和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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(私家版)2子音和語辞典【HR音(は行+ら行)の和語】広い・尋・原・晴れ

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HR音(は行+ら行)の和語

<HaR>

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腸-HaRaHaTa-hrht はらはた

はら-腹-HaRa-HR(WR)

はら-原-HaRa-HR(WR)

バラ-BaRa-br(hr) バラまく ばら
払ふ-HaRaHu-hrh はらふ


藁-WaRa-wr(hr) わらわらい
笑ひ-WaRaHu-wrh(hrh) わらい
ワラジ--WaRaZi-wrz(hrs) わらじ・草鞋
童-WaRaHa-wrh(hrh) 束ねないで、垂らしたままの髪。童形の髪。また、そうした10歳前後の子供。童児 わらは
童名-WaRaHaNa-wrhn(hrhn) 元服以前の名。子供のときの名。幼名 わらはな
童-WaRaBe-wrb(hrh) わらべ
童名-WaRaBeNa-wrbn(hrhn) 元服以前の名。子供のときの名。幼名 わらべな
童賺し-WaRaBeSuKaSi-wrbsks(hrhsks) 子供だまし わらべすかし
針-Hari-hr はり
梁-Hari-hr 柱を支える棒 家においての腹(中身) はり
ハリ-Hari-hr はり
貼り-Hari-hr はり
張り-Hari-hr はり
割り-WaRi-wr(hr) わり

はる-晴る-HaRu-HR(WR)

①晴れる。②憂いや悩みが解消する。心がはればれとする。出典源氏物語 賢木「ましてはるる世なき、中宮の御心のうちなり」[訳] それ以上に憂いが解ける間もない、中宮のお心のうちである。③広々とする。出典源氏物語 末摘花「額(ひたひ)つきこよなうはれたるに」[訳] 額のようすはこの上もなく広々としている上に。④広く開ける。見晴らしがきく。

はる-春-HaRu-HR(WR)
遥か-HaRuKa-hrk はるか

 

はるばる-遥々-HaRuBaRu-HRBR(HRHR)

はろはろ(はろばろ)-遥々-HaRoHaRo-HRHR

ハロバロ・遥遥、 [副]《古くは「はろはろ」》「はるばる」に同じ。


我-WaRe-wr(hr) われ
晴れ-Hare-hr はれ
腫れ-Hare-hr はれ

ばれる-バレる-BaReRu-BRR(HRR/WRR)

 

<HiR>

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ひら-平-HiRa-HR

ビラ-BiRa-br(hr) 広告などの宣伝の紙※ びら
ひらく-開く-HiRaKu-HRK(WRK)

拓く

ヒラヒラ・ビラビラ-HiRaHiRa-hrhr ひらひら
ひらめく-閃く-HiRaMeKu-HRMK(WRMK)

ビリ-BiRi-br(hr) 尻のこと、転じて最下位、びりっけつ びり
ヒリヒリ-HiRiHiRi-hrhr ひりひり・びりびり・ぴりぴり
ひる-昼-HiRu-HR(WR)

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蛭・ヒル-HiRu-hr ひる
翻る・飜える-HiRuGaAeRu-hrgar(hrkar) A:風になびいて揺れ動く・反対向きになる ひるがえる
怯む-HiRuMu-hrm ひるむ
領巾・肩巾-HiRe 古代、婦人が正装の時、肩にかけた細長く薄い布 ひれ
ヒレ・鰭-HiRe 尾ビレ・尻ビレ・背ビレ・腹ビレ・胸ビレ ひれ

ひろ-尋-HiRo-HR(WR)

語源:中国古代の長さの単位、「ひろ」という読みになったのは両手を広げた時の長さを単位としているから

 

ひろぐ-広ぐ-HiRoGu-HRG(HRK/WRK)

①広げる。② (一族を)繁栄させる。▽「門(かど)ひろぐ」の形で用いる。

 

ひろし(ひろい)-広し(広い)-HiRoSi-HRS(WRS)

①広い。広々としている。広大だ。②多い。大勢である。栄えている。③行き渡っている。④心が広い。寛大である。ものにこだわらない。

 

拾ふ-HiRoHu
広場-HiRoBa-hrb(hrh)
広間-HiRoMa-hrm

ひろめ-披露目-HiRoMe-HRM(WRM/HRH) [お広め]が語源※ ひろめ

 

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<HuR>

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フラつく-HuRaTuKu-hrtk フラフラする(意図せず) ぶらつく
ブラつく-BuRaTuKu-brtk(hrtk) いろいろな場所(店など)に行く ぶらつく
震える-HuRuAeRu-hrar ふるえる
フルフル-HuRuHuRu-hrhr ふるふる
ぷりぷり-PuRiPuRi-prpr(hrhr) ぷりぷり
降る-HuRu-hr ふる

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ぶる-BuRu-br(hr) 、例:たかぶる・いたぶる・すこぶる・あぶる・はぶる
触れ-HuRe-hr 触れる・触れ合い ふれ
ブレ-BuRe-br(hr) 手ブレ・照準がブレる ぶれ
ブレブレ-BuReBuRe-brbr(hrhr) ぶれぶれ

 


<HeR>

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へら-篦-HeRa-hr、ヘラ・箆

へらずぐち-減らず口-HeRaZuGuTi-hrzgt(hrtkt)、
へラヘラ-herahera-hrhr 笑う・にやける へらへら
緑・ヘリ-HeRi-hr ふち・端・崖(穴などに接したすぐそば) へり
減る-HeRu-hr へる
経る・歴る・經る-HeRu-hr へる
ベロ-BeRo-br(hr) 舌 べろ
ヘロヘロ-HeRoHeRo-hrhr へろへろ・ぺろぺろ・べろべろ
ベロベロ-BeRoBeRo-brbr(hrhr) べろべろ

 

<HoR>

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ほらあな-掘穴-HaRaAaNa-hran ・掘ら穴
彫り・掘り-HaRi-hr ほり
濠-HaRi-hr ほり
濠-HaRi-hr ほり
欲りする-HoRiSuRu-hrsr ほりする・ほっする
惚れ-HoRe-hr ほれ
ぼろし(ぼろい)-ボロし(ボロい)-BoRoSi-brs(hrs)
滅び-HoRoBi-hrb(hrh) ほろび
滅ぼし-HoRoBoSi-hrbs(hrhs) ほろぼし

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