用語:表記・マウンター・2子音和語・音属性・IKO・母音調整・真語幹
(私家版)2子音和語辞典【KM音(KH音)】
<KaM(KaH)>
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かま-釜-KaMa-km
かま-鎌-KaMa-km
かまふ(かまう)-構ふ-KaMaHu-kmh
かまへ(かまえ)-構え-KaMaHe-kmh
かみ-神-KaMi-km
かみ-髪-KaMi-km
かみ-上-KaMi-km
かみなり-雷-KaMiNaRi-kmnr
かむ-噛む-KaMu-km
かめ-亀-KaMe-km:(旧)龜・かめ・カメ
かめ-瓶-KaMe-km
かも-鴨-KaMo-km
かもす-醸す-KaMoSu-kms、醸す・釀す・酎す:噛m + [動詞化の”s”]=噛むことでどうこうする、古くは酒を醸造するために米を口の中で噛み潰して瓶にたくわえて発酵させた
かは(かわ)-皮-KaHa-kh、革
かは(かわ)-川-KaHa-kh、川
かばふ(かばう)-庇ふ(庇う)-KaBaHu-kbh(khh)
かはり(かわり)-代はり(代わり)-KaHaRi-khr(kmr)
かび-黴-KaBi-kb(kh/km)、カビ・(内)黴
かふ(かう)-買ふ(買う)-KaHu-KH
かふ(かう)-飼ふ(飼う)-KaHu-kh
かぶ-株-KaBu-kb(kh/km)
かふ(かう)-交ふ(交う)-KaHu-kh
かぶせ かぶせ-被せ-KaBuSe-kbs(kms/khs)
かぶと かぶと-兜-KaBuTo-kbt(kmt/kht)、(外)冑・(外)兜・(外)甲・カブト
かぶり-被り-KaBuRi-kbr(khr/kmr)
かべ-壁-KaBe-kb(kh/km)
かんむり =冠・kannmuri 語源:噛むり(かむり)>かんむり、頭をフィットする様子がかぶりものが噛む用に見えるbyme、他にも「被る(こうむる)」の連用形・体言化の「こうむり」>「かんむり」の変化byme mkn #km# khm @ @ @
<KiM(KiH)>
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きば きば-牙-KiBa-kb(kh/km) :き-牙 + は-歯
ぎは(ぎわ)-際-GiHa-gh
きは(きわ)-際-KiHa-kh
きはだつ(きわだつ)-際立つ-KiHaDaTu-khdt
きはまる(きわまる)-極まる-KiHaMaRu-khmr
きばむ-黄ばむ-KiBaMu-kbm(khm/kmm):
きはめる(きわめる)-極める-KiHaeRu-khmr
きはみ(きわみ)-極み-KiHaMi-khm
きびしき(きびしい)-厳しき-KiBiSiKi
きめる-極める-KiMeRu-kmr 噛む-km + [可能・受け身・状態の”e”] + [動詞化の”r”]
きめる-決める-KiMeRu-kmr 押さえつける意味の[極め-kime]→決め-kime
きも-肝-KiMo-km
きもち-気持ち-KiMoTi-kmt
<KuM(KuH)>
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くは(くわ)-桑-KuHa-kh(km)
くばる-配る-KuBaRu-kbr(kmr)
くひ(くい)-杭ひ-KuHi-kh(km)
くび-首-KuBi-kb(km)
くふ(くう)-食ふ・喰ふ(食う・喰う)
くぼみ-窪み-KuBoMi-kbm、凹み
くま-熊-KuMa-km
くま-隈-KuMa-km:目の隈
くまなく-隈なく-KuMaNaKu-km
くみ-組-KuMi-km:@
くむ-組む-KuMu-km:@
くむ-汲む-KuMu(kh):
くも-雲-KuMo-km
くも-クモ-KuMo-km、蜘蛛:雲のように空中に巣を張ることことからbyme
くもり-曇り-KuMoRi-kmr、曇り・曇・雲り・雲り:雲
くもる-曇 るり-KuMoRu-kmr:雲
くわへ(くわえ)-加へ-KuWaHe-kwh(khh):c
くわへ(くわえ)-咥へ-KuWaHe-kwh(khh):c@
<KeM(KeH)>
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けむり けむり-煙-KeMuRi-kmr mkn #km# #kh# @ @ @
けもの けもの-獣-KeMoNo-kmn mkn #km# #kh# @
けはしき(けわしい)-険しき-KeHaSiKi-khsk 怖い-kowaiの語幹子音kw
<KoM(KoH)>
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こばむ こばむ-拒む-KoBaMu-kbm(khm)
こび-媚び-KoBi-kb、媚
こびりつく-こびり付く-KoBiRiTuKu-kbrtk、
こひねがう(こいねがう)-希ふ(希う)-KoHiNeGaHu-khngh:乞い願う
こふ(こう)-請ふ(請う)-KoHi-kh、(内)乞ふ:声-KoWeと同じ語源と考えられる。
こふ(こう)-乞ふ(乞う)-KoHu-kh
こぶ-瘤-KoBu-kb(km/kh)
こぶい-こぶい-KoBuAi-kba(kma/kha):[形]《近世上方語》欲深い。物惜しみがひどい。
こぶし-拳-KoBuSi-kbs(kms/khs)
こぼれる-溢れる-KoBoReRu-kbrr(kmrr)、零れる こもれる
こま-駒・細-KoMa:@
こまき(こまい)-(内)細い-KoMaKi-kmk
こまかき(こまかい)-細かき(細かい)-KoMaKaKi-kmkk
こまる-困る-KoMaRu-kmr:混む+ある(自動詞化)
ごみ-ゴミ-GoMi-gm
こむ-込む-KoMu:@
こむら-腓-KoMuRa-kmr:膨らむところ=こぶ=こむら、すねの後ろ側の柔らかい部分
こめ-米-KoMe:@
こもる-籠もる-KoMoRu-kmr、篭もる・籠る・篭る・隠る
こわき(こわい)-怖き(怖い)-KoWaKi-kwk(khk)、恐い
こわす-壊す-KoWaSu-kws(khs)
こわばる-強張る-KoWaBaRu
こゑ-声-KoWe-kw(kh):
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【あとがき・補足】
<和語[か]の意味は[上]>
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KM音の言葉のいくつかを抜き出す、
すると、共通点のある語がある。
神・上・雷・顔・勝つ
この4つの言葉、共通点は「上」
※神:上空・さらに上に位置
※顔:体の上部に位置する
※勝つ:上のモノが強い=勝者
<か=上、←なぜか?>
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[か]音に”上”意味の言葉がある理由
おそらくですが、上を見上げたときに自然に出る音を発するうちに、古代の日本列島の人々は意味として他の語に派生させて和語を進化させたのではないでしょうか?
試しにやってみてください。
脱力して上を見上げると
[くぁ or か]みたいな音が出ます。
<同じ語源 [隈・雲・曇り・煙]>
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<[隈・雲・曇り・煙]共通点>
・物陰、つまり暗い
・物陰のようにはっきり見えない
・黒ずむ
【”隈”の意味 (例:目の隈) 】
A:もののすみ、入り込んだ場所、B:ものかげになった所、C:濃い色と薄い色とが接する所、D:(BC転じて)疲れて目のまわりが黒ずんだもの・シワになった所。
<以下、和語辞典に入れないもの>
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Q:紙は?
A:漢語由来、紙の前段階の書写材料であった木簡(もくかん)竹簡(ちくかん)の「簡」の音が転化したとされる説が有
Q:姓-KaBaNeは?
A:非和語由来が有力説らしいので
和語辞典おさめ見送りました。
・あがめな(崇名)
・かばね(骨)
・(古代朝鮮語)骨-kyo"ro"i(族の意味)
が語源候補らしいです。
Q:「キモい」は?
A:「気持ち悪い」の略なので入れてません。
▼「ヘイトを買う」「割を食う」は、「得る・受ける」のKH音
「かふ(かう)-買ふ(買う)」
「くふ(くう)-食ふ・喰ふ(食う・喰う)」
↑
これはともに、何かを「得る・受ける」という意味で、その何かが良いものか悪いものかは問わない。
これらは似たような使い方をされている。
・「(Hate)ヘイトを買う」
・「割を食う」
【(Hate)ヘイトを買う】
「憎まれ口を受ける」「恨みを買う(受ける)」「妬みを買う(受ける)」などの意味合いで用いられています。
【「割を食う」】
割の合わなかった部分を得ることからだろうか、「損な結果を得る」「損する」などの用法がなされます。
これらを見ても分かるように、同じKH音で「得る・受ける」の意味が共通している言葉もあります。
出典:デジタル大辞泉「ヘイト【hate】」
憎むこと。反感を抱くこと。憎悪。「ヘイトスピーチ」
kw:
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