和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【和の心】🌸サクラ(桜)の諺・慣用句・食用語🌸

【和の心】サクラ(桜)の諺・慣用句・比喩

桜、さくら、サクラ、佐倉、sakura、諺、慣用句

は日本人が昔から慣れ親しんでいる花。それの”諺や例え”を知ることで、

やまとごころ(いわゆる和の心)を理解することができることだろう。

  (出典 デジタル大辞泉@小学館 参考:https://daijisen.jp/digital/)

 

さくら(Sakura) 諺・慣用句・例え

梅と桜 (うめとさくら)

美しいもの、すばらしいものが並んでいることのたとえ。「梅と桜の婀娜 (あだ) くらべ」

  

うばざくら(姥桜)

1 葉が出るより先に花が開く桜の通称。ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。葉がないことを「歯無し」に掛けた語という。

2 女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。

 

どうきのさくら(同期の桜)※漢語混じり

《同名の軍歌から》予科練の同期生を桜にたとえた語。転じて一般に、同期生。

 

三日見ぬ間の桜(みっかみぬまのさくら)

《桜の花の散りやすいところから》世の中の移り変わりの早いことのたとえ。 

 

花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)※漢語混じり

花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるということ。 

 

 

 

和語のコトノナ

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さくらづき(桜月)

陰暦3月の異称。《季 春》 

 

さくらもり(桜守)

1 咲いた桜の枝を折られないように守る人。花守 (はなもり) 。《季 春》2 年間を通して、公園や街路などの桜の木の世話をする人。 

 

しろざくら(白桜)

襲 (かさね) の色目の名。表は白、裏は白あるいは赤または紫。春に用いる。

ミヤマザクラの別名。

イヌザクラの別名。

 

さくらえ・さくらゑ(桜会)

平安・鎌倉時代に、桜の花の咲くころに営まれた法会。その後に観桜の宴が開かれた。京都の醍醐寺 (だいごじ) 賀茂神社で行われたものが有名。 

 

模様を意味する和語

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きざくら(黄桜)

桜の一品種。花は八重で、濃黄色または赤みを帯びる。樹皮を曲げ物の材料にする。

 

こざくら(小桜)

1 桜の一品種。花が小さくて色が薄いもの。

2 小さい桜の花形を散らした文様。

 

こぼれざくら(▽零れ桜)

咲き満ちてこぼれ落ちる桜の花。また、その模様。

 

桜の天皇!?

ごさくらまちてんのう(後桜町天皇)

[1740~1813]第117代天皇。女帝。在位1762~1771。桜町天皇の第2皇女。名は智子 (としこ) 。和歌を好み、御製千数百首があり、他に日記41冊、「禁中年中の事」などを著した。

 

 

 

さくら(櫻) with 食

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さくらぼし(桜干し)

イワシやキスを開いてみりん醤油に漬け、干したもの 

 

さくらみそ(桜味噌)

ゴボウ・ショウガなどを刻んでまぜ、飴 (あめ) ・砂糖で甘くしたなめ味噌。 

 

さくらめし(桜飯)

1 ⇒茶飯、2 桜の花の塩漬けを混ぜ込んだ飯。桜御飯。

 

さくらもち(桜餅)

白玉粉・砂糖・小麦粉を練って薄く焼いた皮にあんを入れて巻き、塩漬けにした桜の葉で包んだ和菓子。江戸時代から東京向島長命寺のものが有名。関西では道明寺糒 (どうみょうじほしい) を蒸したものであんを包み、桜の葉で巻くものが多い。《季 春》「とりわくるときの香もこそ―/万太郎」 

 

さくらだひ・さくらだい(桜鯛)

1 桜の花が盛りのころ、産卵のため内湾の浅瀬に群集するタイ。瀬戸内海沿岸で特にいう。花見鯛。《季 春》「俎板 (まないた) に鱗 (うろこ) ちりしく―/子規」2 スズキ目ハタ科の海水魚。全長約20センチ。体は卵形で側扁し、雄は鮮紅色。桜の咲くころが産卵期で、内湾の浅瀬に群集する。本州中部以南に産し、食用(以下byme)鯛は訓読み <たとえたもの>

 

さくら() ソノモノ

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はざくら(葉桜)

花が散って、若葉の出はじめた桜。《季 夏》 

 

さくらんぼう・さくらんばう(桜ん坊/桜桃)

桜の果実の総称。特にセイヨウミザクラの実をいい、6月ごろ紅色・黄色に熟したものを食用とするほか、缶詰・ジャムなどにする。おうとう。さくらんぼ。《季 夏》 

 

みざくら(実桜)

1 桜の実。さくらんぼう。《季 夏》「―や立ちよる僧もなかりけり/蕪村

2 実をとるために栽培される桜。セイヨウミザクラなど。また、オウトウの別名。

 

しだれざくら(枝垂れ桜)

バラ科の落葉高木。ウバヒガンの変種で枝先が垂れ下がるもの。3月上旬に淡紅白色の花を開く。紅色の花をつけるベニシダレなど品種も多い。糸桜。しだりざくら。《季 春》「まさをなる空より―かな/風生

 

さくら〇〇=桜が咲く頃の〇〇

例:桜雨(さくらあめ)=桜が咲く頃に降る雨のこと

 

 

いかがでしたか。

これであなたも「桜マスター」に近づいたかも!? 

 

 

 

 

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