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【辞書データ】性癖 せいへき

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【性の字が、Sexに関わるコトバ】

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せい‐あい【性愛】
性本能に基づく愛欲。
せい‐かん【性感】
刺激によって起こる性的興奮。性的感覚。
せい‐かんせんしょう【性感染症
⇒性行為感染症
せいかん‐たい【性感帯】
刺激によって性欲や性感などが誘発される身体部分。性器・乳房など。
せい‐き【性器】
生殖器官。生殖器
せいき‐すうはい【性器崇拝】
生殖器崇拝

デジタル大辞泉「せいしょくきすうはい【生殖器崇拝】」
生殖器によって象徴される生産力・豊饒ほうじょう力に対する信仰。性器崇拝。

 


せいき‐せっぷん【性器接吻】
⇒オーラルセックス
せい‐きょういく【性教育
性に関する科学的知識や社会常識を学び、社会的人格の完成を目ざす教育。
せい‐ぐ【性具】
性行為の際に補助的に用いる器具。

せい‐けってい【性決定】
雌雄異体の生物で、性染色体の組み合わせにより個体の雌雄が決まること。
せい‐こう【性交】
[名](スル)性的まじわり。肉体のまじわり。交合。交接。

せい‐こうい【性行為】
性的な満足感を得るためのまじわり。
せいこうい‐かんせんしょう【性行為感染症
性行為によって感染する病気の総称。梅毒・淋病(りんびょう)などの性病やエイズ・性器ヘルペス症・クラミジア感染症・膣(ちつ)トリコモナス症・膣カンジダ症・ケジラミ症など。性感染症。STD(sexu...
せい‐こうしょう【性交渉】
性的な交渉。肉体のまじわり。性交。「―をもつ」

 


しょう‐こつ〔シヤウ‐〕【性骨】 の解説
もって生まれた資質。特に、技芸・運動の素質。また、個性。

「口伝の上に―を加へて心を入るること」〈徒然・二一九〉


せい‐さ【性差】
男女の性別による違い。生物学的な違いだけでなく、職業適性や価値志向の違いなどの社会的・心理的差異をもいう。→セックス1 →ジェンダー2
せい‐さいぼう【性細胞】
有性生殖における生殖細胞
せいさ‐いりょう【性差医療
成人男性を基準にして考えられてきた従来の医療に対し、男女の器質的・生理的・社会的な差異を考慮した医療。同じ病気でも症状が違うことがあり、治療法も異なってくる。1990年代に米国で導入され始めた。...
せい‐さべつ【性差別】
性別に起因する社会的・文化的な差別や排除・制限。→ジェンダーフリー

せい‐せん【性腺】
「生殖腺」に同じ。
せい‐ぜん【性善】
人間の生まれつきの性質は善であるということ。
せいせんしげき‐ホルモン【性腺刺激ホルモン】
⇒生殖腺(せいしょくせん)刺激(しげき)ホルモン
せい‐せんしょくたい【性染色体】
性の決定に関与する染色体。雌雄では形や数が異なり、人間などでみられる雌が同型で雄が異型のものをもつ場合をXY型とよび、雌が異型で雄が同型の場合をZW型とよぶ。→常染色体
せい‐せんたく【性選択】
⇒性淘汰
せい‐そう【性巣】
⇒生殖巣


せい‐ちょう【性徴】 の解説
動物の雌雄を判別する基準となる形態上の特徴。ふつう、生殖腺および生殖器官の差異を第一次性徴、それ以外の体の大小、鶏のとさか、ライオンのたてがみなどの差異を第二次性徴という。さらに、雌雄が示す行動や心理などの差異として第三次性徴を加える場合がある。性形質。

せい‐けいしつ【性形質】
⇒性徴(せいちょう)

せいてき‐どうい【性的同意】
性行為の際に、それを積極的に望んでいるかを互いに確認し合うこと。行為そのもののほか、避妊・感染症予防の方法などについての同意も含む。
せいてき‐とうさく【性的倒錯】
性欲が質的に異常な状態。性対象が自己・小児・近親などであるものと、性目標が露出・窃視(せっし)(のぞき見)やマゾヒズムのような疼痛(とうつう)などであるものとに分けられる。異常性欲。性倒錯。パラ...


せいてき‐どれい【性的奴隷】⇒性奴隷

せい‐どれい【性奴隷】 の解説
他人の支配下で、自由を制限され、性的奉仕を強要される人。性的奴隷。セックススレーブ。

せいてき‐ぼうりょく【性的暴力】


せいてき‐ぼうりょく【性的暴力】
暴力・脅迫などによる性行為や猥褻(わいせつ)行為。強姦や強制猥褻などのほか、DV(ドメスティックバイオレンス)では、避妊に協力しないことや中絶を強要するなどの行為も含まれる。性暴力。
せいてき‐マイノリティー【性的マイノリティー
同性愛者・両性愛者・性同一性障害者などのこと。性的少数者セクシュアルマイノリティー。
せいてき‐モザイク【性的モザイク】
⇒雌雄モザイク
せいてき‐やくわり【性的役割】
ジェンダーロール
せいてきよっきゅう‐ていかしょうがい【性的欲求低下障害】
性行為に対する興味や欲求が欠如・不足し、著しい苦痛を感じたり人間関係に支障を来したりする状態。性機能障害の一つ。HSDD(Hypoactive Sexual Desire Disorder)。 ...
せい‐てん【性典】
性について書かれている書物。
せい‐たいけん【性体験】
性交などの、性に関する体験。
せい‐ちょう【性徴】
動物の雌雄を判別する基準となる形態上の特徴。ふつう、生殖腺および生殖器官の差異を第一次性徴、それ以外の体の大小、鶏のとさか、ライオンのたてがみなどの差異を第二次性徴という。さらに、雌雄が示す行動...
せい‐てき【性的】
[形動]男女の性に関するさま。また、性欲に関するさま。「―な魅力」
せいてき‐かっとう【性的葛藤】
⇒性的対立
せいてき‐ぎゃくたい【性的虐待
性的暴力を含む虐待。力関係の上位にある者が、下位の者に暴力・脅迫を加えて性行為などをおこなうこと。特に、保護者となる大人が児童に対しておこなうものをいう。→児童虐待
せいてき‐きょうそう【性的競争】
⇒繁殖干渉
せいてき‐きょうはくしょう【性的強迫症
⇒性依存症
せいてき‐しこう【性的指向
その人の恋愛感情や性的関心が、どの性別を対象にしているかということ。異性愛・同性愛・両性愛などがある。性指向。

せい‐しこう【性指向】
性的指向
せい‐しこう【性嗜好】
性的な行動の対象や目的に関する好みの傾向。性的嗜好
せいしこう‐しょうがい【性嗜好障害】
性的な対象や行動が、一般に正常とされる範囲から逸脱している状態。性的な空想や衝動を抑えることができず、そのことで本人に著しい苦痛や困難が生じ、他人に害をおよぼすおそれがあるものをいう。窃視障害・...

せい‐じにん【性自認
自分の性別をどのように認識しているかということ。肉体の性別とは必ずしも一致しない。ジェンダーアイデンティティー。
せい‐しゅうき【性周期】
発情周期と月経周期とを総合した周期。

せい‐せいかつ【性生活】
生活の中で、性にかかわる方面。

 



せいてき‐にけい【性的二型/性的二形】
生物で、性別による生殖器以外の違い。体の大きさ・色彩・運動器官の有無などを指す。トドの体の大きさ、インドクジャクの尾羽、シャクガやミノガの翅(はね)などに顕著にみられる。

▼性癖と似たようなコトバ

 

デジタル大辞泉「しゅうへき【習癖】」

習慣となっているくせ。身についた、よくないくせ。「夜ふかしの習癖がある」

 

精選版 日本国語大辞典「性癖」の解説

せい‐へき【性癖】


〘名〙 生まれつきの性質。また、性質上のかたより。くせ。
※蕉堅藁(1403)古河襍言五首「嬾拙慚吾成二性癖一、休居幸免時疑」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一「女子が綺羅を飾るの性癖を以て」 〔蒙斉筆談〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉「性癖」の解説

せい‐へき【性癖】

性質上のかたより。くせ。「大言壮語する性癖がある」
[補説]「性」を性1でなく性2ととらえ、性嗜好などの意で用いることがある。

出典:デジタル大辞泉小学館
意味
例文

 

▼Sexのみならずの「性」コトバ

 

▽Sexのみならずの「性」コトバ。日常語。

せい‐しつ【性質】
1 もって生まれた気質。ひととなり。たち。「温厚な―」 2 その事物に本来そなわっている特徴。「燃えやすい―」「すぐに解決がつくという―の問題ではない」 [用法]性質・性格――「熱しやすく冷めや...

せい‐じょう【性状】
物の性質と状態。また、人の性格と行状。「変わった―の持ち主」
せい‐じょう【性情】
1 人間の性質と心情。こころ。 2 生まれつきの性質。「明るい―の人」

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しょうこり【性懲り】=「しょうこりもなく」の「しょうこり」部分。
心の底から懲りること。懲り懲りすること。
※性懲りもない=同じ過ちを繰り返しても、一向に改めない。
しょうこん【性根】=一つのことを最後までなしとげる気力。根気。根性。「―が尽きる」


せいぜん‐せつ【性善説
人間にはもともと善の端緒がそなわっており、それを発展させれば徳性にまで達することができるとする説。孟子が唱えた。⇔性悪説


【性】イロゴト・男女の差を表すための言葉でないもの

性に合う(しょうにあう)=好み・特性(得意なことなど)に合う
性根(しょうね)=根本の心持ち・根性(こんじょう)など
しょうねん‐ば【正念場/性念場】=辞書の説明以外にも用法がり「成功のために力を出すべき場・耐えるべき場・真価を表すべき場面」などで使われている。
しょうぶん【性分】=生まれつきの性質。天性。たち。

 

▽Sexのみならずの「性」コトバ。非日常語。


しょうあい【性合い】「性質を表す名詞・相性のよいこと」などの意味

しょうかい【性戒】=仏語。在家・出家を問わず、行為それ自身が本質的に罪悪であるとして禁じた戒律。

しょうこつ【性骨】
もって生まれた資質。特に、技芸・運動の素質。また、個性。「口伝の上に―を加へて心を入るること」〈徒然・二一九〉

しょうらい・せいらい【性来】
しょうらかし・い【性らかしい】=室町時代の語で「取り立てていうだけの価値がある。素性正しい。りっぱである。」の意味

せい‐きゅう【性急】
[名・形動] 1 気が短くせっかちなこと。また、そのさま。「―な結論を避ける」 2 物事の進みかたが急であること。また、そのさま。「―な解決を要する問題」
せい‐こう【性向】
人の性質の傾向。「目立ちたがる―がある」
せい‐こう【性行】
人の性質とふだんのおこない。「―不良」

せいそう‐がく【性相学】
手相・骨相・人相など人の外見上に現れている特徴から判断して、その人の性質や運命などを知ろうとする学問。

せい‐せつ【性説】
中国における、人間の本性に関する説。孟子性善説荀子性悪説など。