和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【公式情報】正式名称は郵便切手でも切符手形でもなく「切手」です。

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🦊こんにちは♪
 

  「切手」の正式名称が「郵便切手」というデマが流れていますが、正式名称が「郵便切手」じゃなかったというのを知っていましたか?

▼正式名称「郵便切手」じゃなかった!

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公式(郵政)によれば

「切手」が正式名称

 

 

出典:切手はなんで切手というの?:https://yu-bin.jp/kitte/trivia/01/

「切符手形」を略した語で、昔から「切符」、「手形」と同じように金銭を預かった時や、受け取った時の破片を示す意味で使われていました。そして、当時の人々に馴染みが深かったため、「切手」という言葉が正式名称となりました

※日本の近代郵便制度の創始者である前島密が「郵便に関する料金を表す証票」として「切手」を定めました。

 

 

▼よく言われるデマ・ウソ

切手の話になると、こういう人が出てきます。

 

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😐「正式名称は〝切符手形〟です。」

        ↑

これもウソ

 

 

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😐「正式名称は〝郵便切手〟です。」

        ↑

これもウソ

 

 

▼なぜ[郵便]がつかない?

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【切手は様々な用途がある】

「交換・証明・通行証」などで使われていた

        ↓

【用途ごとに名称変更】

・金と交換する切手は小切手

・商品と交換する切手は商品券

        ↓

【郵便用途の切手は変えなかった】

郵便の切手はわざわざ郵便切手に名称を変える必要はなかったようです。おそらく、切手の中でも[郵便用の切手]が一般的だったからでしょうか?

 

 

 

▼他のもので例える

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例えば:今でこそスマホが[携帯する電話機]として最も一般的ですが、

スマホ出始め(企業が売り出し始め・宣伝に力を入れはじめ) 』

その頃は、当然 ガラケーが[携帯する電話機]として最も一般的だったので、スマホを”携帯電話”と言わずに”スマホ”と呼ぶようになりました。

 

 

 

▼固有の商品名には「郵便」と つくものもあり

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63円郵便切手(シール式)

引用:郵政の商品ページでの商品名

 のような名称の商品があります。

 

これは

・商品の固有名称

・識別名称

 

つまり、

「郵便用の切手そのものの正式名称ではない」

と判断できます。

  

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[郵便切手]という文言

郵政の告知などで「郵便切手」の文言が使われていますが、それはおそらく[郵便の切手]という意味で使われていると考えられます。

※[インスタ映え]をはじめは[インスタで映える]という文づくり・連語づくり的な用法で使ってたのと同じで、それを固有名称とするか言葉の応用とするかは境界線があやふやです。

 

 

   

<とは・記事ごとワード>

年末、12月29日、12月30日、12月31日、十二月二十九日、十二月三十日、十二月三十一日、長月みそか、長月 みそか

記念切手、きねんきって、kinennkitte、キネンキッテ

 

切手、きって、kitte、きりて、kirite、キッテ、キリテ きりふてがた キリフテガタ 切符手形 kirihutegata きっぷでがた キップテガタ kipputegata