和語の里(Wagonosato) - 日本語・データ化・考察 -

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【ひらがな表記語辞典風】さ行。ひらがな表記推奨、または傾向にある言葉・日本語の語彙【ひらがな日本語】


【「ひらがな表記語辞典」に収録するコトバは?】
・漢字より「ひらがな表記」されることが多い
・漢字と同じくらい「ひらがな表記」される
・ひらがな表記にすることで意味を使い分ける
・規範となる漢字がなく、ひらがな表記が多い

※おそらく、世界で一番多くまとめています。
※別名:ひらがな単語辞典・ひらがな辞典・閉じる漢字辞典・閉じる言葉辞典

  似たような辞典に「カタカナ日本語辞典」がありますが、あれの「ひらがなver.」と思っていただければいいです。「こんな、ひらがな表記語あるよ~!」ってコメントしていただければ幸いです。


【タグ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hkn0tags
【あ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0a
【か】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0ka
【さ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0sa
【た】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0t
【な】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0n
【は】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0h
【ま】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0m
【や】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0y
【ら】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0r
【わ】https://onbin.hateblo.jp/entry/dic0hrkn0w

▼辞典(Data)※随時更新

【S Sa さ】

さ;hrknooi;然;さ;現代人の感覚で見ても「そうだろう」の「そう」を わざわざ「然」と書くことはないし、そもそも「然=ゼン読み」の感覚が強い。古い文献でも「さ(然)」を「さ」と ひらがな表記することが多い。;kotobank.jp/word/然もあらん-512067、kotobank.jp/word/然もそうず-512072

ささげ(植物);knjnasi ddj atj 2knj kymplt;none;(見出し)豇豆・(見出し)大角豆;ささげ・ササゲ;小学館デジタル大辞泉の見出し漢字表記「豇豆」と「大角豆」。ささげ=マメ科一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。
ささげ(歌舞伎用語);knjnasi ddj atj 2knj kymplt;none;(見出し)豇豆・(見出し)大角豆;小学館デジタル大辞泉の見出し漢字表記「豇豆」と「大角豆」。《形がササゲ(植物)の莢に似ているところから》歌舞伎衣装で、禿かむろ・姫などの着付きつけの袖口に垂れている5色のひも。

ささぎ;knjnasi onb sanei kymplt;none;(見出し)豇豆;ささぎ・ササギ;精選版 日本国語大辞典小学館デジタル大辞泉より「ささげ→ささぎ」。
さし(寄生虫);ssn kymmusi knjnasi;none;さし・サシ;扁形動物触手頭条虫類の幼生で、サバ、カツオなどの肉中にみられ、成虫はサメの消化管に寄生する。
さし(肉の部位);ddj knjnasi;none;さし・サシ;牛肉などで、赤身の中に網の目のように入っている脂肪。霜降りの脂部分。「さしが入った牛肉」。
さし(させたまふ起源説の語);ssn onbs knjnasi;none;させたまふ→さしまふ(命令「さしまへ」)→さしめい→さしい→さし;[語誌]にて、【「させたまふ」を起源とする「さしまふ」の命令形「さしまへ」から「さしめい」「さしい」「さし」と変化したと考えられているが、用例としては〜】とある。
さななり;ssn onbn onbs;然ななり;さななり;文献「蜻蛉」の表記も「さななり」。副詞「さ」+断定の助動詞「なり」の連体形「なる」+伝聞推定の助動詞「なり」=「さなるなり」。それが「さなるなり→さなんなり→さななり」と変化。「さなんなり→さななり」の変化は、「ん」の無表記形の結果で、文字に音が影響を受けた例である。意味「 そうであるようだ・そのようであるらしい・そのように思われる」。蜻蛉(974頃)上「夜長うしてねぶることなければ、さななりとみきく心ちは、なににかは似たる」。
さつき(あさわ。きし。水ぎわ);oso hrg;皐月・皐;さつき;5月の意味で「皐月」と表記する場合は「さつき」とは表記しない。また「五月」は当て字である。
さびた;ssn knjnasi kymplt hnsmeisi;植物「のりうつぎ(糊空木)」の異名。また、その木の根で作ったパイプをいう。
さやか;hrg;清か
さらけだす;ssn knjnasi atjk 2knj;さらけだす;none;(小栗虫太郎)曝け出す・(島崎藤村)暴露さう(さらけだそう);さらけ出す;「さらけ」部分の漢字表記なし。〘他サ五(四)〙現代で使われる一般的な意味「隠すところなく出す・ありのままに言う・ぶちまける」。辞書にある非一般的意味「追い出す・たたき出す」。例「反抗期の息子が家の窓ガラスを割ったので、父が息子をさらけだした」。表記 滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「さらけだし」、浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「さらけ出して」、破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)「社会の人に自分の素性を暴露(さらけだ)さうなぞとは」。ふりがな文庫で「さらけ」に「曝け」の表記を使っていたのは「地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)。ベートーヴェンの生涯:03 ハイリゲンシュタットの遺書 (新字新仮名) / ロマン・ロランルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(著)」の2つのみで、ほかは「曝す・曝され」などの「さら+s」のコトバの表記だった。;https://furigana.info/w/%E6%9B%9D:%E3%81%95%E3%82%89
さらに;更に;さらに安くなる
ざらにある;ザラにある;
さりげない;ddj hnskys;然りげ無い・然り気無い;さりげない・さり気ない;表記件数の多さはGoogleYahoo!リアルタイム検索ともに「"然りげ無い"<"然り気無い"<"さり気ない"<"さりげない"」であり、全ひらがな表記が一番多く、「然りげ」よりも「然り気」表記が多い。何事もないように振る舞うさま。それらしいようすを感じさせない。なにげない。「―・い心づかい」;kotobank.jp/word/然りげ無い-512396
さりげに;ddj hnshuku;然りげに;さりげに;《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》と辞書で説明されている。俗に、何事もないように振る舞うさま。「見知らぬ人が現れたので、さりげに監視した」。;kotobank.jp/word/然りげに-512397
されど;然れど;stzk ttn;そうではあるが。けれども。だが。しかし。
さわやか;case;爽やか 
さんばい(さばき・取り扱い);ssn onbn knjnasi sanka;さばき→さばい→さんばい;捌き→捌い→さんばい;取り扱い・処置。天理本狂言・木六駄(室町末‐近世初)「私一人で、さんばいがなる物で御ざるかと云」。
さんばい(田の神);ssn knjnasi;さんばい;※不明;三杯、三拝、三把、三祓;〘名〙 田植えにまつる田の神の名。辞書によると「三杯、三拝、三把、三祓」などと表記されるようだ。歌謡・田植草紙(16C中‐後)酒来時之哥「三ばいに御酒まいらせうやよひさけ〈略〉三はいの御酒をまいるはながゑのてふしの三つとや」。世界大百科事典 第2版「さんばい」の解説によると「オサバイ,サンボウ」などともいう。【語源について】サンバイの〈さ〉は〈さなえ〉〈さおとめ〉〈さつき〉などの〈さ〉と同系の語で,田植ないし田の神を意味する言葉とされているが,サンバイの語源についての定説はないそうだ。
さんばい(郷土料理);knjnasi dicnkr;さんばい;none;none;日本の郷土料理がわかる辞典「さんばい」の解説によると【広島県芸北地方の郷土料理で、炊きたての飯に、ゆでた黒豆やえんどう豆などと塩を混ぜて大きめのにぎり飯を作り、朴葉(ほおば)で包んだもの。さんばいとは田の神の意で、田植えの後に行われる豊穣を願う行事の際に参加者に配られた。
ざんまい;ktknsukuai knjooi hrgnooi;三昧;ざんまい・ザンマイ;割合としては、漢字251:ひらがな68:カタカナ2であり、漢字は ひらがな の 約3.7倍※20220415時点。

【S Si し】

しいたけkymplt 椎茸 しいたけ・シイタケ
しかして;而して・然して;stzk;[そうして・それから]の意味。
しがない;シガナイ;しがないサラリーマン
しからずば;ssn hnsstz;none・(平家)然ずは;しからずば・(古くは)しからずは;しからずは→しからずば→しからずんば。そうでないと。さもないならば。さらずは。しからずんば。平家(13C前)二「世をしづめん程、法皇を鳥羽の北殿へうつし奉るか、然ずは、是へまれ御幸をなしまいらせむと思ふはいかに」。;kotobank.jp/word/しからずば-2045120、kotobank.jp/word/然らずんば-517418
しくしく;シクシク;しくしく泣く
じくじく;ジクジク;傷がじくじくする
しくほく・しくほくと;hunshuku omp mltgjji knjnasi;しくほく;none;none;しくほく;しくほく=病気などで痛むさま、弱って元気のないさまを表わす語・元気なくあわれげに泣くさまを表わす語・雨が静かに降るさまを表わす語。雨の際は「しくしく」、泣き・弱りは「しくしく」。襟帯集(1569)「なぜに是程しくほくとは話るぞ。」。四河入海(17C前)九「しくほくと啼(なか)しめて悲しましめうすらう」;https://kotobank.jp/word/%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BB%E3%81%8F-518252
しけ(湿気を帯びる・空が曇る);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・陰;湿け(ケ=ひらがな表記);しけ・シケ;空が曇る。書紀(720)神武即位前(北野本室町時代訓)「天陰(ひシケ)て雨氷(ひさめふ)る」。湿気を帯びる。しめってくる。しめる。しっける。ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉祭の夜がたり「古い古い石造りの家から湿(シ)けた壁の匂の湧出る闇の中」。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471
しけ(風雨がひどくて、海が荒れる);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・林雨・無仕事;しけ・シケ;風雨がひどくて、海が荒れる。幾日も降り続く雨。人情本・春色恵の花(1836)初「林雨(シケ)」。談義本・銭湯新話(1754)四「荒波(シケ)」。
しけ(収穫が少ない);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化・荒波・匱乏;しけ・シケ;海が荒れて収穫が少ない。談義本・銭湯新話(1754)四「荒波(シケ)」。内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「種の匱乏(シケ)」。あの道この道(1928)〈十一谷義三郎〉三「無仕事(シケ)」。普賢(1936)〈石川淳〉一「シケてた」。カタカナ表記も目にする。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471
しけ(生気や活気ナシ);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化;しけ・シケ;意味「生気や活気がなくなる・しょげる・ふさぎこむ」。名語記(1275)六「人の気色のしけたる、しく、如何」。夢を植える(1975‐76)〈清岡卓行〉いやな犬「なんともしけた店だ」。ひらがな表記をよく見る。
しけ(失敗する);grpsike atjk 2knj 1knj;湿気;(辞書見出し)時化;しけ・シケ;失敗する・こける。彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉インチキ・レビュー、万歳、安来節、其の他「どっとばかしに笑った。〈略〉観客はシケル(失敗)のを待ってゐたのだ」。;kotobank.jp/word/時化・湿気-2045471
しけもく;ssn knjnasi hrknooi ktknooi grpmoku;none;しけもく;タバコの吸殻から集めた葉を巻いて作ったタバコの俗称・タバコの吸殻の俗称。青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉二「バラ売りのシケモクをふかして〜」。関連語「もく・しけもく・もくひろい・ようもく」。

出典:【ひらがな表記語辞典風】ま行
もく;ssn knjnasi hrknooi ktknooi grpmoku;none;もく;もく=タバコ(俗称)。洒落本・潮来婦誌(1829‐30)後「もく」表記。由来は【タバコの煙を雲に見たて、「くも」の「く」「も」を逆にした語】。関連語「もく・しけもく・もくひろい・ようもく」。

しける;湿気る・(当て字)時化る;
しごく;シゴク;鍛える意味
しこしこ;シコシコ;
しこり;シコリ・凝り・痼;しこりが残る
しこる;凝る
しじま;hnsm hrknooi knjnasi ssn;しじま;none;none;しじま;しじま=口を閉じてだまりこくっていること・ものを言わないこと・無言・ 物音一つしないで森閑としていること・静まりかえっていること・静寂。「しま」にも「しじま」と同じ意味がある。
した;シタ;~した
したい;シタイ;~したい
 
したがって;従って;stzk ttn;何かの説明で区切ったあとの次の文頭に置かれやすい。次の言葉の前に読点も置かれやすい。「これは〜で〜です。したがって、〜と考えられます。」
したたか;atj hrkn;強か・健か;したたか
したふ;ssn;したふ;辞書上でも意味が完全に断定できているわけではなく、【葉が美しく色づく、紅葉するなどの意か】と説明。〘自ハ四〙「した」は「したてる」「しなう」などの「した・しな」と同源かと推測されている。万葉(8C後)二・二一七「秋山の 下部(したへ)る妹」。「したう」とならない可能性がある、その理由は精選版 日本国語大辞典デジタル大辞泉辞書の見出しが「したう」のみで「したう したふ」のように、どちらも書かれていない。
デジタル大辞泉も同様
しだら;ssn knjnasi seidaku;しだら⇔しだら;none;none;辞書の「しだら」には、【「したら」とも】とある。歌や舞などに合わせて手を打つこと・手拍子。手拍子をする人・子どもが手拍子を打ってあそぶ遊び。例 皇太神宮年中行事(1192)御饌腊事鳥名子舞歌「したら打てと」。精選版 日本国語大辞典の[補注]に【「神宮典略」では「手をたたく」という解釈を疑問とし「舌楽(したら)ならんか」としている。】とあるが、イマイチ何を言っているのか不明。
じだら;hrkn onbs;じだらく→じだら;自堕落→じだら;「自堕落(じだらく)」という意味と説明されていることから、「じだらく→じだら」の変化と考えられる。例「じだらに座る」。;kotobank.jp/word/じだら-2046394
したごしらえ;atjk 2knj hrknooi;下拵え;下ごしらえ;(坪内逍遙)准備;内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉緒言「舞台の准備(シタゴシラへ)ととのはざるにや」と当て字されている。談義本・教訓雑長持(1752)一や台に載る(1965)〈河野多恵子〉では当て字されていない。IMEGでの第一変換候補は「下ごしらえ」。使用件数も一番多い。;kotobank.jp/word/下拵-2046230;20220718

出典:表記ブレの調査 さ行「し」
20220718
"下ごしらえ"約 3,840,000 件
"下拵え"・・約 1,940,000 件
"下拵"・・・約 1,200,000 件-下拵え
"したごしらえ"約 548,000 件
特記:
 すべてマイナス検索「 -使い方 -用例 -意味 -辞典 -辞書」。

しつけ;oso 国字 hrg;躾・躾け・仕付け;しつけ;
じっしょうほ;実証圃;実証ほ;例「実証ほ事業」など。「ほ(圃)」の項目作成済み。出典:兵庫県>(淡路地域)農業・農村現地情報の【水稲実証ほの結果を活用 -淡路市-】によれば、「実証ほ」=「農業の生産現場において新しい技術や新品種の現地での適応性と普及の可能性を探ることを目的としており、農家に目に物を見せる普及センターの活動手法の一つ」だそうだ。;【水稲実証ほの結果を活用 -淡路市-】「https://web.pref.hyogo.lg.jp/awk09/aw03_2_000000063.html
しっちゃかめっちゃか;mltgiji hrknooi knjnasi omp ssn ddj;しっちゃかめっちゃか;none;none;しっちゃかめっちゃか;例「しっちゃかめっちゃかな騒ぎ」。〘形動〙 物事が入り乱れているさま・物事の混乱したさま。類語「めちゃくちゃ」。
しなしな(デコボコ);ssn mlt omp hns形動 knjnasi atj 1knj;none;しなしな・シナシナ;(当て字)土戚※;階段状になっているさま。でこぼこなさま。猿投本文選正安四年点(1302)「右は平に左は"土戚※"(シナシナニ)して」※"土戚"で1字。;kotobank.jp/word/しなしな-522308
しなしな・しなしなと(柔らかさ);hnshuku ssn mlt omp knjnasi;none;しなしな・しなしなと・シナシナ・シナシナと;意味「しないたわむさま・姿態や動きがなよなよとしているさま」を表わす語。類語「くなくな・しなくな」。元気のないさまでの「しなしな」と異なり、良い意味でも使われるのが「柔らかさ」を表す「しなしな」。出典文献「花鏡(1424)先能其物成去能其態似」の文で「心に力を持たずして、しなしなと身をあつかふべし」とあるが、ここを見る限り「しなしな」が必ずしも悪い意味で使われワケではないように見える。
しなしな(元気のないさま);hnshuku ssn mlt omp knjnasi;none;しなしな・シナシナ;「張りのないさま・元気のないさま」の意味での「しなしな」。人情本・氷縁奇遇都の花(1831)上「其様にしなしなして居ちゃァならねへヨ」。
じなじな・じなじなと;omp mlt ssn hnshuku knjnasi;none;じなじな・じなじなと;〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 少しずつ次第に力などが加えられるさまを表わす語。日本橋(1914)〈泉鏡花〉五八「俺は此の手足も、胴も、じなじなと巻緊められると」。
しなやか;ssn knjnasi hrknooi;none;しなやか;〘形動〙 「やか」は接尾語。意味「 弾力があってよくしなうさま・よくたわむさま・人の姿態や動きがたおやかで優美なさま・落ち着いて しとやかであるさま・しなをつくってなまめかしいさま」。
しにょう;jykhg oso maze;屎尿;し尿;imegでの「しにょう」の第一変換候補は「し尿」である。
しばしば;屡々・屡;oso;
しばらく;暫く;少しの間。一時。 学研全訳古語辞典によると、古くは「しまらく」。中古には主に漢文訓読系の文章に用いられ、和文には「しばし」を用いた。
じぶんながら(矛盾接続);jykhg bnp;自分乍ら;自分ながら;参照「ながら【乍ら】」。jykhg「乍」。
しま(傘の中骨);hnsm hrknooi knjnasi ssn;しま;none;嶋;しま;〘名〙 傘の中骨のこと。傘の骨と柄をまとめるろくろ。応永本論語抄(1420)為政第二での表記「嶋」。
しま(静まるさま);hnsm hrknooi knjnasi ssn;しま;none;none;しま;〘名〙口を閉じてだまりこくっていること・ものを言わないこと・無言・ 物音一つしないで森閑としていること・静まりかえっていること・静寂。
しまなみかいどう;kymmap knjnasi;しまなみ海道しまなみ海道;「ひろしま公式観光サイト Dive! Hiroshima」でも「「瀬戸内しまなみ海道」と表記されている。;dive-hiroshima.com/feature/island-shimanami/
しみったれ;ssn knjnasi atj;しみたれ→しみったれ;none;(人情本 祝井風呂時雨傘)貧乏;辞書には「しみたれ」の変化した語とある。しみったれ=けちくさいことさま人・貧しいことさま人・醜女の異称・不美人・ぶす。類語「貧乏人・吝嗇(りんしょく)」。洒落本・青楼五雁金(1788)三、滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二、洒落本・狐竇這入(1802)五、洒落本・辰巳婦言「しみったれ」表記。人情本・祝井風呂時雨傘(1838)一回「貧乏(シミッタレ)」。
しもうた・しまうた・しまった;ssn srh hrgnooi;仕舞た;しもうた・しまうた・しまった; 感動詞的に、物事に失敗した時などに発する語。しまった。
しゃっくり(ひゃっくり);knjnasi;シャックリ(ヒャックリ);
しょっちゅうmhokしょっ中しょっちゅう
じれったい;;焦れったい;じれったい;関連語「じれる」。
しれっと
しれない;知れない;~かもしれない
じれる;;焦れる;じれる;関連語「じれったい」。
しろ;シロ;~しろ 

【S Su す】

すいそう;oso hrkn knjooi;すいそう;水槽;水槽の「槽」の字が、複雑で遅めに教わる割に、幼い頃から使うコトバであるため、子供向けの配布物で「すいそう」表記が多い印象。SNSでは漢字が圧倒的。「Yahoo!リアルタイム検索30日分@20240309」※twitter.com(X)での投稿数「水槽 50,653件、すいそう 376件」。
すぐ
すぐさま
すぐに
すこぶる;ssn sanuo sanbm hnshuku knjsukunai hrknooi bnp mhok;頗る;すこぶる;「すこぶる」意味「多くはなく やや・すこしく・いささか・ちょっと・それ相当に・かなりの程度であるさま・たいそう・非常に・はなはだ」。表記について、観智院本三宝絵(984)中「すこふる」。応仁略記(1467‐70頃か)下・黄表紙・米饅頭始(1780)「すこぶる」。極楽遊意長承四年点(1135)「頗(スコフル)」。動詞として「かなりの程度になる・はなはだしいさまになる」という意味でも収録されている。団団珍聞‐五五七号(1886)「頗(スコブ)ったる花魁的だ」。ナマリ「そこぶる・すこむる」。「すこぶる→そこぶる」の変化は明記されているが、同義語「すこむる」は音変化などの明記がない。「Yahoo!リアルタイム検索30日分@20220828」での表記件数の割合は、「ひらがな20・漢字1」くらいの割合である。;20220828;kotobank.jp/word/頗-597813
すでに;既に・已に;学研全訳古語辞典[すでに]において「参考 中古の和文では用いられず、漢文訓読系の文中で用いられた。中世以降和漢混交文に盛んに用いられるようになった。」とあることから、漢文訓読により この表記が広まったと考えられる。[既に]表記は現代でも一般的になっているが、[已に]表記は ほとんど目にしない。 
すちゃらかssn noneすちゃらから歌舞伎下座音楽の一つ。幕末から流行した阿呆陀羅経(あほだらきょう)を三味線にのせたもので、小木魚を入れる。すちゃらかの唄、すちゃらかの鳴物、すちゃらかの合方、すちゃらかぽくぽくの合方などと呼び、町家の場面に用いる。あほだら。歌舞伎・善悪両面児手柏(妲妃のお百)(1867)六幕「トスチャラカの合方になり、与次兵衛杖を突き、花道へはひる」
すぼける;knjnasi hrknooi;none;自カ下一① ちぢまる。小さくなる。次第に狭くなる。すぼむ。〔和英語林集成(初版)(1867)〕② なえる。衰える。ゆるむ。歌舞伎・台頭霞彩幕(三勝半七)(1812)大切「体がすぼけて立たぬわいなう」。
すましがおhrkn ooi澄まし顔すまし顔
すましたhrknooi澄ましたすました
すまろぐさssnすまろ草 植物「くさすぎかずら(草杉蔓)」の古名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
する;スル;~する

【S Se せ】

せい;セイ;~のせいで失敗した
せいせいする・せーせーする
ぜいたく・ぜーたく;oso case;贅沢・ゼータク;ぜいたく・ぜーたく;高級ブランドでは漢字表記が使われたり、お気楽なときは「ぜいたく・ぜーたく・ゼータク」などが使われたりする。もちろん、必ずそういうワケではない。
せぐる(さぐる音変化);knjnasi rare ssn;せぐる←→さぐるnone・(語源推測漢字)探る;せぐる〘他ラ四〙 さぐる。さぐりを入れる。さぐる・せぐる どちらが先か不明。辞書で語源説明ナシ。だが、意味と子音が同じところから、どちらかの変化と考えられる。洒落本・翻草盲目(1780か)「本草までせぐり」;kotobank.jp/word/せぐる-307660
せぐる(吐き気);knjnasi rare ssn;noneせぐる〘自ラ四〙 涙、吐き気などがこみあげる。せきあげる。胸がいっぱいになる。→せぐりくる。和訓栞(1777‐1862)「せぐる 俗語也嘔気をいへり、塞索の義なるべし」
せせら;jyg hrknooi knjsukunai;せせら;挵ら;none;「せせる」を連語に組み込む際の形として「せせり・せせら」。「せせら笑う」などで使われる。「せせる」の意味は【つつく・いじる・ほじる・つつくようにして食べる・ついばむ・(虫などが)あちこちを刺す・噛(か)む・もてあそぶ・からかう・ちょっかいをかける・侵略する・侵す・細かい点まで責めとがめる・いじめる・品物などをあれこれ選んでもとめる・値切る】など多い。※大乗院寺社雑事記‐文明一二年(1480)一一月一三日紙背(随心院厳宝書状)「馬借ちとせせり申したる計」。「挵」の字は常用漢字表外である上に、そもそも漢字として載っていない辞書もあるので、使用は控えたい。;https://kotobank.jp/word/%E6%8C%B5-2055050
せせらわらう;ddj knjnasi hrknooi;せせらわらう;挵ら笑う・挵笑う;none;せせら笑う;せせら笑う=ばかにして笑う・嘲り笑う※デジタル大辞泉。もてあそぶなどの意味を持つ「せせらかす」を精選版 日本国語大辞典では「挵かす」という見出しにしている。「挵」の字は常用漢字表外である上に、そもそも漢字として載っていない辞書もあるので、使用は控えたい。
せせらぐ;ssn knjnasi onbd;せせらく→せせらぐnonenone;せせらぐ;出典:精選版 日本国語大辞典「せせらぐ」には【古くは「せせらく」か】とある。せせらぐ=水が浅く、音をたてて流れる。精選版 日本国語大辞典でも 「せせらぐ」の見出しは非漢字である。「せせる」で使われる「挵」を当てないほうが良い、「挵」の字は常用漢字表外である上に、そもそも漢字として載っていない辞書もあるので、使用は控えたい。そもそも「せせる」と「せせらぐ」は意味としての関連性がハッキリと見いだせていないため、安易に漢字表記すべきではないだろう。
せっかく;;折角;
せっかち;;;セッカチ
せな;ssn atj;none;せな;兄な・夫な;「な」部分の漢字表記ナシ。「な」は接尾語。用例で「兄な・夫な」表記がすくないため「兄な・夫な」は当て字扱いにした。談義本・当世穴穿(1769‐71)四「せなや舎弟に」、雑俳・柳多留‐七(1772)「せな」などは ひらがな表記である。① 女性が、夫・恋人である男性または兄弟など、広く男性を親しんでいう語。せなな。せなの。せこ。② 夫婦の仲をいう。〔名語記(1275)〕③ 後世、特に、兄をさしていう。④ 若い男。若い衆。また、愛人である男。[語誌]上代の「せ」が兄弟や夫を含めて広く身近の男性を指したところから、「せな」の意味用法も同じひろがりを示している。上代の東国方言だったらしく、類義語「せろ」とともに「万葉集」の用例は東歌と防人歌に集中している。
せなな;ssn atj;none;兄な・夫な;「な」部分の漢字表記ナシ。「せな」の意味の一部のみを表す。女性が、夫・恋人である男性または兄弟など、広く男性を親しんでいう語。せなな。せなの。せこ。
せんぱいoso hrknooi ktkuooi knjooi zenngo ヒラガナ・カタカナ・漢字 どれも目にする機会がある。前につく呼び名の表記によっても、先輩の表記の傾向が異なる。現代の表記傾向は、名をヒラガナ表記した例「はるか先輩※次点 はるかセンパイ」。名をカタカナ表記した例「ハルカ先輩※次点 ハルカせんぱい」。名を漢字表記した例「晴香センパイ・春香せんぱい・春香 先輩・春香先輩」。漢字表記の場合、呼び名と先輩の間にスペースを入れたりもする。ただし、社内メールや社内文書などは(今のところ)漢字表記が一般的。もちろん、人によっても表記方法は異なる上に、ハヤリスタリで変わってくる。

【S So そ】

そ;srh hns感動;① 馬を追う声。しい。※万葉(8C後)一四・三四五一「左奈都良の岡に粟蒔き愛(かな)しきが駒はたぐとも吾は素(ソ)ともはじ」② 相手の注意を喚起する掛け声。それ。※義経記(室町中か)三「あともそとも言はば、
そうした・さうした;ssn bnp mhok;然した;〘連体〙 (副詞「そう(然)」に、動詞「する」の連用形「し」と助動詞「た」が付いて一語化した語) そのような。そんな。そういう。
そうず(否定);ssn;候ず・(当て字)不候;そうず;意味「〜でありません」「そうらわず」。;kotobank.jp/word/そうず-2056580
そうず(推量);ssn;そううず→そうず;候うず→候ず;(当て字)不候;そうず;動詞「そう(候)」の未然形に推量の助動詞「うず」が付いて変化したもの。意味「〜でしょう・〜でありましょう・そうらわうず」;kotobank.jp/word/そうず-2056580
そうず(そうはず);ssn;そうはず→そうず;候はず→候ず;精選版 日本国語大辞典「(然)さもそうず」にて、① (「そうず」は「候はず」の変化したもの) 相手の発言を受けて、それを強く否定するいい方。そんなことはありません。とんでもありません。

徒然草(1331頃)八「さもあらんかし」
歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)大詰「『口惜しいか』『さん候』『さもそうづ、さもありなん』」
平家(13C前)九「さもさうず、とてひっかへす」
義経記(室町中か)七「喜ばせんが為にて候ぞと言ひければ、それはさもさうず、と申す」

ぞうり;oso hrg;草履;ぞうり
そがき;knjnasi;none;そ垣;〘名〙 山形県中部から秋田県地方で、雪囲いをいう。「そ」の部分は ひらがな表記。
そがそが・そがそがとomp mlt〘副〙①曾我兄弟が貧に苦しんだところから「曾我」にかけて) 貧乏じみたさまや貧弱なさまを表わす語。
浮世草子・好色万金丹(1694)二「憂き節の身の寄辺定まるよすがもなく、曾我曾我(ソガソガ)したる野辺送り」
② すきまなどがあってさむざむとしたさま、肌寒いさまを表わす語。
浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)三「麻の布子(ぬのこ)に葛布のふたのそがそがした取なり」
そして
そこそこ;mhok hrknooi;其処其処;そこそこ
そそ;ssn grpwmn knjnasi;none;女子の陰部の異称。〔日葡辞書(1603‐04)〕。
そそ・そぞ(服のヘリ・すそ);ssn knjnasi;none;衣服の下のへりの部分。すそ。滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)八。
そそく;ssn knjnasi hns自カ四;none;辞書では「そそける」と同語源かと推測されている。意味「事を急ぐ・とり急ぎ事をする」。「そそきあぐ」「そそきたつ」「いいそそく」など「その動作を急いでする」意を添える。
そそく;ssn knjnasi;none;そそく;意味「そわそわする・落ち着かないでいる・」。「いいそそく(言いそそく)」の「そそく」も漢字がない。そそくの〘自カ下二〙 ⇒そそける。そそくの〘他カ四〙=けばだたせる。

出典:【ひらがな表記語辞典風】あ行
いいそそく;ssn;none;言いそそく;「いいそそく(言いそそく)」の「そそく」も漢字がない。いいそそく=〘自カ四〙 口やかましく言いながらせわしなく物事をする。例「母が洗濯機にスイッチを入れながら、"早く今日着たジャージを出しなさい"と言いそそく。」。

そそくさ・そそくさと・そそくさに;ssn knjnasi hnshuku;none・(当て字)倉皇;そそくさ;[1] 態度、行動が落ち着かないさま、あわただしいさまなどを表わす語。浄瑠璃・潤色江戸紫(1744)三=ひらがな表記。多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「倉皇(ソソクサ)と下りて」;kotobank.jp/word/そそくさ-554489
そそくさ;ssn knjnasi hnsmeisi;none・(当て字)早卒;そそくさ; 落ち着きのないこと。そそっかしいこと。また、そういう人。滑稽本・七偏人(1857‐63)二「例の早卒(ソソクサ)同志が二人で計のみこんで」;kotobank.jp/word/そそくさ-554489
そっそ・そっそと;omp hrkn ssn hnshuku;none;静かに行なうさまを表わす語。そっと。玉塵抄(1563)二二「八斗酒ををいてそっそと主がしらぬやうに加てのませられたぞ」
そっそ・そっそと(ちょっと);omp hrkn ssn hnshuku knjnasi;none;わずかなさまを表わす語。ちょっと。史記抄(1477)八「そっそとしたるちがいめをば倶に互に棄て、大すぢめをちがへまいぞ」。
そっと;hrkn;「そっと+S」の「そっとする」と言った場合「何も声をかけずに、余計な手も加えないで落ち着かせたり休ませる」の意味。
そとそと;omp mlt hrkn ssn hnshuku;静かに、おだやかに行なうさまを表わす語という説明であり、これは『そっと・そうっと』の意味に近い。宇治拾遺(1221頃)一二にて「顔をそとそとなでけり」。
そとわ;ssn onb sanbw hrkn;そとば(卒都婆)→そとわ;文献『説経節・説経苅萱(1631)中』。
そな(連体);ssn onbs;そこな→そな;〘連体〙 そこにいる。そこの。浄瑠璃・鬼一法眼三略巻(1731)四「内々聞いた女芸者はそな者か」。
そな(助動詞);ssn onbs;そうな→そな;〘助動〙 助動詞「そうな」の変化した語。浄瑠璃・心中天の網島(1720)上「だてしゅぢまんといひそな男。たしかに太兵衛様かと見た」。
そね(イヤ);ssn;意味「しないでほしい」。禁止表現に用いられる終助詞「そ」と、あつらえの意の終助詞「ね」が重なったもの) 辞書には【常に「な…そね」の形で用いられる】とあるので、「な」も「そね」とセットと考える。関連語「な〇〇そね」。
そね(植物名);ssn kymplt hrkn;none;そね・ソネ;植物「いぬしで(犬四手)」の異名。
そびれる;knjnasi;〘自ラ下二〙 機会を失って、とうとうしとげないでしまう。しそこなう。しこじれる。多く、動詞の連用形に付けて用いる。黄表紙・金銀先生再寝夢(1779)「旦那が寝そびれて、なぐさみに捨てて見なさるものだもの」。〘自ラ下一〙の形もとる「そびる=そびれる」。
そびそびssn omp mlt knjnasi〘形動タリ〙 細くすらりとしているさま。からだつきのすらりとしているさま。〔名語記(1275)〕
そぶそぶ・そぶそぶとhrkn ssn mlt omp hnshuku 水の動く音を表わす語。ざぶざぶ。※名語記(1275)四「水をわたるにそふそふとなるそふ、如何」
そぶそぶ・そぶそぶとhrkn ssn mlt omp hnshuku 口やかましいさま、何のかのと、うるさく不平を言ったり、噂をしたりするさまを表わす語。
浄瑠璃北条時頼記(1726)四「月小夜様のお身持なはどふ有るかしらね共、そぶそぶ噂がないでもなし」

そぶそぶ・そぶそぶとhrkn ssn mlt omp hnshuku しっくりしないさま、よそよそしくて、和合しないさまを表わす語。名詞としても使う。しっくりしないこと・不和。
そぼそぼ・そぼそぼと;omp mlt dakunasi hrkn hns hukusi ssn;none;そぼそぼ・ソボソボ;雨のそぼふるさまを表わす語。しょぼしょぼ。例「そぼそぼと音がして、雨だと気付く。」。
そぼそぼ(さま);omp mlt hrkn hns hukusinone;none;そぼそぼ・ソボソボ;みすぼらしいさま、陰気で活気のないさま、また、寂しくしめやかであるさまを表わす語。伊勢物語愚見抄(再稿本)(1474)上「ひそかなる事をば、世俗にもそぼそぼとしたるといふがごとし」。
そぼそぼ(ぬれる)omp mlt hrkn 〘hns形動〙 しっとりとぬれるさま。
馬鈴薯の花(1913)〈島木赤彦〉明治四五年「山の駅霧のしづくのそぼそぼにをみなのともら濡れて来にけり」
そぼぬれる;hrkn;none ssn;そぼ濡れる;「そぼ」に漢字なし。〘自ラ下一〙 そぼぬ・る 〘自ラ下二〙 じめじめとぬれる。びしょびしょになる。ずぶぬれになる。ぬれそぼつ。木工権頭為忠百首(1136頃)雑「五月雨にくまのむかはきそほぬれてあけゆくいてや宿り成覧〈藤原為忠〉」。似た言葉に「ぬれそぼる」がある。
そもやそも;ssn mlt;「そもそも」を強めたもの。いったいぜんたい。どうしてどうして。虎明本狂言・靫猿(室町末‐近世初)「〜そもやそも、そのかはをかして跡がやくにたつ物でござるか」。
そよめく;ssn;none omp;そよめく;〘自カ四〙「そよそよと音がする・きぬずれや人のざわめきなどのかすかな音がする」の意味があるが「うちそよめく」と まるまる同じである。
そや;ssn;none;そや;代名詞「そ」に係助詞「や」の付いたもの。それは…か。後拾遺(1086)雑五・一一一九「小塩山木ずゑも見えず降り積みしそやすべらぎのみゆきなるらん〈少将井尼〉」。
そや;ssn knjnasi srh;none;そや;〘感動〙 驚きの気持をこめて呼びかける語。やっ。宇津保(970‐999頃)楼上下「我見し同じ程を見し人あらじかし。そや、かの宮内のかねみのあそんありける。おぼゆや」。

そより・そよりとssn omp knjnasi 物がかるく触れあってたてる、かすかな音を表わす語。風が静かに吹きすぎていくさまをいうことが多い。俳諧・続猿蓑(1698)上「けふのあつさはそよりともせぬ〈馬莧〉」

ぞんざえる;ssn rdousi tdousi 特殊;由来として、辞書の[補注]にはゾンザイを活用させた語とある。意味「無礼をする。わがままをする。また、騒ぐ。ふざけ」。自ア下一の例〚雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)松二「朝がへりぞんざへるならさる気なり」〛上一段の例「雑俳・川柳評万句合‐安永七(1778)天二」の「小半日ぞんざいた代二百疋」。


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