「対面の会話・ネット上の会話、まったくの別物」と考えるべきです。無駄な争い減らしのために、ネット上のやり取りの特徴をときます
論破の話で、「ひろゆき」さんに関係する記事も過去に書いてるので良ければ、お読みください。
まず、「ネット上の論点ズレ」を語る前に、「ネットで目にしがちな〝攻撃的〟な話し方」をまとめます。
▼ネット上の〝攻撃的〟な話し方
A:はい、論破〜!
B:私の言ったこと理解出来ないの?
C:その考えはオカシイ!
今回の記事は
A:はい、論破〜!
についてを語ります。
▼A:はい、論破〜!
ネット上のやりとりを見て違和感を覚えるのが[論破]という言葉です。
私のこれまでの「対面での会話経験」で、[論破]という言葉を使う機会が、ほぼなかったからです。
※現代の子たちは日常的に使うのでしょうか?
「対面での会話経験」
・学校
・会社
・友達
などとの関わり
<対面議論の流れ>
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1:話し合う
↓
2:対立意見が出る
↓
3:意見交換で互いの考えを理解
↓
4:互いの意見の定義のズレ・論点のズレを
把握した上で話し合う。
↓
5:その考えもあるのだと納得・認める
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対面議論の流れ 見ていただけましたか?
対面議論は上のように終わるため、
「はい、論破〜!」
のような[小学生みたいなアオリ]をすることは少ないはずです。
<対面で[論破]が減る理由>
・論点のズレ/定義のズレ 修正
・説明を加えて話し合う
・一方的に結論まで持っていかない
<ネット議論の流れ>
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1:Aが独り言(ツイート・動画など)
↓
2:Bが独り言に対し対立意見、
一方的に持論を出し終わらせる
↓
2a:野次馬がAがBに返事する前に
「Aが論破された!」と騒ぎ立てる。
※ここで一般的に[論破]とみなされがち
↓
3:反対意見に対して、独り言の補足などを行う
定義のズレ・論点のズレを指摘
※ここで[論破]言い出す人も多い
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このように、
・論点のズレ/定義のズレ
・説明不足
・一方的に結論まで持っていく
などネット上の議論は、議論に見えて「議論ではない」と言えます
▼ネット上、特にSNSの議論は正しく伝わらないと諦めてもいいかも
▽ネット上=定義がズレたまま話すことが多い
【SNSなどの特徴】
・意見が入り乱れる
・すべての人が同じタイミングから、話を聞いていない
・勝手に論破という判別を下す第三者が口出しする
これらのことから、「自分の意見が正しく伝わらないのは仕方ない」と割り切ってもいいかもしれません。
<相手じゃなく自分が気をつける>
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自分を防衛するのは難しいのですが、
相手を[困らせないように話す]というのは
あるていど可能だと思ってます。
ネット上の話では[定義力]は防衛策というより、
みなが持つべき考えの一つと考えていいかも。
【あとがき・補足】
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[論破したかどうか]それを会話のゴールにするのはいかがなものかなと思いませんか?
なぜそこまで[論破したかどうか]に重きを置くのか理由を考えました。当人同士だったら自分の考えが間違いだったことに関して、素直に認める割合が高くなると思います。
しかし、
ネットの言い合いとは全世界に発信されている状態
(見ることができる状態・一部の人にしか見れないようにしても拡散される可能性も高い世界)
[言い合いに負けた自分]
というのをさらけ出したくない思いから、
[やられる前に勝手に解釈などして相手を論破]
そんな図式をつくりたがるのだろうと思いました。
<表記ブレ対策用>ロンパ、ろんぱ、ronpa、ronnpa、ネット対リアル、ネットvsリアル、net and real