※今から書く話は、「カンマーの法則」という架空の法則がある世界の話である。この物語の業界内では、そこそこ知られている法則とする。とくに研究などをもとにしたものではないが、私の人生経験上、ある程度の確信を持って書いている。ページ下部「あとがき」でも触れている。
▼"法則"という言葉に弱いプライドさん
【状況】
・ある経営者がコンサルに相談
・その経営者はプライドが高い人
※「自分の失敗を人に見せたくないタイプの人」である。
▽「カンマーの法則」を耳にして
コンサルがある言葉を口に出した…
😀「次のステップは、"カンマーの法則"で 考えると、いい対処方法が導き出せます。」
🤔「ああ…"カンマーの法則"ね。うん、それね。」
※一瞬戸惑いの感じが漏れ出たあと、「うんうん、あれね。」みたいに知ったふうな反応。
↑
コンサルの「カンマーの法則」を含む言葉に対して、経営者の頭の中に🤔「❓(はてな)」が浮かんだ。つまり、「カンマーの法則」を知らなかったのに、知ったかぶりをしたのだ。
▽なぜ、知ったかぶりしたのか
この「
「自分の関わる業界では、有名な用語なのかも…」
「"法則"というくらいだから、効果的なものなのだろう。それを知ってないのがバレたら、恥ずかしい。」
↑
このような考え方である。
プライドの高さが高いほど、落ちいりやすいと言える。プライドによって、起きがちな思考に「知らぬは恥じ」という思考があるためだ。
さらに、「法則」と名前がついているということは、「その法則の名前が、業界内の人たちに 知られている」という印象を受ける。そうなると、普通の言葉よりもさらに、それを知ってない自分という存在が恥ずかしいと感じてしまう人が多い。
▼プライドが高くない人も…
さきほどの話で出した架空の法則「カンマーの法則」などは、一般常識ではないし、その業界にいる経営者も知らない可能性もある言葉である。そういう言葉は「知ってて当たり前の言葉ではない。」と言える。
😅「まあ、そんな考えになるのは、"プライドが高い人だけ"でしょ。」
と思いがちだが、そんなことはない。「プライドが高くなくても、"知らないことを恥じてしまう思考"に、落ち入ることはある」というのが、幼い頃の傾向を見ていれば分かる。
▽プライド高くないのに、なぜ知らないことを恥じるのか。
まず、keywordとなる言葉を並べてみる。
「仲間ハズレ回避精神」
「幼い子の異常なタレント好き」
「新しいものに飛びつく幼い子」
▽未成年の子供のいる家庭を例にする
さきほどのKeywordを頭に入れた上で、下に記す「未成年の娘(ミヨちゃん)がいる家庭の話」を読んでほしい。
😀娘「ねえねえ、お母さん! タレントの〇〇知ってる?」
🙄母「ごめんね。知らないの。(娘の名)ミヨはタレントの名前たくさん知ってるね。」
😀娘「当たり前だよ、友達もみんな詳しいからね。タレント知らないと話についてけないの!」
🙄母(次から次へと、新しいタレントやお笑いコンビやYoutuberのことばかり覚えていて大変じゃないかな・・・・)
もうおわかりだろう。「タレント知らないと話についてけない」というのが、重要な考えになる。小中学生時代の同年代が話題にするもので、もっとも多かったのがタレント系の話だったと記憶している人は多いハズだ。
※ここで言うタレントは、動画媒体(TV・Youtube・ネット上の配信場所)などで、活動名(実名も可)を持ちながら活動・出演する人のことを指す。ジャンルは問わない※お笑い芸人もアイドルも俳優もYoutuberも総じてタレントとする。SPORT選手もそれに当たるものとする。
▽知ってなければ話に入れない
多くの子供は、タレントなどの話を語り合うことが多い。それをするために、新たなタレント話を集めていることもある。
当然、それらタレントを知っていなければ、話に入れないわけだから、学校のトモダチと語り合うためには、「知っているかどうか」が最重要項目であるのが分かる。
そして、話題に入れない自分をこう考える。「仲間ハズレになりそうだ。」と…
▽仲間ハズレ回避精神
「仲間ハズレになりそうだ。」と危機意識を持った幼い子は、どういう行動を取るかは想像にやすし。その行動を起こす精神を【仲間ハズレ回避精神】と名付ける。
【仲間ハズレ回避精神】
・ハブられるのが極端に嫌(仲間はずれが極端に嫌)
・新しいものを知ってなければいけない考え
つまり、「仲間ハズレ回避精神」は、「みんなと常に仲良くしたい!」、「より多くのオトモダチをつくりたい!」という気持ちが大きすぎる子供が強くなると考えられる。
▽知る=ゲームの経験値
幼い子にとって、タレントを知ることで、話題についている能力値が高まるという図式になっている。
これは、ビデオゲームで言うところのLEVEL(レベル)を上げるための経験値というものに似ている。
【経験値 手に入れる】
→
【タレント情報 手に入れる】
→話についていく引き出しが増える
このように、幼い子にとってタレント情報は、自分を武装するものになっている。そして、「武装がない人=弱い」という認識から、「タレント情報を持たない自分=弱く感じる」という認識を持ってしまうと考えられる。
知らないことを恥じるのは、このためだろう。
次回→「難読漢字に当てはめてみよう」未完成
次回よりも先に完成しそうな記事→「難読漢字に当てはめてみよう」up日未定
▼あとがき
この記事は、あくまでも架空の話である。プライドの高い経営者が専門用語に弱いというのは、すべてに当てはまるワケではない。しかし、コンサル術・話術を語るテクニック話・そういった記事の中で、「あえて専門用語・業界用語を使う」「あえて外来語を使う※」という話を聞いたことがある。
そういった話をもとにコンサルの話は書かせてもらった。
※外来語も、日本においては、その業界でばかり使うのであれば業界用語と扱う。
幼い子がタレント好きというのは、自分が幼いときの周囲の環境をもとにした実体験である。また、自分が親戚の甥っ子などとの関わりの中でも、甥っ子のタレント好きな姿は目にしている。
また、Twitterなどの個人の発信を見ていると、やはりタレントに関する話題が全体の8割以上と体感している。そのため、この記事が語ることが正確と断定はしないが、あるていどは共感してくれるだろう。
▼少し気になること
幼い子が異常にタレント情報を好きだったり、追い求めるのは、「好き」の気持ちからの働きだけでなく、「生存本能」での働きの場合もあるのではないだろうか。
子供同士でビジネスの会話したり、学校制度の深い理論をするより、地上波テレビに出てるタレント話とか、ネット上の有名人の話題のほうが、当然共感も得やすいだろうし。
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