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【気持ちの問題!?】「すこし=少しはある」、「すくない=少ししかない」

 

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 みなさんはすこし」「すくない」をどう使い分けていますか?

 大まかな意味としては、ともに「量が少ない」という感覚で使っているはずです。しかし、その「量が少ない」以外の感覚や気持ちが「すこし」「すくない」に含まれています。

 多くの日本人が無意識にしている細かな使い分けを明確にする記事です。

 

▼「すこし=少しはある」、「すくない=少ししかない」

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「すこし=少しはある」

「すくない=少ししかない」

 上のような使い分けを無意識にしているできる日本人が多いです。これは、事実を受け取るときの「気持ちや価値観で左右」すると考えてみてください。

 

▽辞書には?

 辞書でも、下のような説明がされていることがあります。

【参考】「すこし」が「少しはある」意を表すの対して、「すくなし」は「少ししかない」意を表す。

出典:学研全訳古語辞典「すこし 【少し】」

※「すくなし」=イ音便変化で「すくない」になる前の形

 

▼時間が少ない vs 時間が少しある

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・時間が少ない

・時間が少しある

        ↑

 この2つが使われた場面を、実生活・ドラマ・マンガ・アニメなどの話・セリフから思い返してみてください

 

【感覚】

・時間が少ない=時間が少ししかない

・時間が少しある=時間が少しある

 

▽想定できる気持ち

 「時間が少ない」「時間が少しある」から、想定できる気持ちを書き並べていきます。

 

【時間が少ない】

・急ぎ慌ててる

・思ってたより時間が少ない

・予定することに必要分な時間が足りない

 

【時間が少しある】

・慌てる前に少しの時間を活用しよう

・思ってるほど、時間がまったくないわけではない

・予定することに必要分な時間は足りるかもしれない

 

 

 

▼少ない=贅沢、少し=充実感!?

▽贅沢者のZさん・質素でも充実感を得るSさん

・😎贅沢者のZさん

・😀質素でも充実感を得るSさん

        ↑

 この二人の視点・感覚をもとに考えて見ましょう。

 

 有給を使って旅行に行った社員「リョウコ」さんがいて、その有給取得した日は業務がすくない見込みでした。そして、「リョウコ」さんは、オミヤゲを社員に買って帰りました

 

(昼休み)

😅リョウコ「先日は迷惑をおかけしました。有給で行った旅行のお土産です。どうぞ。」

 😎 Z「ありがとうございます。」

😀 S「ありがとうございます。」

(社員にお菓子1パックづつ渡して、「リョウコ」さんは自分の作業所に戻る。)

 

(「リョウコ」さんの姿が見えなくなってから。)

 😎 Z「こんな〝すくない〟量のお菓子で満足するか! オレは抜けた穴の分頑張ったんだぞ。」

😀 S「みんなへの〝すこし〟の配慮が和ませるなあ。有給は権利だから、代償(オミヤゲなど)が、〝必須〟ではないのに買ってくれて嬉しい!」

 

 

 

 

 

 いかがでしたか?

 こうしてみると、気持ちによる満足感の違いが言葉にあらわれているのがわかりますね。

 

 量が少ないという事実を見て、どう言葉に出すかを考えて見たら、相手から見られる印象だけでなく、「自分の充実感アップも狙えるかもしれません。

 

【注意】

 「少ない=気持ち的にマイナスになりがち」という旨がこの記事には書かれています。だからと言って、「少ない」という言葉を規制・禁止・注意してしまっては、「失礼クリエイター」と変わりません。「少ない」と感じたことを表すのも必要な場面・有効な場面※はありますので「どんな場面でも使っちゃダメ」ということはありません。

 

 

 また、「少ない」が使われる場面・人・文によっても、「文そのものは否定的感情で言ってるワケではない」ということもあるで注意。 

※「少ない」が「否定的以外で使われる場面」の例を記事にしました。

 

 

 

 【参考や類義語】

出典:学研全訳古語辞典「すこし 【少し】」
副詞
多少。いくらか。
出典土佐日記 一・九
「海は荒るれども、心はすこしなぎぬ」
[訳] 海は荒れるけれども、心はいくらかおさまった。
参考「すこし」が「少しはある」意を表すの対して、「すくなし」は「少ししかない」意を表す。

 

出典:学研全訳古語辞典「すくなく-も 【少なくも】
副詞
〔下に打消・反語の表現を伴って〕少しだけ(…ではない)。非常に…だ。
出典万葉集 二五二三
「さにつらふ(=枕詞(まくらことば))色にはいでねすくなくも心のうちにわが思はなくに」
[訳] 顔色には出さないが、心の中では私は少しだけ思うのではない(=激しく思っている)ことだなあ。◆形容詞「すくなし」の連用形に係助詞「も」が付いて一語化したもの。


出典:学研全訳古語辞典「すこしき 【少しき】
副詞
わずか。ちょっと。少し。
出典日本書紀 神代上
「尾に至りて剣(つるぎ)の刃すこしき缺(か)けぬ」
[訳] 尾になって剣の刃が少し欠けた。

 

出典:学研全訳古語辞典「すこしき・なり 【少しきなり】
形容動詞ナリ活用
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①わずかだ。少量だ。
出典徒然草 二一一
「心を用ゐることすこしきにして」
[訳] 心をくばることがわずかであって。
②小さい。
出典日本書紀 雄略
「すこしきなる雄鶏(みにはとり)をもって、呼びて天皇の鶏(みにはとり)として」
[訳] 小さい雄鶏(おんどり)の方を、天皇の鶏(にわとり)と呼んで。

 

 

 

 

 

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