▼[ひろゆき]の討論=相手自滅
論破するのが得意という扱いをされるひろゆきさん、彼の出演している討論などを見て思ったことがあります。
彼の問いかけは、
「根拠の無い相手を自滅させるのがウマイ」
ということです。
▼自滅を誘うテクニック
正直言うと、ひろゆき さんのような「なんにでも極論を持ち出す話し方」は、あまり良くないと思っています。
ただし、今回は彼の話し方で良い部分を見ていこうと思います。その方法の前に、彼が自滅させがちな相手の特徴をまとめていきます。
▼自滅するタイプとは?
・感情論での話し
・根拠のない数字出し
・支離滅裂な人
・怒りっぽい人
・知ったかぶりをする人
↑
これらの特徴は、日本人のコメンテイターに多い特徴です。
【知ったかぶりをする人】
に関しては、それに関する記事を和語の里でも、書いています。
▼どんな自滅をする?
上でまとめた特徴を持つコメンテイターは、ひろゆき さんの質問によって、
・墓穴を掘ったり
・粗が見えたり
・間違いに気付いたり
します。
▼討論での [ひろゆきCheck]
ひろゆき さんが 相手に確認(Check)する場面を よく見ます。わかりやすく[ひろゆきCheck]とでもいいましょうか(笑)。
▼その発言は個人の感想なのか
「それってデータがあるんですか?」
「誰が言ったんですか?」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
このように聞くと感情論タイプの人は
このように返してきます。
「そうに決まってる!」
「データは見てないけど、調べたらそうなるはず!」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
そして その様を 見ている視聴者は
「うわ、その反論は見苦しい。」
「データないんかい(笑)。」
などの感想になります。
ここで、注目したいのが、確認しただけ・質問しただけで自滅したということです。
▼そのデータは どこの範囲?
「"全員"って言いますけど、僕の周りで聞いたことありませんね。」
「ニュースに出てる若者だけを見て、[若者は全員]ってオカシクないですか?」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
このように聞くとミスに気づく場合、
相手はこう返します。
「そうですね、映像とかだけで判断してしまいました。」
「全員ではなく この一部の調査範囲の中の話でしたね、失礼しました。」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
そして その様を 見ている視聴者は
「ひろゆきが また論破したか〜」
「さすがの論破力www」
などの感想になります。
これも確認が論破に発展
▼相手の話で指している対象は何?
「そもそも、さっきから言ってるネット利用者って どこのサービスを利用してる人ですか?TikTokの映像使ってますけど・・・」
「ネット上でのトラブルを[若者のマナー問題]って言いましたけど、ネット利用者は今の時代 子供も・年寄りも使ってますよね。」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
このように聞くと、不備があったことに
番組側が気づき返します。
「説明が不足していました。これはTikTokを対象にした調査でした。」
「調査によると、このようなツイートなのですが・・・(いかにも おっさん・年寄り臭いツイート見せる)、おそらく40代以上の方の意見でしょうか。」
※実際の発言ではありません、こんな感じという例です。
そして その様を 見ている視聴者は
「頭の悪い中高生が撮った動画を全部の若者みたいに言うな!」
「おっさんじゃねえかwww」
などの感想になります。
確認することで、相手のボロが出た。
▼論破・討論以前の問題
まず まともな討論をするにあたって
「定義という大前提を整える作業」
が要ります。
話し合いを まとめるには
定義共有が いる
定義が共有できていなければ・定まっていなければ議論になりません。
▼おわりに「屁理屈!」
理論的に話している相手に対して
「屁理屈(へりくつ)!」
と言い放つ人がいます。そして、そのセリフを吐いたら、あとの話をなかなか聞き入れなくなります。
なぜ、理論的に話すのを嫌う人がいるのか?
思い浮かんだのが、
・根性論
・空気読み文化
・現代に合わない風習
など
いろいろあるのですが、教育面で気付いたことがあります・・・
[国語の授業]
[数学の授業]
この2つを関連付けていないことにも原因がありそうです。
つまり、
数学で学んだ知識・考え方を国語を学ぶときに活かしていないということです。これは結構 我ながら良い線ついてると思います。義務教育で数学を習ってるはずなのに、あまりにも感情論者が多いのも説明がつくのではないでしょうか。
▼余談・雑談
ちなみに、私は やたら「論破!」
と言いたがる人は嫌いです。
「はい、論破〜!」
小学生かな?
▼追記
この記事の更新前に
「ひろゆき=相手を言い負かす意思が薄い」
という意見を書きましたが、最近の彼を見ていると「相手に言い負かされるのを避けようとしている」ように見えました。
※これが、逆説的に「相手を言い負かすことにコダワっている」ように見えるのか、「ほんとうに、ただただ相手を言い負かしたい」のか不明です。
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