🦊 こんにちは♪🦊
🍅「
▼「だいがえ」は辞書にもアリ
✅代替
一般的にX:
一般的にO:だいたい
「だいがえ」読みは一般的に「
だい‐たい【代替】 の解説
[名](スル)それに見合う他のもので代えること。かわり。「路面電車を廃止しバスで代替する」「代替地」
だい‐がえ〔‐がへ〕【代替え】 の解説
「だいたい(代替)」の重箱読み。「代替え輸送」「代替え地」
上の引用どおり、「だいたい(代替)」の「重箱読み」とされています。 ※つまり、意味は同じということです。
▼少なくとも50年以上前から
1964年の文書にも使用例が残っています。
引用:こちら社会部(1964)〈菊村到〉二九
「新車を購入するとき、代替(ダイカ)えというのがある。つまり、今まで使っていた古い車を下取りに出して、新車ととりかえるのである」
▼意図的な読み分け
聞き手に伝わりにくいことがあるため、意図的に「だいがえ」と読んでいる人・業種などアリ。
市民のみなさまの大体と勘違いされてのブチ切れ案件回避のために、官公庁の窓口などではあえて「だいがえ」読みをするところは多いですね。
— えんじゃく (@deppuri_hyoutan) 2021年1月10日
↑
実際のこういう声もあります。
では、[だいたい]読みをすることで勘違いが起きて困る例を考えてみましょう。
【ダイタイ読み】
コンサル「今回、営業規制で消える売り上げを今度のイベントに出店すれば〝
代替 〟できそうですね。」営業者「はあ?〝
大体 できる。〟なんて曖昧 な見込みじゃだめなんだよ。」
では、[だいがえ]読みによって勘違いが防止されるか考えてみましょう。
【ダイガエ読み】
コンサル「今回、営業規制で消える売り上げを今度のイベントに出店すれば〝
代替 〟できそうですね。」営業者「そうですか!消えた分の売り上げの〝
替わり 〟になりそうでよかったです。」
たぶん、こんな流れを想定して「だいがえ」読みしている人もいるのでしょう。
▼なぜ[ダイガエ]と読む?
まず「替」の前に、「代」が[ダイ]と音読みされていることに注目しましょう。
Q:では質問、読み方を知らない熟語の読みはどう考える?
A:おそらく、一番自然な読みで読んでみる人が多いと思います。
Q:では自然な読みとは?
A:「続く漢字も音読み」するのが「感覚としては自然」な読み方です。
Q:しかし「代」が音読みなのに、「替」が訓読みなのはナゼ?
A:心理・無意識の動作には原因があります。
【心理・無意識の動作の原因】
「替」は「
多くの人は「替」に対して「
子供の頃からの習性・日常の習性は無意識に出てしまうものです。そのため、「だいがえ」と読まれると考えられます。
▼主流読み ver.K
その漢字ごとの、よく読まれる読みを「主流読み」と定義しています。(和語の里作用語として別記事作成予定。)
「
「主流読み」にも複数のパターンがあります。今回の場合は音読みであるべきところを「訓(Kun)」で読んでいるので、「主流読み ver.K」と定義します。
🍅いかがでしたか?
「
「誤読扱いされているものは、そもそも 誤読ですらない。」ことも多いのです。
そして、造語の都合上 「誤読というのは
「漢語崇拝から生まれた造語」というオモリに日本人は〝千何百年〟も苦しんでいるのです。
ただ、世の中の言葉そのものを変えることは難しいため、考え方を変えていくのが大事だと思います。
私としては、
「意味が同じなら気にしない」
「意味の使い分けがあるなら読み分ける」
という考えです。
「気にしない」 というのは、相手が使ったときの話であり、私自身は自然な読みである「だいたい」派です。
しかし、相手の「だいがえ」読みに対して、「それは間違いだ!」と〝断定・定義〟することはしません。
辞書で「どちらでもよい。」とされている以上、身勝手に言葉を〝断定・定義〟はいけません。
どちらか一方が間違いと「身勝手に定義」している人・ネット記事がチラホラ見受けられますが、「あなたがルールではない!」と言いたいですね。
「常用漢字表」(平成22.11.30・内閣告示第2号)
http://kokugo.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf
【漢字】【音訓】....【例】..............【備考】
....替.......タイ..........代替.................為替(かわせ)
.............かえる........替える、両替
.............かわる........替わる
▼オマケ、意図的な読み分け
人・分野・業種によって「あえて読み分けている言葉」というのがあります。そういった言葉のツイート・記事などを載せていきます。
工学、しきいち
— 場所を蛙 (@cowwas_tobecome) 2021年1月5日
化学(ばけがく)のようになにかと区別するためか、代替(だいがえ)のように耳で聞いた際の理解のしやすさのために生まれた読み方ではないかと https://t.co/WJSwlhn9kX
閾値って、しいきち?いきち?
— 研究室の幼女(成人済) (@youjo_tec) 2021年1月5日
分野で読み方変わるの?
私はしきいちって読んでるけど、学生さんがいきちってよむので何となく気になった。
工学はしきい値が多くて生物はいきちが多いらしいと聞いてなるほどなとなりました。
なぜか変換できないとは (ナゼカヘンカンデキナイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
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