※「年寄り」とありますが、これは「非年寄り」にも当てはまることです。タイトルは目を引くため誇張してます。9割は目安で、個人差があります。
▼年寄りがキレやすいワケ
▽「〜すべき」「〜すべきでない」←常識
購読していた読売新聞の読売家庭版の記事【人が怒りを覚えるとき】を過去にメモしていました。日付は不明。
そこには、「怒り」が起こる理由のキーワードがありました。「〜すべき」「〜すべきでない」が怒りに関して関わってくるようです。
「〜すべき」
「〜すべきでない」
というのは、自分の中での判断基準であり、自分の中でつくられた常識です。自分の中と書きましたが、「子育て・学校の教え・伝統を守る」などの「外からの情報」を、そのまま受け入れたことにより、自分の脳内につくられた常識です。
「〜すべき」「〜すべきでない」の考えは、自分にとっての「常識」ということです。もちろん、「自分の中では納得していなくても、"世間的にそうすべき"という認識」ならば、それも自分の脳内につくられた常識です。
その常識は、「自分が信じているもの」であり、それ(常識)が「裏切られる場面」で、人はキレやすいとのことです。
▽9割の怒りは常識から来る
さきほどの、説明であるとおり、常識とは「〜すべき」「〜すべきでない」という考えなので、そこから外れた行いを目の当たりにすると…
😡「Aすべきなのに、Bをしてる悪い奴だ!」
😡「Bすべきでない、Bをしてる悪い奴だ!」
😡「ここではAとなっているのに、なぜBなんだ!」
という怒りがわきます。
▽常識にとらわれてないつもりでも…
「常識にとらわれてるタイプは怒りやすい」というのは、上で記したとおりですが、「自分は常識にとらわれていないと思っている人でも、無意識に常識的な要素で怒っている」という場合があります。
・電車が時間通りに来ない
・電話が通じない
・MailやLineの返信が遅い
などで怒る人は、すべて下のような常識に とらわれています。
・電車が時間通り来るのが常識
・電話が通じるのが常識
・MailやLineの返信は、すぐするのが常識
↑
意外とアナタも常識にとらわれているかもしれません。ちなみに、先ほどの3つは、「現代の生活が便利になり過ぎてる」というのが理由になっているのも、オモシロイところです。
▽なぜ、年寄りがキレやすい?
さきほどから、何度も話していた「常識」がキーワードになります。
【キレる年寄りが生まれる流れ】
・年をとれば取るほど、経験をする
・ものごとの基本的な流れを把握していく
・その中で常識や一般的な流れが頭に埋め込まれる
・その常識が自分の中で、理想像・正解・あるべき姿になる
・その常識から外れたものに不快感を覚える
・その常識から外れたものへの対応ができない
・対応ができずに、頭がパンク
↑
これらのことから、年寄りはキレやすいのです。
(年寄り全員がキレやすいという意味で言ってはない。もちろん、キレる非年寄りも多い。)
▽対応できない→キレる。老害扱いされます。
年寄りの中につくられた常識、そこから外れたものへの対応ができない年寄りの頭がパンクすることで怒り狂うことが多いです。
もちろん、年寄りたちのツラさはわかりますが、常識外のことが起こったり、直面したりしたときに、対応ができなくてもいいから、怒り狂うのだけはやめたほうがいいです。
そこで、怒り狂って「最近の若者は~」などと否定し出した途端に「老害」扱いは確定的です。
否定するのではなく、「私らには難しい」と困ってる姿を見せれば、助けてくれる人もいるでしょうし、同情もしてくれるハズです。
▽「常識外を敵視しない常識」を持っておいたほうが、老後がラク
今までのことを頭に入れ、自分が年配という世代に突入することを考えてみると「常識外を、ひたすら敵視」という思考回路で人生を歩んでいくと、「年配という世代になってからキレやすくなる」と言えるでしょう。
逆に、若いうちから
「常識外のものがでてきても、安易に敵視せずに受け入れる思考」
「常識外で対応ができなくても、全否定せずに助けを求めて解決に向かう思考」
で生きていったほうがいいと思います。その生き方によって、「常識外を敵視しない常識」を得られるからです。
▼怒りを鎮める方法
たしか、「怒りを鎮める方法」も読売家庭版の記事【人が怒りを覚えるとき】に書いてあったと思うのですが、下のような内容だったと思います。
・好きな言葉を思い出す
・身の回りを観察※B
・頭でめんどい計算※C
・怒りを書き留める※D
※B:「この壁こんな模様だったんだ」とか、些細な気付きで良い。
※C:暗算できる人は多いけど、普段は暗算しない人も多いから、単純な暗算でも面倒を感じることができそうだ。
※D:次の「イライラを点数化」で説明。
▽イライラを点数化
読売家庭版の記事【人が怒りを覚えるとき】では、「イラッとした時にイライラを点数化」というものがありました。※0~10点。
10 =絶対に許せない
9〜7=かなり強い
6〜4=平静を保てても、モヤモヤが残る
3〜1=「まあいいか」で流せる
0 =怒りを感じない
↑
この点数化のあとどうするかと記事には書かれてましたがメモし忘れました。ただ、「自分の怒りの記録つけ」するのに役立つのは確実でしょう。それによって、「自分の怒りを客観視して反省・今後の対策」するのに役立てるハズです。
▼オマケ:なぜ、この記事を書いたか
「常識外れに対する怒り」を置き換えることで、別のことを説明できると思ったからです。それは、「誤字・誤用に対する怒り」です。
今回の記事にそれを書くと長くなるので、ここでは書きません。次回の記事のときに、この記事を先に読ませる形で書くつもりです。
▼オマケ:残りの1割って何よ?
・不慮の痛みや苦しみ
※壁に足の指をぶつけたなど
・自分の中に常識としてやるべきと分かってても、今の自分にとっては面倒くさい
※自分の中で、息子・娘・孫の面倒を見るのが常識と思ってても、疲れている状態だと、「なんで、こんな苦労しなきゃいけないの…」と悲しみを含む怒りを覚えるなど。
・業務としてのアイサツ
※業務上のアイサツに対して、同僚ならば「返すのが面倒くさい」と思ってしまったら怒りに転じてしまう。自分が客で店員がする「いらっしゃいませ」が、わざとらしくてイラつくなど。自分でも店員が業務としてしてるというのを常識として分かりつつも、ふとした時にクドく感じてしまうと怒りに転じてしまう。
▼オマケ:ノラネコなつかずキレる人
【先に注意書き】
多くの地域では、家で飼わない限りノラネコにエサやりは禁止されています。気をつけましょう。
Twitter上を見てると、ノラネコにエサやりをしたというTweetを見かけます。その中で、エサやりしていたネコにイラついている人がいました。下は再現Tweetです。
キレ太郎@KireruHito …
うちのベランダに来たノラネコにエサあげてるんだけど、一向になつかなくてイラつくわあ
午後6:19 · 2020年4月15日
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このTweetを見て、私は思いました。
😅「この人、ノラネコにエサあげれば、どんなネコでも すぐに大甘えしてきて、メチャクチャなつくと思い込んでる。そんな常識ないのに…」
この人は、「猫に対する先入観・思い込み・理想像」を持ち、それ以外を想定していなかったり、夢見がちだったりするため、イラつきが起こっていそうです。
また、こういう人は「不足の事態で常人よりも困惑しやすいタイプ」と言えるでしょう。これに関しては、私も人のことは言えないかもしれませんが、怒り狂う正当な理由にはなりませんし、仮にイラつきが起こっても人に当たるなどはしません。
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