こんにちは♪
高校時代、[肉] を "朝昼晩" 食べていたヤマコです。
※登校するのに自転車を往復1時間以上こいでたので太りませんでした。
2021年は「丑年(うしどし)」ですが…その [うし] の 語源説は「シシ」という大和言葉が深く影響してると言われています。
例:う(牛)+しし(獣)
=うしし→うし(縮音)
1.ウシ 牛 牛の古名は「うしし」だった
牛の名前の由来は,いろいろな説があります。古書の『東雅』と言う本には,韓国語の方言で牛のことを「う」と言っているので,この「う」が日本にも伝わって「うし」になったと書かれております。また『日本名言集』では,牛は「うしし」と言っていたものが,「うし」になったとしております。その理由として牛は,農耕などの使役のとき牛を鞭で打ちながら労働させたので「打ち使う獣」と言う意味で「うし」になったと解釈しております。
因みに牛の起源は,今では絶滅した野牛の「オーロックス」が家畜用に改良されたものとして知られております。
▼牛の語源説に含まれる[しし]の漢字
韓国語で「牛乳」は「우유(ウユ)」です。「牛」が「우(ウ)」です。
参考:「牛」は韓国語で「소ソ」!韓国在来種の「韓牛」など関連単語まとめ
そこで、この「シシ(獣)」についての話です。
「シシ(獣)」の漢字は「獣」だけでなく
肉・宍・獅子 も あります。
「ウシ」の意味について
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▼「しし」の漢字 [獣・肉・宍・獅子]
【獣】けもの。野生の動物。
【宍】 獣類の肉。肉の俗字
【肉】骨を包む部分
【獅子】 ライオン似の想像上の動物
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いずれも「ケモノ・動物」に 関わる漢字というのがわかりますね。
<獣と漢字の関係>
【獣】獣そのもの
【宍・肉】獣の骨を包む皮など
【獅子】獣族のライオン系の動物
獅子に関しては[漢語表現、かつ、高麗から伝来]
獣から取れた「ニク部分(肉部分)」も、「しし(獣)」と同じ呼び名の「しし(肉)」と 呼んでいたのは面白い事実ですね。
獣(しし)の肉(しし)=獣(しし)の体の一部
実は、「Aの一部もAと呼ぶ」ような表現は言語において普通のことです。
いかがでしたか
身近な言葉を深堀りすると面白いものです。
▼参考
【獣】
音:ジュウ
訓:けもの 訓外:けだもの・ししけもの。けだもの。野生の動物。「獣心」「猛獣」「野獣」 対禽(キン)
【宍】
音:ニク・ジク
訓:しし
意味:しし。獣類の肉。肉の俗字
【肉】
音:ニク 音外:ジク
訓外:しし①にく。動物の骨を包むにく。「肉食」「筋肉」 ②にくに似て、やわらかく厚みのあるもの。果物や野菜などの皮に包まれた部分。「果肉」「朱肉」 ③人間のからだ。「肉体」「肉感」 ④じか。直接。「肉眼」「肉筆」 ⑤血のつながり。血縁。「肉親」
し‐し【×獅子】 の解説
1 ライオン。古来、百獣の王とされる。2 高麗から伝来したとされる、1に似た想像上の動物。木・石・金属などで作り、狛犬 (こまいぬ) と対にして神社社頭などの左側に置いて魔よけとした。後世、狛犬と混同。
3 「獅子頭 (ししがしら) 1」の略。
4 「獅子舞」の略。