和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

やまとことば・和語・日本語に関する情報をデータ化・日本語の問題点解説。語彙力・難読漢字クイズなどによる教養アオリの否定など。

鳴く・泣く・啼く・哭く などの「😭🗣️ナく」の表記ブレの調査。【日本語・国民の使い分け】

【鳴:◯+鳴いた】

Google20231203
"鳥が鳴いた"約 16,900 件
"トリが鳴いた"約 5 件
"とりが鳴いた"約 6 件

"犬が鳴いた"約 1,860 件
"イヌが鳴いた"約 9 件
"いぬが鳴いた"約 1 件

"猫が鳴いた"約 3,730 件
"ネコが鳴いた"約 908 件
"ねこが鳴いた"約 9 件

"らくだが鳴いた"約 2 件
"ラクダが鳴いた"約 4 件
"駱駝が鳴いた"0
特記:
 すべてマイナス検索「 -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書」。
 ネコ・ラクダ以外は、動物名に漢字を使うのが圧倒的に多かった。漢字を習う学年が小さい「鳥・犬」は漢字表記の傾向は他より高いのだろう。

【泣:〇+泣いた】

 「〇〇が泣いた」というキーワードは、検索としてノイズが入る。そのノイズデータとは「全〇〇が泣いた」という検索結果だ。
 そのため、ここでは「全」もマイナス検索ワードにしている。
 「全〇〇が泣いた」の例
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000007242.html
出典:PRTimes「全猫が泣いた...」“にくきゅう”あふれるカーライフを世界に! | 株式会社イプラのプレスリリース 2021年4月1日 06時00分

【泣:とり+泣いた】
Google20231210
"鳥が泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全 -青い鳥10 件※内2件は「全文鳥が泣いた・人鳥が泣いた」なので実質8件
"とりが泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全0
"トリが泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全0
特記:
 ひらがな・カタカナ表記は0、鳥表記も 固有の用法やノイズデータを除けば実質8件で、珍しい表現となっている。
 鳥が涙を流すというのは、創作物でも あまりされないのだろうか。
 「青い鳥が泣いた」という文言の投稿が多数見つかったのでマイナス検索したら、かなり減った。
 "青い鳥が泣いた"については、その界隈に詳しくないので、何のことなのか調べてもよく分からなかった。

【泣:いぬ+泣いた】
"犬が泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全 -amazarashi -渋谷約 6,200 件
"いぬが泣いた"約 1 件
"イヌが泣いた"0
特記:
 「渋谷の果てに地平線」という曲の歌詞で「どこか遠くで犬が泣いた」という部分があるため、マイナス検索ワードに加えた。

【泣:ねこ+泣いた】
Google20231210
"猫が泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全 -完全犯罪ラブレター約 10,500 件
"ねこが泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全約 6 件
"ネコが泣いた" -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書 -全約 2 件
特記:
 「150P」というアーティストの「完全犯罪ラブレター」という曲の歌詞で「猫が泣いた」という部分があるためマイナス検索した。
https://youtu.be/LkkTRFFoN8U?si=QtAOsGfyasCrSGTv&t=115
【IA】 完全犯罪ラブレター 【オリジナル曲・PV付】 - YouTubeの01:56付近

【啼:◯+啼いた】

Google20231203
"鳥が啼いた"約 674 件
"とりが啼いた"=0件
"トリが啼いた"=0件

"犬が啼いた"約 187 件
"いぬが啼いた"=0件
"イヌが啼いた"=0件

"猫が啼いた"10 件
"ねこが啼いた"=0件
"ネコが啼いた"=0件
特記:
 すべてマイナス検索「 -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書」。
 詳しいことは【哭:とり・いぬ・ねこ+哭いた】の特記にて。

【哭:◯+哭いた】

Google20231203
"鳥が哭いた"約 114 件
"トリが哭いた"=0件
"とりが哭いた"=0件

"犬が哭いた"約 5 件
"いぬが哭いた"=0件
"イヌが哭いた"=0件

"猫が哭いた"10 件
"ねこが哭いた"=0件
"ネコが哭いた"=0件
特記:
 すべてマイナス検索「 -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書」。
 ひらがな表記 「とり・いぬ・ねこ」+「啼いた or 哭いた」は、Google検索でヒットしなかった。
 カタカナ表記 「トリ・イヌ・ネコ」+「啼いた or 哭いた」は、Google検索でヒットしなかった。
 「ひらカタ+啼・哭」の組み合わせが少ない理由は、「鳴・泣」は常用漢字で、「啼・哭」は常用漢字表外であるためだろう。
 なぜなら、常用漢字表外であることから、「啼・哭」を知らない人や意味を知らない人が多いため、人口全体で使用機会が少ないため。
 そして、「啼・哭」は常用漢字表外であるため、漢字が好きな人・漢字に詳しい人・漢字崇拝者にしか知られる傾向にない。
 漢字崇拝者は「犬猫鳥」を ひらがな表記・カタカナ表記で書くことが少ないため、「ひらカタ+啼・哭」の組み合わせにせず、「漢字表記+啼・哭」という組み合わせしか使う人が少ないのだろう。


【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=6801883189065660441

【KEYWORD ZONE】tng0naku_hyk
鳴く・鸣く・泣く・啼く・嗁く・哭く、なく、naku、ナク
ひょうきぶれ・ヒョウキブレ・ひょうきゆれ・ヒョウキユレ・表記揺れ・表記ゆれ・表記ユレ・表記ぶれ・表記振れ・表記ブレ・hyoukiyure・hyoukibure、カタカナ日本語、かたかな日本語、片仮名日本語
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