【あだな 語源】通り名・ニックネーム・ハンドルネーム・通称・渾名
「あだ名」は友達と仲良くなりやすくなるための道具でもある。
新しい仲間と出会うことであだなが生まれる機会が増える。
・小学校に入学して新しいクラスメイト
・クラス替えで初めて関わった子
また、アダナをつけることで親しみを持ちやすくなることもあり。
『別の呼び名』の言葉一覧
・あだな(仇名/徒名)=うわさ。色事の評判。
・あだな(渾名/綽名)=その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける名。
・通称=人名などで、実名とは別に日常となえている名前。
・通り名=世間一般に通用している名
・愛称=親愛の気持をこめてよぶ、本名とは別のよび名。
・肩書き=官位・職名・社会的な地位・称号・前科・悪名
・ニックネーム=あだ名。愛称。
・nicknam=1あだ名,ニックネーム、2愛称,略称 (cf. pet name).(英語でのニックネーム)
・ハンドルネーム=チャットやネット掲示板などで、本名の代わりに用いるニックネーム。ハンドル名(めい)。ハンドル。HN。
『あだ名』の逆は?
『あだ名』の完全な逆といえるものではないが、あだなではない呼び方・あだなではない名前はある。
・本名
=号・芸名・偽名などに対して、本当の名。実名。
・呼び捨て
=名前を呼ぶとき、様・さん・君などの敬称をつけずに呼ぶこと。よびつけ。
・呼び付け
=①「 呼び捨て 」に同じ。②呼びつけること。(呼んで自分の所へ来させる。)
『あだ名禁止』?、仇名の問題点
最近の小学校、「あだ名禁止」や「さん付け」が増えた事情|NEWSポストセブン
実際に小学校では「あだ名の禁止」や「さん付け」などの丁寧な呼び方をすることを規則に定めることで、いじめを防止しようとする動きがある。広島県のある公立小学校では「生徒指導規程」において〈人の名前は呼び捨てにしない。あだ名等で呼ばない〉と定めていることをホームページ上で公開している。
しかし、一律に禁止することで、名前を略したり、愛称で呼ぶことさえもNGとなっているという。つまり“キムタク”や“松ちゃん”も、禁止対象となる。
同じ名字の子供がいる場合はフルネームに「さん」を付けなければならないなど、面倒な問題も生まれてくる。すると、子供同士のトラブルも奇妙な展開に。
「教職員が生徒を呼び捨てにすると、生徒たちの言葉が荒くなることが予想されるためです。優しい呼び掛けをすれば、続く言葉も自然と優しくなりますから。子供たちの場合も教職員と同じで、できるだけ優しい言葉を使っていこうということです」
小学校の友だちを「あだ名禁止」男女とも「さん付け」で呼ぶのは違和感あり?それとも妥当? | ママスタセレクト
『全員が呼び捨てで1人だけ「くん付け」で呼んだとしても、悪意をもって差をつけているならそれはいじめになるんだし。呼び方1つでどうにかなることじゃないと思うんだけどな』
『学校では一切禁止にしたら陰で変なあだ名で呼ぶようになるだけで、逆に周りはいじめに気づくのが遅れるんじゃない?』
『保育園もそうだよ。家でおうちの人に呼ばれてる愛称なら良いけど、あだ名を勝手に作って呼んだらダメだって。呼ばれた方は傷つくかもしれないから』
『あだ名』の効果
・親しみを感じれる
・覚えやすい
・発音しやすい
(発音しにくいアダナは定着しにくい)
<実際も>
人気タレントや親しみやすいタレントはアダナ・愛称がある。
Youtuberも本名で活躍して人気な人より、Youtube上の活動ネームで人気のYoutuberがおおい。
『あだ名』関係の言葉 意味を詳しく出典明記
あだな-渾名-AaDaNa-ADN(ATN)、
アダナ・渾名(辞書)・綽名(辞書)・徒名・仇名
《「あだ」は他・異の意》
本名とは別に、その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける名。ニックネーム。あざな。
あた(あだ)-仇-AaTa-AT、
仇・敵・賊・あた(辞書ルビ)・当た(語源漢字)
(学研全訳古語辞典 参考)
注意:近世以降、「あだ」というようになる。「あだ(徒)なり」は別語。参考:「当たる」の語幹から派生した語で、自分に当たってくるもの・自分に向かってくるものの意
名詞
①敵。外敵。②かたき。仇敵(きゆうてき)。③害。④恨み。恨みの種。
あだなみ-徒波-AaDaNaMi-ADNM(ATNM)
名詞:むやみに立ち騒ぐ波。変わりやすい人の心にたとえる。
あだなり-徒なり-AaDaNaRi-ADNR(ATNR)
(学研全訳古語辞典 参考)
形容動詞ナリ
①はかない。もろい。
②誠実でない。浮気だ。
③疎略だ。
④無駄だ。無用だ。
あだめく-徒めく-AaDaMeKu-ADMK(ATMK/ATHH)、
徒めく(辞書表記)
(学研全訳古語辞典 [あだめく]参考)
自動詞カ行四段活用、浮気っぽく振る舞う。うわつく。
あど-アド-AaDo-AD(AT)、
アド(辞書ルビ)・あど(辞書表記)
(学研全訳古語辞典 参考)副詞、どのように。どうして。出典万葉集 三四九四「汝(な)はあどか思(も)ふ」[訳] お前はどのように思うか。◆「など」の上代の東国方言か。
あどうつ-あど打つ-AaDoAuTu-ADAT(ATAT)、
アド(辞書ルビ)・あど打つ(辞書表記)
(学研全訳古語辞典 参考)
連語、あいづちを打つ。相手に応答する。「あどをうつ」とも。出典大鏡 序「この侍ぞ、よく聞かむとあどうつめりし」[訳] この侍は、しっかり聞こうとあいづちを打っているようだった。
あどもふ(あどもう)-率ふ(率う)-AaDoMoHu-ADMH(ATMH/ATHH)
(学研全訳古語辞典 参考)
他動詞ハ行四段活用、ひきつれる。出典万葉集 一九九「御軍士(みいくさ)をあどもひ給(たま)ひ」[訳] 皇軍をひきつれなさり。◆上代語。
あどなし(あどない)-徒し(徒い)-AaDoNaSi-ADNS(ATNS)、アドナシ・アドナイ(辞書ルビ)
形[文] ク あどな・し、無邪気だ。あどけない。また、たわいない。子どもっぽい。 「縋(すが)つて頼むやうに-・く云つて/婦系図 鏡花
あざ-字-AaZa-az(as)、
(出典・参考:世界大百科事典 第2版)
行政区画の単位で,大字と小字とがあり,ふつう,字というのは小字である。元来は狭い範囲の土地の名であった。古代における〈あざ〉の意義は定かではない。《和名抄》では〈くろ(畔)〉のことを〈あぜ〉と読む例も見える。〈あぜ〉はかつて〈あ〉ともいわれているから,〈あぜ〉という語が出現する以前に〈あざ〉という言葉があったであろうという想像も成り立つ。したがって,〈あ〉を〈せ(塞)く〉ということから小区画の土地を意味するという説もある。 (精選版 日本国語大辞典より)〘名〙① 近世、土地の小名。明治時代市町村合併以降は近世の村を大字、それ以下の小名を小字と呼ぶようになった。普通は小字を単に字という。あざな。〔地方凡例録(1794)〕② 家々のかたまり。小さな集落。※闇の絵巻(1930)〈梶井基次郎〉「道の傍らには小さな字(アザ)があって」
あざな-字-AaZaNa-AZN(ASN)、字(辞書表記)
(学研全訳古語辞典 参考)
名詞①中国の風習にならって文人・学者などが付けた、実名以外の名。②呼びならわされている名。通称。、(精選版 日本国語大辞典より)〘名〙①(イ) 中国で〜(省略)(ロ) 日本で、中国の風習にならって文人、学者などがつけた、実名以外の名。※書紀(720)仁賢即位前(北野本訓)※源氏(1001‐14頃)乙女② 実名のほかに人々が呼びならわしている別名。また、その名を言うこと。通称。あだな。※霊異記(810‐824)中※今昔(1120頃か)二四③ 幼名。〔日葡辞書(1603‐04)〕④ 同じ物を別のことばでいったもの。※万葉(8C後)一八・四一〇六・左注⑤ 町村内の小区画の単位の名。あざ。※随筆・玉勝間(1795‐1812)二、[語誌](1)本居宣長の「随筆・玉勝間‐二」に「古へより、正しき名の外によぶ名を、字(アザナ)といへること多し、中むかしには、今のいはゆる俗名をも、字といへることあり」とあり、これが近世の認識であった。平安貴族の「あざな」は儀礼的なもので、鎌倉時代には自然消滅し、公家社会での風習が途絶えた頃、僧侶が「あざな」を称するようになった。ついで江戸時代には、儒者・文人の間に広まったが、総じて尊称的なものと考えられていたようである。(2)院政期には、「異名」と「あざな」とは使い分けが存し、「異名」は、身体・性行などの特異な点に基づく命名であり、使用が被呼称者の属する社会層に限られ、当人にとって心情を損なうマイナスの評価を伴うもので、現在の渾名(あだな)に相当するものであった。一方、「あざな」は、命名の由縁や使用者に関係なく、被呼称者に直接呼びかけられるプラスの評価を伴うものであった。
かたがき-肩書き-KaTaGaTa-KTGT(KTKT)
(出典 デジタル大辞泉@小学館:https://daijisen.jp/digital/)
[名](スル)、
1 名刺や印刷物などで、氏名の上部や右肩に官位・職名などを添えて書くこと。また、その官位・職名など。「番地官名など細かに―して」〈蘆花・不如帰〉
2 その人を特徴づける社会的な地位・称号など。「肩書きがものをいう」
3 前科。悪名。
とほりな(とおりな)-通り名-ToHoRiNa-THRN、
1 世間一般に通用している名。通称。
2 一家の主人が先祖から代々受け継いで用いる同一の名。
3 遊女屋で、その家の遊女に代々名乗らせる同一の名。
【つうしょう、通称】
〘名〙
① 人名などで、実名とは別に日常となえている名前。
※先哲叢談後編(1830)一「名素有、字時中、通称大学後称二三郎左衛門一土佐人」
※新聞雑誌‐四五号・明治五年(1872)五月「従来通称名乗両様相用ひ来り候輩」
② 一般に通用している名称。一般に流布している呼び名。とおり名。〔文明本節用集(室町中)〕
※評判記・色道大鏡(1678)一「只(ただ)傾城の通称(ツウセウ)として、女郎といはんに」 〔白虎通‐号〕
③ 広く一般に通行している言説。〔嵆康‐養生論〕
【あいしょう、愛称】
〘名〙 親愛の気持をこめてよぶ、本名とは別のよび名。
ニックネーム
〘名〙 (nickname) あだ名。愛称。〔外来語辞典(1914)〕
※若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上「大政所と云ふニックネームのある古参の山形先生だ」
nickname
(研究社 新英和中辞典)
名詞可算名詞
1あだ名,ニックネーム 《★the Iron Lady (Thatcher 元首相), John Bull,Shorty,the Big Apple など》.
2愛称,略称 (cf. pet name).動詞 他動詞
1〈…に〉あだ名をつける.
2〔+目的語+補語〕〈人・街などを〉〈…と〉愛称[あだ名,略称]で呼ぶ.
They nicknamed my brother “Specs" because of his glasses. 彼らは私の兄[弟]が眼鏡をかけているので彼に「スペック」とあだ名をつけた.
はんどるねーむ-ハンドルネーム
(出典 デジタル大辞泉@小学館:https://daijisen.jp/digital/)
《〈和〉handle+name》、
チャットやネット掲示板などで、本名の代わりに用いるニックネーム。ハンドル名(めい)。ハンドル。HN。
[補説]英語では単にhandle。日本では多く、登録不要で運営者もユーザーの身元を知り得ないサイトで使われるものを指していう。登録が必要なSNSなどでのニックネームは、アカウントネーム・ユーザーネームなどとよばれることが多い。
ペンネーム【pen name】
(出典・参考:世界大百科事典 第2版)
著者・執筆者が作品発表にあたって本名のかわりにつける作者名。筆名ともいう。中国では古くから,親のつけた実名・幼名のほかに自称の字(あざな)や雅号が文人のあいだで尊重されてきた。日本でもとくに詩文については雅号で互いに呼び合うという慣習が続いたが,その雅号もペンネームとみることができる。ヨーロッパでも近代になると,また日本でも明治時代になると,発表する作品ごとに筆名を変えるため一人で生涯におびただしい数の筆名をのこした作家・評論家が出現した。
ラジオネーム
(Wikipedia 参考:https://ja.wikipedia.org/)
聴取者がラジオ番組に参加する際に用いる異名・変名である。
最初に「ラジオネーム」という言葉を使ったのは、北海道の札幌テレビ放送(現・STVラジオ)の喜瀬浩で、自分のラジオ番組で使い始めてから徐々に広まった、という説がある。
よびすて-呼び捨て-YoBiSuTe-YBST(YHST)
名前を呼ぶとき、様・さん・君などの敬称をつけずに呼ぶこと。よびつけ。 「人を-にする」、
1 呼んで自分の所へ来させる。
よびつける-呼び付ける-YoBiTuKeRu-YBTKR(YHTKR)、
(出典:デジタル大辞泉@小学館 参考)[動カ下一][文]よびつ・く[カ下二]
1 呼んで自分の所へ来させる。「―・けて注意する」
2 常に呼んで慣れている。呼び慣れる。「ニックネームで―・ける」
ほんみょう ほんみょう-本名 非和語由来 (精選版 日本国語大辞典より)〘名〙 (「みょう」は「名」の呉音) 号・芸名・偽名などに対して、本当の名。実名。ほんめい。※高野本平家(13C前)八「本名(ホンミャウ)を三浦の荒次郎義澄とこそなのたれ」 〔顔真卿‐張志和碑銘〕 mkn wkg