寒さで大変な状況の人を取材している番組で、取材に答える人の発言と字幕に違和感を覚えました。
その取材の答えの中で、「使い捨てカイロ」を指して、「ホッカイロ」という単語を発しました。そして、それがほしいみたいな発言をしていました。
▼テロップは?
音声では「ホッカイロ」と発していましたが、テロップは「カイロ」になっていました。
これは、放送業界などは、直接その商品を紹介する放送ではない限り固有名詞を避けるという習わし・ルール※だから「カイロ」というテロップにしたのだと考えられます。
※明文化されていないものも含む。
ここで とある違和感を覚えました。
▼え? 音声ならいいの?
同じような疑問を持った人もいると思いますが、テロップ上は禁止されている文言を音声として放送するのはいいのかという疑問です。
▽ミス or ルールが中途半端?
・取材の音声「ホッカイロ」
・テロップ「カイロ」
という組み合わせができてしまった理由として考えられるのが「編集ミスした」「ルールが中途半端」という説です。
▽ミス 音声をカットし忘れた
番組を編集する上で、「ホッカイロ」の音声部分の「ホッ」の部分をうまくカットしなければいけなかったのにカットし忘れたという理由です。
▽ルールが中途半端
「ルールが中途半端という説」の前提条件は、テロップ上は禁止されている文言を音声なら流しても良いというルールになっているという条件です。
これは、結構 違和感のあることです。音声で放送禁止用語が流れてもP音を入れずに、テロップだけモザイクを入れているようなものです。
▼おわりに
商品の固有名詞を字幕で出すのって そんなに禁忌なんでしょうかね?
たとえば、インタビューした人が 「AKB48」のファンだとして、
😭「早く家に帰って、"AKB48"のコンサートビデオを見たいです。」
と 答えた場合の字幕を、「早く家に帰って、(アイドルグループの)コンサートビデオを見たいです。」などと入力するのでしょうか?
なんかそこまで、「固有名詞=決して言ってはいけない」みたいに捉えるというのは、表現の自由的にどうなんでしょうねえ…
それほど禁忌かのような扱いにしているにも関わらず、音声はカットしないで、「ホッカイロ」と言う部分はそのまま流していたのは、ちょっとした気持ちの悪さを感じます。
【記事編集用Link】
https://blog.hatena.ne.jp/peaceheart/onbin.hateblo.jp/edit?entry=6801883189075834607
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ふつうめいしょうか、ふつうめいしようか、普通名詞8日、フツウメイショウカ、hutuumeishouka
商標の普通名称化(trademark genericization)、しょうひょうのふつうめいしょうか、しようひようのふつうめいしようか、shouhyounohutuumeishouka、トレードマークジェネリキゼーション。