ越しても使える!?
小ネタみたいなものですが「慣用句と化してしまっている言葉」なので、仮に[引越し先が東京の中心]でも[そこで住み慣れない人が、住み慣れて居心地よく]なったら「住めば都」を 使うことがある。
【例】
A:東京の大学に進学かあ、ずっと山中に住んでいたから、人混みとか電車とかで混乱しそう…
B:大丈夫だよ! 住めば都ってヤツで、住み慣れれば 今の場所より好きになるかもよ!
A:そうかもね。まず住んでみないと分からないね!
▼「住めば都」古い用例 (1952年)
古い用例では、1952年の[小山清*夕張の宿]が 辞典に紹介されています。
順吉という人物の心情は、 北海道の夕張にきてしばらくは「殺風景な所・ただ寒いばかり」という心情でした。しばらく住んでからは、「住めば都だと思っている」と語っています。
出典:ことわざを知る辞典
住めば都
[使用例] 順吉はふとその気になって職業紹介所へ行って、炭坑夫の募集に応じた。一生のうちに北海道へ来るようなことがあろうとは夢にも思っていなかったが、そういうはめになったのである。夕張にきてしばらくは殺風景な、ただ寒いばかりの処だと思った。いまは、住めば都だと思っている[小山清*夕張の宿|1952]
▼おわりに
実は、この記事…
葛藤を持ちながらタイトルをつけました。
なぜかというと、私の人生において「住めば都の意味」を「都会に住みたい!」みたいな意味で使う人を見たことがなかったからです。
しかし、ネット上には 「間違いに注意!」のようなタイトルの記事があふれていました。
もしかして…不安アオリ?
そして、「若者がよく間違えてますが〜」みたいに書かれてたりします。
私からしたら
「本当かなあ? そうやって不安を煽ってアクセス数稼いでるだけじゃないの?」
って思いました。この思いのまま聞いてみると…
「知り合いの息子の小学2年生の子が間違っていた!」
とか言うかもしれません(笑)。
いや、それ「若者」っていうか「幼者」ですよね(笑)。
お読みいただきありがとうございました!
若者のみなさんは、年寄り同士の共通の敵にされがちですが…
あまり気になさらず気楽に生きていきましょう♪
参考
出典:デジタル大辞泉(小学館)
住めば都
どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思われてくるということ。
[補説]住むのなら都会が良いの意で使うのは誤り。
出典:ことわざを知る辞典
住めば都
都から遠く離れた田舎も、実際に住んで慣れ親しむと、さほど不便とも思わなくなり、その地の風物や人情のよいところもわかって、むしろ離れがたくなる。転じて、厳しく辛い境遇も、慣れてしまえば苦にならず、かえって気楽に感じられることのたとえ。
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