ご飯論法とは
【ご飯論法とは】
・答えたくない質問に対しての論法
・広義に捉えられる言葉・質問を故意に狭義に捉える
・質問・追及をかわしのための論点ずらし
<ご飯論法の例>
主に国会質疑で政権側が野党の追及をかわすために論点をずらしたり、ごまかそうとするのを揶揄する表現として使われた。
[ご飯を食べる]という言葉を日常で使う場合の普通の捉え方としては[食事する機会を取ること]として捉える。
その[ご飯を食べる]という言葉の捉え方を[炊飯した白米を口に入れて食べる]という捉え方のみに限定する。
【ご飯論法について、普通と比較】
Aさんは朝[パンとサラダ]を食べた。
Bさんに質問される。
B「今日の朝、ご飯食べましたか?」
という質問に対してAさんは
・普通の答え方
A「はい食べました。」
食事をとった、[食べたものはパンとサラダ]
・ごまかし(ご飯論法)
A「いいえ。」
食事をとったが、[白米は食べてない]から[ご飯を食べてないことにして答える。]
※ご飯を[炊飯した白米]と限定した答え方
【”ご飯論法”は悪なのか?】
私の意見を述べる前に、ご飯論法を例える。
ご飯論法=コンピューター?
違います。似ているけど違う。
コンピューター・プログラミングの特徴
・明確な指示をしないと、人が期待した動きをしない。
・コンピューターは基本的にミス・抜けを補ってくれない。
・人間が正確な指示をすれば、勝手な解釈をしない
↑
この特徴でご飯論法とコンピューターが近いと分かる人はわかるはず、しかし同じではない。
コンピューターは基本プログラミング上では勝手な解釈をしないが、
人が行う[ご飯論法]は勝手な解釈や言葉の抜けを補う姿を見せつつ、都合のいいときだけ[言葉の抜けを補うことをしない]というのがご飯論法といえる。
つまり、ごまかす側の[ご飯論法 使い手]のさじ加減ということ。
ご飯論法はごまかしを目的とするので悪
大事な質疑応答の場合、[狭義な捉え方]は必ずしもアクではない。ただし、質問者の意図がわかっておきながら[狭義な捉え方]でごまかすのはアクだろう。
狭義な捉え方自体はアクと決めつけてはいけない
質問者は[狭義な捉え方]をされたと察知したら、追求を徹底すれば[むしろ正確な答えが得られる]と考えたらいいのではないだろうか。
また、[狭義な捉え方に対抗できる人]。
つまり[具体性があり・対象を絞り込んだ話し方ができる人]が評価される世の中になるとしたら、それは論理的に話す力のある人を増やす環境といえる。
【ご飯論法 意味】
引用:知恵蔵mini(C)Asahi Shimbun Publications Inc(引用日時:20200212)
たとえば、「朝ご飯は食べたか」という質問の「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ、「ご飯(米)は食べていない(が、パンは食べたかもしれない)」と答えるといった具合〜(2018-12-6)